はじめに
dB-I BASIC
コマンド
エラー
N88 <-> dB I

dB-I BASICについて


dB-I BASICを御存じでしょうか?。

dB-I BASICは1984年にdB-SOFTから発売されたコンパイル可能なBASICです。Z80アセンブラを知らなかった当時(今でも知っているとはいえない...)、Hとその友人達は処理速度が勝るという事でN88-BASICではなくN-BASICを愛用していました。しかしdB-I BASICの導入により640×200ドット、8色のグラフィックが使用可能となり、市販ゲームと互角?のプログラムが組めるようになりました。

この素晴らしい(というか思い出深い)dB-I BASICについて紹介しているHPが無いようなので、ここで紹介したいと考えています。といってもPC-8801版しか知りませんので(他機種用もあったと思います)これに限定します。


 dB-I BASICはPC-8801、およびPC-8801mkII用のインテジャーBASICです。この言語は、ゲームやホビープログラムを作る上で得に威力を発揮することを第一の目的として、組み立てられています。約38Kバイトのユーザーズエリアを持ち、疑似PCGおよびスピード処理がプログラミングにおける大きな特長といえます。

 また他ハード用として既に発売している実数型のdB-BASICと70%以上のコンパチビリティーを持ち、このdB-BASICの豊富なソフトウェア遺産を継承することができます。さらにdB-コンパイラによって、dB-I BASICのプログラムを簡単にマシン語に変換することができます。

(dB-I BASIC:リファレンスハンドブックより抜粋)


とりあえず、dB-COMPILER(Disk版dB-I BASIC)でのコンパイル手順のみ紹介しておきます。


「dB-IBASIC(Disk版)」:COMPILEの手順

CLEAR &H6FFF
LOAD "ファイル名"
COMPILE

FILE LOAD (Y or N)?N
Obj ADR(<8000H)?0000(プログラム容量によっては1000程度でもよいはず)
GV-RAM SAVE (Y or N)?Y
WORK ADR(<9000H)? 8800
LINE TABLE DISPLAY (Y or N)?N
(この後Syntax errorがでたら、h]9006と入力、インタプリタに戻る)
GV-RAM SAVE (Y or N)?Y
SAVE OBJECT TO DISK (Y or N)?N
h]G9003



「dB-IBASIC(Disk版)」:マシン語プログラムの起動

CLEAR &H6FFF
LOAD "ファイル名"
EXEC &H1000


マニュアルから...

【dB-I BASICの定数の取扱い】

定数は大別して、文字定数と数値定数があります。

1. 文字定数

・引用符(”)で囲まれた255文字以下の英数字、カナ文字、記号、グラフィックキャラクタなのでの文字列(ストリング)。

・特に無の文字列をヌルストリング(空文字列)と呼びます。(キャラクターコードで0)

EX. ”アイウ”, ”123”, ”dB-SOFT”

2. 数値定数

数値定数は、整数型です。10進形式と16進形式の表示方法があります。

(1)10進形式

・-32768〜+32767のすべての整数

EX. PRINT SQR(3)

  1

  (ルート3 = 1.7320508...) 

(2)16進形式

・16進数を0〜9,A,B,C,D,E,Fで表記します。

・頭に&Hを伴った、最大4桁までの数値です。

(つづく)


と言った訳で全然紹介になっていないのですが、仮に入手されたとして使い方が全然わからん...あるいは忘れてしまった、という方の助けになれば幸いです。いずれもう少し進めてみたいとは思っています。

2002.07.20 H