8.27.2004

Urawa Reds, we love you!

驕る平家は久しからず…というわけで、これは今の浦和レッズへの言葉か、それともズビロ田舎さんへか。
両方かな、と思う。今週末の試合に向けて、浦和サポーターの中に妙な安心感があるとしたら大きな間違いだ。考えてもらいたい。今年の浦和ディフェンダー陣が失点を喫している最大の要因は?セットプレーだ。そして、ここ数年の対磐田戦における失点シーンを思い出すと、…あ、セットプレー多いなぁ。
つまりベクトルは浦和の失点を指し示している。今年の攻撃陣ならそれを上回る得点をあげる可能性も否定はしないが、相手は百戦錬磨の田舎だ。決して容易に勝る事の出来る輩どもではない。
オリンピック組が戻ってきて、浦和には悪いムードは微塵も無いが、ここでホームゲームにおいて敗れる事でもあれば、最初で最後のステージ優勝の可能性がグンと下がってしまう。第三節にして早くもやってきた天王山を、気合と共に迎えようではないか!

8.24.2004

"Niche Generation"

アテネでの五輪が終盤を迎えようかという時期になったが、私のようなフットボールファンとしては山本ジャパンが出した結果は確かに喜ばしいものではなかった。しかし、世の中のマスコミと言うのはここまで商売商売なのかと考えてしまうだ。
予選を迎えようかと言う時期に、この選手達を評して、「隙間世代」と呼んでいたマスコミ。一転、出場権を得ると今度は「メダルも取れるぞ!」と煽りだすマスコミ。そして、予選敗退が決まると再び「隙間世代」という一度しまった言葉を引っ張り出すマスコミ。全部同じマスコミだ。世間を煽るのが定めとはいえ、悲しいかなマスコミの皆様(一部浦和系紙メディアを除く)。
山本という監督は好きではない。五輪もそんなに興味はない。彼や日本協会がどう非難されようが大して気は引かない。問題は、日本の大手スポーツマスコミが相も変らぬ激情型メディアであることだ。まあ、どこの国も大して変わらないかもしれないが、やはり興味を削ぐ様な悲観的・客観的論調よりも、「いけるぞニッポン」「めざせ金メダル」とかやった方が確実に盛り上がるんだろうし、売り上げにも反映するだろう。でもね、余りにも節操の無い行動は謹んで欲しい。日本サッカー界はまだまだ世界では認知されていないのだから。

8.20.2004

Defence is not always negative

在阪球団の「扇子監督」が守備の指示をした時のひとコマ。「監督、ディフェンスに指示は?」『一対一で負けるな』「それだけですか?」『ほかに何か?』と言うのがある。
笑い話かもしれないが、一面正しい。自分の現役時代も守備の楽しさは目の前の奴を抜かせない事だった。セットプレーからの失点に苦しむ浦和の守備陣よ、目の前の相手に抜かれるな。一対一に負けない闘志を見せよ。

8.11.2004

G-1, Pride, and J-League

8.14と8.15は興行界にとっての一大決戦日である。新日本プロレスは真夏の決戦であるG-1を両国国技館で開催、PrideはさいたまスーパーアリーナでPride GP決勝を行う。そして、我らがJ-Leagueも2ndステージ開幕を迎える。
最近、野球界の合併がスポーツ紙だけでなく一般紙の紙上を賑わせているが、その際に出てくるのが観客動員数の激減というキーワードである。そして、価値の多様化により何でも巨人ではないという話が一緒に出てくる。その昔、「巨人・大鵬・玉子焼き」と日本人の一般的興味を表した言葉があったが、いまその様なものが出てくるきらいすらない。当たり前だ。これだけ情報が錯綜し、氾濫している中で絶対過半数などと言うものを獲得できるカリスマなど出現はしないだろう。
そんな中で、新日本プロレスとPrideを主催するDSEは興行合戦を行うことになった。恐らくはどちらも満員の観客を集めるとは思う。かく言う私は金曜日に両国、日曜日はさいたまスーパーアリーナへと赴くのだが…。別にファンの為に時間をずらせとかそんな事を言いたいのではなく、厳しい環境の中でも凌ぎを削るこれらに比べ、はたしてサッカー界はどれだけの動員が見込めるだろうかと漠然と考えたのだ。
プロレス界は地方の巡業が赤字の連続で、盟主新日本でも興行のやり方を見直す時期だと公言している。今は、大都市圏の器の大きな興行で借金を返し、地方大会の赤字を補填するという状態であるとか。その事を考えると、新潟や仙台など地方をホームタウンとするJリーグクラブの苦労というのは並々ならぬ事なのだろうと邪推する。忌まわしいJ2時代を思い出すに、サポーター文化の流布という側面があったレッズだが、金銭的に見れば人気クラブが年に2回も遠征してくれた2000年の各地方クラブはかなり助かったのではないか。
我らレッズサポーターは招かれざる客であると同時に、大変な経済的効果を各都市にもたらしている事と思う。日本サッカー界と日本経済の為にも、浦和の輝きを絶やしてはならない。そんな崇高な思いを胸に、今後もサポート活動を続けたいと思う。
神戸には行かないけど…。

8.3.2004

Behave as a big nation!

