ひとりごと過去記事



続・センスのない政党名 2010年 04月 09日

平沼赳夫氏などが結成する新党の名前が「たちあがれ日本」というセンスのない名前になったことを嘆いたばかりだが、報道によると、藤井孝男氏は「サムライ」という政党名を提案していたらしい。「たちあがれ日本」はヒドイと思ったが、「サムライ」はもっとヒドイなぁ...
同じ報道によると「たちあがれ日本」というセンスのない名前を提案したのは石原慎太郎・東京都知事らしい。彼は時々まともな事を言ったりやったりするのだが、文学者にしてこのセンスのなさは致命的だ。「ふすまを突き破る」話の作者が、表現を制限する立法に賛成しているというのも、こういった基本的なセンスのなさから来ているのだろう...


センスのない政党名 2010年 04月 08日

新党「たちあがれ日本」というのができるらしいが、政党名にセンスがない。こんな政党名を付ける人々の考える政策がまともであるとは思えないのだが、もう少しまともな政党名は思いつかなかったのだろうか?


電話を 1 コールで取るのはマナー違反だ 2010年 04月 06日

世にあるマナー本などや、私が新入社員であった時のマナー研修でも「電話はすぐ取れ」ということになっていて、電話は早くとれば早くとるほどマナーとしてよいという風潮がある。が、これって正しいのだろうか?
最近ちょっとした所用である会社に電話をしたら、呼び出し音が全く鳴らない間に相手が出た。私は呼び出し音が鳴るのを期待していたのに、いきなり「はい、○○です。」と言われてびっくりしてしまった。マナーは「相手にとって良い」ようにふるまうというのが基本だと思うのだが、そうだとすれば、このように相手をびっくりさせてしまうような行為は立派なマナー違反ではないのか?
また、「電話をすぐ取れ」とばかり言う人が実際に電話に出ているところを聞くと、電話を取っただけでろくに対応できていない事が多いような気がする。そういう場面を目にすると、(耳にすると、か?) 電話をすぐとることぐらいにしか自分の価値を見いだせない無能な人が「電話はすぐとれ」というのではないだろうかと思ってしまう。
最近の電話は呼び出し側と電話機側の呼び出し音が必ずしも同期していないので難しい面もあるが、私は私用でも職場でも、電話は 1 コール以上待って、基本的には呼び出し音の「間」の部分で取るようにしている。それが本来のマナーだと思う。


平林審判おめでとう 2010年 04月 04日

平林 岳審判が、メジャーリーグ (オープン戦)・デビューを果たした。
公式戦ではないとはいえ、マイナーリーグの審判で 1A、2A、3A と年を重ねて実績をつんだ結果が評価されての、日本人初の快挙である。審判は選手より全体の人数が少なく、また、引退する人も少ないため、3A 審判をやっていてメジャー審判になれる力があっても、メジャー審判の引退がなければなかなかチャンスはめぐってこないのだ。40 歳で夢を追い続け、実現した平林審判を称えたい。おめでとう!


空港の全身スキャナー 2010年 04月 02日

報道によると、米運輸保安庁(TSA)は、テロ防止の目的で一部の空港に導入した「全身透視スキャナー」によって、乗客が隠していた危険物などが多数見つかり、空港の安全が大幅に強化されたと発表した。
事実上乗客の裸に近い姿が見えるこのスキャナー装置で、導入以降これまでの約 1 年間で、ナイフ、かみそりの刃、液体入りの瓶など 60 点以上が発見されたという。逆にいえば、これまでは、年に 60 件程度は、このような禁止品目が持ち込まれていたのを見過ごしていたはずであるということである。そして、それらが航空の安全に何の脅威も与えていなかった事が明らかになったとも言える。
この結果から、これらの品目を持ち込むことが危険でないことがわかったので、持ち込み可能にしましょう、という結論になってもいいと思うのだが、なぜか「もっと全身スキャナを導入しましょう」という話になってしまっているようだ。
そういえば、空港で起きる犯罪のかなりの部分が空港や航空会社の職員によって起こされているという。年間 60 件程度の特定の荷物の持ち込みを問題視するなら、空港職員は彼らが危険物を持っていないことを明らかにするために、乗客の前では素っ裸でいた方がいいのではないだろうか。実際の犯罪リスクはどちらにもあるのに、乗客だけがなぜ裸にされなければならないのかが理解できない。


相模原市おめでとう 2010年 04月 01日

賛否両論あるが、相模原市が本日 2010/04/01(木) から政令指定都市になった。
個人的には政令指定都市になるメリットを、政治家も役所も全然説明してくれていないことが不満だが、とりあえずの門出に、おめでとうと言っておこうと思う。
相模原市、政令指定都市化おめでとう。


根岸フレンドシップデー 2010年 03月 30日

2010/04/24(土) 12:00-19:00
雨天時:翌 2010/04/25(日) に順延
根岸米軍ハイツ
JR根岸線、根岸駅・山手駅どちらも徒歩 15 分
横浜市営バス 103 系統根岸台停留所徒歩 1 分
問合せ:045-281-4120
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ツインリンクもてぎへ行ってる日だから行けないな...


日産の品質の危険信号 2010年 03月 26日

日産が、ダイムラーと相互に資本出資をして提携をすることが検討していると報道されている。
ダイムラーと言えば、高価な車のくせにカローラよりよく故障するという、品質管理レベルの低さで有名な自動車メーカーだ。さらに元々は日本メーカーの 1 社としてそれなりの品質を持つ車を製造していた三菱に資本参加して「ゲートシステム」という最悪の品質管理システムを押しつけた、日本自動車業界史上最悪の提携の当事者である。
日産がそこと提携するということは、今後の日産車の品質低下はまぬがれ得ない。日産車オーナーとしては悲しい限りである。ダイムラーと提携して得られるものなど何もないのだから、提携案は即座に撤回してもらいたいものである


Google Maps 保存された場所 2010年 03月 15日

Google Maps には「保存された場所」という機能があった。これはマイマップのデフォルト地図名「保存した場所」とは別のものである。
この機能に対する Google の扱いは当初からひどいものだった。検索結果などを自動的に登録する機能があるのだが、これが不便極まりないのでオフにしていたのだが、それでも登録した覚えのない場所が勝手に登録されていた。逆に登録画面から登録しても正しく保存されない場合も多かった。登録名に括弧やカンマを使うと、その部分が切れて登録されたりとかもしていた。しかし、マイマップと違って他人に公開されたりしないし、便利な機能だったので、そのうち改善するだろうと思って使っていたら、突然使えなくなってしまった。
なんでかなと思ったら、ヘルプに「保存された場所」の機能はなくなったと説明されていた。それにかわって「ウェブ履歴」の機能が使えると言っているのだが、機能が全然違う...
Google はやっぱり検索エンジン以外は全然ダメだなぁ


MoKuJi ずっと「緊急」メンテナンス中 2010年 03月 10日

自分の Blog で、MoKuJi という過去のエントリの一覧をカレンダー形式で見せてくれる無料サービスを使っていたのだが、使いはじめて 1 年ほどで記事の更新にカレンダー内容が反映されないようになり、さらに 1、2 か月前からは、自分の MoKuJi ページにアクセスしても、MoKuJi のトップページにアクセスしても、「緊急メンテナンスのお知らせ」という画面が表示されるだけになってしまった。
このサイトを運営しているのはムロドーという会社で、サイトを見ると例えば "Web ビジネスコンサルティング" というサービスメニューで "新規 Web サイトの構築時や既存 Web サイト改善時の課題を抽出し、解決施策の立案を行います。" とうたっている。しかし、自前で運営しているサイトがずっと「緊急メンテナンス」中の会社に、そんな仕事を頼もうと思う人なんているのだろうか...?
この MoKuJi サービスを無料でやっているのには、自社技術のデモンストレーションという意味もあると思うのだが、これでは「技術がない」ということをデモンストレーションになってしまっている。
大丈夫か?


