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平成16年8月21日 東京ビックサイトで「ハムフェア2004」が開催されました。会場内の会議室で JARL A1 CLUB主催の会合がありました。そのとき和文電信交信について私がお話した内容をご紹介いたします。時間の関係で実際には本文の50%位をかいつまんでお話ししました。
            印刷用:HamF04.pdf 2004.10.18

***** 和文の愉しみ *****
    

JA1HHF 日 高 弘

アマチュア無線の電信通信、主に和文電信QSOについてお話ししたいと思います。

本題である和文電信以外の話しもいたしますが、どうぞ気楽にお聞きください。

私のアマチュア無線 ==========

私が中学生のラジオ少年時代、アマチュア無線について雑誌「初歩のラジオ」や「無線と実験」などで開局免許再開の見通しを読み大変興味を持ちました。

初めてアマチュア無線を傍受したのは18才のとき東京都品川区大井伊藤町(当時)の親戚宅(下宿先)でした。自作の 0−V−1 受信機にJA1の女性2文字コール局が強力に入ってきました。 3.5メガ帯で、室内アンテナのため交信相手局の声は聞こえませんでしたが、この局のコール「フランス・メリー」女史がしばらく気になりました。

機会あり大学で無線通信を学ぶことになりましたが、電波法令の先生は「アマチュア無線」と言う文字が出てくると「アマチュア無線は金持ちのお道楽」であって、「君達には無縁だよ」と笑いながら講義していました。 実際に無線従事者の免許を取っても「食べるため、生きるため」が先で、月給のもらえる無線通信の世界(海上移動業務)に入りました。

間もなくして無線機のキットが買える身分になりアマチュア無線も始めたわけですが、数年後に仕事が変わってしまい、無線はアマチュア業務一本になり現在に至っています。現在までアマチュア無線を続けることができたのは無線通信の職業から離れて不完全燃焼気味だったのとアマチュア無線の和文電信で多くの友人ができ、永く交流が続いてきたからだと思っております。

私のアマチュア局 開局は1960年でした。たった80ワットの空中線電力なのに、郵政事務官、郵政技官二人のお役人が落成検査に来てくれました。落成検査では「28メガの周波数を測定してださい」、「はあ、28メガ帯は周波数測定装置不要ではないですか?」などとやり取りしたのを記憶しています。お役人さんの方が緊張していたように記憶しています。

和文嫌い、欧文嫌い ==========

A1 CLUB ML などで時折、和文QSOについての話題が出ますが、「和文大好き」、「和文交信は楽しい」と言った書込みが少ないのは少し淋しい気がいたします。

CWで交信が始まったとたん、いきなり和文で応えてきた局は嫌われるみたいですが欧文の交信は苦手で、ほとんど和文QSOしか出来ない局もいます。

国内の有線通信分野で電信の教育を受けた人達は和文先行で欧文はあまり得意でない方も居ます。国内電報などはほとんど和文が主力になっていたからでしょう。

CQ コールの応答にいきなり和文で話しかけられて不愉快な思いをさせられたり、週末になって和文交信を楽しもうとリグに灯を入れたら、今日は「コンテストがあるのか」とがっかりしてスイッチオフしたり、機器やアンテナを調整して「今日のコンテストは頑張るぞ」と開局したら、電信バンドのド真ん中で1時間も2時間も和文で交信している局があったりすることがありますね。狭い周波数帯域での運用はお互いに時と状況を考えた譲り合いが必要でしょう。

相手がいきなり和文で応答してくる理由はいろいろありますが、相手は和文局リストなどを見ての応答が多いと思います。私は今でも紙ログをつけていて、交信しなくても和文QSOしている局があると周波数やキーイングの速度や癖などをログブックにメモしています。後で整理して自分なりの「今、旬な和文局リスト」をこしらえています。

紙ログの話しが出たついでにちょっとログブックのお話をしましょう。

ログブックは航海日誌のことで、航海日誌にはいくつかの業務日誌があり無線業務日誌もその中の1つに含まれています。

航海日誌がなぜ「ログブック」と呼ばれるようになったのでしょうか。

航海機器が発達していなかった帆船時代、一定間隔に適当な大きさの丸太(LOG)を結び(Knot)付けたロープを船尾から流し、一定時間内にどれだけのLOGが手元から流れていったかを砂時計で時間計測していました。一日あたりの帆走距離に換算するとどれだけの丸太(LOG)の数(結び目の数 Knot)であったかを記録したことから航海日誌はログブックと呼ばれるようになったそうです。時間当たりの丸太の数(結び目の数 Knot)から速度はノットと呼称されました。

