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   DSW-U-40 QRP トランシーバ

米国 Small Wonder Labsから個人輸入した7メガ用QRP CWトランシーバを組立てました。


このトランシーバキットは7MHz CW専用でRF出力最大4Wです。
主な特徴はVFOにDDS(Direct Desital Synthesis)を採用していることで、高い周波数安定度があります。従来のLC型VFOと違ってケースの蓋をはずして手を近づけても周波数の変動は起こりません。

DDSには 数値制御発振器、コサイン波形記憶データ、デジタルアナログコンバータなどが内臓されていて、外部から書き込まれる数値に応じ、滑らかな波形の周波数を発生させます。
この7MHz帯用キットは32MHzの水晶発信器をDDSの基準周波数にしています。

DDSに書き込む数値データはMCU(PIC)から送られます。前面パネル右のツマミを回すと有接点型のロータリエンコーダから数値データが変えられ、つまり周波数が変えられます。
PICはこの数値供給のほかキーヤや周波数読み出しに使われています。

このトランシーバはダイアル表示がありません。RIT-FREQ.のスイッチを瞬時押し下げると3桁の数字をモールス符号で知らせてくれます。3桁目の数値がゼロの場合は省略されるので7000KHzを超え7100KHz未満の範囲ですと実際には2桁のモールスが送られてきます。
LEDなどのダイアル表示がないため、その分省エネが図られることになります。

KEYERスイッチを押すとキーイング速度の調節やパドルのリバース、縦振り電鍵モードなどに変更できます。

ケース部分の外形寸法は105mm幅 X 113mm奥 x 38mm高です。
電源は DC 8V〜15V 外部供給式です。

このキットのDDSやPIC、32MHz水晶発信器、それらの回路部分の表面実装部品などはプリント配線基板に組み込み済みとなっています。

送信部はDDSで発生させた7MHzを励振増幅したあと終段の2SC1971と3段のローパスフイルタを通してアンテナに給電します。

受信部はDDSで11MHz帯を発生させてミキサに入れ、4MHzの中間周波数にして水晶振動子3段の狭帯域フイルタを通すスーパヘテロダイン方式です。 別の4MHz水晶振動子をBFOとして800Hzの低周波信号を取り出します。受信出力はヘッドフォン専用です。ヘッドフォンのプラグはステレオ型が必要です。

英文製作マニュアルがキットに同梱されています。
初心者用には英文補足説明書が Small Wonder Labs のウエブサイトからダウンロードできます。
  (http://smallwonderlabs.com)

私がこのキット製作に使用するため翻訳した日本語マニュアルを下記からダウンロードできます。製作は原則としてキットに付属する英文マニュアルにしたがってください。適時改定されることがあると思われます。

 DSW-II-40 キットマニュアル(日本語 339KB)
 DSW-II 補足説明書(日本語 110KB) 8頁中の一部を修正(04.5.9)

このキットの価格は送料を含め $160.- (約¥17,000) でした。 
支払いは PayPal (ウエブで検索してみてください)で支払ったため送金手数料は無料でした。 現品が届くのに45日かかりました。 発送状況は SWLのウエブサイトで知らせてくれます。

2004.3.14


このQRPトランシーバを使用した感想

簡単な回路ですが感度は良く、机の上で使うときはパソコン用のアンプ内臓スピーカを接続して7メガ帯を聞いています。

起動時に設定される周波数は 7040KHz なので私たちが電信で使える周波数 7030から7000KHzの範囲まで下げるのに手間がかかります。 周波数はダイヤルが無くてスイッチ操作によりモールス符号で2桁の数値を知らせてくれますが 1KHzピッチのため粗いなあと言う感じであります。 このコントロールはマイクロコントローラ PIC16C622A を使っていて、内部に書込まれたプログラムはプロテクトがかけられているので読み出すことはできません。

配線図により PICのI/O を調べて改良プログラムを作り PIC16F819 に書込んでオリジナルの PIC と差換え、使ってみました。

立ち上がり周波数は 7015KHz で周波数報知は 100Hz ピッチ となりました。
使用していた周波数をチェックすれば、記憶されて次回はその周波数から起動します。

興味お持ちでしたら次をクリックしてご覧ください

    *** DWS-U-40 用コントローラ JA1HHF バージョン *** 

2004.6.18

Small Wounder Lba のホームページを見たらもう DSW-Uの販売をやめたようです。
コストと部品集め(納期)に問題があったようです。 他の理由としてはオーナーのDaveさん(K1SWL)がNH州に土地を買い自分でお家を建てるため多忙になったからでしょう。

2006.8.11