村の鍛冶屋 2010年 03月 03日

いい歌だなぁ。

1.
暫時 (しばし) も止まずに 槌打つ響き
飛び散る火の花 はしる湯玉
ふいごの風さえ 息をもつがず
仕事に精出す 村の鍛冶屋

2.
あるじは名高き いつこく老爺 (おやじ)
早起き早寝の 病知らず
鉄より堅しと 誇れる腕に
勝りて堅きは 彼が心

3.
刀はうたねど 大鎌小鎌、
馬鍬 (まぐわ) に作鍬 (さくぐわ) 鋤 (すき) よ鉈 (なた) よ
平和の打ち物 休まずうちて、
日毎に戦う 懶惰 (らんだ) の敵と

4.
稼ぐにおいつく 貧乏なくて
名物鍛冶屋は 日々に繁昌
あたりに類なき 仕事の誉れ
槌うつ響に まして高し


Yahoo! カレンダー障害その後 2010年 03月 02日

Yahoo! に問い合わせた結果、どうやら原因らしきものがわかった。カレンダーに登録できる予定には件数の制限があり、14,000 件まで登録が可能なのだそうである。
昔は HP-200LX のカレンダーをメインにしていて、Yahoo! カレンダーは予備的にしか使っていなかったのだが、2000 年頃からは Yahoo! カレンダーの方をメインとして本格的に使い始めた。その頃からアイテムは追加する一方だったので、ついに 14,000 件を越えてしまったということらしい。約 10 年でこの制限ということは 1 日平均 4 個ぐらいのスケジュールが入っているということ。2000 年頃はスカスカだが、最近は会議などの「いかにも予定」というような項目だけでなく、買い物の備忘録としてリマインダーを入れたり、電車に乗り遅れないようにリマインダーを入れたりと色々な用途で使っているので、1 日 5 〜 10 件ぐらいの予定を書いてある。設計した人は 14,000 もあれば十分と思ったのだろうが、私の使い方では、そりゃ越えるだろうという感じである。
ということで、古い予定を順次削除しつつ使っていくことにしたのだった。
ちょっと面倒...


Yahoo! カレンダー障害発生中 2010年 03月 01日

Yahoo! カレンダーに新しいアイテムを追加すると、リマインダーが設定されていても "リマインダ―は、設定可能な期限を過ぎていたため、設定されませんでした。" とエラーがでてしまう。
しかも、追加した情報をカレンダー上で確認しても、アイテムが表示されていない。

検索すると出てくるので、何らかの形で保存されてはいるようだが、リマインダー機能は私が Yahoo! カレンダーでもっとも重視していると言ってもいい機能なので、ちゃんと使えないのは困る。今日 2010/03/01(月) は Yahoo! メールにも障害があるようでその対応をしているという情報は Yahoo! メールログイン時に表示されるが、Yahoo! カレンダーのページにはそういう表示はない。気づいてないのだろうか...


神道にパワースポットなんてない 2010年 03月 01日

最近神道が流行っているようである。宗教に対して「流行っているから参拝に行ってみる」などという態度でのぞむ人が多いのは正しくないような気がするが、神社の維持などに必要なお金を落としてくれる人が増えることは悪いことではない。
それより気になるのは、最近流行の神道の説明で「パワースポット」とか「スピリチュアル」などという用語がつかわれていることである。
神道は日本古来のもので、その説明をするのに当然そんな言葉は必要ない。逆に言えば「パワースポット」とか「スピリチュアル」などという用語が使われている神道に関する説明は、基本的に何かを誤魔化そうとしていると思った方がよい。テレビや雑誌で見るその手の番組・記事は、実際嘘が多いので、逆に「テレビで○○と言ってたから嘘だ」と言ってもいいぐらいである。こういったテレビ番組や雑誌記事の嘘は巧妙で、9 割ぐらい、例えば番組や記事で取り上げる神社の歴史のような内容は本当の事なのに、核心的な部分が嘘だったりするので、騙されやすい。なので「番組や記事の内容のほとんどの部分が他のソースでただしそうだと確認できた」からと言って、全部正しいと思わないことが重要だ。
ファッションとして神道を見たり楽しんだりする人がいることは自体は問題ないが、それを利用して騙される人がいることが気になる。神道の説明で「パワースポット」と言う人は「私は嘘をついています」と言っているのと同じなので、話しを聞く時にはそのつもりで聞くようにして欲しいし、特にそういう説明をする人に対してお金を出さなければならないような状況では、自分が何をやろうとしているのかちゃんと把握しているかどうか考え直してほしい。あなたが騙されて出したお金は、詐欺師がさらに次の詐欺をする資金になり、詐欺に加担することになるということも忘れないでほしい。


ロンダ・スミス 2010年 02月 27日

ロンダ・スミスという人は「アクセルを踏まないのに時速 100 マイルまで加速した」と証言し、「(欠陥のある車を売った) トヨタは恥を知れ」と発言したらしい。
このロンダ・スミスという人が乗っていたたった 3,000 マイルの間に問題を起こしたというこの車は、その後人手に渡り 27,000 マイルの間問題なく走っていたらしい。

正直な感想を言えば、ロンダ・スミスという人が自ら何らかの操作をして時速 160 マイルになったのを勘違いして欠陥だと言っているだけのようにしか思えないのだが、それは別にして、この車が人手に渡っていたということは、「トヨタは恥を知れ」と言ったその当人は、アクセルを踏まないのに時速 100 マイルまで加速する車を売っていたということになる。そういう欠陥を告げていれば個人の買い手であれば買わないだろうし、中古車ディーラーであれば徹底的に検査をするだろう。そういったことがなく売れていたとうことは、この人は自身が欠陥があると信じている車を、その欠陥を告げることなく売っていたことになる。

恥を知るべきなのは誰なのだろうか?


Seesaa Blog 障害 2010年 02月 24日

blog.okumura.com は Seesaa という無料 Blog サービスを使っている。一昨日夜中にメンテナンス停止 (これはたぶんスケジュールされたもの) していたが、昨日 2010/02/23(火) なんと 17:00 というアクセスが多いはずの時間帯にメンテナンスで再び停止してしまった。たぶん最初のメンテナンス停止でなにか障害が発生していたものと思われる。その後停止時間が延長され続けて、未だに停止したまま。
Blog のページにアクセスすると、こんなメッセージが表示される。
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予定しておりましたメンテナンス作業を終了しましたが、アクセスしづらい状況が続いているため、再度メンテナンスを行わせていただきます。
弊社サービスをご利用の皆様には、ご不便をお掛けし誠に申し訳ございませんが、メンテナンス終了まで今しばらくお待ちいただきますようお願い申し上げます。

何卒、ご理解とご協力の程、よろしくお願いいたします。

<追記(2010年2月23日 23時40分)>
アクセスしづらい状況について調査を行ったところ、ネットワーク上の問題があることが判明いたしました。
現在、表示速度のパフォーマンス改善のためメンテナンスを継続して行っております。
誠に申し訳ございませんが、今しばらくお待ちいただきますようお願い申し上げます。

<追記(2010年2月24日 8時40分)>
予定時間を大幅に延長して実施しておりますメンテナンスでございますが本日13時のサービス再開に向けて作業を行っております。
--
13時には復旧しなさそうな感じだなぁ。1 日止まってるぐらいならいいけど、どっかの NTT みたいに「や〜めた」って投げ出したしされると、移動が面倒で困るのだが...


オーストラリア・スミス外相は馬鹿? 2010年 02月 22日

報道によると、オーストラリアのスミス外相は、日豪外相会談で調査捕鯨の廃止を IWC に提案すると言った上で、「それでも解決できなければ、停止を求めて国際司法裁判所に持ち込む」と発言したらしい。
反捕鯨団体や、そういった団体にシンパシーを示す国がこれまで国際司法裁判所に提訴してこなかった理由を知らないのだろうか...?
国際法を普通に解釈すれば、提訴すれば捕鯨国側 (日本) が勝つのは確実であることを知っているため、反捕鯨団体は日本が国際司法裁判所のお墨付きをもらってしまうことを避けるために提訴せずにいたのだ。日本の岡田外相は「提訴への言及は残念」などとコメントしているが、本心では「提訴してくれ」と思っているのではないだろうか?
私個人は捕鯨に対しては積極的に賛成でも反対でもない。捕鯨賛成派の人が「捕鯨が日本の文化」などという人を見ると、そんな事実はないのに、なんでそんな無理筋の主張をしちゃうのだろうと思うが、捕鯨反対の人が暴力に訴えるのを見ると、自分自身が賛成か反対かの意見と関係なく「捕鯨反対派の行動に反対」と思ってしまう。とっとと提訴して、そしてとっとと敗訴して自らの愚かさを知ってもらいたいものである


判例に従う裁判官は違憲 2010年 02月 19日

日本の裁判では、多くの裁判で「判例に従って」判決が下されている。しかし日本国の最高法規である憲法では「裁判官は違憲すべて裁判官は、その良心に従ひ独立してその職権を行ひ、この憲法及び法律にのみ拘束される。」と定めている。つまり判例に従うことは憲法違反なのだ。
そういう意味では「判例違反」を上告理由にしている刑事訴訟法自体が憲法違反の疑いが強い。
個々の裁判官が、個別の裁判のそれぞれについて自らの良心に基づいて判断した結果、判例に従う事になったのであれば仕方がないが、現在はすべての裁判官が、すべての裁判において過去の判例に従っていることが問題だ。また、「刑の均衡」などと言う無意味な言葉を振り回して、自ら判断しなければならない職務を放棄している裁判官も多い。裁判になる事象にはそれぞれに個別の状況があり、どういう事をすればどのような罪になるというような事が、法律で簡単にどのような場合でも明確に規定できるわけではない。どのような判例も、実際の個別の裁判に厳格に当てはめることなどできるはずがないのだ。だからこそ 1 件 1 件に対して裁判を行う意味がある。一度判例が決まれば以後それに従った判決しか出ないというのは、裁判という制度自体を否定していることになる。
裁判官には、個々の裁判にもっと真剣に取り組んで、個々の事情に応じた判決を「法と良心」に基づいて決めてもらいたい。もちろん、そのためには、1 人あたりの担当する裁判数・訴訟数を減らす必要もある。1 人の裁判官が 1 年 300 件も 400 件も判決を出している状況を看過している最高裁や法務省もイカれているとしか思えないので、そこから改善していく必要があるのだろう。先の長い話である...