私が船舶の無線局に勤務していた当時、1960年前後には丸太ではなく曳航測定儀というものをロープで引っ張って船の速度を測り航海日誌、つまりログブックに記入していました。曳航測程儀は砲弾型でやや捩れた羽根を持つ回転子をロープで引くと船の速度に応じ回転子の回転がロープに伝わり、船上の指示器を回して速度が指示されます。この指示を電気信号に変換し、航海船橋(ブリッジ)でノット目盛による速度も見られるようになっていました。


和文モールスによる交信のすすめ ==========

私達がCWで使う「欧文」は略号と英語まじりの「世界語」と言えるかもしれません。
和文QSOは略号を駆使した欧文QSOにくらべると手間がかかる、交信時間が長くなるといったマイナス面があります。

「ワタクシハトウキョウノコイズミデス」の和文を欧文で送信するなら
QTH  TOKYO  QRA  KOIZUMI でよくて簡単だ! だから和文なんか必要ない!と言う人がいます。でも、もう少し込み入った内容の送信はどうでしょうか?

例えば次のように
「オボンヤスミハイナカヘハカマイリニイキマシタ、コウツウジュウタイシテマシタ」
などは英文と略号だけで簡単に打てるでしょうか?

日本人同士、普段は日本語で会話しているのに、CWの通信で欧文のみを使っているのは不便ではないでしょうか? 599、QTH、NAME、JCC/JCG、 それにいくつかの略号でCWはOKとお考えの方に和文CWによる交信をおすすめします。和文なら思っていることが十分に相手に伝わり、本当に「交信した、意思疎通が出来た」と言う気分になります。

和文、ワブンって言うけれどHF 帯で和文などやったら「海外の局に迷惑かけるぞ」なんてことは取り越し苦労です。
英語圏以外の国でもお国言葉のモールス符号を持っている国がいくつもあります。

無線電信の Q符号に QOD というのがありますが、続いて付ける数字で使用する言語を表すことになっています。日本語は 「QOD6」です。

QOD に付ける数字は0から9まであり

0 オランダ語  1 英語    2 フランス語 3 ドイツ語
4 ギリシャ語  5 イタリア語 6 日本語   7 ノールウエー語
8 ロシア語   9 スペイン語

となっていて、実際には
「QODn?」そちらは xx語で、こちらと通信することができますか?
「QODn」 こちらは xx語で、そちらと通信することができます。
                           となります。


モールス符号化しやすい言語を持った国の人達は幸せといえるでしょう。

私達もイロハの表音文字を持っているからこそ和文モールスができるのです。

和文QSOならCQのあとに「ホレ」を打てばいいじゃないかとの声もききますが海外局に対しては「ホレ」より「QOD6」の方が通りはいいでしょう。でもこのQ符号はほとんど使われることはありませんね。

表意文字である漢字のみを使用している中国では漢字の変換コード(数字の集合体)に変えてモールス符号で送信していましたから、送信も受信も変換コード表がないと使えないので不便であったと考えます。


ローマ字による和文の送受信 ==========

和文モールス符号を全く知らなくても日本語で話しができます。それはローマ字を使えば良いのです。明治の初期と昭和の終戦直後に日本語をローマ字表記にしましょうと提唱した人達が居たそうです。しかし仮名文字は便利で無くなることはありませんでした。

熱心なローマ字推進論者に田中舘愛橘博士(たなかだてあいきつ1852--1956)が有名です。

ローマ字によるCW通信は単語の並べ方と切り離し方に注意しないと受信する方は理解に苦しむこともあります。

TAKADANOBABA と送られて、その地名を知っている人は「高田馬場」と理解しますが知らない人は「タカダンおばば」と聞き取るかもしれません。ローマ字によるモールスQSOは1〜2文字ごとに母音が出てくるのでわかりにくいとか、長音を表現しにくい、文脈が長ったらしくなるなどの欠点があります。ローマ字CWは欧文略符号通信に慣れてしまうと面倒くさいかもしれません。

ローマ字による送受信も慣れると欧文モールス符号だけで日本語を十分楽しめるので私は嫌いではありません。間違った綴りの英語よりよく理解できます。

しかし、私達日本のアマチュア局相互は和文モールス符号を使用すれば、すこぶる容易にかつ通常会話に近い内容会話の通信ができるでしょう。


和文モールス符号の習得 ==========

モールス符号による通信術の習得を、「欧文」から始めた人達は「和文苦手の悲劇?」 の主役であると言えます。

モールス符号の習得を「和文」から始めれば、後から「欧文」はすぐに覚えられます。
過去における日本国内の有線・無線通信士の教育機間では最初は和文を教え、一通り和文モールス符号の送受信を習得してから欧文を教えていました。

頭の中にモールス符号はまったく入っていない。これからCW通信をやってみたいと言う方には、最初和文モールスの習得から入ることをお奨めします。
初めてモールス符号に接する方は、独習にあたり先ず単語カードのようなものを作って和文符号を暗記します。符号の暗記は1週間もかからないでしょう。ほぼ暗記できたところでモールス符号が出る機器(パソコンソフトやモールストレーナ、カセットテープなど)で聞き取り練習から開始します。

