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バグキー

電信愛好家達が集ってアイボールQSOを始めました。
話しは 「何故、バグキーと呼ぶのか?」 になりました。

バグキー とはレバーを左右に振ってバネや錘りの加減により、点と線の信号を出す電鍵であることは皆、承知しています。 テーブル上に置かれた現物を見ながらのオシャベリです。

スピーチ1
・正しくは
バックキー だ。昭和30年代前後 JARL編集、誠文堂新光社刊行のラジオ・アマチュア・ハンドブックに「 バックキー」と書いてある。 レバーをバックさせるからかナ?

スピーチ2
・いや、バックは反対方向へ戻すことじゃないぞ! 英日辞書を見てみイ、BACK とは、まず「背骨」と出ている。 レバーで動かす長い棒、つまり背骨があるから、
バックキーと呼ぶんだ。

スピーチ3
・バックでなく
バグなんだ。 バグ(BUG) は虫のことだぞ、縦振電鍵などに比べるとひょろ長い形状がバッタかカマキリの様だからそう呼ぶのサ。

スピーチ4
・Vibroplex社では「
虫(BUG) 」を登録標章にしている。 あそこで製造販売していて虫のマークが付いているヤツは全て バグキーなんだ。
Vibroplex Key の写真提供 JA1LNQ
端子間に「虫」のマークが見えます
QSP JJ1PLA TNX
 
JA1HHF 所有の Vibroplex パドルです
ベース中央に赤い「虫」のマークが見えます
 
Vibroplex 社のHPやその他のウエブサイトで知る限り、バグキーはバグキーなんだ! という結論です。

電信技士のマーチンさん( Horace G. Martin)が1904年に特許を取得し Vibroplex 社で製造販売を始めたのが例のバグキーで、Vibroplex の銘板には登録商標として赤い色の「
」マークが付いています。

この虫は、私達が子供の頃、捕まえて裏返しにすると、胸と腹の関節を曲げて、ピッツと音を立てて跳ね返り、元に戻る「コメツキムシ」かも知れません。

1994年 W4OA ミチェルさんが会社を買い取り、 Vibroplex Key の製造販売をしている様です。 製品の電鍵は多種に亘り、特にバグキーと名づけたものはホームページ上には出ていません。 私達がバグキーと呼んでいる電鍵は BLUE RACER 2000 と名づけたものがHPに出ていました。

他のタイプの電鍵では SQUARE RACER とか BRASS RACER IAMBIC、CODE MITE など多種あります。

Vibroplex 社では2007年に、バグキーが世に出て100周年記念として復刻版を作り、BUGと銘打って販売した様です。 でも今や他のメーカーとか個人が作る同形式のものは、みんなバグキーと呼ばれています。 だからバグキーはバグキーなんだ、です。

余談ですが、バグキーを使ってモールス符号の「点」を滅法短く、「線」はのんびりと長く打つ人が居ます。 私はそんな信号文を聞くのはあまり好きではありません。
 
2009.9.11

Vibroplex 社の新しい経営者
2009年12月21日からVibroplex 社はスコット・ロビンスさん
(Scott Robbins W4PA)が会社を買い取り新しい経営者になったそうです。
ロビンスさんは1995年以来、Vibroplex 社の経営に携わるまでは Ten−Tec社に勤務していたそうです。詳しくはVibroplex 社のHPに出ています。
 
2010.8.19