MS10-015 / KB977165 に感染 2010年 02月 15日

最近、自宅の PC で Firefox を使っていたら、バンバン落ちるようになってしまった。何事かと思ったが、ニュースなどを見ていると Microsoft が Microsoft Update で MS10-015 / KB977165 というワームをバラまいているということだったので、確認してみた。

[スタート]→[設定]→[コントロール パネル]→[プログラムの追加と削除] で [更新プログラムの表示] をチェックすると、Microsoft Update でインストールされた更新プログラムも一覧に表示されるようになる。更新プログラムは数が多くて一覧を見るだけでも大変だが、[Windows XP - ソフトウェアの更新] のサブツリーの中に、KB977165 があり、見事に感染していることが判明した。

この Microsoft の作った迷惑プログラム (ワーム) を削除 (アンインストール) するためには、他の更新も削除する必要があった。警告に従って、以下の更新を、この順番で削除すると、ようやく KB977165 が削除できた。

KB978706
KB971468
KB977914
KB978262
KB975560
KB978251

実は、これらより先に "more win" type1 plug-in も削除しなくてはならないという警告が出る。この "more win" type1 plug-in は [プログラムの追加と削除] の一番最初に表示されるのだが、[削除] を押しても、他のインストーラーが実行中だとかいうマヌケなエラーを出すだけで削除できなかった。仕方ないので、KB977165 などを削除する時は "more win" type1 plug-in に関する警告は無視して削除を進めた。ちなみに、この削除時にマヌケなエラーを出す "more win" type1 plug-in を作っているマヌケな会社は Label Gate Co, LTD. というところである。

削除後、再び Microsoft Update を実行する。これだけ世の中に迷惑をかけているのに、未だに KB977165 がインストールすべき更新として一覧される事実に驚いたが、チェックを外して他の更新をインストールした。

これでようやく PC がちゃんと使える状態に復帰したが、削除時には再起動が必要になる更新もあり、その度に再起動をしたりしていたので、1 時間ぐらいは時間を無駄にしてしまった。全世界でおそらく何百万人という人がこれをやっているのかと思うと、MS10-015 / KB977165 という迷惑プログラムを多くの PC に勝手に送り込んだ Microsoft による犯罪被害の大きさが途方もないものであることが容易に想像できる。

でも、Microsoft 自身はしょうもないコメントを出す以外には何のアクションもとらないだろうし、警察とかも Microsoft に対して何もアクションをとらないのだろうなぁ... Microsoft による電子計算機損壊等業務妨害罪であることは明らかなのに...


山田孝男編集委員の間違い 2010年 02月 07日

毎日新聞 2010/02/01(月) の風知草というコラムで『「乗数効果」余聞」』という見出しで山田孝男編集委員という人がコラムを書いているのだが、これがヒドい。
要約すると、参議院で以下のような議論があって、経済オンチの菅財務大臣が林芳正議員のツッコミに耐えられなかったことを、山田氏は民主党が堅実でないと嘆いているのだ。

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菅直人財務大臣(以下「菅」):自民党は 1 兆円の財政支出で 1 兆円しか効果がでない無意味な公共事業を乱発したじゃないか
林芳正(以下「林」):どうも乗数効果のことを言っておられるようですが、子供手当ての乗数効果をいくらと見ますか
菅:消費性向 0.7
林:消費性向と乗数効果の関係は?
菅:(しどろもどろ)

で、これを林芳正氏の方が論戦の不毛を嘆いているというのだ。
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アホラシイ

菅財務大臣が最初に言っているのは、乗数効果のことではなくて波及効果についてであることは明らかだ。それを理解できずに「乗数効果のことを言っておられるようですが」と不毛な論戦をスタートさせたのは林氏自身である。議論の不毛を嘆いたという事は、林氏は自分が不毛な議論をスタートさせた張本人だと気付いていないということだろう。該当のコラムによると林氏は前経済財政担当大臣だったらしいので、おおかたその時にでも覚えた「乗数効果」という用語をうれしくて使ってみたかったのだろうが、乗数効果の意味は理解できていなかったとみえる。残念な人である。

一方の菅財務大臣も、波及効果のない公共事業を自民党がやっていたということを自分から言っておきながら、ちょっと専門用語を使って詰め寄られただけでうろたえて、自分が本来言いたかった事を説明できていない。財務大臣は経済にある程度詳しいにこしたことはないが、政治家が経済の専門家である必要はないのだから、乗数効果という用語をしらなければならないことはない。知らなければ知らないと言って、なんなら林氏に説明を求めればよかったし、そもそも乗数効果のことなんか話してないのだから、「乗数効果とは何か知らないが、言いたい事は、自民党の作った道路は、作った場所が悪くて道路の建設以上の経済効果を生み出さなかったりしていたということだ」と反論すればよかったのである。

そして何よりもアホラシイのは、林氏のマヌケな追求を、まるで正しい追求であったかのように解説している、この山田孝男編集委員のコラムそのものである。日本を代表する新聞の 1 つである毎日新聞の 2 面という重要な場所に、こんな間違った記事がチェックを潜り抜けて掲載されてしまうという事実を、日本人としてとても恥ずかしく思うのだった


民主主義を世界に広めるんじゃなかったの? 2010年 01月 25日

日本で自由選挙によって、普天間基地の辺野古移設に地元主権者が反対の意思を示したことに対して、米国主要メディアは一斉に「日米関係を危うくするものだ」と論評した。選挙結果が出てからのコメントはないが、選挙中には、アメリカの政治家数人からも、選挙で辺野古移設に反対の結果が出ることは日米関係に危機をもたらし受け入れられないといった趣旨のコメントが出ている。
アメリカはイラクに対する戦争や、イランに対する敵視政策を行う時に「民主主義を世界に広める」ということをお題目として唱えている。ここでいう民主主義とは、自由選挙によって選ばれた政治家が政権を担う政治体制のことだ。民主主義が一番よい政治体制かどうかはわからないが、それほど悪くない政治体制ではあるだろうし、それを広めるという事自体には反対しない。
しかしこういった論評やコメントを見ると、彼らが広めたい「民主主義」とは、あくまでアメリカにとって都合がよい選挙結果を出す場合だけであるらしいことがわかる。形式的には選挙をやっているけど、「国」に都合のよい結果しか出ない中国共産党や北朝鮮となんら変わるところがない。
まぁ、事実上政党が 2 つしかなく自由な選挙が行われていない国なので、自由な選挙とはどういうものなのか経験したことがなく、都合の悪い選挙結果になるという事が想像できないのだろう... 困ったものだ。
ちなみに日米関係を危うくしているのは、選挙結果ではなく、日本の主権者の意向を無視し、日本で独裁者のようにふるまい続ける米軍と、それを援護し続ける米国政府である。他国の選挙結果に文句を言う前に、自分の国のデタラメさをなんとかしてほしいものである


牧野有峰先生 2010年 01月 23日

撮りためたまま見ていなかった 2009 年末頃に録画した「所さんの目がテン!」を見ていた。テーマは「手相占いの科学」である。
ここに手相占い師として登場していたのが、牧野有峰先生。牧野先生が行った科学的検証の実験ではなかなか厳しい結果を出してしまうのだが、それでもこういう場に出てきて自分の言葉でコメントを言う勇気には敬意を表さざるを得ない。
今後もがんばっていただきたいものである。


よりよい生活って何? 2010年 01月 22日

政治が目指すべきものは何かといえば、「国民がよりよい生活をおくれるようにすること」だろう。「よりよい生活とは何か」という定義は人それぞれであり、政党や国によって違っていてはしても、それぞれの思う「よりよい生活」を目指すという 1 点に違いはないはずだ。

よりよい生活を目指すという意味で、国にはいくつかの段階がある。

第 1 段階は基本的な食料を確保する段階だ。よりよい生活とは以下のようなものだ。

○ 食料の心配をしなければならない生活よりは、食料の心配のない生活

衣食住といわれる生活必需項目がこれらに続くだろう。

○ 衣類のない生活よりは、衣類のある生活
○ 住居の心配をしなければならない生活よりは、住居の心配のない生活

国民のこのレベルの要求を満たせていない国は、生産力が需要を下回っているはずだから、とにかく国内の生産性を上げて要求を何らかの形で満たしていく必要がある。(一部の後進国は、生産性を輸出向けの偏った製品の生産にむけているために、全体としての生産性は需要を上回っているのに、国民の衣食住を満たせないという状態にある。明らかな失政である)