練習は点や線の組み合わせが類似した符号から覚えることをおすすめします。
例えば「ベラヌ五」「ムヨレコ0」などを先ず覚えるようにします。過去に通信社の和文新聞電報があり和文受信の練習に使えましたが、いまは無いのが残念です。

「私はもう欧文を覚えてしまったのだ!」と言う方には和文モールスの送受信習得にあたりアドバイスすることがあります。
和文の練習を「アイウエオ、カキクケコ・・・」から始めないと気が済まないと言う几帳面方が多い様です。「ハ行」「マ行」へ進んだら「ア行」「カ行」が記憶から薄れてきたなどの話をよく聞きます。私は次のように、欧文モールス符号に無い和文モールス符号の習得から始めることをおすすめします。

欧文モールス符号に無い和文の文字符号は

「ロトルソヰノオコエテアサキユメミシヱヒモセスン ゜」の「24文字」です。

これらの中でも「ル(左括弧)」「オ(AS)」「サ(KA)」「メ(=や BT)」「モ(/)」「ン(+,AR)」など(6文字)は欧文モールスで使われていて既にご存知の筈です。

頭に入っていないモールス符号はたったの18 文字(=246)です。

和文モールス符号では以上の文字の他に下向き括弧と上向き括弧、長音、段落の記号があります。欧文では左括弧、右括弧がありQSOではほとんど使われません。和文では文中に機器名や呼出符号などの欧文が入るときに使はれます。和文で括弧を使う場合は文面を横書きにしたものでも欧文の括弧は使わないで下向き括弧でくくり、上向き括弧で終ります。

例えば
 「私のリグは(TS−950SDX)です」と送信するときは

最初の括弧は下向き括弧の符号、次に来る括弧を上向き括弧で送信します。

この和文モールス符号を組み合わせて単文を作り繰返し練習してください。

次に短文の作成例をあげます。
「アサノセミキコエオドロヰテメールLシモスヱソンピユ(JA1HHF)」

中のLは段落の符号で濁点や半濁点、井戸のヰ、鉤のあるヱ、括弧も入っています。

和文モールス符号の段落「L(・−・−・・)」は改行しないで別の文節を続けるときに使われていましたが、モールスでは区切り点「、(・−・−・−)」より短くて打ちやすく便利な符号です。

井戸の「ヰ」や鉤のある「ヱ」を使うことはほとんどありませんが人名などで「井上」さんは「イノウエ」さんでなく「ヰノウエ」さん、「絵里」さんは「エリ」さんでなく「ヱリ」さんです。交信相手の井上さんがご自分を「イノウエ」と送ってきたなら特に「ヰ」を使うことはないでしょう。「ヰ」や「ヱ」のモールス符号も運用規則に規定されていますから、一応覚えることにしましょう。

既に憶えている欧文の符号を和文として理解するのは簡単でそれほど手間はかからないでしょう。

和文の練習は先ず受信から始め、毎日3〜40分、3ヶ月を目標に頑張ってください。
符号が取れるようになったら7メガで行なわれている和文交信を聞いて受信練習をするとよいでしょう。
和文モールスを早く覚えるために「イ」は「イトー ・−」、「ロ」は「ロジョーホコー ・−・−」などといって符号を記憶する号調法がありますがこの方法で覚えることはお奨めしません。これは戦争などで短期間に通信兵を養成して戦地に送りだすために考えられたのでしょう。通信兵は自分の意思を電報で送ることはなく、上官の電文を「イトー、ロジョーホコー」と暗唱しながら送受信するだけでよかったのです。アマチュア無線で話し言葉のようにモールス符号を送受するためには号調法は面倒なことになります。

欧文モールスでは簡単な符号を、使われる頻度の高い文字から順に割当ていますが和文モールスはほとんど ABCD・・・に相当する符号順に イロハニ・・・を当てはめています。したがってそれらの符号はすぐ覚えられます。欧文を習得しているなら半分以上の和文モールス符号はすでに頭の中に入っているのです。

モールス符号考案者のモールスは画家でしたがフランスからニューヨークへ向かう定期船サリー号のなかで文字を電気信号で送る方法を考案したという話しは有名です。

モールスが考えた当初の符号は点が主体だった様ですが、後に協力者を得て、新聞社(ニューヨーク・タイムズ社)でアルファベットの活字の使用頻度を調べて、使用される頻度の高い文字から順に簡単な符号を割り当てたものが現在のモールス符号になったそうです。

カナ文字のモールスは頻度の高い順に簡単な符号を割り当てていませんが、現在の和文モールス符号を決めた先駆者は「使用頻度まで考えが及ばず」ではなく、習得を容易にするために ABCD・・・順に イロハニ・・・を並べた方が良いと判断したのでしょう。

