Comet C/2026 AZ17 (Bok) 1月13日UT、Kitt Peakの2.25-m Bok 反射望遠鏡で得たCCD画像から発見された、外見上小惑星状 天体が、彗星状に見えることがわかった。この天体については、少なくとも8つの異なる名称が 小惑星センターに送られたようで、高い"NEO Digest2 score"(P. Veresによる)により、直ちに 小惑星センターのNEOCP webpageに掲載された。しかし数週間にわたり、PCCP webpageへ移行され ることなくNEOCP上に留まっていた。 最終的に、観測データがMPCのwebsiteで公開されることも 利用可能になることもないまま(新たに公開されたMPEC 2026-L52までは)、この天体には2026 AZ17 という符号が与えられた。ただしこの符号は2月12日、MPEC 2026-C86の"Daily Orbit Update"に おいて暫定軌道と共に公表されていた(これは、H. Groellerが、1月21.5日UT、Catalinaの1.55-m Kuiper 反射望遠鏡で得た4枚を合成した60-秒露出画像では、この天体が非常に拡散しており尾で、 3"の非常に集光した頭部と、p.a. 275-280°にわたって6"の広い尾かあると報告していたにもかか わらず、小惑星センターは発見から1か月後に小惑星番号を付与する際、この報告を無視し2月12日 に2026 AZ17と命名した)。 R. Haverは、"ICQ Comet Observations" Facebookフォーラムで、4月19.0日UT、イタリアのFrasso Sabinoで0.4-m Cassegrain 反射望遠鏡で得た40枚の90-秒CMOS露出で、8"のコマとp.a. 233°に13" の尾らしいものが見えると報告した(全光度は18.8等)。 A. Hale (Cloudcroft, ニューメキシコ州)は、4月21.0日、Las Cumbres天文台の1.0-m f/8 Schmidt- Cassegrain反射望遠鏡の遠隔操作で得た、300-秒露出のスタック画像では、集光しつつもわずかに 拡散した5"のコマが見え、p.a. 220°に8"のはっきりとした短い尾があるとのこと。 L. BuzziとA. Aletti (Varese、イタリア)は、4月21.04日-21.06日、ナミビア、Hakosにある0.36-m f/8.6 Ritchey-Chretien 反射望遠鏡で得た、119枚の30-秒CMOS露出画像から、7"の"ぼやけた"コマ が見えp.a. 約220°に少なくとも5"伸びている。4月25.0日、Alettiが、Vareseにある0.36-m f/7.5 反射望遠鏡で得た、フィルターなし200枚の30-秒露出CCD画像から、集光した6"のコマが見られ、 p.a.225°に7"のかすかな尾があるとのこと。 佐藤英貴氏(東京都文京区)は、4月21.4日UT、Sierra Remote天文台 (Auberry近郊, カリフォルニア 州, 米国, 遠隔操作)の0.61-m f/6.5 アストログラフで、14枚のスタックした60-秒CCD露出では、 3"のコマが見え、p.a. 210-255°にわたって5"の扇型の尾があるとのこと。1".6の円形範囲で測定 した光度はは19.7等であった。 M. Jaeger, G. Rhemann, and E. Prosperiは、4月23.03日UT、オーストリア Martinsberg, Oedの 0.-25m f/4反射望遠鏡で得た画像から、6"のコマ(18.8等)が見え、p.a. 244°に35"-の尾があると のこと。 W. Hasubickによると、4月26.08日、ドイツのBuchloeの0.44-m 反射望遠鏡で得た画像には、集光 した14"のコマが見え、p.a. 244°に23"のまっすぐな尾があるとのこと。 あるとのこと。 杉山行浩氏(神奈川県平塚市)は、4月27.58日、0.25-m f/5.0 反射望遠鏡で得たCMOS画像から、集光 した6"のコマとp.a. 220°に15"の尾が見えたとのこと。V光度は19.2等であった。 吉見政義氏 (京都府福知山市)は、5月6.72日、0.25-m f/6.3 Schmidt-Cassegrain 反射望遠鏡で得た CCD画像から集光した10"のコマとp.a. 230°に11"の尾があるとのこと。V全光度は18.6等であった。 佐藤裕久 (福島県須賀川市)は、5月9.65日、10.66日UT、0.25-m 反射望遠鏡で得たCCD画像から、R全 光度をそれぞれ18.7等、18.6等と測定。10日は、集光した11"のコマとp.a.217°に17”のかすかな尾 の気配があった。 織部隆明氏(さじ天文台、鳥取県鳥取市佐治町)は、5月10.64日、1.03-m 反射望遠鏡で得たCMOS画像 から、明らか彗星状で、10"のコマとp.a. 213°に20"の尾が確認できたとのこと。V光度は18.7等で あった。 T. Prystavski(Lviv, ウクライナ)は、5月28.33日-28.35日、月明かりの下、Great Basin 砂漠 (Beryl Junction近郊, ユタ州)にあるiTelescope 0.51-m f/3 Cassegrain 反射望遠鏡で得た、20枚 の120-秒露出のCMOS画像から、p.a. 184°にわずかに湾曲した0'.2-の尾が見えたとのこと。 