第 2 段階は、本当の生活必需項目を上回る、それぞれの時代の基礎的な要求を満たしてく段階である。現時点では以下のような項目があるだろう。

○ 適切な料金で移動できる生活
○ 適切な医療が受けられる生活
○ 空腹を満たすだけでなく、より美味しいものが食べられる生活
○ テレビのある生活
○ 電話のある生活
○ 自動車のある生活

このレベルの要求を満たせていない国は、かつての日本がそうであったように、生産性がこういった基礎的な要求を満たせる段階までは、外国に範をとり「追いつけ、追い越せ」で進んでいけばよい。

この段階を越えると、生産性が向上すると、能力が需要を上回るようになってくる。余剰となった生産性に対して何の手もうたないと、失業という問題となって表面化する。科学技術の進歩によって得られた生産性の向上という果実は、それによって何を生産するかを常に新たに考え出さなければ味わうことができないのだ。

先進国と呼ばれる国は、それぞれの国ごとに若干のバラつきがあるものの、おおよそこの段階に達している。

一つの考え方としては、余剰になった生産性を切り捨てるという考え方もある。例えば、1 日の労働時間を 5 時間に制限するとか、週休 3 日制を推進するとかいった方法だ。いうなれば縮小均衡政策だ。「2 番手でもいいんです」政策である。この考えは、外国との競争が常に存在するため中・長期的にはうまく行かないことは明らかである。

そこで考え出されるべき余剰生産性が向かう先は、「必需」ではないものである。それは、「新たな必需」を生み出すということとなる場合もある。例えば上であげた「テレビ」や「電話」は、もちろんかつては基礎的な必需品ではなかった。しかし現代においては必需といってよいだろう。この新たな需要が何かを見つけ、それを育てていくことが、国の経済政策としてもっとも重要なことだ。

この問題は現代だけでなく、それぞれの時代に、その時代の科学技術の発達度合いに応じて、同じように存在していたのだ。明治の頃から、余剰生産性は、例えば鉄道の整備、道路の舗装、港湾の整備、テレビ放送網の構築、学校建設など、それまでは存在しなかった新たな消費を作り出してきた。

今が明治元年だと想定してみよう。あなたがもし「日本中の道路を、石のようなもので覆って、雨が降ってもぬかるんだりしないようにすれば、荷車を走らせやすくなり、物流がよくなって、人々の生活はよりよくなるだろうか?」と言い出したとしたら、周りの人はなんというだろうか? 9 割以上の人は「馬鹿な事を言ってるんじゃない。すべての道を覆うなんて不可能だ」というような反応だったろう。しかし今日本の公道の舗装率は 100% 近くになっていて、それが色々な形で人々の生活に役立っている。あるいは、ほんの 20 年前、1990 年に立ち返って「すべての人が携帯端末を持って、リモートコンピューターにアクセスしてショッピングをしたり、ホテルの手配をしたりすると、人々の生活はよりよくなるだろうか?」と言い出したとしたらどうだったろうか。

中には完全に失敗に終わった試みもあっただろうが、そういった新たな消費が、人々のよりよい生活につながっているのである。この新しい需要を探す段階が、第 3 の段階である。

日本は第 2 段階にとどまっている事もいくつかあるので、そこを追求するだけでもかなりの需要が眠っている。

○ ちゃんとしたオーブンのある生活。日本ではほとんどの家に、ちゃんとしたオーブンが備わっていない。これは主要な先進国では日本だけであるだけでなく、いくつかの発展途上国にも劣る。
○ 安心して遊べる公園のある生活。子供向けも、大人向けも不足してる。住宅地にあるような小さな児童公園も、小中学校の校庭も、芝生が植えられているべきなのに、土のままのところがほとんどである。テニスコート、野球場、サッカー場、更衣施設やシャワーなどがちゃんと整備され、車道から分離されたランニングコースやサイクリングコースなどは、他の先進国に比べ圧倒的に劣っている。
○ ボート遊びが楽しめる生活。先進諸国では、特別にお金持ちではない普通の人がクルーザーを持って楽しんでいる。日本では産業に直結することになっている漁港や、防災目的の河川整備は行われているが、マリーナや、小型ボート用の船着き場は、まったく整備されていないか、「防災目的の船着き場なので、普段はカギのかかった柵で囲まれていて使えない」というような、お金を無駄にしているとしか思えないような方法でしか整備されていない。
○ ガレージのある家。オーブン同様、アメリカなど他の先進国では普及している屋根の付いたガレージが、日本ではほとんど普及していない。これは屋根をつけたガレージにしてしまうと、駐車スペースが建ぺい率に含まれてしまうからだ。日本は土地価格が高く一戸あたりの土地面積が狭い上、宅地では建ぺい率 50% が一般的であるため、貴重な建築面積をガレージに割くのはもったいないということで、通常の一戸建てでは駐車スペースは屋根のない駐車場として作られる。その結果レスサスやメルセデスベンツのような高級車を持っているのに、駐車場は雨ざらしというアンバランスな家が少なくないし、逆に高級車を買う収入があるのに自宅にガレージがないために躊躇しているという人も多い。駐車場を特定の防火建築で作る場合には建ぺい率の例外とするなどすれば、このような不均衡が解消するだろう。

第 3 段階となる項目は、上記で明治初期にすべての道路を舗装すると言った場合を例にしたように、誰もが「何を言っているんだ」というような現時点では突拍子もないような事であるかも知れない。それを探る人に支援を与えることこそが、政府の重要な役割なのだ。

我々にとってよりよい生活とはどのようなものであるのだろうか。それを考え、さまざまな形で政治家へ伝えることが有権者の重要な役割なのだ。


高速道路料金 2010年 01月 20日

民主党が高速料金を 2,000 円均一にするという「政策」を打ち出しているが、本当にばかばかしい。こんなものは、そもそも「政策」と呼ぶに値しない。本気で考えてこんなことしか思いつかない人は、政治家には向いていないと思うので、即座に引退してもらいたい。

すでにメディアなどからも指摘されているが、問題はいくつもあるが、私が問題と考えるポイントを書いておきたい。

○ 2,000 円という価格の設定には何の根拠もなく、「自民党が 1,000 円だったから、違う数字にしたかった」という程度の意識しかないように感じられ、幼稚としかいいようがない。

○ 自民党の 1,000 円高速政策で、渋滞の発生により「高速道路」が「停滞道路」になってしまったのは確認済み。2,000 円にしても状況はたいして変わらないだろう。この自民党がせっかく実施してくれた実験結果を見て、過去に多大な投資をして作った高速道路を、本来の「高速」に移動するための道路として活用するための方策を考えなければならないのが政治家の役割なのに、それを放棄している。

○ 同様に、過去に多大な投資をして構築した ETC システムを、単純に放棄しようとしている。事業仕分けとか言って小銭をちまちま使わないようにすることに血道をあげていたのに、国民の財産ともいえ、多くの可能性を秘めた ETC の資産を有効活用しないなど言語道断。自民党政権時代に行われた事は、とにかく反対の事をしておけばいいとでも考えているのだろうか? これでは発想が子供のケンカである。

○ 高速道路は「建設費」を料金で償還していたはずなのに、最近の議論では「維持費」に料金が充てられているのが当然とされている。維持費に関してはそもそも最初から建設費とは切り離して税金でまかなっていなければならなかったはずなのに、そうなっていない事が問題だ。その議論が全くされていない。

個人的なアイデアとしては、せっかく作った ETC や交通量監視システムを使って、以下のようにすればよいと思う。

○ 維持費と建設費は会計を切り離し、維持費は一般道同様、税金でまかない、料金の対象は建設費の償還費用のみとする。償還対象は現在同様プール制として、区間別とはしない。

○ ETC 設置車については、基本的に高速道路は無料とする。ETC 非設置車は現状通りの料金で問題ない。

○ 交通量監視システムにより、渋滞の可能性が高まってきた区間については、料金を設定する。1 時間に 1 回程度の情報更新により、リアルタイムで徴収額を決定し、料金所入口、インターネット、S.A. などの掲示板、道路上の情報表示装置などに表示する。

○ 交通量がさらに増えた区間は、さらに料金を高くする。その区間の整備状況 (車線数) に応じた通過交通量によって 4、5 段階程度の料金を設定する。渋滞になった区間に適用される料金は、現在の料金より高く設定する。新たに渋滞区間に入ってくる車両に対しては、さらに 1 段高い最高金額を課金する。

実際には東京、大阪、名古屋、福岡などを中心にした区間や、東名高速のような区間は、4、5 段階に設定された料金のうち、常にレベル 2 から 3 程度の料金になることが予想される。それに対して、北海道など一部の閑散地にある道路は、本当に無料になるだろう。

交通量が増えた時には、それでも高速道路を使いたいという車は使うだろうし、そうでない車は高速道路利用を諦めるので、渋滞は減るはずである。

この方式でずっと無料状態が続くような区間は、高速道路は必要なかったということだろう。そういう区間の建設決定にかかわった政治家や役人は、国に対して建設費の一部を損害賠償金として支払う義務を持たせるなど何らかの実質的な責任を取る仕組みを用意しておけば、道路建設の是非ももっと真剣に検討されるに違いない。

こういう事を考えるのが政策なのだと思うのだが...