日本でもモールスが苦労したように和文モールス符号は何度か変わって現在のものに至っています。初めて電信機が日本に来たのは1854年(安政元年)ペリーが2度目の来航のときの将軍への献上品だったそうで、アメリカ人技師が実験をして見せたものの実用には至らなかったそうです。アメリカではこの10年ほど前にワシントンとボルチモア間で電信線が開通していたそうです。

翌年、1855年(安政2年)オランダ人が持ち込んだ2台の電信機で初めて江戸城御浜御殿(浜離宮)で実験を行なったそうです。和文モールス符号はオランダ人が考案して、通信士は勝鱗太郎と小山田又蔵に申しつけられたそうです。当時、通信士なんて名前や資格は無く「テレガラーフ仕掛方」と呼ばれたそうです。
(勝鱗太郎は咸臨丸の艦長、後の勝海舟)

このときオランダ人が考案した和文モールス符号は濁点や半濁点の付いた文字をそれぞれ別の符号で構成したため数字を除いても70文字近くになったそうで、もしこれが現在に至っていたら皆さん和文電信なんてやりたくないでしょうね。

1869年(明治2年)オーストリアから電信機が送られ、翌年には外務省と築地電信局との間に電信回線ができました。
このとき使われた符号はイギリス人技師ギルベルトと外務省のお役人、子安 俊が考案したものでした。

このときの符号は

ア −  イ ・−  ウ ・・−  エ ・・・−  オ ・・・・−

カ −・ キ ・−・ ク ・・−・ ケ ・・・−・ コ ・・・・−・

などのようにアカサタナ順に点や線が増える形であったようです。

現在使われている和文モールス符号は1871年(明治4年)以降に若手技師や外国人技師の手でイロハをABC順に近い形で定められました。


和文電信交信のたのしみ ==========

アマチュア業務は金銭上の利益のためでなくもっぱら個人的な無線技術の興味によって行う『通信』ではなく『自己訓練、通信及び技術的研究業務』であると電波法令に規定されています。現在、欧文電信専門の方にはぜひ和文電信通信もできるようになることを自己訓練の中の一つとしていただきたいものです。

アマチュア無線技士の国家試験における電気通信術は1950年、電波法施行当時1アマのみ和文50字、欧文60字(各1分間当たり、以下同じ)の送受信試験がありました。

現在では無線従事者規則が改正されて電気通信術は、欧文普通語60(1アマ)、45(2アマ)、25(3アマ)の受信だけになっています。規則が改正された当時、送信術の試験が無くなったり和文が除外されたりして「これは朗報」だと大喜びし「これで上級資格が取りやすくなりハイパワーが出せる」などと言っていた人達がいました。

心配性、苦労性の人達は「近いうちに和文モールスは無線局運用規則から無くなり、欧文だけになるのではないか」と言ったりしているのを聞きましたが「和文モールス」は私達日本人の文化であり財産でもあります。日本語にはカナ文字が有るためモールス符号がつくられて電信により意思の疎通、感情の表現、情報の伝達が容易にできることはすばらしいことですね。

かなり近い将来アマチュア無線技士の国家試験科目からモールスの受信は無くなるでしょう。CWによる通信は商用通信ではほとんど必要が無くなりましたが、アマチュア無線業務では金銭上の利益を目的とはしていないので末永く楽しんでいけるものだと考えます。

和文電信なら意思の疎通が十分に出来て、何度同じ局と会っても近況を伝え合って楽しいQSOになるでしょう。和文には欧文のような略号が無いから通信が長くなると言うことを聞ききますが、略号での会話より普通の話し言葉による交信の方が相手の感情、気持、状況などがわかりやすく、聞いていて楽しくなります。

和文にも略号は有るのですが、アマチュア業務であまり使われることはないようです。

無線電信を職業とした経験のあるアマチュア局(下記B局)は、時にこんなことを打つことがあります。

A局 「ワタシハチバノチバデス」 に対して
B局 「オナマエサラ」
A局 「ワタシノナマエデスカ?」
B局 「C」

「サラ」は無線局運用規則の国内通信のみに使用する略号として定められていて「初めから更に送信してください」の意味です。

「C」も無線局運用規則に有り、欧文でも使いますが「肯定」の意味です。 私は「聞き返し」に対して のモールス符号で肯定の返事を打たれると、Cの符号の点と線(−・−・)が「そーよ ソーヨ」とか「んーダ んーだ」といった感じに聞こえます。

和文電信QSOで親しくなり、気心の知れた人から

「ソロメシホンヒアリサイナ」なんて電文が送られてきたことがありました。

これは「そろそろ食事時間です。今日はありがとう。さようなら。」

の意味なのですが、こんなのは 1st QSO の相手に送ってはまずいでしょうね。

アマチュア無線は無線設備を設置して免許さえ受ければ電気代自分持ちでのんびり交信できますから、モールス符号による交信は和文により話し言葉で交信すると楽しいものです。

