Comet P/2021 TR81 (Lemmon) 2021年10月8日、Mt Lemmonサーベイの1.5-m 反射望遠鏡で発見され、MPS 1513132で発表した時、 2021 TR81との小惑星符号を与えられていた小惑星らしい天体が、他の観測者によって彗星状で あることがことがわかった。 2022年1月8.23-8.25日UT、HaleakalaのPan-STARRS2 1.8-m Ritchey-Chretien反射望遠鏡で得た 画像で再発見した時、Y. Ramanjooloo (ハワイ大学天文学研究所)は、2021 TR81であることを すぐに見抜き、画像に僅かな曖昧さがあることを指摘した。1".6-2".2のシーイングで、3枚の 45-秒のW-バンド露出から、拡散した2"-2".3のコマが見え、p.a. 315°に幅2"で約2"の尾がある。 R. Werykは、最近これら同じPan-STARRS2画像を再び見て、p.a. 250-350°にわたる広くて短い 尾に気づいた。 佐藤英貴氏(東京都文京区, 2021年12月29.45日UT、60-秒CCD露出12枚のスタック, 0.51-m f/6.8 アストログラフ, Siding Spring, NSW,オーストラリア, 遠隔操作:恒星状に見えるだけであった。 4".9の円形範囲で測定した光度は19.7-19.8等であった。同氏は、2022年1月23.46日、同じ望遠鏡で 得た、60-秒CCD露出12枚のスタックでは、再び恒星状であった。4".9の円形範囲で測定した光度は 18.7等であった。同氏は、2022年3月22.39日、60-秒CCD露出6枚のスタックでは、強く集光した頭部 に1'.6の外側のコマが見えるが、尾はない。49".2の円形範囲で測定した光度は15.0等と観測した。 同氏が、2022年4月12.39日、同じ望遠鏡で月明かりの下で得た、60-秒CCD露出6枚のスタックでは、 強く集光した頭部と30"の小さなコマが見えるが、尾はない。15".3の円形範囲で測定した光度は 16.9等と観測した。また同氏は、2022年3月21.4日、60-秒CCD露出10枚のスタック, 0.43-m f/6.8 アストログラフ, Siding Spring:これは強く集光した頭部に50"の外側のコマが見えるが、尾はない。 26".5の円形範囲で測定した光度は15.0等と観測した)ら位置観測者によって彗星状と観測された。 彗星機能の報告は次のとおり、 OC Date Reporter Coma Tail PA Comet Date (T/P) Reported F52 2022-01-08 R. Weryk 1" 250 P 2025-04-23.68 Q62 2022-03-21 H. Sato 50" T 2022-03-21.54 Q62 2022-03-22 H. Sato 96" T 2022-04-20.65 Q62 2022-04-12 H. Sato 30" T 2022-04-20.65 Pan-STARRS1によるによる発見位置は次のとおり、 2021 UT R.A. (2000) Decl. Mag. Oct. 8.39029 3 57 00.98 +15 49 50.5 21.2 8.39602 3 57 00.98 +15 49 45.9 21.4 8.40116 3 57 00.99 +15 49 41.7 20.9 8.40632 3 57 00.90 +15 49 36.5 21.5 MPCの楕円軌道要素は次のとおり、 Orbital elements: P/2021 TR81 (Lemmon) Epoch 2025 May 5.0 TT = JDT 2460800.5 T 2022 Apr. 3.56849 TT Veres q 1.4649475 (2000.0) P Q n 0.03793107 Peri. 272.00486 -0.54293174 -0.74548186 a 8.7728223 Node 220.18015 +0.77834340 -0.61956208 e 0.8330130 Incl. 36.81587 -0.31528825 -0.24576334 P 26.0 From 118 observations 2021 Sept. 11-2022 May 27, mean residual 0".6. (MPEC 2025-H93、CBET 5550)