2009 年十大ニュース 2010年 01月 20日

十大と書きたいけど、今年も個人的に大ニュースは 10 個もないんだなぁ... これが。ということで、8 つだけ。

1. 青山 博一選手が MotoGP 250cc クラスで年間チャンピオン獲得

2. 七島計画完了? 残るのは自転車禁止の御蔵島だけなので、1997 年以来 10 年以上かかった七頭計画は、一応完了かな。

3. 寝台特急富士廃止

4. 立命館大学パンサーズライスボウル出場して勝利! 久々の日本一!

5. 3 年振りぐらいにスキーに行った

6. 薬師寺東塔解体修理が始まる前に見納めに行った

7. World Baseball Classic 日本 2 大会連続優勝

8. Oxfam Trailwalker 100km walk 参加 (54km 地点でリタイア)


2008 年十大ニュース 2010年 01月 20日

十大と書きたいけど、個人的に大ニュースは 10 個もないんだなぁ... これが。ということで、5 つだけ。

1. 義父が死去。まだ 71 歳だった。

2. 寝台急行銀河廃止

3. 寝台特急富士乗車

4. 0 系新幹線引退

5. 立命館大学パンサーズ甲子園ボウル出場して勝利、久々の大学日本一!


Microsoft Update が 0x8024402C や 0x8024402F で失敗 (更新) 2010年 01月 15日

2009/04/07(火) にも同じエラーが出て、ほぼ同じ内容の記事を書いたのだが、今回同じサーバーで同じエラーが出た。2009/04/07(火) と同様に調べたら、バイパスしなければならないサーバー URL が 1 つ増えていたので、記事自体を丸ごと書き直すことにした。以下前回とほぼ同じ内容だが、バイパスしなければならないサーバーに www.update.microsoft.com が増えている。

--

会社で使っている検証環境の Windows サーバーを Microsoft Update で更新しようとしたら、0x8024402C や 0x8024402F で失敗するという症状が出てしまった。

エラーの直接の原因は、Microsoft Update に使うサーバーに接続できないというエラーで、ファイヤーウォールの設定などによって発生する場合があるらしい。

この直接の原因を発生する要因は色々である。ファイヤーウォールの設定などは Windows では SP の適用でいきなり厳しくなることもあり、その場合、表面的には "Windows の SP を適用したら、Microsoft Update が動かなくなった" ように見えるらしい。なんだかなぁ... 今回は SP の適用はしていないので、それではない。

さらに調べてみると、Windows の機能である proxycfg というコマンドによる設定の影響もあるらしい。Windows の Internet Explorer での Proxy 設定は [インターネット オプション] の接続設定のところにあるのだが、これはユーザー単位での設定になっている。かつての Windows はサービスなどでも、そのサービスを実行しているユーザーの [インターネット オプション] の設定によって動作していたのだが、サービスの動作が、特定のユーザー (現実的には、Administrator) の設定変更の影響を受けるのはよくないということで、切り離された。具体的には、プログラムからインターネットへの接続を行う場合に使う API として、従来は Windows Internet API (WinINet) というものを使っていたのだが、これが実際には Ineternet Explorer の通信エンジンそのもので、ユーザーの [インターネット オプション] の設定の影響を受ける。現在は切り離されたものが使用されていて、それは Windows HTTP Services (WinHTTP) という。proxycfg というコマンドは、この WinHTTP に対する Proxy 設定を行うもの。

ちなみに、WinHTTP と WinINet (と、System.Net クラス) の関係については、Microsoft の Knowledge Base (KB) 821876 に説明がある。

Microsoft KB 821876 - INFO: Guidelines to Use WinHttp, Managed Code APIs (System.Net classes) or WinInet

で、現在の Microsoft Update は最初の画面では Internet Explorer で起動されるのだが、実際にアップデートをダウンロードしたりインストールしたりしているのは実は [Automatic Updates] というサービスが実行していて、それは WinHTTP を使っている。

そのため、以下のような場合に問題になり、0x8024402C や 0x8024402F が出る。なんでエラーコードが色々あるのかは不明なまま。

a. Proxy を設定しないとインターネットへの接続ができない環境で、Internet Explorer の [インターネット オプション] でしか Proxy の設定をしていない場合。

b. 何らかの理由で proxycfg の設定を変更したが、その設定が Microsoft Update を考慮していない場合。

問題となる状況例の説明前の文で、あえて "現在の" と書いたのは、昔の Windows Update は、ダウンロードやインストール時に必要なネットワークアクセスも WinINet を使っていたので、この問題にぶつからなかったからだ。(もしかしたら Windows Update より新しい Microsoft Update は、最初のバージョンから WinHTTP を使っているかも知れない)
したがって、問題になる "場合" としては、もうひとつ、以下の場合もある。

c. Microsoft Update や Windows Update に使うモジュールを WinHTTP を使うバージョンに更新した場合。

対処方法は以下のようになる。

a. の場合、インターネットに正常に接続できているユーザーでログインした状態で proxycfg -u というコマンドを実行すると、そのユーザーでの [インターネット オプション] の Proxy の設定が proxycfg にコピーして設定される。これにより問題は解消するはず。

b. の場合、元々 Proxy が必要なくてもインターネットに接続できる環境であれば、proxycfg -d というコマンドを実行することで Microsoft Update や Windows Update は機能するようになる。ただし、proxycfg の設定が必要で行っていたのであれば、その設定を行う理由となったアプリケーションが正常に動作しなくなるはず。私の環境はこの b. に該当し、かつアプリケーションが必要とする proxycfg との共存の必要があった。私の環境での具体的な解決策は後述する。

c. の場合は、きっかけが Microsoft Update や Windows Update の更新であっただけで、実際の問題は a. か b. のどちらかであるので、その切り分けをする必要がある。従来うまくできていた環境であれば、普通は a. の問題で、[スタート]→[すべてのプログラム]→[アクセサリ]→[コマンドプロンプト] でコマンドプロンプトを開き、"proxycfg -u" を実行後、Microsoft Update をやってみればうまく行くはずである。

私の場合の問題だが、該当のサーバーは Exchange のサーバーで、Enterprise Vault という製品の OWA Extension を導入したことにより proxycfg の設定が追加されたのが原因だった。この製品を使うには proxycfg -d で設定をすべてなくしてしまうことはできない。そこで通信が阻害されているサーバーを Winshark をインストールしてパケットをモニターして調べてみた。調査した範囲内では以下のサーバーへの通信が、本来は直接接続されなければならないのに、localhost にある Proxy を経由しようとして阻害されていることがわかった。

www.download.windowsupdate.com
download.windowsupdate.com
www.update.microsoft.com
update.microsoft.com
au.download.windowsupdate.com

ということで、もともとあった設定の [バイパス一覧] に、これらのサーバーを追加設定した。具体的には以下のようなコマンドラインである。

C:\>proxycfg -d -p "<local>" "192.168.0.75;<local>;evsite.ev75jp.local;evsite;evserver1.ev75jp.loca;evserver1;ev1.ev75jp.local;ev1;www.download.windowsupdate.com;download.windowsupdate.com;www.update.microsoft.com;update.microsoft.com;au.download.windowsupdate.com"

(表示上数行になっているが、実際のコマンドラインとしては 1 行)

"192.168.0.75;<local>;evsite.ev75jp.local;evsite;evserver1.ev75jp.loca;evserver1;ev1.ev75jp.local;ev1" までが元々あった [バイパス一覧] 設定である。コマンドラインで引数をダブルクオート ('"') で囲んでいるのは、大なり記号 (">")、小なり記号 ("<") がリダイレクトの指示として処理されてしまうのを防止するためである。

ということで、正常に Microsoft Update が出来るようになった。

参考となった情報だが、@IT 会議室の議論が参考になった。

Windows Update で失敗 at @IT 会議室

この中で、toshi さんという人が、まとめを書いたと自分の Blog (Blog 上では haradats さん) のようなページを紹介している。

Windows Update (0x80072EFD, 0x8024402C, 0x80240030, 0x8024502d) at よそ行き顔で

proxycfg 実行画面のスクリーンショットなどがあってわかりやすいのだが、残念ながら、以下のような説明を書いてしまっているので、内容はあまり理解できていないらしい。

「Windows Update version 5 の自動更新クライアントは、プロキシを独自に実装したことから、別途プロキシを設定する必要がある場合があります。」ということがわかっているなら、「Windows Updateのプロキシを独自に実装しないようにする」のが良いのではないかと思う。


上記会議室で toshi さんの後にポストしている hebikuzure さんの書いている内容が正解。

Enterprise Vault 自体の Tech Note もあったけど、コマンドライン間違ってるし、なんだかなぁ...