過去において仮名文字による有線、無線の公衆電報は和文10文字¥いくら、5文字増えるごとに¥いくらと料金が設定されていましたから利用する方は出きるだけ電文が短くなる様に工夫したものです。

有名な電文の例に10文字の「チンタツタサセニコイ」があります。

これは、「中国のチンタオ(青島・山東省膠洲湾)を出港したので佐世保港へ面会に来い!」と乗組員が奥さんに送った電報でしょう。もしかしたら裏の意味が有ったかもしれませんね。アマチュア無線の場合は電文の長さに気を遣わなくてよいですね。

余計な話ですがチンタオは1897年ドイツ人宣教師が殺害されたのを口実にドイツが占領してしまいました。翌年、ドイツは中国からチンタオ周辺を借り上げることになりドイツ東洋艦隊の基地にしていました。

その後、1914年に第1次世界大戦で日本軍が攻撃してドイツは降伏、日本軍が占領駐屯し、8年後のワシントン会議で中国へ返還しました。

私は名古屋で30年ほど暮らしましたが、2エリアのアマチュア局 JH2OIK のコールを貰って運用し始めた頃、親しくなった人から、あるとき「ヤットカメニアエタ」といわれてびっくりしたことがありました。「狸ワッチ専門局」つまり「狸」は知っていたのですがこの「亀」はナンダといった感じでした。いまでも年配の方々は久しぶりに会えた時「ヤットカメ」を使っています。広辞苑には出ていませんが「八十日目」くらいのことなのでしょうか、方言も片仮名だとすぐ理解できないことがありますね。


交信時間と「嘘も方便」

和文CWでの交信は普通の言葉で送受信ができるため、話しが盛りあがって時には30分、40分と長くなることがあります。交信が終るのを待っている局もあるかもしれませんからせいぜい10分以内で交信を終るようにしたいものです。

自分はもう終りたいのに先方がどんどん話題を追加してなかなか終れないときに「嘘も方便」が登場します

「イマ(XYL)カラフロノブレークガアリマシタ」とか

「バンメシノコールガアリマシタ」といって交信を切り上げるのです。

私はこのようなときは率直に「今日はこの辺で失礼します」にしています。

なお、夕食や風呂を理由にして交信を終えたのに、すぐ別の周波数で他の局と交信を始めたりすると、先ほどの相手局が知ったら気分を害するでしょうね。1回の交信はなるべく短くしたいものです。話しの続きは次回にとっておいたほうが楽しめます。

「嘘も方便」で最悪の事態になった話しを聞いたことがあります。

快晴の日曜日、144メガ帯、ローカル局とのCWで

Aさんから「キョウハ ドチラカオデカケデスカ? コーヒーブレークデモイカガ?」との問いかけに、Bさんは「コレカラ カナイヲノセテ カイモノデス」と応答しておいて、打ちっぱなしのゴルフ練習場に行ったそうです。 ところがAさんもバッグかついでやってきたそうです。

Bさんがひとりで練習場へ出かけたのは、Aさんと一緒だと「肩が下がっている」とか「グリップが甘い」「腰が回っていない」などなどお節介が多過ぎて練習にならないそうなのです。嘘ついたBさんは大変気まずい思いをしたとのことです。

行き先が出鱈目なのをアメリカでは「ロングウエイ・コリガン」と言うのだそうです。

「ロングウエイ・コリガン(Wrong Way Corrigan」は「嘘も方便」のアメリカ版です。

1938年 31歳だったダグラス・コリガンさんは900ドルで買った飛行機に乗ってニューヨークから大西洋を横断飛行し、アイルランドのダブリンへ到着、英雄扱いの大歓迎を受けたそうです。アメリカに帰ってニューヨーク市内で百万の群集の歓迎を受け、新聞は1面トップにその偉業を讃えたとのことです。

でもこのフライト、アメリカ政府は危険だからといって飛行許可を与えなかったのです。そこで彼は「それならカルフォルニアへ行きます」と言って飛び立ち、実際には逆方向へ飛んで大西洋横断をしたのだそうです。

後に彼は裁判にかけられたのですが、「コンパスが凍り付いていたので間違った方角(Wrong Way)へ飛んでしまった」と証言しました。裁判では「法を犯し故意に大西洋を横断したことは証明できない」ということで無罪になったそうです。


マチュア局の天衣無縫(展意無法) ==========

アマチュア局の電信通信ではいろいろな見識や常識、経験や習慣などをお持ちの方々が多くいます。CWの入門書や師と仰ぐ先輩の教えを守って、常に堅苦しい「掟」を守ることを心がけるのではあまり楽しくはありません。経験を積みながら自分のやり方を作ることが良いことだと思います。そうすることがアマチュア業務本来の「自己訓練」になるでしょう。

