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エレキー O.I.Key F675    
O.I.Key (Onechip Intellectual Keyer)

最近、国内で市販され始めたマイクロチップ社のPIC12F675を使ってエレキー用 ICを作りました。
 
このキーヤーの概要は次の通りです。

1.メッセージメモリー

CQ呼出や、コンテストナンバー用に 2チャンネルのメッセージメモリがあります。
メモリーは PIC に内蔵された 128 バイトの EEPROM を二つに分けて使用します。
メッセージを書き込んだら次に上書きするまで、電源を落としても記憶保持されます。
メッセージは1回だけ送信する他、CQ呼出のために一定時間の間隔を置いて繰返し送信ができます。 メモリースイッチ1を押しながら電源を投入すると繰返し送信モードになります。


2.送信速度

送信速度は A/D ポートの入力電圧を可変抵抗器で調節して変換された数値で速度変更をしています。 パドル操作で速度を設定するのと違い殆ど瞬時に速度変更ができます。


3.キーイング出力

送信機用キーイング出力1点とモニターブザー出力1点があります。


4.電 源

電源電圧は 3〜5.5Vの範囲で動作します。 製作したキーヤーでは 3Vの電池電源のときキーイング時 12mA(発振器内蔵ブザーを吹鳴を含む)で スタンバイ時は 2mAでした。


5.その他

メモリースイッチ2を押しながら電源を投入するとバグキーモードとして使うことができます。

PIC用クロック発振は PIC内部の RC発振(4MHz)を使うため水晶発振子やRC発振などの部品が不要です。

プログラムの書き込み
PIC12F675 のプログラムメモリーはフラッシュメモリーですから何度でも書替え可能です。
プログラムメモリー最終番地に内部発振較正(補正)用のデーターが工場出荷段階で書き込まれています。このデーターをプログラムの始めに採り込んで内部発振周波数を4MHzにしています。

プログラム書き込み用のHexファイルと回路図等は次の各行をクリックしてダウンロードできます。
F675キーヤー用Hexプログラム(f675_34.hex  5KB)
2005.1.14 改良
リピート間隔時間を4秒から3秒にしました。まだ改良したいところがありますが・・・・
HEXファイルのダウンロードについて(2008.5.26)

F675キーヤー回路図(JOB03041401 6KB)
F675キーヤー操作説明書(14KB)

Hexプログラムはマイクロチップ社の PICSTART Plus で書き込み、作動確認済みです。

製作したキーヤーの外観写真です。

メモリースイッチ1を押しながらスナップスイッチで電源投入すると書き込んだCQコールなどのメッセージは送信時 約4秒の間隔を置いて繰返されます。

繰返し送信を終えるにはパドルをチョンと押せば停止してエレキーモードに戻ります。 このときの「チョン」押しが電波となって発信されることはありません。
メモリースイッチ2を押しながら電源を投入するとバグキーモードになります。

バグキーモードのとき、線(長点)側に縦振電鍵を接続してメッセージキーヤと縦振電鍵を使うことができます。
この写真は製作したキーヤーの内部で 電池は単5x2本を使用しました。
モニターブザーはケースのフタにスポンジでくるんで両面接着テープで固定してあります。電池ケースも両面接着テープで取り付けました。

電池は単4サイズでもこのケースに入ることを確認しています。
このキーヤーの製作について CQ ham radio誌へ投稿 2003年7月号に掲載されました。

        
キーヤーを作るとき一番高価な部品はケースです。

蛇の目基板にケース無しのキーヤーを作ってみました。
電池以外の外部配線は不要、写真に示す下部のスイッチ2個はバドルの代りでその上のスイッチ2個はメモリー用となっています。
スイッチの形状と間隔は操作し易いように配慮しました。
基板の中左はモニターブザー、上右は送信速度設定用可変抵抗器そして上左はキーイング出力用ジャック、その下のスライドスイッチはキーイング出力チェックのためのLED切替スイッチです。

パドル代りのスイッチは慣れると結構うまく操作できます。移動運用時には重いパドルを持って行かなくてもよさそうです。