ひとりごと過去記事



会議そのものは仕事じゃない 2011年 06月 03日

オフィスに来ると、会議ばっかりしている人がいる。

職場での会議は必要な事もあるけど、それは会議した結果 (決まりの作成、何らかの決定など) を生かして仕事をするためであって、会議そのものは仕事じゃない。役人に実行させるための決まり = 法律をつくること自体が仕事である政治家など、ものすごく特殊な仕事もないことはないけど、普通の人にとっては会議ばっかりしているというのはサボってるのと変わりない。

ちゃんと生産活動をしようよ...


電気は溜められない 2011年 05月 10日

電気は溜められないから発電した瞬間に消費するしかないという話をすると「充電池に溜められる」という反論をする人がいる。
まぁ、もちろん充電池に電気は「溜められる」が、これは仕組み的には実際には電気を直接溜めているわけではないし、エネルギー効率の点でも「溜められる」という言葉から受ける印象とは全然違う。
例えば石油は明らかに溜められる。基本的にはタンクに入れて安全に管理しておけばいいだけだ。100L の石油を溜めれば、100L の石油を取り出すことができる。これが「溜める」という言葉から受ける印象だろう。電気はこうは行かない。

まず仕組みが違うという話しから考えてみる。
電気を充電池に「溜める」というのは、実際には電気を化学エネルギーに一度変換し、電力を取り出す時にはその場であらたに化学エネルギーから電気を発電しているのである。電気が電気として溜まっているわけではないのだ。この動きは溜めるという言葉から受ける印象とは異なると思う。

次にエネルギー効率の話を考えてみる。
上記のように充電池に「溜める」というのは、実際には化学エネルギーへの変換と、その逆変換を行っている。これらの変換があることが効率上の大きな問題で、実際には「溜める」ためのエネルギー、つまり充電池を充電するのに使ったエネルギーは、充電池の種類にもよるが、充電池から取り出せるエネルギーの 1.5 倍とか、2 倍も必要になってしまう。上記で例に出した石油を溜める話との違いは歴然としている。

さらに、充電池は直流で充電し、直流を発生するが、電力網は交流であるので、充電するには一度直流にして、充電池の電力を使うには、交流に再度変換する必要がある。この直流・交流変換の効率は、効率の低い装置だと 60% ぐらい、効率の高い装置でも 90% 程度だ。効率の高い装置を使えばよさそうに思えるが、そういった装置が大電力でも使えるかどうかは疑問だ。

何を言っているのかというと、太陽電池は昼間しか発電できないし、風力発電は風がある時しか発電できない。これらの自然エネルギー発電では 1 日のうちよくて半分程度の時間帯しか発電できないと考えた方がよいだろう。これらで発電した電力を夜間などを含めて効率的に使うには充電池を使えばいいと簡単に言う人が大勢いるが、それには、必要な最大電力の何倍もの発電能力が必要になる、ということだ。つまり発電できる時間帯が 1 日の半分だとした場合、そのまま消費する電力以外に、充電にまわす電力が必要になるが、充電した電力は取り出す時にはその半分程度になってしまうので、単純に倍の電力を発電すればよいのではないのだ。

自然エネルギーの中でも地熱発電や波力発電など、ほぼ 1 日中発電できるエネルギーもあるが、風力発電や太陽光発電、太陽熱発電にはこういった問題点があることはもっと知られていてよいように思う。


大丈夫か? ソニー 2011年 05月 06日

報道によると、ソニーは個人情報流出問題の回答書の中で、米子会社のサーバーに「アノニマス」という名称のファイルを発見し「問題発生の直前まで同名称を用いている国際的ハッカー集団からサイバー攻撃や脅しを受けていた」と強調したらしい。
「Anonymous と名乗る国際的ハッカー集団」だって... 本気で言っているのだとしたら、この報告書を書いた人は明らかに適任ではない...

あるかどうか知らないけど例えばソニーの public FTP サイトがあったとして、そこに anonymous ログインした人はソニーからすると「Anonymous と名乗る国際的ハッカー集団」の一味なのだろうか?

情報流出事故そのものより、このような回答を出してしまうことが深刻な問題のように思える。


同じ事なのに一方は賞賛し、他方を非難する人々 2011年 04月 26日

福島第一原発の事故は、残念ながら想定外の津波によってかなり深刻な事態が発生した。しかし東京電力はその想定外の事態に対して事前に準備した策以外にも色々な対策を考えて実行して問題を解決へと向かわせようとしている。

今回の事故で原発の危険性が明らかになったと言っている人が多いが、実際には多くの専門家は (こんな事をメディアで言うと非難されるから言わないだけで) これほどの想定外の事態になっても圧力容器が吹っ飛ぶようなことにはならず、思っていたより安全だった、と感じているに違いない。

今回の東京電力の対応の中で明らかにおかしかったのは以下の 4 点だ。

○ 1 号機の水素爆発の報告が遅れすぎた。現場は直接的な事態への応対に追われ、何もわかっていない政治家や、何も助言してくれない助言機関であることが明らかなった原子力保安院への報告は後回しにしたかったのだろうということは理解できるが、いくらなんでも遅れすぎ。

○ ヘリコプターからの水投下の実施を許した。対策としてまったく意味がないにも関わらず、おそらく政治的理由だけで強行されたと思われる。東電は意味がない事を事前に知っていたはずでおそらく水面下で反対していたと思われるが、反対しきれなかった。これにより対応初期の貴重な 1 日を無駄にした。なんとしても阻止するべきだった。
東京電力の話からだいぶずれるが、自衛隊がこれをやった理由は米軍に対して「自衛隊も出来ることをやっている」と示すデモンストレーションだという報道もあるが、もし米軍が本当にこれをやらせたのだとすれば、米軍の原子力に対する理解のなさをさらけ出している事になり、自ら原子力空母や原子力潜水艦を運用する組織としてかなりイタい。米軍は今回の事故対応では、他にも横須賀を母港にする空母ジョージワシントンが、特に対処の必要がないレベルの放射線レベルの上昇を見て南方海上や佐世保へ逃走したり、ロナルド・レーガンを福島原発 80km 圏外へわざわざ移動させて米国内からも非難されるなど、放射能や放射線に対する理解のなさを世界に示した。地震や原発の問題とは関係なく、こんな人々が横須賀や佐世保で原子炉をオペレーションしているのだから、これ自体かなり深刻な事態である。