CW通信の十分な経験を積んだ人達が、こうしてはいけない、ああしてはいけないと形にはめて指導、教授するのは良くないと考えます。経験を積むにしたがって次第に好ましい交信の方法を身につけていけるでしょう。また、経験を積んだ人達が「オレ流」のやり方に反する人を叱ったり、馬鹿にしたりするのもよくありません。

ただ、どの世界でも経験者はいろいろ言って見たいものなのですね。私もこれからあれこれ感じたままを申し上げます。全てに同意していただかなくて結構です。

アマチュア業務ではCWで話す言葉も、話し方も、通信のやり方も、人それぞれ個性があってよいと考えます。

ただ、これは好き勝手にやって宜しいというものではなく基本的には電波法令にしたがった通信をしなければなりません。

無線電信が通信の主力であった頃の海上移動業務の無線通信は無線運用規則を厳しく守っていました。

基本的には

1.必要の無い無線通信は行なわない(運用規則第10条 無線通信の原則)
2.できる限り簡潔な用語を使う(同上)
3.法令に規定されている略号または符号を使う(同第13条 業務用語)

                       などがあげられます。

先ほどお話したようにアマチュア無線も電波法令にしたがって運用しなければなりませんが、商用通信の経験者から見るとアマチュア無線の世界ではかなり自由奔放な通信が行なわれていると感じられます。


アマチュア無線の自由奔放な例

始めにお断りしておきますが、これからお話するものは「こうしてはいけない」とか「こうしなければならない」ではなく、商用通信では考えられないアマチュア無線の「自由奔放さ」の例で、私自身もいまはすっかりはまっているのです。

1.いきなり QRL? を出す。

QRL? の意味合いはなんでしょうか?

「コレカラCQ呼出スルケド、イイネ」の念押しでしょうか?
「QRL?」これは無駄な電波の発射とみなされてよいでしょう。

十分ワッチして通信が行なわれていないと確認したら QRL?など出さずにCQ呼出をしてもいいでしょう。

交信中であると知らされたなら、即時電波の発射は止めなければなりません。
(無線運用規則第19条の2 発射前の措置)
(無線運用規則第22条 呼出の中止 呼出のほか試験、調整などの電波)

どうしてもQRLを使いたいなら

QRL? de JA1HHF K とか
QRL de JA1HHF K などが適当でしょう。
(無線局運用規則第10条 無線通信の原則 出所を明かにする。)


2.交信を終えた局に対して「?」を出す。

「?」に対し「ン、おれのコールかい」と丁寧に自局のコールサインを打って応答する局もありますが、「ム、オレ様をクエッションマークで呼ぶのかい!」と無視されることもあるでしょう。

聞く方から名乗らずに人様のコールを「?」で聞くなんて失礼じゃないですか、聞きたければ「QRA? de JA1○△□ K」と聞いて欲しいものです。

先ほどの「QRL?」やこの「?」はアマチュア無線の専売特許で「コイデいいのだ」と思っている方に文句を言うつもりはありせん。


3.略符号が商用通信の使用目的とは違った用途に使はれています。

    例:QRA QRO QRP QRT CFM など

商用通信、特に海上移動業務に携わっていたほとんどの人達は生涯QRTを使用したことは無かったでしょう。なぜなら遭難通信が行なわれているから「お黙り」の符号でしたから。


4.アマチュア無線専用の慣用語が多い

無線局運用規則第13条に「定められた略符号と同意義の他の語辞を使用してはならない」とありますが、略符号TU(ありがとう)に対してTNXやTKS、略符号K(送信してください)に対してKN(連続送信)などがよく使われています。法令の解釈からいうと使ってはいけないのでしょうが実際のところ良く使われていて私も相手に合わせて使うことがあります。

ほかに ANT PWR DX WX 73 88 などいろいろありますが、これらは無線局運用規則の略号表には規定されていませんが、アマチュア業務で使われてきた慣用句、或いは簡略化した話し言葉とみなしてよいのでしょう。このおかげでアマチュア局は英語圏以外の国のアマチュア局とも自由に交信できるわけですね。


5.相手の速度は無視して自分なりの早い速度で送信する

早い速度は「気心知れた仲間内に己が技能の披瀝=楽しみ」でやる以外好ましくありません。

早い速度のモールス符号を受信できても、聞く方では気ぜわしく落付かず、疲労が早く来ます。だからと言って遅過ぎるのは眠くなるので 6080字(和文)くらいがよいでしょう。

モールスを習いたての人が 3040字(和文)で送信するなら多くの相手は同じ速度に合わせてくれるでしょう。送信速度を落としてくれた相手に訂正符号が多くなったら、普段より急に速度を落としたので調子が狂ったのだなと理解して「オレ、がんばんなきゃ!」と思って相手の最適速度まで上達する様、練習に励んでください。 あなたが、いまビギナーだったら、何時の日かCWが上達して適度な速度で交信するようになったとき、CWの後輩相手に同じような経験をすることがあるでしょう。

