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   DM-305MV 電源装置の修理
 
2年ほど前に購入したけど、殆ど使用していなかったALINCO製電源装置にUHF帯トランシーバを接続して通電してみました。ON-OFFを何度か繰り返しているうちに、全く電源出力がゼロになってしまいました。

ケースの蓋を開いて中を見ると、この電源装置はスイッチング・レギュレーター式でなく昔ながらのトランス式でした。 これなら自分で修理できそうだと思い、基板を外してみました。
一番大きな電解コンデンサ 3,300μFの胴体の一部が露出しているようなので、これが壊れたかと思い、交換してみました。 
基板がチューブラリンのまま、電源スイッチを投入したら電源装置は生き返りました。なんだい、簡単じゃないかとつぶやきながら、基板をケース内に固定しました。

ケースの蓋をビス止めして、電源を投入したところ、全く故障していたときと同じ状態で死んだフリをしています。
修理は「カン」でやってはダメですね。 今度はテスターで入力側から順番に電圧を測定することにしました。 電源用ダイオードの4本のピンの電圧が全く出ていません。

トランスの故障ならダメだなと思い、捨てる覚悟をしました。
でも、無銭屋はココであきらめてはダメですね。 先ほど基板をケースから取り出したバラック状態ではOKだったのだからとツブヤキながら再度、基板を「宙ぶらりん」の状態にして裏側を調べました。

ダイオードは冷却のために本体をケース底部に接触させるので、リードは長くなっていて、基盤裏側部分のハンダ付けは容易でした。
電源回路なのにスルーホールだけの配線とは、無茶ですね。

メーカーの社名は「アルインコ」でなく「アラインチキ」に変えて欲しいものです。
 
修理した電源装置の外観
 
基板に穴が明いている下側に電源用ダイオードがある。
表面だけハンダ付けがされていて、裏面はハンダが盛ってなかった。
スルーホールに 10Aも流れたら、電源ヒューズより先にスルーホールが断線します。
 
2011.3.22