○ 対応初期において、送電線の復旧による電源回復の努力を、外部からの送水と平行してすすめなかったこと。後に行われた送電線復旧作業の状況から考えて、初日から送電線復旧を平行して行っていれば事態はここまで深刻にならなかったはず。

○ 冷却用に原子炉や使用済み燃料プールに大量に水を入れていたのに水量が増えなかった時に、かなりの漏水が想定できたはず。その対策をしなかったために海に大量の汚染水を流してしまった。建屋内に水が溜まっているかどうかを速やかに確認し、現在やっているような仮設プールを作って移動する作業を最初からやるべきだった。

東京電力は、上記以外はおおよそ問題なく対応できていると思う。短く言えば、「色々な問題が次々と発生しているが、泥縄的になんとか対処できている」というのが現状である。

これって、JAXA が小惑星探査衛星「はやぶさ」に対してやっていた事と同じである。「はやぶさ」に対しては賞賛一方だが、あれだけの問題を次々におこした衛星は、残念ながら設計としてはかなり問題があったといわざるを得ない。しかし、それをカバーする泥縄的努力がすばらしかった。

エンジニアリング的に見れば同じことのように思える。なのに多くの人が JAXA を一方的に賞賛する一方で、東京電力を一方的に非難している。

この違いは何によるものなのだろうか...?

一方は失敗しても衛星がどこかにいなくなってしまうだけだが、一方は避難民が出たり、可能性としては死者が出たりする事が違いだという反論が想定できるが、これは反論になっていない。原子炉の事故については元々想定範囲の中でも一定に地域は避難勧告や退去命令を出すことは事前に想定されていたし、放射性物質が水道水などから検出される事態も想定範囲内である。だからこそ避難勧告などは法的根拠をもって出すことができるし、水道水などには基準値などが決まっているのである。なのでこの部分は「東京電量が想定外を言い訳にしてちゃんとやっていない」と言っている人々が非難している対象ではないはずである。その区別もつかずに非難している人もいるようではあるが...

事前の想定が甘かったのかと言われればその通りだと思うが、事前の想定をどうするかという話と、その想定を超えた事態にどのように対処するのかというのは別次元の話で、いっしょくたにして非難するのは乱暴すぎる。

実際に避難を勧告されたり強制されたりしている方々には深い同情を感じる。そういう方々は感情的に東京電力を非難する権利があると思う。

しかしそうでない人々が東京電力の現在の対応を非難する事は、少なくとも私には理解できない。


東京電力の供給能力の謎 2011年 04月 14日

東北地方太平用沖地震で福島第一原発が停止した影響で、東京電力の供給能力が落ちて 3 月には計画停電が行われた。この計画停電は夏にも行われるらしい。
その需供ギャップだが、冷房ピーク時の需要は最大 6,000 万キロワットになるらしい。対して東京電力の供給能力は 4,500 万キロワット程度にとどまり、需給ギャップは 1,500 万キロワットにもなる。大変だ、節電しなきゃ、ということにはなるのだが、不思議なのは今回失われた福島第一原発 5 基 (4 号機はもともと点検で停止していたので、残りの 5 基) の合計 391.2 万キロワットと、福島第二原発 4 基の合計 440.0 万キロワット、合計 831.2 万キロワットのはずなのに、不足している電力がその倍近くもあることだ。このギャップはなぜ生じているのだろう? 謎だ...


Windows Server 2008 で [Internet Explorer セキュリティ強化の構成] をオフにする 2011年 04月 05日

一つ前の「ひとりごと」で [Internet Explorer セキュリティ強化の構成] をオフにする方法について書いたが、これは Windows Server 2003 での該当機能をオフにするユーザーインターフェイスもわかりにくかった、という意味で書いていたのだが、Windows Server 2008 では、この無意味な設定をオフにする方法も Windows Server 2003 から変更になっている。わかりにくい場所にあったのは問題だけど、みんなそれを学んでやり方を覚えているのに、なぜ Microsoft の Windows Server の設計者は以前のバージョンと同じ機能の設定場所を別のところに移してみようなんて思うのだろうか? 全く理解できない。
Windows Server 2008 では、該当の設定は [サーバー マネージャー] のツリーの一番上のアイテムを選択した時に右ペーンに表示されているアイテムの中で [セキュリティ情報] というブロックがあり、その中にある [IE ESC の構成] が該当する。管理者に対してとユーザーに対してそれぞれ有効、無効を設定できるが、有効にしておいても何のメリットもないので、どちらも無効にした。この作業を世界中の Windows Server 2008 管理者がインストールするたびにやっていると思うのだが、その工数は Microsoft に支払ってもらいたいものである


デスクトップエクスペリエンス 2011年 04月 05日

Windows Server 2008 R2 をインストールして、画面に [コンピューター] などのアイコンを表示させようと右クリックしたら、なんと [個人設定] メニューがない。
調べてみたら [サーバーマネージャー]→[機能] から [デスクトップエクスペリエンス] という機能を追加しないと、[個人設定] メニューは出ないらしい。[Internet Explorer セキュリティ強化の構成] をオフにする方法以来のわかりにくいユーザーインターフェイスが再び使われていて「使いにくいユーザーインターフェイスエクスペリエンス」を十分に堪能することができた。
Windows は XP や 2003 までは一応進化してたけど、その後は特にユーザーインターフェイスの面では退化する一方な気がする。機能に変更がないならユーザーインターフェイスだけ変更するのはもう止めにしてほしい...


Windows Server 2008 / Windows 7 でクイック起動を追加 2011年 04月 05日

Windows Server 2008 でクイック起動ツールバーを追加するには、[新規ツールバー] で [フォルダー] 欄に "shell:quick launch" と入力すればよい。Windows 7 でも同じ。
こんな簡単な方法があるのに "C:\Users フォルダの下をブラウズして QuickLaunch フォルダのフルパスをコピーして..." という設定方法があちこちの Blog などで書かれているのはどういうわけだろう?


