山形まで、ドライヴしてきました(笑)

 99年3月4〜8日、
 山形県米沢市の友達の所へ遊びに行ってきました。
 目的は「スキー・温泉・米沢牛」。

 高校時代からの親友である Kai君 が、98年4月から2年間、山形大学の大学院に通っていたのだが、 彼が修了してしまうまでに一度山形に遊びに行こうと企んでいた。
 98年の夏に行く計画もあったのだが、お互いの都合がつかなかったこともあったので、 「スキーもしたいし、やっぱり冬だね」なんて具合になって、忙しいKai君に多少時間の余裕が 出来る3月にややずれ込むカタチとなったのだが、この冬は大雪続きだったそうで、Kai君も 何度もスリップしかけたとか。そんなかんじで、根っからの関東人の私にとって、 シーズンをやや外したこの時期のほうが、車で行くにはベストだったかもしれない。
 3月3日(水) 前日までに、溜まっていた通信のレポートを片付 ける。今回は、着替えだけあれば何とかなる旅なので、準備と言えば取り敢えず昼間のうちに スキー板のワックスがけだけしておく。いざ米沢へ!
 大学時代の友達からランチの誘いがあり、昼間は近所をぶらつく。すると夜は夜で中学時代の 友達から「飲みに行こう」と誘われる。普段千葉に居る奴なので、せっかくだからドライバーを するという事で、ノンアルコールで付き合う事にした。
 なーんて事をやってるうちに帰宅したら23時。それから着替えをバッグに押し込んで、 ドライヴに備えて仮眠を取ろうとするが、毎日の生活が夜型になっていた事もあって全然寝つけない。
 3月4日(木) 結局1時間眠れただろうか?朝を待っていられなくなって、 深夜2時に出発。Kai君は自宅と下宿の往復に、主に下道を使っている。 「国道4号を真っ直ぐ走っていれば、福島市まで抜けられる」という事で、 私も高速を使わずにのんびりと長距離ドライヴを楽しむ事にした。
 まず熊谷まで出てR17で群馬方面へ向かい、R4に合流したら茨城・栃木 ・福島を通り抜ける。福島市からR13に入り、栗子峠を越えればもう山形。
 基本的に運転する事を苦にしない私だが、流石に長いので、大体1時間毎に休憩を 取った。運転中は適度な緊張があるとはいえ、いつ睡魔が襲ってくるか分からないし、 1人だと口が淋しいので、缶コーヒーを飲みながらの運転だったのだが、1時間1〜 2本ペースで飲んでいるものだから、大体1時間毎にトイレに行きたくなる。 それを休憩のタイミングにしながら走る。で、当たり前のようにあちこちにコンビニが ある事に大変有り難さを感じました。
 で、結局米沢大学の近くまで来たら朝10時近くなっていた。早速Kaiに連絡 してみるものの、どうやら研究室に居るらしく捕まりません。また、運悪く私 の携帯も電池切れ。土地勘もなく、流石に疲れた私、待ち合わせ場所は大学の近所の コンビニであることを留守電に録音し、その駐車場で仮眠。ところが、暫くしたら 店員さんに起こされた。「(ヤバ!怒られる!!)」なんて思っていたら、 「今日は区分け線(車を置くスペースを示す白線)を引き直す工事の人が入るんです。 裏の駐車場に移動して下さい」とのこと。こちらが迷惑を掛けているのになんて お優しい言葉。
 なーんてやってるうちにKaiがやって来ました。取り敢えず2人で、そのコンビニの 隣りにあるブルーノートという喫茶店で昼食。名前からして、マスターは ジャズが好きそう。雰囲気も落ち着いていて、イイカンジでしたね。
 その後、今日の所は彼も研究室でやらなければならないことがあるというので、 彼は大学に戻り、私は彼の部屋で寝かせてもらう事にしました。
 夜、R121で喜多方まで抜けて、本場の喜多方ラーメンを食べてみる。 普通に美味い。
上杉城跡・上杉神社
上杉城