彗星機能の報告は次のとおり、 OC Date Reporter Coma Tail PA Comet Date (T/P) Reported G96 2026-03-27 D. Rankin 8" T 2026-03-27.45 157 2026-04-19 R. Haver 8" 13" 228 T 2026-04-19.76 Z31 2026-04-21 A. Hale 5" 8" 220 T 2026-04-21.78 M21 2026-04-21 L. Buzzi 7" 5" 220 T 2026-04-21.72 W62 2026-04-21 J. Maikner 6" 8" 236 T 2026-04-21.25 U69 2026-04-21 H. Sato 3" 4" 210 T 2026-04-29.55 V37 2026-04-21 T. Lister 9" 225 T 2026-04-21.73 W62 2026-04-22 J. Maikner 6" 8" 236 T 2026-04-21.25 A71 2026-04-23 M. Jaeger 6" 35" 244 T 2026-04-23.35 204 2026-04-25 A. Aletti 6" 7" 225 P 2026-04-26.85 215 2026-04-26 W. Hasubick 14" 23" 244 T 2026-04-26.29 D88 2026-04-27 Y. Sugiyama 6" 15" 220 P 2026-04-29.37 903 2026-05-06 M. Yoshimi 10" 11" 230 P 2026-05-18.6 G00 2026-05-07 M. Jaeger 9" 27" 240 T 2026-05-18.34 P87 2026-05-08 K. Yoshimoto 10" 12" 220 T 2026-05-09.26 867 2026-05-10 T. Oribe 10" 20" 207 T 2026-05-11.36 Q23 2026-05-10 H. Sato 11" 17" 217 P 2026-05-11.67 W62 2026-05-16 J. Maikner 5" 8" 205 T 2026-05-16.25 950 2026-05-17 M. Masek 17" 15" 235 T 2026-05-17.48 U94 2026-05-28 T. Prystavski 12" 184 T 2026-05-28.82 W62 2026-05-29 J. Maikner 4" 8" 205 T 2026-05-29.57 W62 2026-06-06 J. Maikner 5" 10" 170 T 2026-06-07.85 発見位置は次のとおり、(NEOCP C19DCG5) 2026 UT R.A. (2000) Decl. Mag. Jan. 13.53745 15 42 18.63 +12 21 17.8 13.54243 15 42 18.94 +12 21 18.6 22.1 13.54740 15 42 19.27 +12 21 19.7 21.8 13.55236 15 42 19.62 +12 21 20.5 22.0 MPCの楕円軌道要素、位置推算表は次のとおり、 Orbital elements: C/2026 AZ17 (Bok) Epoch 2026 June 9.0 TT = JDT 2461200.5 T 2026 Nov. 23.22578 TT Pike q 2.4726630 (2000.0) P Q z +0.0154255 Peri. 146.91264 +0.50505994 +0.81082397 +/-0.0000121 Node 149.97438 -0.86279444 +0.48319904 e 0.9618578 Incl. 36.23362 -0.02236527 -0.33027743 From 242 observations 2026 Jan. 13-June 8, mean residual 0".4. Ephemeris: Date TT R. A. (2000) Decl. Delta r Elong. Phase m1 2026 05 10 16 46 01.1 +27 58 06 2.4913 3.2187 128.5 14.2 19.3 ... 2026 05 25 16 39 36.0 +29 15 10 2.3839 3.1246 129.2 14.5 19.0 ... 2026 06 02 16 35 24.4 +29 29 57 2.3418 3.0760 128.4 15.0 18.9 ... 2026 06 08 16 32 09.7 +29 27 34 2.3169 3.0402 127.2 15.4 18.9 2026 06 09 16 31 37.5 +29 26 01 2.3133 3.0344 127.0 15.5 18.8 2026 06 10 16 31 05.5 +29 24 07 2.3098 3.0285 126.8 15.6 18.8 ... 2026 06 16 16 27 59.5 +29 05 37 2.2922 2.9937 125.1 16.1 18.8 ... 2026 06 24 16 24 20.2 +28 22 12 2.2767 2.9484 122.4 16.9 18.7 ... 2026 07 09 16 19 57.0 +26 07 17 2.2706 2.8674 116.1 18.6 18.6 (MPEC 2026-L52、CBET 5701、oaa-comet 9089、9091、9126、9127、9163)