☆春は太陽とラジオ☆

 のハンドルネームの「春は太陽」は、 実はラジオ番組の投稿の時に使っていたペンネームなんです。私はそんなに面白い事を書ける方では ありませんから「ハガキ職人」と言うにはおこがましい感じですけど、何度か電波に乗せて頂きました。

 ジオとの付き合いは長くて、私が小学生で、 まだ親と川の字で寝ていた頃から。
 私の父親は、夜寝入る時と朝起きる時、必ずタイマーでラジオをかける人で、私も小学校中学年頃から 父親と同じ位の時間に床に入り、朝も同じ時間に起床していたので、私もラジオを聞きながら寝起きする のが習慣になってしまいました。父親はTBS愛聴者なので、朝はきまって『エノさんのおはようさん』
 母親と私で出かけるときは、どこへ行くにも車。出かけるといっても、主な行き先は夕方の買い物。 母親が当時乗っていた車にはまだラジオしかついてなかったこともあって、やはり車内では決まってTBSラジオ。 そんな訳で、「小沢昭一の小沢昭一的ココロ」なのだ〜。
 小学校高学年頃から、自分の部屋を与えられて一人で寝るようになって、深夜にはドラマ仕立ての怪談を流す 「ミステリー・ゾーン」という帯番組があり、夜更かししてはこっそり聴いていました。
 中学生の頃になると、当時好きだった西村知美さんの『今夜もパジャマ気分で』(文化放送)から始まり、 王道『三宅裕司のヤングパラダイス』(ニッポン放送)へシフトし、『オールナイトニッポン』(以下ANN) にたどり着く。当時は月曜の大槻ケンヂ、火曜のとんねるず、木曜のビートたけしを良く聴いた。 ちなみに水曜と土曜はお気に入りのコサキン(小堺一機&関根勤・TBS)でした。
 高校に入って、『キッチュ(松尾貴史)の夜マゲドンの奇蹟』(文化放送)、『岸谷五朗の東京RADIOクラブ』 (TBS)、『伊集院光のOH!デカナイト(ニッポン放送)の3局平行聴き& ANNというラジオ漬けの毎日。その頃は火曜の電気GROOVE、木曜の古田新太、金曜のウッチャンナンチャンがお気に入り。 その後の福山雅治、石川よしひろなんかも良かったかな。水曜は相変わらずコサキン
 93年、相変わらずの高い支持率を誇るANNに対抗すべく、TBSの深夜も『スーパーギャング』から 『パック・イン・ミュージック21』にリニューアル。ちょうど大槻ケンヂのANNが終わり、さくらももこがいまいち 振るわなかった月曜深夜をちはるとバカルディ(現さまあ〜ず)のパックがカヴァー、火曜はこの当時人気絶頂だった 大事マンブラザーズバンドの立川俊之氏、当然水曜はコサキンなので、このときTBSはだいぶニッポン放送からリスナーを 奪ったんじゃないかな、と個人的に思う。
 そしてこの頃、私は衝撃的出会いをする。それが宮川賢氏。
 宮川氏の『誰なんだ!お前は』はラジオ史に残るハチャメチャな番組だった。あまりに奇抜で、上手く言い表せないのだが、 最高だった。
 当時(92年頃)、土曜の深夜(というよりは日曜の早朝)のTBSは、短い時間の番組に、これから名の売れそうなミュージシャンや 俳優などをパーソナリティに据え、それを何本もならべて『余談タイムス』として放送していた。これをメインパーソナリティを 据えての生ワイド番組(酒見由梨の『もぎたてラジオ缶』)としてリニューアルし、その番組の中の番組として宮川賢氏の 「誰おま」は始まった。まだ劇団ビタミン大使ABC ももちろん有名ではなく、当然宮川氏のことを誰も知らない。だから本人も「誰なんだ!お前は」という番組名にしたのでしょう。 歌はかけない、はがき読まない、ゲスト呼ばない、コーナーやらないというコンセプトのもと、フリートークだけで30分 くらいの番組は進んでいく。文化部所属だった私は日曜日は朝寝してても大丈夫だったから、土曜の夜はよく半徹夜みたいなことを していたが、そんな中でたまたま彼の放送に出会ってしまった、しかも第1回から。最初の頃どんな放送だったのかなんてもう覚えて ないですが、コーナーがないのでハガキの送りようもなかったでしょうし、ハガキ読まないのがコンセプトな訳で、しかも誰も宮川氏の ことも知らなかったのでしょうから、本当に投稿がなかった。あまりにもハガキが来ないので、 確か「千円やるからハガキを送れ」と呼びかけて、それでも2〜3通しか来なかった。ところが、私みたいにこっそり聞いてた リスナーは結構多かったようで、なんと半年後には上述の『パック―』の火曜2部に昇格!でも、かなりやりすぎな番組だったなあ・・・。 文章に起こすのもはばかってしまう様なバカさ加減で、よく問題にならなかったと思うが、ある意味ラジオの可能性に挑戦した番組だった かな。たとえばその一端を挙げれば、ある回では1時間の放送を30分の録音で済ませるため、30分収録したテープを2分の1の速度で 放送して1時間番組にする、という試みをしたら、それがすごい面白かったらしく、その後の放送より1コーナーになったとかね。
 しかし、のめり込んで聞いている番組の終わった時のヘコミ様ったらありません。 プライムタイムの番組然り、ANNやパックイン然り、次々とお気に入りが終了し、ちょうど高校を卒業する頃に、ホント 立て続けに聞く番組を失ったなあ。まあ幸か不幸か大学に進学した頃で、ラジオを聞く時間もなくなって、 割とすんなりラジオ離れ出来た感じではありましたが。
 仕事を始めてさすがに深夜放送を聴くことも少なくなりましたが、最近でもたまに聴いている番組があります。 毎週水曜深夜の『コサキンDEワア〜おぅ』で関根・小堺両氏の声を聞くと、なんかホッとしますね。 あとは月曜深夜の伊集院光氏『深夜の馬鹿力』。あの知識、あのセンス、あの喋り、私にとっての カリスマですね。さらに忘れちゃいけない宮川賢氏。深夜・早朝からプライムタイムへ、そして19時台を経て ついに昼間で制覇!毎週土曜夕方の『サタデー大人天国 宮川賢のパカパカ行進曲!!』は、昔ほどの無茶はなくなったものの、 相変わらずの面白トークで、先日なんか親父が「土曜の昼過ぎにやってる宮川ってのが面白いんだよ」と言ってました。 宮川氏が昼の番組をやる年齢になったのか、昼番組の型を破ったのか・・・。

 今の若者はどんなラジオ番組を聴いているのかなあ?テレビとラジオはちょっと趣が違うと思います。 私はテレビもラジオも好きですが、テレビ全盛の時代でもラジオは不滅でしょう。頑張れ!ラジオ!!

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