 3月5日(金) スキーをする。本当なら、せっかくなので蔵王に 行きたかったのだが、米沢からでも蔵王は結構遠いので、横着して車で15分 ほどで行ける米沢スキー場へ。ところが、途中から雨が降ってきて、 あまりスキーを楽しめる状況とは言えなくなったので、早めに上がってスパ施 設(名前は忘れてしまった。確か南陽市の方)へ。そして、米沢に帰ってきて その近くでは有名な米沢牛の店(やっぱり名前わからない)ですき焼き を食べる。凄く美味かったが、「美味いすき焼きを食べた」って感じで、他の肉と 違ったのかは良く分からなかった。せっかくだからステーキを食べれば良かったと やや後悔の念も有るが、それは次の課題という事で、これで 一気に3つの目的をクリア。
 3月6日(土) 雨はあがったものの、風が強かった。とても外に 出られる感じではなかったので、部屋でPS版「人生ゲーム」をして過ごす。 わざわざ米沢まで来てする事でもないが、Kaiにしてみれば、米沢が生活の場な 訳で、「普段1人だが、今日はゲームの相手が居る」なんて考えれば、全く悪く はない。昼は山形大の目の前にある食堂で米沢ラーメンなる、喜多方の流れ を汲んだ縮れ麺のラーメンを頂く。夜は牛丼。米沢牛で作っているならまだしも、 なんとすき家。いや、僕はすき家の 牛丼が大好き!でもこれこそわざわざ山形まで来て食うものではない感じがする。 が、この頃暫く牛丼屋に行ってなかったので、それはそれで新鮮だった。
 3月7日(日) せっかく東北に来たのだ、しかも冬。やはり温泉 に入りたい。そこで、福島市の飯坂温泉に行ってみる。飯坂には、7つの公衆 浴場があり、そのうち5つは主に地元の人に限っての使用となっていた。 そんな事全く知らず、あちこちに小さな温泉施設があるのに、どこも入りづらい 雰囲気だったので、「一体どうなっているんだ!我々のは入れる風呂はないのか?」 と、観光協会で尋ねてみると、「鯖湖湯」を勧めてくれた。
 入浴料はわずか100円。中は、そこそこの広さの風呂があるだけ。脱衣場 と浴室を区切る壁すらなかった。当然、石鹸などは置いてない。でも、その雰囲気が実に面白く、 新鮮だった。
飯坂温泉郷・鯖湖湯
  ↑雪も舞って寒かっただけに、
 いい風呂頂きました。
 3月8日(月) なんだかんだでもう帰り。朝9時に米沢を出発。 行きは夜中でしたが帰りは昼間。車の流れもゆっくりなので、私も景色を眺め つつのんびり走らせます。途中、休憩を兼ねて安達太良にある「智恵子の里」 (あの高村光太郎『智恵子抄』の智恵子)というドライブインに寄る。なにか縁 のあるものが見られるかと思ったが、結局トイレを借りるだけに終わった。
 また、白河に大学時代の友達が居るのだが、仕事で家に居ないのを承知で「近くまで来た よー」と留守電に入れておいた。案の定、夜になって「暇人が何しに来た!(笑)」 って電話が来た。
 取り敢えず、山形では米沢牛、福島では喜多方ラーメンを食べたので、帰り 道、栃木でなにか美味しいものを食べて帰ろうと思って走っていたら、結局宇 都宮に着いたのが14時。宇都宮は「餃子の生産・消費日本一」だと聞いてい たので、取り敢えず餃子を食べようと思ったのだが、どこが美味しい店なのか は分からないので、目に付いた国道沿いの中華料理屋さんに飛び込んでみた。まあ普通の お店なんで、庶民的な味でしたが、焼き立ての餃子と味噌ラーメンは実に美味かった。
♪餃子の美味しい〜
 途中、せっかく茨城を通るのだから利根コカ・コーラのジョージア・マックスコーヒー を買おうと思ったが、気が付いたら群馬まで戻ってきていた、残念。で、結局夕方17時 くらいには家に着く。
 今回の旅、たった1人で車を運転するって言うのが、意外に心地よかった。 今度は車で京都に行ってみようかな。

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