アスベスト対策 2011年 03月 25日

東北地方太平洋沖地震では多くの家屋が主に津波により倒壊した。この結果、被災地域には大量のガレキが残されているが、これらの建築物の中にはアスベストがそれなりの量含まれていると思われる。

ニュースでガレキを片付けている様子を見ていると、作業員がアスベスト対策をまったくしていない。また、こういったガレキ除去現場からそれほど離れていないと思われる避難所にもアスベスト粉塵が飛散していることが考えられる。アスベストによる健康被害は潜伏期間が長く、10 年、20 年と経過してから発症する。このままでは 10 年後、20 年後に多数の人に健康被害が発生する可能性がある。

政府は早急に作業員、被災者のアスベスト対策を講じてほしい。


テレビ、広告 2011年 03月 18日

2011/03/11(金) の東北地方太平洋沖地震発生後、テレビは臨時ニュースばかりになった。いつまでか明確には覚えていないが、2011/03/12(土) の夜ぐらいまでは民放も広告ぬきの放送を続けていたように思う。今回の事態から言って、通常番組をやめたことなどは適切な判断だと思う。
問題はその後で、アップデートがほとんどなくなったにも関わらずニュース特番を継続している。東北地方や、茨城、千葉など関東の一部には甚大な被害をもたらした地震、津波だが、東京や神奈川ではほとんど被害は発生していない。にも関わらずこのような放送を続けていることが、多くの人に無用の緊張をもたらし、食料品の買いだめなどの行動に走らせているのではないだろうか。人間はずっと緊張してはいられない。これは災害地の被災者でも同じだ。「被災して避難所にいるから娯楽のためのテレビを見るなんてとんでもない」と多くの被災者は遠慮していると思う。しかし生命への直接の危険が去った後は、被災者は楽しんでいいのだ。普通の生活を取り戻す、という第一歩である。
テレビの持つ娯楽の機能が今こそ求められているという時に、それを提供しないなんて...

もう一つ問題なのは広告だ。民放は 2011/03/13(日) 頃から特別報道番組でも広告をはさむようになったが、ほとんどすべての民間企業が出稿を引き上げたらしく、「埋め草」としての出稿しかしていないはずの公共広告機構 (AC) の広告だけがヘビーローテーションされるという事態を招いた。多くの企業の広報担当者は「こんな時に、あんな浮かれた広告を出しているなんて」と非難される事を恐れたのだろう。しかし、もし自分の会社の製品やサービスが、社会有用のものであるという自信があるなら (あってもらわなくては困るが...) 広告出稿を引き上げるべきではない。もちろん CF の内容によっては状況にそぐわないものもあるだろうが、そういったものに限定して配信を停止すればよいだけだ。
このような状況ではマスコミが非常に重要な役割をもつ。現在繰り返されている AC の広告が放送されている枠の本来の価格を AC が払うわけではない。実際にはあらかじめ決められた一定額以上は全く支払われないと思われる。そうでない場合 AC に支払い能力があるとは到底思えず、そのような契約となっているはずがないと考えられるからだ。つまり、スポット広告出稿枠を維持するということは、視聴者から料金をとっていない民放に対してサポートをするという意味でもとても重要なことなのだ。
AC の広告が繰り返されることに対して AC を非難する人がいるというニュースがあって、非難する人の見識のなさに呆れた。非難されるべきなのは AC ではなく、出稿をとりやめた一般企業なのだ。もし、現在の状況にふさわしい CF が全くなかったというのであっても、災害から 1 週間も経ったのに、事態に対応した広告を用意できないというのは広報が無能なだけだ。スーパーマーケットやガソリン元売りは、今広報しなければならない事がまさにあるはずなのに...


オフラインで買おう。後悔しないために 2011年 02月 24日

我が家のテレビはいまだにブラウン管 25 インチでデジタルチューナーのついていないテレビである。地上波アナログ停波後も CATV のチューナー経由で地デジの番組は見れるのでこのままでもいいのだが、4:3 の画面の上下をマスクして狭くなった画面で見ることになる。
さすがにいつまでもこのままというのも何だなと思ってテレビの購入を検討している。
液晶の 40 インチぐらいのテレビを買おうと思っているのだが、Blog などを見ていると、ヨドバシカメラなど家電量販店の店頭で説明を聞いて、実物を見て商品比較をさんざんした挙句に、製品を決めたらオンラインで買うという人が多いらしいことに気づいた。
確かに 40 インチでも 10 万円を切るようになった状況で、価格.com で調べると店頭より 1、2 万円も安いことが多く、店頭 (オフライン) で買うのは無駄なことようにも思える。
でもちょっと待ってほしい。ヨドバシカメラが店頭にテレビを何種類も並べて展示して、製品の違いを説明できる店員を教育して立たせているのは、オンラインで買ってもらうためではない。展示品を見たり、説明を聞いたりするところに課金はされていないが、これらは、店頭で買ってもらえるという期待に基づいて無償で提供されているサービスなのだ。こういったサービスだけ利用して、買い物はオンラインで行うというのは、実質的には万引きと変わりがない。
正直に告白すれば、私も同じような事をよくする。でも店頭に商品を展示して、店員が説明してくれるような店が身近な場所からなくなってほしくないとも思うのだ。店頭で比較して商品を決めてはオンラインで買うということを多くの人が繰り返していると、家電量販店という業態は成立しなくなり、現在の書店がそうであるように次々になくなってしまうかも知れない。
そういった店が閉店してしまってから後悔しても遅いのだ。私はそうなってほしくない。
だからテレビはオフラインで買おうと思ったのだった。


Windows 7 2011年 02月 18日

PC が壊れて新しく買った。たった 59,800 円で Core 3i CPU (4 core...)、4GB メモリ、750GB HDD、Windows 7 Home という構成の PC が買えて、本当にハードウェアの進化はすばらしいし、家電化が進んでるなぁと思ったのだが...

Windows 7 が使いにくい。

○ タスクバーの [常に手前に表示する] オプションがなくなった。そう書くと常に手前に表示しなくなったように聞こえるが、逆で、設定を変更しなくてよいからオプションとしてはなくなった、ということで、常に手前に表示する以外の設定が選べなくなったのだ。タスクバーを使う時以外、タスクバーそのものスペースはまったくの無駄なので、手前に表示してほしくないのだが...

○ クイック起動がタスクバーから出せなくなった。クイック起動そのものが "shell:quick launch" などというおまじないを使わなければ出てこなくなったのも困ったことなのだが、これをタスクバーから出して、画面の上端に持っていくという従来できていた操作が出来ない。なんで必要な機能を削除するの...?

