エレキー O.I.Key F877
O.I.Key (Onechip Intellectual Keyer)

PIC16F877 と 2行16文字の液晶表示器(LCD)を使ったチョット贅沢なエレキーを製作しました。
設計の基本方針は外部からツマミやスイッチで各種設定ができる様にしたことで、操作にあたりいちいち取扱説明書を見ないでよいエレキーにしました。

メッセージメモリーは4チャンネルあり、メッセージはパドルで書込みます。 書込み単語の語間はエレキー側から出される「合いの手(ピーの合図)」に続いて適当に書込んでも送信時には正しく7短点分の時間が保たれます。 

メモリーは PIC 内臓256バイトの EEPROM を使用しており電源を落としても書込んだメッセージは記憶されます。 書込み中はメモリーの使用状況がLCDに表示されます。

メモリーに書込んだメッセージ(例えばCQコール)の送信を繰返す、繰返さないなどはスイッチ操作ででき、メッセージを繰返す場合は次に送信するまでの休止時間をツマミで調節できます。

メッセージ送信中、途中で送信を止めたいときはパドルをチョンと叩けば即時送信が停止されます。 
この時のパドル操作の「チョン」は信号となって送信されることはありません。

エレキーモードの送信や書込み、バグキーの短点とスペースの速度はパネル面のツマミで無段階に変更できます。

別のツマミで長短点とスペースの比率を変更したり、短点に対する長点の長さの割合を1対3〜4.5程度まで変えることもできます。

スイッチ切替えでバグキーモードにも変えられます。 バグキーモードの長点はパドル操作によってその長さが決まりますが長点間のスペースは設定した速度による一定の間隔になります。

バグキーモードでは設定した送信速度の短点の時間がLCDに表示されます。
エレキーモードでは毎分あたりの標準的な文字数が表示されます。エレキーとして使用中瞬時バグキーモードにスイッチを切替えれば短点の長さ(時間)を知ることができます。

このキーヤー用 書込み .hexプログラムがダウンロードできます。
       PIC16F877用 hexプログラム(16KB)     2005.2.11 プログラム改良
       PIC16F877A用hexプログラム(16KB)

2003.10.19 プログラム改良
メモリースイッチを押して瞬時に記憶メッセージが出るようにしました。
パドル入力の記憶タイミングをやや遅らせ、高速キーイング操作をしやすくしました。

2005.2.11 プログラム改良
デバイスの中にあるタイマー(TMR2)とPWMにより800Hzのサイドトーンをつくりキーヤのプログラムに影響ない音質にしました。 トーンの波形は矩形波でデューテイ比は50%です。

ここに掲載していた従来の回路に対し、TX−KEY2出力とサイドトーン出力のピンが変わりました。
デバイスの TMR2 による PWM 出力が ピン17(RC2)になっているため
TX−KEY2 出力 ピン17(RC2) は ピン24(RC5)へ
800Hzモニタ出力 ピン24(RC5) は ピン17(RC2)へ 変更になりました。

HEX ファイルのダウンロードについて(2008.5.26)

次をクリックすると回路図と取扱説明書が出ます。(pdfファイル)

       O.I.Key F877 回路図(61KB)   2005.6.30 再作図
       基板面部品配置参考図(279KB)  2005.6.30 掲載
       基板裏面配線参考図(283KB)   2005.6.30 掲載
       取扱説明書(90KB)

自作アドバイス
下の写真のように PIC の上に LCD を取り付ける場合、PICの40ピンソケットは高さの低い通称丸ピン削りだしタイプにすると LCD 裏面の CPU と PIC 上面が干渉せずに取り付けられます。

LCD は発光ダイオード内蔵タイプを使った場合LCDの厚みが若干大きくなります。

LCD には 7ピン2列のメスオス ピンヘッダが1セット付属しています。写真のように基板にLCDを取り付ける場合はもう1セットピンヘッダを用意してください。LCDの右側はピンヘッダの入る穴が少ないので余分なオスピンをニッパで切っておきます。

クロックの発振子は発振周波数 10MHz のものを使ってください。

モニタに発振回路内蔵ブザーを使った場合は800Hzトーンスピーカは不要です。 発振回路内蔵ブザーは電圧を変えても音量調整がうまくできません。 電圧が下がると突如発音しなくなります。

キー出力の後、送信機にトーンモニタがあるからキーヤのブザーやモニタスピーカを省略しようということはこのキーヤでは適当ではありません。なぜなら、メモリーへの書き込みやテスト読出し、その他いくつかのモールス符号による報知、つまり電波を発射しないモードのサイドトーンモニタが必要なのです。


 
O.I.Key F877 (150x100x40mm)

   
 O.I.Key F877   右端は LCD 
                
 
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