エレキー O.I.Key 711/711B     
O.I.Key (Onechip Intellectual Keyer)

O.I.Key 711 に使用している PIC16C711は 18ピンのDIPタイプで、アナログ・デジタルコンバータが4点有ります。 そのうちの3点を SPEED と WEIGHT, DASHI+ に使用しています。

このキーヤーの 「WEIGHT」 は送信符号の短点とスペースの比率(1対1)を例えば1.2 対 0.8 のように変更することができます。 比率は 1対1 から 1.5対0.5 程度まで無段階に変更できます。 長点も短点の変更割合に応じて長くなり、長点の後に付くスペースも短点の時と同様に短くなります。この変更を行なっても一つの符号の長さ(時間)は変化しません。

「DASH+」は短点と長点の比率を 1対3〜4.5 程度まで変更できます。
この変更を行なうと一つの符合の長さは長点を長くした分だけ符号の送信時間は長くなります。

「WEIGHT」 と 「DASH+」 を併せて設定し、個性的な符号を送信することができます。

「DASH+」 は短点に対する長点の比率を長くすることに対し、私が勝手に付けた呼び方です。

このキーヤーのクロックは外付けのセラミック発振子で 10MHz を得ています。
送信速度の変更は、アナログ・デジタルコンバーターの入力側で外付け可変抵抗器によりアナログ電圧をデジタル信号に変換して行なっています。

バドルでドットやダッシュを入力することにより送信速度を変更するプログラムをつくることは可能ですが、この方法では実際の QSO において迅速に相手の送信速度に合わせることができないためあまり実用的ではありません。 本キーヤーは送信速度の変更が外付け可変抵抗で行なえるので非常に便利です。

通常の PIC16C711 は一度しか書込みができません。 したがってプログラム開発のためには紫外線窓付の PIC16C711/JW を使用します。 紫外線窓付は消去器の中に入れて紫外線を照射すれば、書込んだプログラムは完全に消去されるので、繰返し新しいプログラムを書込むことができます。 しかしこの消去操作に時間がかかるので、 1個しか用意しない場合は開発に余計な時間がかかります。

書込はプログラムの中で使用する RAM エリアにパドルからモールス符号でメッセージを書ききみます。 書込んだメッセージはスイッチ操作で読出し送信ができます。 送信は2秒程度の待ち時間後、繰返し送信でき主として CQ コール用に使うことを目的としています。

RAM メモリには CQ 3回、de、 識別信号3回 は十分書込めます。
書込んだメッセージは電源を遮断すると消失します。

O.I.Key 711B型 はスイッチ切替によるバグキーモードを加えたものです。
バグキーモードではダッシュの長さはオペレータの操作で任意の長さになりますが、後に続くスペースはキーヤから生成されます。

バグキーモードがあると長点側で送信機の調整を行なうのに便利です。

モニタ出力はブザー出力用と 1KHz低周波信号出力の2点があります。
ブザー出力はモールス符号が ON−OFFするだけなので、発振器内臓型の通称「電子ブザー」を使います。

ここでPIC書込みhexプログラムのダウンロードができます。
    O.I.Key 711 用(5KB)
    O.I.Key 711B 用(5KB) バグキーモード付き
通常の PIC16C711 は一度書込むと再度書込みは出来ませんのでご注意ください。

次をクリックすると図面が出ます。
    O.I.Key 711/711B 回路図
    O.I.Key 711 取扱説明書 はこちらです。

下の写真は O.I.Key 711B の外観と内部です。

短点のウエイトや長点の長さを変える操作やメッセージメモリを無しにした OIKey711B2 を作りました。バグキーモードはあります。外付け部品を基板と同じケース本体に取り付けたので内部配線はかなりすっきりしました。 下の写真をごらんください。
写真じゃ分らないけど結構気を使って作りました。
ケースの部品用穴加工は6面の実寸部品配置図を描いてケースの大きさに切りセロテープで貼り付け、ポンチで穴あけ部分をマークしてから穴あけをしました。だからケースにはケガキ線は付いていません。可変抵抗器やトグルスイッチは回り止めの穴も明けてあります。

電源表示の赤色LEDは接着剤アクリサンデーでアクリル樹脂板に接着してから樹脂板を両面接着テープでケース本体に固定しました。
銘板は写真用紙に印刷したあとクリヤラッカーを3回塗ってから両面接着テープで貼り付けました。底の部分にもチャーント製造年月日の銘板が貼ってあります。

基板裏面はハンダ付け後エタノールで清浄にしてから絶縁コーテイング剤 Hyacoat を3回塗ってあります。

2006.6.23 追記
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