トップページへ エレキーの目次へ 電子工作の目次へ | |
F2 エレキー | |
基盤ユニットを自作された F2 エレキー |
|
![]() |
|
三重県名張市の梅本芳樹さん(JE2YCA) から写真の様なF2キーヤー基盤ユニットが送られて来ました。基盤の左半分がキーヤー回路、右半分は梅本さん設計の電源部です。 両面配線基板で、すばらしい出来栄えです。 ありがとうございました。 |
|
2018/8月 |
|
![]() |
|
プラスチックケースに入れた F2 エレキー 8ピンのワンチップマイコン 12F675を使って FM 機から F2A 電波を出すエレキーを造りました。まず PIC に書き込むプログラムを制作し、上の写真のようなキーヤを組立てました。 F3E(FM電話) と F2A (FM電信)電波型式の免許(指定)を受けているV・UHF トランシーバ FT−736 でテストしてみました。 FT−736 は背面に データ(AF) 入力、 PTT 入力、 A1A キー入力ジャックがありますので前面のマイクロフォンコネクタはマイクを接続したまま使用できます。 トランシーバのアンテナ出力をダミーロードに接続して F2A 電波を発射し、ハンディトランシーバ TH−K4 で受信してみました。 動作 OK でした。電鍵操作のときはマイクゲインを絞っておかないと周囲の音をマイクが拾ってしまいます。 PTT ENABLE スイッチの用途は A1Aモード(CW)のとき PTT は切っておいてリグの VOX を使用するためのものです。 F2A だけに使用するなら基板面のこのスイッチ部分をジャンパ結線すればよいでしょう。 電源は 3V ですが動作に問題ありません。 モニタブザーはサウンダ(発振器が内蔵されていないタイプのブザー)を使ったので 3V を割っても音はでます。外部電源を使用するときは最大 DC 5.5Vとします。これを超えた電圧にするとPICは焼損、昇天してしまいます。 このエレキーはアイアンピックモードとして使うほかバグキーモードも可能です。縦振り電鍵を使用する場合はバグキーモードに設定してダッシュパドル側に縦振り電鍵を接続します。 バグキーにするにはタッシュパドルを押しながら電源スイッチを入れます。もう一度同じ操作をするとエレキーに戻ります。 F2用の変調トーンは約650Hzと約800Hzに切替えられます。これはドット側のパドルを押しながら電源スイッチを入れます。スイッチ操作を繰り替えすごとに周波数が変わります。周波数の変化はサウンダ(モニタブザー)で聞いてすぐ判ります。 電源スイッチ投入時のパドル操作によるキーモードやトーン周波数の切替え情報はPIC内のEEPROMに書込むのため一度設定すると電源を落としても次に設定し直すまで記憶されます。 配線図などの資料(.pdf ファイル)と PIC12F675 への書込み用 .hex ファイルは下記からダウンロードできます。 F2キーヤ資料(425KB) PIC 書込み用 .hex ファイル(3KB) Configulation は次のように設定しています。 お手持ちプログラマの書込み設定参考にしてください。 __CONFIG _CP_OFF & _CPD_OFF & _BODEN_ON & _MCLRE_OFF & _WDT_OFF & _PWRTE_ON & _ INTRC_OSC_NOCLKOUT なお、書込みはマイクロチップ社製 PICSTART Plus で確認しています。 2005.8.8 F2キーヤ資料とPIC 書込み用.hexファイル改定 2005.8.24 同上 プロテクトなしに改定 Config 追記 |
|
![]() |
|
基板表面の部品配置 JH3VEY 前田さん製作の基板に部品を取り付けてみました。 エッチングした基板には文字や図形を印刷した透明紙が貼りつけてあります。 基板の仕上がり外形は 38mm x 50mm です。 パーツを集めこの基板を商品化したキットはハムフェア 2005 の プログラムを書き込んだ PIC の動作を確認するために次のようなボードを作り、PIC 一個一個テストをしました。 |
|
![]() |
|
![]() |
|
KENWOOD TH-K4 ハンディ機専用 F2A キーヤ 上記のキーヤから A1 キー出力を省いて回路を簡略化したハンディトランシーバ専用 F2A キーヤ試作機を作りました。 (注意:ハムフェア2005 A1 CLUB のキットの基板では動きません) KENWOOD の TH-K4 用で電源はハンディトランシーバから取出しています。 同様のものを製作される場合はハンディの電源を短絡させないようにご注意ください。リグの破損などに関して一切責任は持ちません。 外観とケース内部は下の写真をご覧ください。 ちょいと利用にはケース上部の押しボタンスイッチをパドル代わりに使い通常はケース向こう側のジャックにパドルを差して使います。 スピーカはハンディトランシーバ本体のものを生かして使うようにしました。 |
|
![]() |
|
![]() |
|
回路図と参考図ならびに PIC 書込み用 .hex ファイルは次からダウンロードできます。 F2A_専用KEYER.pdfファイル(688KB) 改訂版差替え '06.1.2 ハンディ機専用 PIC 書込み用 .hex ファイル(3KB) Configulation は次のように設定しています。 お手持ちプログラマの書込み設定参考にしてください。 __CONFIG _CP_OFF & _CPD_OFF & _BODEN_ON & _MCLRE_ON & _WDT_OFF & _PWRTE_ON & _ INTRC_OSC_NOCLKOUT なお、書込みはマイクロチップ社製 PICSTART Plus で確認しています。 F2A電波発射のための変更申請(届) F2A の電波を発射するには電波型式の指定の変更届を出さなければなりません。 無線設備の変更届は次の項目にチェックマークをつけました。 指定事項 レ 電波の型式 付属装置 レ 付設 無線局の事項書は 変更する欄の番号 レ 16 備 考 第7送信機と第8送信機のマイクロフォン入力に電鍵操作できる 低周波発振器を接続して F2A 電波を発射できるようにする。 と記入しました。 工事設計書は 変更するハンディFMトランシーバの変更の種別に レ 変更 発射可能な電波の型式部分は F2A を追加しました。 変更ない送信機の内容は一括して 「変更なきため省略」 としました。 添付図面は レ 送信機系統図 として下記のような図面を添付しました。 事項書と工事設計書は表裏に印刷します。 書類は直接関東電気通信局へ変更申請をしました。 申請書を郵送して10日後に新しい免許状が送られてきました。 でも免許状は日付以外に変りありませんでした。現在の免許状は電波の型式をいちいち書く部分がありませんね。 2005.8.21 追記 2005.8.24 hex プログラム部分改定 |
|
![]() |