Windows Software Update Service Fails After Installing the Enterprise Vault (EV) Outlook Web Access (OWA) Extensions on a Microsoft Exchange 2003 Server.

あと、0x8024402F で検索すると、以下の Hatena Question のページがトップに出たのだが、この質問者はなんでこんなに偉そうなのだろう...? この人は 2005/10/13 に質問を少なくともしているので、少なくとも 2004/12/04 にポストされている上記の toshi さん (haradats さん) の記事は見つけられたはずなのだが... Hatena のポイントなんて欲しいと全く思わないけど、この人は、Hatena ポイントをあげるんだから、この程度の不遜な態度を取るのは当然だと言わんばかりの書き方。不思議だ。

Windows Update で[高速][カスタム]いずれを選んでもエラーが出るようになってしまいました。エラーは以下のとおりです。

しかし、知らなかっただけで古い問題やったんやなぁ...


NORAD Tracks Santa を仕分け 2009年 12月 25日

ご存知 NORAD Tracks Santa が行われている。日本の公的機関がこれをやっていたら、民主党の事業仕分けの対象になってしまっていただろう。
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仕分人: サンタを追跡する事業は必要ですか?
NORAD: いや、必要かどうかということではなく、子供に夢を与える事業であるということをご理解いただ...
仕分人: 必要ですか、必要ではないのですか?
NORAD: 必要なわけではないということです。
仕分人: この事業を民間や地方で行うことはできないのですか。国がやらなければならない理由を説明して。
NORAD: 地方での実施は困難だと思います。民間では採算が合わないでしょう。
仕分人: 効率が悪い事業であるということですか?
NORAD: 効率というような視点で評価を受けるような事業であるとは思っていま...
仕分人: そんなことは聞いてません。効率が悪いんですね?
NORAD: ...
仕分人: 来年度予算に含める緊急性はありませんね?
NORAD: そういう観点でこの事業を評価されるのは心外です。
仕分人: 天下りは何人ですか?
NORAD: 私どもの資料によると、米軍、カナダ軍の司令官が兼任で就任している他、数名の退役軍人を引き受けています。
仕分人: そこは改善の余地があるのではないですか?
NORAD: 退役軍人の経験は、サンタクロースの追跡に重要なもので、給与に応じた働きをしていただいてい...
仕分人: 改善してください。
NORAD: ...
仕分人: CG による映像や独自サイトの立ち上げなども行っているようですが、成果に対して使っている予算が適当ではありません。
NORAD: 成果といわれる意味がわかりません。
仕分人: 使った予算に対して、measurable な目標設定があるかということですよ。設定されていないということですか?
NORAD: ...
仕分人: この事業の仕分け判定は、廃止です。
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国の予算って、やっぱり仕分けとは違う視点が必要な気がするなぁ...


訪問販売は死滅してほしい 2009年 12月 21日

改正特定商品取引法で、訪問販売をいったん断った消費者に対する再勧誘が禁止された。
この「いったん」がくせもので、消費者庁の取引・物価対策課の丸山進課長は「シールを張るだけで拒絶の意思表示と捉えると、営業の自由にも触れかねない。訪問販売そのものが死滅しかねない」と、消費者が玄関などにシールを張って訪問販売を拒絶することを「無効」としようとしている。つまり、「いったん」断るためには、一度は話を聞けということらしい。
ばかばかしすぎて笑ってしまうような説明だが、この小役人根性丸出し課長の論理のもっともばかばかしい点は「訪問販売そのものが死滅してはいけない」ということを前提にしている点だ。そんなことはない。日本中どころか世界中の消費者が訪問販売は死滅すればいいと思っている。私は生れてこのかた訪問販売で物を買った事は一度もないが、何の問題もなく生活できている。私の両親など家族も同様で、訪問販売が死滅しても何の問題もない。一方で、訪問販売でだまされたという話は後を絶たない。訪問販売はその販売方法自体が消費者を何かしらだまそうとしているとしか思えず、死滅してくれるのがもっとも望ましいのだ。仮にも「消費者庁」の役人なら、「訪問販売を死滅させるのが私の目標」と言えないものなのだろうか?


COWON D2 2009年 12月 21日

音楽はほとんど聴かないのだが、外出中にごく稀に聴きたいと思うことがあり、1 年ぐらい前から COWON の D2 という音楽プレーヤーを使っている。
今朝の通勤では音楽は聴いていなかったのだが、会社に到着した時にポケットから D2 を取り出して見ると、液晶にヒビが... この音楽プレーヤーは液晶タッチパネルで操作するようになっている。もしや、と思って電源を入れてみると、予想通り、タッチパネルの機能が使えなくなっていた。電源とボリュームは専用のボタンがあるが、再生する曲を選んだりするという基本的な操作ができない。
修理すると 1 万円以上はしそうな感じである。どうしようかなぁ...


ficsc.jp 2009年 12月 17日

相模原市の事について検索していたら ficsc.jp というドメインで相模原市のサイトの検索画面っぽいページがヒットした。
これは何だと思って検索してみたら、相模原市だけでなく、名古屋市、国分寺市、いわき市など、色々な自治体サイトの検索画面がヒットする。

もう少し調べてみると、ficsc.jp ドメインを持っているのはフューチャーインという名古屋の会社で、自治体向けにインターネット関連のサービスを色々売っていたりもするらしい。なるほどなぁ... と思ったけど、それぞれの自治体のドメインで検索画面を作れないのかしら? 不思議だ


UNC 2009年 12月 15日

Uniform Naming Convention のこと。
\\ で始まる Microsoft Network のシェアの場所を示す文字列のことなのだが、URL、URI といった用語に比べて影が薄い。みんなで使ってあげて広めましょう。
最近ゴミのような参加者 (執筆者) が増えて、だんだん役に立たなくなりつつある Wikipedia だが、UNC を検索すると「ノースカロライナ大学チャペルヒル校」しか出てこない。
英語版 Wikipedia には "Path (computing)" という見出しの中に、かろうじて UNC の説明がある。"Path (computing)" には日本語のページがないが、これでいいのか Wikipedia...


アクセンチュアがタイガーウッズとの広告契約を解除 2009年 12月 14日

アクセンチュアがタイガーウッズとの広告契約を解除したらしい。アクセンチュアいわく "However, given the circumstances of the last two weeks, after careful consideration and analysis, the company has determined that he is no longer the right representative for its advertising." ということなのだが、世間の解釈は全く逆で「アクセンチュアの実態を全く反映していないと考えられていたタイガーウッズだが、今回のスキャンダルによって、まさにアクセンチュアとはどういう会社かを示す人になった」だろう。
なぜ広告契約を解除するのか理解に苦しむ...


飛行機趣味 2009年 12月 10日

Teenie Two というホームビルド機が気になり、YouTube で動画を探して見ていた。動画はいい感じのがあった。

A Kiwi Teenie Two at YouTube

しかし動画より感動したのがコメント欄にあった以下のコメントのやりとり。

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crewchief1949 (9 months ago)
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My father and I bought a teenie for 500 bucks with two engines. Alot of work to get it flyable but it was cool. The engines were 4 cyl mccullochs with "maggie the magneto". Never got it flying, he ended up passing away. It brought a smile to his face even though he never got it in the air. A Navy pilot who had his own plane after 45 yrs.
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drtz4890 (2 months ago)
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What a story...
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crewchief1949 (2 months ago)
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The guy who bought it off my mom has it in the air now.? The other engine it came with was junk so he scrapped it but he said the other engine is tight and runs like a charm. He wants to take ti to Oshkosh next year. It would be cool. He put a PBY sticker in the cockpit for my dad which was really cool since thats what he flew in the Navy.
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以下翻訳

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crewchief1949 (9 ヶ月前)
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父と私は 500 ドルで Teenie とエンジン 2 台を買った。飛べるようにするまでに大変な労力が必要でも、それはイカした奴でした。2 台のエンジンは 4 気筒の自動マグネット McCulloch エンジン。その飛行機を飛ばすことができないまま、父は死去した。その飛行機を空に浮かべることはできなかったけど、父は笑顔だった。一人の海軍パイロットが、45 年経って自分自身の飛行機を持ったんだ。
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drtz4890 (2 ヶ月前)
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なんという話...
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crewchief1949 (2 ヶ月前)
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私の母から飛行機を買った人は、今その飛行機を飛ばしている。彼いわく、エンジンのうち 1 つはジャンクで捨ててしまったけど、もう 1 つのエンジンはしっかりしていて、魔法のように動いたらしい。彼はこの飛行機を来年の Oshkosh に持っていくつもり。きっとクールなことになるよ。彼は 父のために PBY というステッカーをコクピットに貼ってくれている。これは本当にすばらしいことだ。PBY は父が海軍で乗っていた飛行機なんだ。
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私には何の関係もない人々だが、趣味を楽しんだお父さんに、そして、そのお父さんのためにステッカーを貼って飛行機を飛ばしている現在のオーナーに、ありがとうと言いたい


