入院自体人生初の経験ですから病院がどうなっているのかもよくわかりませんでした。
入院・手術が確定し、手続きを進めていくといくつかの体験をしました。
1)病院の選定(手術方法の選定)
一般にヘルニアの手術は簡単と言われています。
ネットで調べてみると日帰り手術とか、1泊2日で出来ますと言っている病院もあります。
しかし今回担当の医者に聞いたところ、
1)手術は40分程度、私は両側でしたから80分
2)術後には何も処置はなし。痛みが引くのを待つだけ。
3)内臓を切っていないので一切の食事制限はなし。退院直後からお酒もOK。
ですから1泊2日で退院も可能だそうですが、実際はお腹の筋肉を切っているので
歩けないと思いますよと言われました。
つまり入院していても自宅に帰ってもやはり1週間くらいは痛くて動けないことには変わりないそうです。
万が一の急変を考えて今回の病院では一週間の入院にしているそうです。
「どうしてもと言うなら前倒しで退院しても良いですよ」とも言われました。実際は無理でしたが。
私の場合は両側でしたから入院は10日間でした。
2)病院の選定
最近は、セカンドオピニオンと言っていくつかの病院で受診することもあるようです。
私の場合は、自宅(横浜)の近くの病院で行うか、現在の住居の近くで行うかという問題がありました。
結果的には、現在の住居の近くの病院にしました。(奈良:高の原中央病院)
選定理由は、
1)住居から歩いて10分。家内が簡単に病院に来れる。横浜では電車に乗る必要がありました。
2)退院後も何度か通院することになるはず。(結果的には一度だけでした)
3)手続きなどで病院に行く機会もありそう(診断書発行など)
4)病院が親切丁寧に説明してくれ、不安を感じることがなかった。
今振り返ってみると、本当に良い病院でした。
3)病室の選定
「病室は個室にしますか、大部屋にしますか」 最初
に聞かれました。
個室は政治家とか何か特別な人が使うもので一般人は大部屋が当然と思いましたので大部屋にしました。
イメージとしては、廊下を挟んで両側に大部屋がずらりと並んでいて、室内は6個のベッドが並んでいると
いう姿を想像していました。
実際に入院してみると、廊下をはさんで左右に個室がずーと並んでいました。
大部屋は建物の両隅に2部屋あるだけです。
「最近は医療保険が手厚くなってきたので、個室を希望する人が多いようです」と看護師さん。
確かに私も入院すると一日目から10,000円支払いますという保険に入っていました。
(後でわかったことですが:会社の保険です)
最初に聞いていれば私も個室を選んだのに。
しかし大部屋も広い部屋を4人で使っているため、隣の人とは随分離れており個室感覚でした。
TVが乗っている台がベッドの右側にあり、ベッドの左側にはロッカーが専用にありました。
やはり田舎の病院なんですかね。これで差額なしの病室でした。
4)事前に準備するもの
事前に準備するもの一覧をもらいました。
・寝巻き:これは何だ? いわゆるクラシックパジャマですか?と聞きました。
普通のパジャマでもスウェットでも良いですよと言われました。パジャマと書いてよ!
・T字帯:これも何だ? 何ですかと聞くと「ふんどしです」と言われました。
手術直後はパンツをはけないので使うそうです。
・足用サポータ:意味不明。確認するとエコノミー症候群防止だそうです。
手術直後にベッドに寝たまま絶対安静になるので、エコノミー症候群になる可能性があり
防止のためだそうです。
「退院後は、飛行機に乗った時に使えますよ」
そう
言われました。
・バスタオル3枚:お風呂用かと思いましたが3枚は多いなと思い確認しました。
手術後にストレッチャーから病室のベッドに移らせるために体の下に引くそうです。
個人のものを使うとは驚きですね。
「○○さんは体が大きいので、大きめのバスタオルを用意してください」と言われました。
・タオル5枚:よくわからないけど用意しました。
・はし、スプーン:食事の時に使いました。
・水筒:お茶を入れておくためです。
・石鹸、シャンプー:入浴用です。
結構、色々準備しなくてはいけないものが多いということがわかりました。
退院した現在、上記の物が行き先がなく困っています。ヤフオクに出しても売れそうにないしね。