○ 検索コンパニオンがなくなった... Windows の検索は、Windows XP から無意味なアニメーションがうっとうしい [検索コンパニオン] になった。Windows XP がデビューした頃は、検索コンパニオンのアニメを消すための TIPS があちこちの掲示板などに氾濫したものだ。その後 Windows Search が導入されると、あれほど不評だった検索コンパニオンでさえ Windows Search よりは使いやすいと、Windows Search を出さずに、検索コンパニオンを使う方法という TIPS があちこちの掲示板や Blog で書かれていた。

そして Windows 7... 検索はついに Windows Search しかなくなってしまった。検索コンパニオンのような細かなオプション指定はできなくなり、本当にすべてのアイテムが検索できているかの信頼度が低く、普段意味もなく CPU 負荷を高めるだけのインデックス検索しか使えなくなってしまった。無駄なアニメが付いてていいから、検索コンパニオンに戻ってきてほしい...

○ デスクトップのアイコンがでかい... 無意味にでかい... これまで PC はだんだん画面解像度が高くなってきていたので、Windows 95 時代のアイコンだと小さすぎて見難いということで大きなアイコンをデフォルトにした、というのは理解できる。でも大きいアイコンしか選べないのはどういうこと? Mac みたいでカッコ悪いし、そもそもでかすぎて Windows XP 時代と同じだけのアイコンをデスクトップに並べようとしたら、縦方向の解像度が少しだけ高くなっている (1024 → 1080) にも関わらず、全然並びきらない。Windows XP と同じ大きさのアイコンを使わせてくれ...

○ 特定のプログラムアイコンについて、[タスクバーにこのプログラムを表示する] というオプションができた。これも Mac の真似をしているのだろうが、ものすごく使いにくい。この機能が付いたことは、クイック起動がデフォルトでは使えないように見えることの原因のひとつだろう。用途としては同じだから... でもラウンチャーと、タスクの状況表示という別の機能を、同じところでやるのは単純にわかりにくい。Macintosh OS 本来のモードレス信仰はどこへ行ったの? アイコンがわずかに出っ張ってるように表示されているかどうかだけで実行中かどうか判断するというのは全然ユーザーフレンドリーではない。私は Windows 95 のユーザーインターフェイスが好きで、現在の Mac のユーザーインターフェイスは見た目が華やかなだけで使いにくいと感じているので真似してほしくないのだ。Mac の方が使いやすいという声の方が主流なのだろうか。まぁ、デフォルトを Mac っぽくしただけで、Windows 95 → XP ライクな設定にできるオプションを残しているだけ、この点については許せるか...

Microsoft はもう新しい OS を作らなくていいから、Windows XP を復活させて細かい点のブラッシュアップや、新しいハードウェアへの対応だけをするようにしてほしいなぁ...


結局「いつか行こう」という決意は「行かない」という決意と同じ 2011年 01月 31日

小さな頃からしょうもない場所を見に行くのが好きで、新聞や雑誌、テレビなので気になる場所を見つけると、メモをして「いつか行こう」と思う。そういうメモだけあって行っていない場所が既に 1,000 箇所ぐらいある。リストの中の一番古い項目は小学生の時に行きたいと思ってそのままになっている宮川の渡しだ。このリストは生きている間になんとかなるものなのだろうか?
毎週末順番に行っても、1 年は 50 週ちょっとしかないので、20 年かかることになる。しかもそれらの場所には「冬は凍って美しい」とか「春は花がきれい」とか、季節限定の場所も多く、なかなか単純に順番に行く、というわけにもいかない。
そういうリストを見ていて思うのだった。結局「いつか行こう」という決意は「行かない」という決意と同じなのだ。
いつか行くではなく、「この日に行こう」と決めなければ行けない。
悲しいのはリストの中のいくつかの項目は、既に二度と行くことができない場所になっていることだ。上で書いた宮川の渡しは既になくなっているが、跡地だけでも見てみたいと思っている。実家の近所のお風呂屋さんは古い建物が気になっていたが、いつか行こうと思っているうちに廃業して取り壊されてしまった。相模原にはグライダーの工房があって、見学をできるかどうかもわからないけど、16 号沿いにグライダーが展示されていて、いつか近くで見ようと思っていたが、オーナーの方が亡くなって工房もなくなってしまった。
他にもたくさんある。どれも心残りだ。
だから決意しようとちょっと思ったのだった。難しいけど...


テレビに FM チューナーを付けてほしい 2011年 01月 17日

私が加入している CATV JCOM は、テレビだけでなく FM 放送も再送信している。これを聞きたいと思うのだが、FM チューナーがない... 普通のラジオで聞くには、同軸ケーブルに無理やり線をつなげて、その線をラジオに巻いて本来アンテナで拾ってもらうというようなあまりカッコよくない方法しかないように思う。こういう時に思うのだが、なぜ一般的なテレビには FM ラジオチューナーが付いていないのだろうか? VHF テレビのアナログチューナーの音声部分は構造的に FM ラジオそのものであって、周波数帯も近い。つけない理由はないと思うのだが...

まぁ、アナログテレビチューナーはもうすぐテレビには付かなくなるので、今後のデジタルチューナーのみのテレビにとっては余計な部品になるのかも知れないが、できれば付けてほしいものである


facebook アプリケーションの削除 2011年 01月 08日

facebook アプリケーションの削除方法は、ヘルプなどを見ると [アカウント] のプルダウンに [アプリケーション設定] という項目があって、そこから削除できるように説明されている。しかし、現在 facebook の [アカウント] プルダウンには [アプリケーション設定] という項目は存在しない。
ダメじゃん...
探してみると、[アカウント] のプルダウンから [プライバシー設定] を選択して表示される画面の左下の方に [アプリとウェブサイト] という項目があり、その説明文中にある [設定を編集] という部分を押すと、アプリケーションの削除ができる画面がようやく現れることがわかった。
facebook は各方面で話題になっているけど、web site としての作りは、頻繁に行われる各種の改変に対するユーザーのケアなどは最低である。こんなダメな運営を続けていたら、Second Life とは言わないが、そのうち下火になってしまうだろう。改善してほしいところである


グルーポンの広告 2011年 01月 05日

グルーポンの広告に 「TV で話題!」 と書いてあるのが、自虐的に見えて、かなり面白い。確かにおせち料理がテレビで話題になっているけど... 広告出稿時にはこんな形で話題になるとは思いもよらなかったんだろうなぁ...