神奈川県受動喫煙防止条例 2009年 11月 27日

神奈川県受動喫煙防止条例 (神奈川県公共的施設における受動喫煙防止条例) が 2010/04 にスタートする。
こういった禁煙の施策が新規に制定される度に、飲食店業界から反対意見が発表される。その反対意見の骨子はいつも同じで「現在喫煙者が多数来店している飲食店で、禁煙にすると商売にならない」というものだ。この意見はあまりに的外れである。
私は煙草を吸わないが、煙草を吸う人であっても、煙草の煙の流れてくる場所での飲食を嫌う人は多い。そのため「喫煙可」である店を避けている客はたくさんいるのだ。「現在喫煙者が多数来店している店」というのは、実際には、上記のような客を自ら排除してより小さなマーケットで商売をしているのであって、禁煙にするだけでより大きなマーケットを相手にできるのだ。
このことは、分煙の店で喫煙席と禁煙席の客の入り具合を見れば一目瞭然である。少なくとも私が行っている分煙の店 (喫茶店、ファミレス、タリーズ、マクドナルドなど) では、どの店でも、禁煙席が満席なのに喫煙席は空いているということの方が、喫煙席は満席なのに禁煙席は空いているということより圧倒的に多い。これは禁煙席を希望しているのに「喫煙席しか空いていないので、それでもよいか?」と聞かれて入っている人がかなりいて、その状態である。
実際、私の住む近所のデニーズは、当初 1:2 ぐらいで喫煙席の方が多かったが、いつも禁煙席は満席、喫煙席が空いているという状態だったため、禁煙席の割合を増やして現在は 2:1 ぐらいと逆の比率になっている。そうなってもまだ、禁煙席の方だけが満席になっていることが多い。
こういう事実を無視して、煙草を吸う客を相手にできなければ商売にならないと言う人々は、目の前に実際にいる喫煙客という、縮みゆくマーケットだけしか見えていないのだろう。そういう事を言っているのは、いまだに全席喫煙可と言っているようなセンスのない店のオーナーなのだろうが、飲食店業界の団体ではそういう人々が大きな発言権を持ったままとなっていて、神奈川県の条例は結局骨抜きにされてしまった。

喫煙可の店に、禁煙のもっと大きなマーケットがある事をわからせるためには、喫煙可の店を単に避けるのではなく、あえて店に入って「この店は禁煙ですか?」と聞いて「煙草が吸える」と言われたら「禁煙でない店で食事はしません」と言って店を出るというような行動をしなければならないのかも知れない...


無能さを見せつける民主党 2009年 11月 17日

民主党が政権を取って、事業仕分けという作業を開始した。この作業で出てくる民主党議員の無能さがひどい。
まず、事業仕分けの基準として、以下の 5 つの観点で評価していると報道されている。

1. 事業が必要か
2. 国が担わないといけないか
3. 来年度予算に盛り込むべきか
4. 事業内容や組織、制度に改革の余地はあるか
5. 予算額は妥当か

このうち、3. は「不要不急のものはやらない」という意味なのだが、これは 2. と矛盾する。いますぐ必要ではないが、将来に備えてやらなければならないことや、もしかしたら無駄になるかも知れないという可能性がありながらもやらなければならない事というのがたくさんある。科学技術の基礎研究や、教育のなかで採算が取りにくい部分などがそれで、これらは民間では手が出せないし、地方には負担が大きすぎたり、地域による不公平が出たりするから、国が担うべき事業である。こういった部分で手を抜くと国の力はどんどん衰えていくが、かといって、こういった事業が「今すぐ、来年、やらないといけない」のかというと、そうではないから不要不急ではある。しかしそうだからこそ、国がやるべきだとも言える。
なのに、事業仕分けの基準では、この 2 つの矛盾した基準が両方入っている。国が担うべき課題の中で、長期的な事業は、この基準を両方満たすことは、本質的には不可能である。こういう矛盾した基準を提示して平然としていられるところが、そもそも無能である。

また、改革の余地というが、それぞれの事業によって改革として取り組むべき課題は色々であって、個々に精緻な議論をしなければ、問題は何も解決しない。なのに 1 時間程度の議論で、「不要」と判断するのは、暴挙という他はない。こういう判断方法はそれ自体が間違いなのは明らかなのに、そういう事ができるということが、無能の証拠である。普通に物を考えられる頭があれば、このような場面に追い込まれれば「情報が不十分で判断できない」と答えるはずだ。

あと、民主党は野党とはいえ、国会でそれなりの期間、それなりの地位 (最大野党) にあり、個々の法案の成立にも関わってきたはずである。国のやっている事業を廃止、廃止と言っているが、これらの事業の根拠法の成立に民主党は全く関わっていないのだろうか。廃止と結論づけられている事業の中には、女性の権利向上など、民主党や、連立している社民党の政策を汲んだ事業もあるようだが.... また、改革の余地がある事業に対して国会議員として改革の提案をしてきているのだろうか?

国会議員としてなすべき事をなさずに、メディア受けだけを狙っているような「事業仕分け」事業こそ、廃止すべき事業の筆頭だろう。


検疫されてしまった 2009年 11月 17日

昨日 2009/11/16(月) の夜、会社の PC で時間のかかる処理があったので、スタートだけして起動したままにして帰った。今日 2009/11/17(火) 来てみたら Norton がダイアログを出している。なにやらリスクを見つけて対処したらしいのだが...

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Scan type: Scheduled Scan
Event: Security Risk Found!
Security risk detected: Downloader
File: c:\usr\lib\MASM32\v82sp2a.zip>>SP2A.EXE>>exampl12\download\download.exe
Location: Quarantine
Computer: HOKUMUPC
User: SYSTEM
Action taken: Quarantine succeeded
Date found: 2009年11月16日 21:19:18

--------------------------------------------------

Scan type: Scheduled Scan
Event: Security Risk Found!
Security risk detected: Downloader
File: c:\usr\lib\MASM32\v82sp2a.zip
Location: Quarantine
Computer: HOKUMUPC
User: SYSTEM
Action taken: Quarantine succeeded
Date found: 2009年11月16日 21:19:19

--------------------------------------------------

Downloader は何が何でもダメですか? Security risk の基準がわかりません...


三宅島 2009年 11月 06日

三宅島へ行ってきます。年に 1 回ペースでしか乗らない自転車にちゃんと乗れるのか...
ほどほどにがんばってきます。


海上自衛隊護衛艦くらま事故 2009年 10月 30日

韓国の船に突入されて事故を起こしてしまった海上自衛隊護衛艦くらまだが、これってもし韓国が日本に宣戦しようとした時、もう少しドンとあたって座礁させられてしまうと、関門海峡に座礁した自衛艦のために、呉などにある艦船の日本海側への展開が大きく遅れるので、けっこう有効な緒戦での作戦行動になりそうな気がする。
それを実際にできるかどうか試してみてたんやったら嫌やなぁ... そういう意味で、くらまには何としても回避してもらいたかった。狭くて右に逃げると座礁、左に逃げると韓国のコンテナ船が追い越そうとしていた貨物船と衝突ということで逃げ場がなかったと思うけど、こういう場合でもすぐに減速、後退できる、もっと強力な機関が必要なのかも...


那須の森 (仮称) 自然観察会 2009年 10月 29日

那須の森 (仮称) 自然観察会に 2009/11/01(日) 午後希望で応募したところ、当選した。応募件数などは全体の値しか公表されていないが、1,942 件 (5,154 人) の応募があって、161 件 (419 人) が当選で、競争率は 12.3 倍。これは全体を均した値だが、11/01(日) は、平日に比べ競争率が高かったとだろうから、かなりラッキーな当選だったと思われる。
ということで、今週末 2009/11/01(日) は那須御用邸に行ってきます。天気がよいといいなぁ...