アジア杯を開催している中華人民共和国がまたもや騒がしい。なんでも、ジーコ監督に記者会見で政治問題をぶつけてきた記者がいたそうだ。日本協会が発行しているメディアガイドに掲載されている地図に文句があるそうだ。その地図では、開催国の中国を黄色く塗ってあるようだが、その中で台湾が塗られていないのは失礼だというのである。
そもそも、台湾は今回の大会には参加していないし、実質支配しているのは中華人民共和国政府ではない。ましてや、ブラジル人であるジーコ監督にそんな事聞いている記者って何がしたいのかは明白であろう。
つまりサッカーなんかどうでもいいのである。彼らにとって憎き日本を窮地に追い込み、一本取りたいのであろう。もっと悪意に見れば、国内の反日本感情を更に助長してやろうという政治的意図のみに固執しているのかもしれない。
今回のスタンドにおける日本に対する彼らの「素直な」態度を我々日本人は直視するべきだ。現在の普通の中国人達がどんな思いを我々の代表に投げつけているか目を逸らさずに注視しよう。そして、感情的に報復するのではなく、哀れな人たちを反面教師としよう。それが世界の常識を多少なりとも先に経験できた我々の義務だと認識しよう。
それにしても、哀れな赤いメディアどもじゃ…。

8.2.2004

Football as Culture

サッカーとは文化である。
いや、文化としてのサッカーとは何であろうか。
人間の営みの積み重なりが歴史なら、その目に見える見えないに関わらずにある事象として定義されるのが文化だと思う。つまり、日本という国家の中で行われる様々な事柄は全て歴史と文化であり、その事柄は歴史と文化の影響を必ずや受けている訳である。スポーツも例外ではなく、フットボールがイングランド生まれであろうとも、ボールを蹴り合うのが日本人である時点でそれは日本文化の影響を受けるし、それ自体が日本文化である。
小難しい理論を振りかざしているが、要は先日のインテル戦を見ていて思ったことがあるのだ。埼スタに足を運んだ方は分かるだろうが、あの試合で青黒の一団がいた。何でガンビーノかBBがいるんかねと思ったら、何と日本人インテリスタだという。ほう、確かに俺も昔は外国のクラブユニを買っていた時期があったけなと郷愁に浸る間もなく、奇妙な違和感を覚えた。本当に彼らはそれでいいのか?
大きなお世話だと自分でも分かってはいるが、どうしても理解できない点は一つ。彼らはどうしても克服できない距離を持っている。日本とイタリアという両国間の距離だ。絶望的に長いこの距離を、彼らはどの様に克服しているのだろうか。いや、彼らは本当に心の底からインテリスタなのでは無いと思う。つまり、その「インテリスタ」達は明らかに自国のフットボールを見下している気がするのだ。「あんなのサッカーじゃない」「日本のサッカーはつまらない」と常日頃から自縛呪文を唱えている気がする。
自分もそうだった。日本にはプロサッカーリーグも無く、欧州リーグやワールドカップはフットボールの甘美な誘いだった。いつかあのフットボールに生で触れたいと切望した。それを達成した時、足元を見つめなおす事こそ必要と感じた。そんな時、わが町にクラブが誕生する幸運に恵まれた。以来、浦和レッズに費やした資金と時間は幾ばくか…。しかし、それは正に自分にとっての「文化」なのである。
浦和を愛し、応援し、追いかけ、語らい、そしてまた愛す。これらの行動全てが浦和と言う街を作り上げている。是非、試合のある日に一日この街を体感して欲しい。こんなにも報われない愛があるのだろうかと、きっと感じていただけると思う。
遠きミラノという都市のクラブを好きになっても、「愛する」と胸を張れる人はいないと思う。浦和を体感したら…。

TPO

政治評論家に三宅久幸さんと言う人がいる。あのナベツネさんの盟友にして、非常に頑固なオヤジ代表のような人だ。その三宅さんが、TV番組でライブドアの社長相手に「あんたみたいにこういう場所に新宿のホームレスみたいな格好してくる奴なんか信用できるか!」と一喝していた。うーん、確かに…。
サッカーと関係ないとお思いのあなた、もう少し我慢して欲しい。実は自分も保守主義者を自認しているので、この発言には同感する。しかし、一方でカリフォルニアという場所に住んだ経験から、非常に合理主義的な側面も持っている。職場にチノパン・ポロシャツが当たり前なのがシリコンバレーという場所だからだ。
何が言いたいかというと、TPOの事だ。まだサッカーと関係ないとお思いですか?レアルマドリードの事です、ベッカムですよ…。
前回の来日は、奥さん同伴で正に芸能人のノリ。そんな時の事はどうでもいい。要は、今回レアルマドリードの一員として来日している時に、どこかのTV局が悪乗りを始めた事にTPOの大事さを思い出した。ベッカムに対して「様」を付けて呼ぶような人間を取材に行かせるな!浦和の取材で、仮におねーが「今日は永井雄一郎様に来ていただきました。」とか言ったらおぞましいことこの上ないぞえ。あ、エメルソンには「様」が付くかな。
とにかく、芸能人を相手におちゃらけるのはいくらやっても構わないが、サッカー選手として来日し、しかも人気・実力がベッカムを上回る選手が共に来日しているにも関わらず、「ベッカムさま?」とか言ってるアホメディアにサッカー中継をさせないで欲しい。こちとら二試合とも見なかったよ、お陰様で。