とりあえず赤坂 2010年 11月 29日

運送屋さんの仕事は確かで、荷物はちゃんと届いていた。なんとか仕事ができる状態になったが、ネットワークの一部が不完全。ラボが別フロアにあるのもめんどくさいなぁ...


オフィス引っ越し 2010年 11月 26日

本日で渋谷オフィスから引っ越し。来週からは赤坂になる。赤坂と言っても最寄駅は溜池山王で、さらに最寄駅から徒歩 10 分はかかる辺鄙な場所。まわりにご飯を食べる場所も少ない。渋谷の方が良かったなぁ...


腹立たしい JT の TV-CF 2010年 11月 17日

JT が煙草を吸う人向けに、マナー向上を訴える TV-CF を流している。この内容が腹立たしい。例えばこんな内容である。

A:「友達に煙が行かないように気を使う。マナーですよね?」
B:「でも、周りの人に気を使っていなかったとしたら? 惜しいなぁ」

A:「ポイ捨てせずにキチンを灰皿に捨てる。マナーですよね?」
B:「でも、その火がちゃんと消えていなかったとしたら? 惜しいなぁ」

つまり、これらの A の行為はマナーを守った行為であるが、B は良くない、なので B の部分だけを改善しましょう、というメッセージだ。この内容の何が腹立たしいかというと、A の行為のどちらもマナーとしてなってない、という煙草をすわない人から見れば当たり前の事がわかっていないということだ。

友達に煙が行かないように気を使う? 話にならない。煙草を吸わない人間にとって、風下に行こうが、席から立ち上がって 1m や 2m 離れようが、煙草を近くで吸われれば臭いで不愉快な事に何の変りもないのだ。しかもそのぐらいの距離では健康への被害は受けてしまう。つまり「他の人と同じ空間や、屋外では一切煙草を吸わない」というのであればマナーを守っていると言えるが、そうでなければすべてマナー違反だ。TV-CF のアニメで喫煙者がベンチを立ち上がって 1 歩はなれて煙草を吸っているが、そんなのは意味がない。そんなものは、私はあなたに気を使っているという「フリ」をしているだけである。最悪である。

ポイ捨てせずにキチンを灰皿に捨てる? これも話しにならない。公共の場所にある灰皿の清掃費用は、喫煙者だけが負担しているのではない。公共の場にある灰皿に吸殻を捨てるということは、煙草を吸わない人に勝手に処理費用の負担を押し付けている、という行為なのだ。煙草の灰や吸殻はすべて自宅に持ち帰って、自分の責任で、自分の費用負担で処分してほしい。さらに言うと、公共の場にある灰皿の多く、例えばビルの入口にある灰皿は、「その先の場所が完全禁煙なので、そこで煙草を消す」ためだけにあるにも関わらず、多くの喫煙者が「そこで新たに煙草に火をつける」ために、つまりその場所を勝手に喫煙所として使っているということだ。JT の TV-CF のアニメの絵も、公共の場所の「煙草を消すため」に設置されたていると思われる灰皿の前を、喫煙所として使っているように見える。これも最悪である。

こういう広告を見ていると、煙草を吸う人は「マナー」という言葉を永遠に理解することはできないのだろうと思ってしまう。


仕事 2010年 11月 09日

佐賀県の人が私の仕事が何か気になるようなので書いておくが、私は普通のヒラ・サラリーマンである。他に何か気になる点があればメールしてください。


横浜市長公邸公開 2010年 11月 02日

2010/11/03(水・祝) に横浜市長公邸公開が初めて一般公開される。
横浜市の web site に行っても何の情報もないのはなぜだ...

10-16時

神奈川県横浜市西区老松町 2


蓮舫氏の無意味な言い訳 2010年 10月 08日

蓮舫氏が国会議事堂内でファッション雑誌の撮影に応じていた問題で謝罪しながらも「国会議員はさまざまな手段で情報を発信しているが、その一つの手段として雑誌の取材に応えることは大切だ」と主張したらしい。
この人は本当にどうしようもなく頭が悪いんだなぁ、と思ってしまった。説明するのも面倒なぐらい。こういう人に投票して国会議員にさせてしまった有権者の人は猛省してもらいたい


SQL Server で text のデータを使って ORDER BY 2010年 09月 24日

Microsoft SQL Server でクエリの結果を ORDER BY しようとしたら、対象カラムが text 型だとエラーになってしまった。具体的には、以下のような SQL を実行した。

SELECT
*
FROM
ExampleTable
ORDER BY
Folder

実際の SQL は WHERE 句などもついていてもう少し複雑なのだが、焦点となる点だけをわかりやすくするため簡略な SQL にした。やりたいことは、ファイルシステムのフォルダ構造を保管したテーブルで条件を満たしたレコードを抽出して、フォルダ名でソートしようとしたのであるが、Folder フィールドを ntext 型で設計していたのでソートできなかったのだ。
文字列は全部ソートできないのか? そんなはずはなかったはず、と思って調べると、VARCHAR 型はソートできるらしい。不思議な感じがするが、だとすれば VARCHAR 型に cast すればソートできるはず。具体的にはこうなる。

SELECT
*
FROM
ExampleTable
ORDER BY
CAST(Folder AS VARCHAR(256))

できた!

そんな制約があるとは知らなかった。SQL Server のヘルプには "text 型と ntext 型のデータ値には、それぞれ照合順序があります。" と書いてあるからソートの基準はあるはずなのになぁ...