海外のコンテストに参加する際、CQ TESTを出している局に対して、たった1回だけ送る自分の呼出符号は間違い無く受信してもらいたいものです。コンテストですから時間内に多くの局と交信したい気持ちは理解できますが、輻輳した呼出の中、速過ぎるキーイングは相手に取ってもらえず聞き返されて、2度3度呼出符号を送る羽目になります。これは自分だけでなく相手にも後続の局にも時間の損失が生じてしまいます。

聞き取り易い速度で送信する方が受け損じのない気分の良い交信になるでしょう。相手に聞き返されないように送信することもCWの技術、技能と言えます。

速過ぎるキーイングに加えて、ナンバー送信にも注意が必要です。RSTの「5タタ」はよいとして、続くナンバーを送信する場合、相手が略体数字を使っていない限り自分の方から略体数字で送るのは聞き返されて時間の無駄になります。略体数字を使うときゼロを「O オー」と送る人がいますが、「OO7 ダブルオーセブン」は映画での話で無線は立派に略体数字が規定されているので ゼロは「T」を使いましょう。

コンテストの話しが出たついでに申し上げますが、自局の呼出符号の末尾が B とか O の場合は、呼出符号の後に K を打つ際、しっかり間をおかないと、相手にとってBK だとか OK などと紛らわしいものになってしまい、聞き返されることになります。

ところで国内のコンテストに「和文のコンテスト」と言うのが無いのはさびしいですね。コンテストでなくてもRST「599」の後に必ず「ホレ オゲンキデスカK」とか「599 ホレ ハイゲンキデス」 程度の言葉を返す A1クラブの OAM があってもよいのではないでしょうか?


6.崩した符合、崩れた符号

電波伝播上の符号のなまりは別にして、電鍵操作で故意に符号を崩したり、クセで符号が崩れている信号を送信されたとき、しばらく考えないと理解出来ない符号があります。(無線局運用規則第10条4 無線通信の原則 正確におこなう。)

しかし、崩れた符号を聞いても最初から腹をたてたり馬鹿にしたりしてはいけません。アマチュア局の中には手崩れで苦しんだり、闘病生活のベッドの中で電鍵を叩き、無線を唯一の楽しみとしている人もいるのです。


7.鸚鵡(オウム)返し

こちらから送ったRSTや住所、氏名をそっくり送り返しくる局があります。「私シャちゃんと受信したよ!」というつもりなのでしょうか、交信が冗長になります。テープレコーダを相手に交信しているみたいで楽しくありません。


8.送信文の後に必ず「HW?」を付ける

癖なのでしょうが送信文の後に必ず「HW?」を付ける局があります。「ドーダイあんた、私の送った電文は全部取れたかい?」と聞かれているみたいで、耳が自慢の電信マンは怒りだします。

「ホレ 今度一杯やりましょう ラタ HW?」ならいいでしょうね。


9.送信の前後に必ず「BK」を付ける

クセになると頻繁に使う局がありますね。皆さんはいかがでしょうか? 送信を終えて受信に入る際は「BK」でなく「K」でよいと思います。

アマチュア無線では「KN」が良く使われますが、私は「K」で済ませます。

「BK」は「送信の中断を要求する符号」であると運用規則の略符号表にあります。ブレークイン式であれば単に電鍵を押し下げただけで中断を要求できます。アマチュア局の無線設備には要求されていませんが、海岸局や船舶局には無線設備規則(第19条)でブレークイン式が通信設備の条件になっています。受信側から電鍵を押して電波を発射すれば「BK」を送信しなくても相手側にブレークであることが伝わります。

コンテストなどで相手のレポートに

「BK QSL(又は CFM) UR 599 TU BK」と最初も最後もBKを付けて送信するのを習慣にしている方は多いのですが「R 599 TU」にしておけば数十局、数百局と交信するうちずいぶん時間の節約になると思います。「R]は「受信しました」を意味する略符号として規定されています。


10.受信証と確認

コンテストなどで相手が送ったナンバーに対し「QSL(受信証)」を送ったのに「CFM」を送り返す人がいます。相手がQSLと言っているのに CFM とはどう言う意味なのでしょうか

「確かに受信したけど後でQSLカードは送らないよ!」だから「CFM」なんだ、という意味でしょうか?

