ビバレージ アンテナ

JA1HHF/日高 弘

MFJ−269 SWR アナライザの英文取説を見ていたら「ビバレージアンテナ(Beverage Antenna)のインピーダンス測定」ってのが出てきました。

ホテルのレストランなどでメニューに 「Beverage お飲み物」というのがありますが、Beverage は Drink より格式ばった言い方で 水や薬、アルコール以外の飲み物を指すのだそうです。

飲み物アンテナ?、電波を呑むアンテナならダミーアンテナのことだなんて早合点しそうですが、これは進行波アンテナであることがわかりました。

ダブレットアンテナや グランドプレーンアンテナは定在波アンテナといわれ、送信機から送り込まれた電力がアンテナの開放端で反射するため、進行波と反射波が合成されて定在波が生じ電波となって輻射されます。

これに対し波長の整数倍の長い送電線の一端に送信電力を供給し他端は送電線の特性インピーダンスの抵抗器で終端して反射波が生じないようにした形のアンテナを進行波アンテナといいます。

この進行波アンテナは2線のものや1線だけでもう一本の線は大地を使用する場合もあります。進行波アンテナは送信電力供給側から終端抵抗器の方向に指向性が生じます。

1920年、この進行波アンテナを考案した人が Harold Beverage 博士なのだそうです。
日本のアマチュア局がこのようなアンテナを建設するのは広大な敷地がなくて難しいですね。

2003.11.26


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