お天道様が見ている 2010年 09月 15日

今 2010 年、千葉県の NPO の棚田トラストに参加して、田植え、草刈り、稲刈りなどの農作業を体験した。作業は地元農家の人の指導によって行うのだが、実際に作業をしていると、農家の人がよく休憩することに気付く。一方で、私を含めて棚田トラストに参加した農家ではない人は、一生懸命やらないといけないという強迫観念あるかのように休まずに作業をしているが、それはあまりよくない。農家の人が休憩するのは、休憩をとりながらやらないと炎天下の作業なんて続かないという当たり前の事実に即した行動なのだ。空調の利いたオフィスで、ほとんど肉体労働をしないような仕事をしているのとはワケが違うのである。草刈りの 2 回目ぐらいになると、参加している農家以外の人もそのあたりを心得てきて休憩するようになる。
ところで、農家の人は、上司がいるわけでもなく、家族も普通は作業時には一緒にいないので、基本的には誰からも監視されずに仕事をしている。草刈りや農薬の散布などは、手を抜いて作業すれば時間はかなり節約できるので、手を抜いて、その分、木陰で涼んでのんびりしていても、誰からも何の文句も言われないだろう。草刈りは結果がある程度見えるが、結果が目で見てもよくわからない作業も多いので、作業終了後の状態を例えば家族が見たとしても、どのぐらい手を抜いたか、あるいは逆にちゃんとやったかはなかなか判別できない。
それでも農家の人はずっと休憩していたりはしない。彼らはよく休憩するけど、しばらくするとまた作業に戻っていく。その様子を見ていて「お天道様が見ている」という言葉の意味が初めてわかったような気がした。これまで「お天道様が見ている」というのは、抽象的な意味で「神様が見ているから、悪いことはしてはいけない」という程度の意味だと思っていたのだ。しかし農家の人にとって、農作業をどれだけきちんとしたかは、作柄の違いという結果となって帰ってくる。これはいわゆる不作、凶作という話とは別の事だ。同じ年、同じ季節、同じ作物、同じ天候の条件で、全部の田んぼで実りが悪いのが不作、凶作だが、隣の田んぼとは作柄が違うということである。
農作物は天の恵みであるが、それは端的には太陽の光によってもたらされる光合成の成果物であって、「お天道様」は抽象的な神ではなく、まさに太陽のことなのだ。ちゃんと仕事をした田んぼでは稲がよく実り、仕事の手をぬいた人の田んぼでは実りが悪い。
日本は 19 世紀までは農業国家であったので、国民の多くが農民だった。そういった農民にとって、自らの仕事への評価は、まさに「お天道様が見ている」ものだったのだろう。


小沢一郎の総理大臣もいいかも... 2010年 09月 14日

民主党代表選挙に、現代表の菅直人氏と、小沢一郎氏が立候補している。
この選挙に関連した報道で「実力者小沢」、「豪腕小沢」といった表現を、「小沢一郎氏氏には、政治的能力がある」という意味で使う謎のメディアが続出していて笑える。

小沢一郎氏がかつて自民党に所属していた時にも、民主党に加わってからも「実力者」、「豪腕」であることに疑いの余地はない。しかしそれは政治家としてではなく、裏工作、闇取引、脅迫、集金といった分野の能力であったり、法が禁じるギリギリの線を探るような選挙準備の能力であったりする。小沢一郎氏は確かに平時にあって戦を忘れない選挙の名参謀であるという面もある。昨 2009 年の衆議院議員選挙での候補者擁立での働きなどである。しかしこれも「政治家」としての能力とは言えない。
私は小沢一郎氏を個人的に知っているわけではないので、小沢一郎氏の発言や行動は、民主党の広報や、メディアを通じて知るしかないのだが、小沢一郎氏がメディアを通じて語っている予算や、米軍の駐留に関しての、安直で実現性の乏しい発言内容を聞く限り、小沢一郎氏の政治家としての無能ぶりは明白である。
それでも党首選挙となれば、支持する国会議員が多数登場する。個々の国会議員は、自身の本来の主義主張とは関係なく、「名選挙参謀」であったり、「予算への介入を通じた脅迫を躊躇せず実行する人物」であったりする小沢一郎氏を支援せざるを得ないのだろう。選挙結果が出る前に、そう公言していた事が、小沢一郎氏が党首になった場合に、自分が次回の選挙の候補者から落とされないとか、活動資金の流れを止められたりしないとか、自身の死活問題に関わってくるのだから、小沢一郎氏を支持する国会議員にも同情できる点はある。

小沢一郎氏に関してメディアが報じている内容で間違っている点がもう一つある。小沢一郎氏が幹事長であった衆議院議員選挙には民主党は圧勝し、小沢一郎氏が幹事長を辞めて臨んだ参議院議員選挙では民主党は大きく負けた。これをもって「小沢一郎氏は選挙に強い」としている点である。実際には参議院議員選挙は、小沢一郎氏が幹事長を辞めたのも関わらず、党内に明白な影響力を残しているから負けたのである。菅直人首相の消費税増税発言問題が最大の敗因のように書いているメディアが多いが、国民の多くは、消費税増税はしなくて済むならしないにこしたことはないと思っているが、消費税増税自体には「仕方がない」と受け止めているし、そもそも参議院議員選挙に勝った自民党も消費税増税を主張しているので、増税は敗因たりえない。菅直人首相の増税した消費税の使い道に関する発言のブレなどの問題もあったが、大きな問題ではなかった。それよりも一般の国民が民主党に対してもっていた反感は、小沢一郎氏の影響力が残っていて、息のかかった候補者が何人も出てきたことなのである。逆に言えば、小沢一郎氏が幹事長を辞めていたから、民主党の負けは、あの程度で済んでいたのだ。小沢一郎氏を民主党が除名していれば、民主党は参議院議員選挙をもっと有利に戦えていただろう。

さて、無能な小沢一郎氏の今後だが、私はいっそ小沢一郎氏が民主党代表戦で勝って総理大臣になればよいと思っている。民主党代表選挙なんかやっている場合ではないと言われる中の代表選挙で小沢一郎氏が民主党代表となった場合に、小沢一郎氏は数多くの国家的課題を放置して、最初に自民党議員の切り崩しによる政党再編に取り組むだろう。国の歳出削減、米軍の駐留に関する米国との交渉、円の外国為替レートの問題への対応などに優先して取り組まなければならないが、小沢一郎氏にはそういう能力はないのだ。一方、これらの本当は優先して取り組むべき課題については、すべての分野でその無能ぶりを遺憾なく発揮し、3 ヶ月で退陣に追い込まれることだろう。政治家としての無能ぶりを発揮した後の小沢一郎氏が、次の衆議院選挙には当選できないだろう。予算配分で地元への利権還元をしていたことだけが小沢一郎氏が当選できていた理由なので、予算への影響力を失った小沢一郎氏など、選挙区の有権者にとって存在意義が全くないのだから。
国会議員の肩書きを失った小沢一郎氏がその後どういった末路をたどるのか、非常に興味深い。