CFM は運用規則では「確認してください(します)」の略号として規定されています。

「CFM」は本来、文面や数値などの問合せる際に使はれる略号でしょう。
「QSL」や「CFM」でなく「R(受信しました)」だけでよいでしょう。


11.和文電信で文節ごとに「ホレ」をつけたメッセージを聞くことがあります。

一度の送信に何度も「ホレ」を付ける局があります。

ホレ ゴブサタシテマス オゲンキデスカ
ホレ ワタシハアイカワラズデス
ホレ コチラノオテンキハ ハレデス ラタ

ホレ」は和文を送信する前に1回だけ打てばよいのです。
送信文の全ての終りは「ラタ」です。途中の「ラタ」は訂正符号になります。


私のハムライフでの出来事 ==========

先にお話した通り、以前、海上移動業務に通信士として働いた時期がありました。その当時はアマチュア無線局を開局すると官報に住所氏名呼出符号が掲載されていました。船が港を出ると、配布された資料を整理するのが一仕事でしたが、あるとき官報のアマチュア局免許の欄を見ていたら先輩通信士がこの人は我が社にいたけれど君が入社する直前に退職したNさんだと教えてくれました。以後、そのNさんのお名前を記憶していました。

数年前、お屠蘇気分のQSOパーテイで交信したQSLカードにNさんの名前を見付けました。もしやと思い手紙を出したところ、やっぱり間違い無くあのときのNさんご本人でした。

返信に当時の通信士の皆さんが数人、7メガで連絡を取り合っていることを教えられ、2度と会うことは無いと思っていた先輩諸氏と定時QSOしたりグランドミーテイングをする機会ができました。長い間アマチュア無線続けてこなかったらこのようなめぐり合わせは無かったでしょう。


想い出のワード ==========

人は歳を取ると昔の記憶が蘇るとよく言われます。これは言いかえれば新しいことは何も覚えられないということかもしれません。

無線通信での想いでは沢山有りますがかなり古い記憶のワードを2、3お話しいたします。

CKN

私が船で初めて外国へ行ったのはバンクーバやシアトルで1958年のことでした。

バンクーバにある海岸局のコールサインは CKN でした。この局のCW信号は滅法早く、耳へ入ってくる「CKN」の呼出符号はアイアンビック風だったなあと思います。

4年ほどまえにバンクーバへ家族旅行をしてきましたが、当時と較べて大きく違ったことは中国系の住民と日本人の観光客がいっぱい居たことでした。

SCHEVENINGEN

これ、オランダはロッテルダムの港湾無線局ですが、どの様に発音するのでしょうか。

ロッテルダム港でパイロット(水先案内人)が来るのを待っていた時のこと、濃霧のためなかなかパイロットを乗せたボートがやってきません。

船には2メガの非常用無線電話機があって、これで港湾無線局の Scheveningen 局と連絡を取ることになりました。

「ハロー スケベニンゲン スケベニンゲン ジスイズ JDRO JDRO」

無線室のソファーに腰をおろした先輩たちはニヤニヤ笑っていました。通信は無事完了して目的は果たせました。

GENERALLY

日本近海を航海中は気象庁の英文の気象通報をよく受信しました。今はあまり使われていませんが、当時の気象用語に「おおむね晴れ(曇り)」という言葉があり「おおむね」は「Generally」と送信していました。この単語をモールス符号で受信すると、英文の単語の中で一番リズム感があるなあと思っていました。


業務中の無駄話

海上移動業務では無線通信中の無駄話は許されませんが人間同士が電鍵叩いて意思を伝え合うのですから、無駄話はダメと言はれても「シケノタメオクレル」なんて電報を打つと海岸局の通信士は「ガンバッテネ」とか、結婚したばかりの乗組員の「キミヲオモイヒトリサビシクノム」と言った電報には「アマリノマナイデネ」なんて言葉が返ってきたことを記憶しています。

好きな時、好きなことを、好きなようにモールス符号でおしゃべりできて、ああ、アマチュア無線はいいなあ! と思います。

私は欧文による略号羅列やスタンプQSOは止めなさい! と言って和文をお奨めするつもりは全くありません。

599だけの送受信で終る交信でも、目的としたアワード集めやコンテスト参加などは楽しいでしょう。 ただ「だからもうオレには和文CWは要らない」ではなく「和文も楽しんでみよう」とレパートリを広げることをお奨めします。

では皆さんお空でお会いしたら欧文でも和文でも結構です。

CW QSO をよろしくお願い致します。


あとがき

ハムフェア2004でJARL A1 CLUB主催のトークに参加するにあたり「和文の愉しみ」の話題をいただきこの文面を作りました。時間の関係上全てをお話しできなかったので、活字にしたものを改めてご覧いただければ大変うれしく思います。

お読みになられたらぜひご感想をお寄せください。
メールアドレスは表紙に記載しています。

                                             おわり

参考文献など

電波法令集 (財)電気通信振興会
音響通信術 電気通信省業務局編  (財)電気通信共済会発行
ビギナーのための CW-QSO  CQ April 1976
モールス通信の魅力       CQ April 1996
モールス符号とCW通信 JA1DM HAM Journal No.27 1981
アメリカ200のキーワード 秋間 浩 朝日選書
広辞苑第4版

                                                                      HamF04j.doc