MA213 dsPIC 評価ボード | |
dsPIC評価ボード dsPICの簡単な評価ボードを自作しようと思っていましたが、2007年1月、マイクロアプリケーション社(川崎市)からdsPIC評価ボードMA213を購入しました。 この評価ボードにはスタートアップガイドがついていてC30コンパイラによるdsPICの機能を評価できるプログラムと説明がなされています。身辺に教えを乞う「先生」が居ない場合、入門独習には最適であると感じています。 付属CDにはサンプルプログラムのほかマイクロチップ社の統合開発環境ソフトウエア MPLAB IDE v7.50 やC30コンパイラ(学生版)も入っていて簡単にインストールできます。 MA213ボード ボードのハードウエアは次のようなもので構成されています。 dsPIC40F4011(40ピン) A/D入力4点 D/Aコンバータ 2行16文字LCD表示器 LED 16個 ICD2接続コネクタ RS232C シリアツ通信用コネクタ 低周波発振器2点(800〜1500Hz可変、2000Hz固定) 外部出力用ピンヘッダ 5V用電源ソケット MA213ボードでチョット不満のところ ボードの I/O は多くの機能を有効利用できるようにするためLCDへの出力はPIC16F819を介してSPI通信によりおこなっています。このためなんとなくLCD表示の立ち上がりが遅いようです。 自分でLCD表示付のdsPIC基板を作って、LCDコントローラ・プログラムを組む場合、このボードのLCD表示プログラムは使えません。 また、0〜FFhまでの数字を順に表示させた場合、リセットスイッチを押すと LCDはリセットされますがdsPIC側はリセットされず、途中の数字から続いて表示が行われます。 電源スイッチが無いので不便を感じます。 12bits D/Aコンバータ用 IC LTC1446 がオプションとしてボードに取り付けられるようになっていますが既にハンダで基板上のIC用ピン穴が塞がれて居ます。 付属品(オプション) D/Aコンバータ IC LTC1446 (購入したけど未使用) FD(マイクロチップ社製フイルタデザイン) DSP 機能を使ってフイルタを作る時に使用しますが、このためのソフトウエアで、安価なライト版を購入しました。 タップ数は 64(正規版は 256) だそうです。 2007.9.10 下の写真はMA213ボードです。裏面は頑丈そうな金属ベースが付いています。 |
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