小沢一郎氏 2010年 09月 08日

民主党の小沢氏が「検察に起訴されないから無実」というような事を言っているが、これは大間違いだ。
以前の私の「ひとりごと」でも書いたように、現在の検察は 100% 有罪の心証を持っていないと起訴しない。これ自体が誤りで、有罪の可能性がある程度あれば、有罪かどうかの判断を裁判官に任せる必要があるから起訴しなければならないのにそうしていない。つまり検察が起訴しないのは「白だから」ではなく「灰色であっても、黒だと確信がない」からである。小沢氏は限りなく黒に近い灰色と言えるだろう。
もう一つの間違いは、民主主義国家の裁判では過去の国家権力による暴走に対する反省として「推定無罪」や「疑わしきは被告人の利益」といった原則がある。つまり、被告人候補である小沢氏が実際に犯罪を行っていたとしても、本当に確実な証拠がなければ有罪にはできないのだ。
これと、政治家が有権者に対して行うべき説明は異なる。裁判で無罪となる、なんていうのは、最低線以下の話で、それよりはるかに高いレベルでの高潔さが求められるのだ。そのためには彼は「自分は灰色だから OK」という説明ではなく「自分は白い」という説明をしなければならない。しかしテレビ報道などで見る小沢氏の説明を見ると、そういう基本的な事が分かっていないようである。
テレビで小沢氏を見るたびに、本当に無能な人物で、こういう政治家に投票する無能な有権者がたくさんいるということに本当に悲しくなる。


UNIQLO CALENDAR 2010年 08月 14日

何を検索していたのか忘れたが、検索にヒットしてたまたま見ていた台湾人の方が書いた日本語の Blog に、日本の各地を、ミニチュアを撮影したように見えるチルト・シフト・レンズを使って撮影した動画を次々に表示する Blog パーツが付いているのを見つけた。

興味を持ってみてみると、UNIQLO CALENDAR という Blog パーツだった。これまでも UNIQLO の出してきた Blog パーツは、本来の機能は全然果たせていない見難くて最低のものばかりだったが、この Blog パーツもそうで、本来の CALENDAR としての機能は無いに等しい。少なくとも私は最初にこの Blog パーツを見た Blog で、これがカレンダーであるということに全く気付かなかった。
Blog パーツとしては最低なのだが、動画部分はおもしろい。もっと動画が見れないかと思って Blog パーツを配布している UNIQLO CALENDAR のサイトに行くと、最低のセンスの音楽とともに、もっと大きく動画が表示されていた。

どうなっているのかと調べてみたら、フラッシュで contents_thumb_00.xml などの動画コンテンツの一覧ファイルをダウンロードして、そこに書かれた FLV 形式の動画を次々にランダムな順番でダウンロードしては表示しているらしいということがわかった。

ダウンロードされる xml の一覧ファイル自体をすべて確認できたわけではないが、少なくとも以下のような動画があることはわかった。Blog パーツや Web サイトの「カレンダー」機能なんてどうでもいいので動画だけ見たい人は大勢いると思うが、そういう人はこれらの FLV をダウンロードして GOM Player などで見ればよいだろう。

興味深い動画を提供してくれるのは嬉しいのだが、UNIQLO の広報は UNIQLOCK で、ごく狭い世界の人々から賞賛を浴びて以降、それが広く世間からの賞賛と誤解しているようで、本来の「広報」という方向を失って、どんどんダメな方向へ行っていると思う。私は UNIQLOCK は「おもしろかった」と思うが、広報としてはやはり失敗だと思う。直接的なセールスに結びつく広報ではなく、企業イメージ向上を目指した広報ということになるのだろうが、あれを見て衣料販売店としての UNIQLO に対するイメージが向上するとは思えないし、それはこの UNIQLO CALENDAR でも同じこと。この意見に反論する人がどういう事を言うか想像が付くが、聞く前に書いておく。「あなた、間違ってますよ」

私は私の普段着ている服の 30% ぐらいは UNIQLO のもので、そこそこいいお客さんだと思うし、衣料品販売店としての UNIQLO にはポジティブなイメージを持っているが、一連の広報に対してはニュートラルにしか感じられないのだ。その企業に対してネガティブなイメージを持っている人をポジティブなイメージに変えたり、ポジティブなイメージを持っている人に、より強くポジティブなイメージを持ってもらったり、その企業を知らない人にその企業について正しくしってもらうことができなければ、広報としてはやはり失敗だ。
私はこの UNIQLO CALENDAR に強く興味を持って、こんな記事まで書いているので、「そういう興味をひければ成功」とか、「この記事で繰り返し UNIQLO と書いてもらえているから成功」と思ったら大間違いだ。UNIQLO CALENDAR によって私の UNIQLO に対する企業イメージはどちらかといえば低下したからだ。