新生銀行 2009年 10月 28日

0120-456-007 という番号から着信があった。調べてみると新生銀行の番号らしい。だが、新生銀行の Web Site では、新生銀行から電話をする際には 0120-456-267の番号が通知されると書いてる。どういうこと?
新生銀行以外の口座を持っている銀行から電話があったことはないけど、もし本当に新生銀行が業務として必要で電話してきているなら、なぜメッセージを残さないのだろうか? 新生銀行はインターネットバンキングを中心にやっているはずなのに、肝心のインターネットバンキングの操作性が、インターネットバンキングにあまり力を入れていないと思われる旧来の銀行 (みずほ、三菱東京、三井住友) のサイトよりも悪いという、どうしようもない銀行だとはわかっていたが、社員が電話の掛け方も知らないとは...
通知される番号について Web Site に嘘の情報を書くのもやめてほしい。


ハブ空港 2009年 10月 26日

羽田をハブ空港に、という意見が勢いを増しているが、何か色々見落とした意見が主流になってしまっているような気がする。

根本的な問題だが、香港やチャンギと違って、ロケーションの問題から羽田は国際線ハブとなるのは難しい。また、羽田はすでに国内線ハブ空港である。なので「羽田ハブ化」というのは、国内線 - 国際線乗り継ぎハブ空港化を目指しているということになる。

そのためには、乗り継げない路線が多くては意味がないので、基本的には現在成田で捌いている国際線のほとんどを羽田に移動させる必要がある。しかし、それらを受け入れられるような容量は、羽田に 4 本目の滑走路を作ったぐらいでは全然足りていない。それは 2、30 年で解決するような規模ではない。

国内線 - 国際線乗り継ぎハブ空港なら、今更日本の税金を使わなくても、日本の各ローカル空港と世界を結ぶハブ空港がすでに 4 つもある。関空、セントレア、千歳と、最近報道されるようになったが、韓国の仁川空港がそれである。釜山あたりに作ってくれた方が便利だったが、仁川も日本からのアクセスが悪い場所ではない。やるべきことは韓国と「仁川をもっと使ってあげるから、完全な以遠権ちょうだい」という交渉なのではないだろうか?

あと、背景地の問題はまったく無視されているような気がする。世界にはハブ空港となっている空港がいくつかあるが、それらは実はそれほど重要ではない。背景地の近くにあって、その地域の実需で動いている空港の方が重要であるし、ハブ空港と言われている空港でも、ほとんどの空港はその空港から出発する旅客・貨物の方が圧倒的にシェアが大きい。そういう意味で成田はよい背景地をもつよい空港だと言える。千葉県は羽田のハブ化反対とかどうでもいい事を言っていないで、成田を生かすための背景地育成にもっと頑張った方がよい。保税地域を出ずに貨物を扱えるエリアを拡大したり、保税地域を広げて、工場を入れたりというようなことだ。地元を説得しての 24 時間化も必要だと思う。

関空、セントレア、千歳がハブ空港の要件を備えているのに、ハブ空港として機能していないのは、そもそも背景地に力がなくて、その空港を発着する便が少ないからである。仁川はソウルの実需により発着する国際線の便が多く、ハブ空港としての実体をもって機能することができている。

旅客需要でも、旅行会社などに勤めている人は知っているだろうが、羽田を国内線 - 国際線乗り継ぎハブ空港化して増えるであろう地方からの国際線乗り継ぎ旅客の需要は、首都圏から出発する旅客の需要に比べれば微々たるものにすぎず、そのために羽田をさらに無意味に混雑空港化させるのは意味がない。

おまけ: 地方空港は多すぎるとか言う意見も多いが、そんなことはない。赤字になるのは豪華すぎる空港を作ってしまっていて、大きすぎる飛行機を飛ばしているからというだけ。もっとチープな空港でいいので、田舎には田舎のための空港が必要なのだ。パイロットを国内で全然育成できないのも恥ずかしいので、パイロットがステップアップしていけるような地方路線の拡充という意味でも必要だと思う。


スエヒロ音頭 2009年 10月 19日

銀座スエヒロ水戸店で見かけた、スエヒロ音頭の歌詞。ちゃんと振付がついているらしい。見てみたい...

作詩: 西沢 爽
作曲: 古賀政男
振付: 花柳寿美之輔

1.
朝日うれしや 末広がりに (コリャウマイネ)
晴れて繁昌の 人の波
浪速 曽根崎 しにせの味が
いまじゃ世界の スエヒロに
囃子
「ソレジュッと ジュッときて ジュッときて ワンダフル
ほんにスエヒロ たのしいネ」

2.
噛めばかむほど ビフテキほどに (コリャウマイネ)
ふかい味ある ニク (肉) い方
そんなあなたが なぜスキ焼に
私しやコンロで 熱くなる
(以下囃子)

3.
広い地球を 仲良く結ぶ (コリャウマイネ)
味は世界の ナンバーワン
もたせやりたや 異国の人に
日本ステーキ (素敵) の 思い出を
(以下囃子)

4.
花の舞台に 提灯ゆれりゃ (コリャウマイネ)
江戸はなつかし 舞扇
胸にしむよな 三味の音きけば
酒のうまさも ひとしおに
(以下囃子)


山のおやじ 2009年 10月 13日

探偵ナイトスクープで取り上げられていたパラダイスの一つから出た名言 (迷言?)

銭はないが
夢がある
それでいい…

山のおやじ


夢はいらん
銭がほしい
山のかかあ


ビルが揺れてる! 2009年 10月 08日

私の勤務先は 21 階建てのビルの 17 階にオフィスがあるのだが、台風 18 号の風で揺れている! 酔うかも...


SPEED ライブ 2009年 10月 08日

2009/10/13(火)、10/14(水) に武道館で行われる SPEED のライブは、発売開始直後には売り切れていたのに、最近チケットぴあのサイトで見ると「残席わずか」となっていて、まだ買える。予約だけして引き取りにこないひとがたくさんいたということなのだろうか... 釈然としない。
まぁ、行かないって決めたからもうどうでもいいんだけど。


Runtime.exe 2009年 09月 29日

ある日パソコンをしばらく放置していたら、何やら Runtime.exe というプロセスの負荷が高くなっている。
何かと思って調べてみたら、MapFan ミニの実装に使われている Samuraiworks という Widget ツールキットのようなもののコンポーネントだった。インストールすると、MapFan ミニを起動していなくても Runtime.exe は動いているものらしい。ちなみに <ホームフォルダ>\Local Settings\Application Data\Samuraiworks\Shingen という、あまり好ましくない場所にインストールされてしまい、また、同名の Runtime.exe という実行ファイルを持つウイルスも存在するようであるが、これ自体は安全なソフトウェアであるらしく、一安心だった


成功と失敗 2009年 09月 28日

阿修羅展の入場者数は、東京国立博物館で 95 万人、九州国立博物館では 71 万人だったそうだ。東京より人口がかなり少ない九州で 71 万人はすごい数字で、大成功と言えるだろう。
一方、横浜開国博 Y150 の入場者数は、120 万人だったらしい。見込みは 500 万人だったらしいが、こういった見込みは「見込み以上の入場者があった」と宣伝するために控え目な数字が出されるのが普通なので、その控え目はなずの数字を大きく下回る 120 万人というのは無残な結果という他はない。大失敗である。
2 ヵ所で開催されたとはいえ、博物館の 1 企画展が合わせて 166 万人を集客する一方で、複数の会場を新設して、多額の税金をつぎ込んだイベントが 120 万人しか集められない。成功と失敗をわけるものは何なのだろうか。

私は奈良県出身なので、阿修羅展の成功はとても不思議である。私が子供の頃、興福寺国宝館という名前こそ立派だが実態は倉庫のようなところで、子供の目にもぞんざいに展示されていた阿修羅像を知っているからである。当時の阿修羅像の扱われ方からは、今回の人気は全然予想できなかった。

なんとも不思議な感じである。


Apple Computer の迷惑プログラム 2009年 09月 28日

Apple の Quick Time をインストールしてあるコンピューターで、最近 [Apple Software Update] というダイアログが時々出現し、"iPhone 構成ユーティリティ" やら "Safari 4" やら "iTunes + QuickTime" やら、私が全く使う気がないソフトウェアについてインストールさせようとする。こんな邪魔なダイアログを定期的に出すこの [Apple Software Update] は、私にとっては迷惑プログラムに他ならない。セキュリティソフトは「Spammer と思われる人や組織」が作った迷惑プログラムを排除するだけでなく、このようなメジャー企業によるものであっても、迷惑プログラムは迷惑プログラムとして排除してほしい。

とにかく、このツールに関して言えば Apple のやり方は最低...


仲良しマイミク 2009年 09月 14日

mixi にマイミクシィ登録されたユーザーから一部のユーザーを選んで「仲良しマイミク」とする機能が追加された。当然「仲良しマイミク」でないマイミクシィユーザーは、「仲良しではないマイミク」ということになる。
機能を否定するわけではないけど、ネーミングセンスが悪すぎるぞ...


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2010 年も 2006 - 2009 年に引き続き、 okumura.com はライダー 関口 太郎 を応援しています。

このサイトに掲載されている写真は主に CASIO EXILIM で撮影し、 ViX で加工されています。

かつて初代 EXILIM EX-S1 を使っていました。 Y シャツの胸ポケットに入るほど軽く、 常用カメラとして優れていますが、 パンフォーカスのため画質がいまいちでした。 2004 年末に EX-S100 に変更、 大きさ、重さともわずかな変更で、オートフォーカス付になり、 メガピクセルを生かせる画質になりました。 さらに 2006 年に入って EX-S600 に変更し、 動画がかなり綺麗になりました。 お勧めですが、すでに売ってないので、 後継機の紹介リンクです

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