ということで、邪魔なだけの UNIQLO CALENDAR のガワなしで動画を楽しみたい方は、以下のリンクからどうぞ。

006_dec2009_asahiyama_zoo_asahikawa_hokkaido.flv
038_dec2009_asahiyama_zoo_asahikawa_hokkaido.flv
043_dec2009_asahiyama_zoo_asahikawa_hokkaido.flv
054_dec2009_asahiyama_zoo_asahikawa_hokkaido.flv
071_dec2009_asahiyama_zoo_asahikawa_hokkaido.flv
086_dec2009_asahiyama_zoo_asahikawa_hokkaido.flv
092_dec2009_asahiyama_zoo_asahikawa_hokkaido.flv
004_dec2009_tazawako_snow_resort_semboku_akita.flv
024_dec2009_tazawako_snow_resort_semboku_akita.flv
027_dec2009_okurayama_jump_stadium_sapporo_hokkaido.flv
028_dec2009_tazawako_snow_resort_semboku_akita.flv
036_dec2009_ikeda_curling_rink_ikeda_hokkaido.flv
040_dec2009_tazawako_snow_resort_semboku_akita.flv
057_dec2009_tazawako_snow_resort_semboku_akita.flv
079_dec2009_tazawako_snow_resort_semboku_akita.flv
081_dec2009_sunpillar_park_curling_hall_nayoro_hokkaido.flv
082_dec2009_okurayama_jump_stadium_sapporo_hokkaido.flv
083_dec2009_akasaka_sacas_minato_tokyo.flv
085_dec2009_tazawako_snow_resort_semboku_akita.flv
090_dec2009_tazawako_snow_resort_semboku_akita.flv
014_april2009_shizuokamatsuri_shizuoka.flv
015_april2009_shizuokamatsuri_shizuoka.flv
021_july2009_14th_shinbashi_koichi_matsuri_minato_tokyo.flv
022_july2009_14th_shinbashi_koichi_matsuri_minato_tokyo.flv
023_july2009_14th_shinbashi_koichi_matsuri_minato_tokyo.flv
025_july2009_tenjin_matsuri_osaka.flv
026_july2009_tenjin_matsuri_osaka.flv
027_july2009_tenjin_matsuri_osaka.flv
005_aug2009_asakusa_samba_executive_committee_taito_tokyo.flv
022_aug2009_asakusa_samba_executive_committee_taito_tokyo.flv
038_sep2009_aizu_matsuri_aizu_wakamatsu_fukushima.flv
042_aug2009_asakusa_samba_executive_committee_taito_tokyo.flv
022_jan2010_ebisu_sya_sai_gion_kyoto.flv
077_jan2010_ebisu_sya_sai_gion_kyoto.flv
009_apr2010_onbashira_shimosuwa_nagano.flv
022_apr2010_onbashira_shimosuwa_nagano.flv
026_apr2010_beppu_onsen_festival_beppu_oita.flv
038_apr2010_beppu_onsen_festival_beppu_oita.flv
039_apr2010_onbashira_shimosuwa_nagano.flv
005_jul2010_kawasaki_daishi_kawasaki_kanagawa.flv
014_jul2010_iriya_asagao_festival_taito_tokyo.flv
022_jul2010_kawasaki_daishi_kawasaki_kanagawa.flv
026_jul2010_iriya_asagao_festival_taito_tokyo.flv
019_april2009_kyotocity_kyoto.flv
032_april2009_kobeohashibridge_kobe_hyogo.flv
038_april2009_minato_tokyo.flv
039_april2009_minato_tokyo.flv
040_april2009_minato_tokyo.flv
107_july2009_chofu_shi_fireworks_festival_chofu_tokyo.flv
025_sep2009_mishima_town_fukushima.flv
059_sep2009_mishima_town_fukushima.flv
021_sep2009_mishima_town_fukushima.flv
084_oct2009_sessokyo_kawanehoncho_shizuoka.flv
106_oct2009_unazuki_dam_kurobe_toyama.flv
101_oct2009_unazuki_spa_kurobe_toyama.flv
097_oct2009_unazuki_spa_kurobe_toyama.flv
102_oct2009_unazuki_spa_kurobe_toyama.flv
103_oct2009_unazuki_dam_kurobe_toyama.flv
107_oct2009_unazuki_spa_kurobe_toyama.flv
109_oct2009_unazuki_spa_kurobe_toyama.flv
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078_dec2009_kitaakita_city_akita.flv
058_dec2009_morioka_city_iwate.flv
016_mar2010_ashikita_town_ashikita_kumamoto.flv
033_jul2010_shin-yamaguchi_station_yamaguchi.flv
039_jul2010_yoshiura_beach_hamada_shimane.flv
003_march2009_chuo_tokyo.flv
042_april2009_tokyotower_minato_tokyo.flv
076_july2009_chiba_city_chiba.flv
002_sep2009_ochanomizu_city_chiyoda_tokyo.flv
017_sep2009_sendai_city_miyagi.flv
030_sep2009_matsushima_miyagi.flv
008_dec2009_onomichi_channel_hiroshima.flv
013_dec2009_goryokaku_park_hakodate_hokkaido.flv
033_dec2009_rubber_duck_project_chuo_osaka.flv
046_dec2009_sapporo_city_hokkaido.flv
052_jan2010_ota_city_tokyo.flv
019_apr2010_beppu_city_beppu_oita.flv
029_mar2010_nagasaki_city_nagasaki.flv
023_jul2010_yokohama_city_kanagawa.flv
031_april2009_kobeport_kobe_hyogo.flv
033_april2009_hatobacho_kobe_hyogo.flv
041_april2009_tokyotower_minato_tokyo.flv
045_may2009_sagamibay_kanagawa.flv
017_july2009_naze_port_amami_kagoshima.flv
018_july2009_takarajima_toshima_village_kagoshima.flv
031_july2009_ap_bank_fes09_kakegawa_shizuoka.flv
073_june2009_kawasaki_city_kawasaki_kanagawa.flv
080_july2009_bunkyo_city_bunkyo_tokyo.flv
037_sep2009_matsushima_miyagi.flv
078_oct2009_suzuka_baloon_festival_suzuka_mie.flv
093_dec2009_onomichi_channel_hiroshima.flv
013_jul2010_phoenix_seagaia_resort_miyazaki.flv
032_jul2010_tsunoshima_island_shimonoseki_yamaguchi.flv
037_jul2010_tsuwano_town_tsuwano_shimane.flv
041_jul2010_nagato_yacht_festa_2010_nagato_yamaguchi.flv
007_july2009_zushi_beach_zushi_kanagawa.flv
008_july2009_zushi_beach_zushi_kanagawa.flv
009_july2009_zushi_beach_zushi_kanagawa.flv
010_july2009_zushi_beach_zushi_kanagawa.flv
011_july2009_zushi_beach_zushi_kanagawa.flv
012_july2009_zushi_beach_zushi_kanagawa.flv
013_july2009_zushi_beach_zushi_kanagawa.flv
014_july2009_shizunami_beach_makinohara_shizuoka.flv
015_july2009_shizunami_beach_makinohara_shizuoka.flv
016_july2009_ohama_beach_amami_kagoshima.flv
019_july2009_tarui_southern_beach_sennan_osaka.flv
035_jul2010_iwami_seaside_park_hamada_shimane.flv
036_jul2010_iwami_seaside_park_hamada_shimane.flv
038_jul2010_yoshiura_beach_hamada_shimane.flv
051_jul2010_ojigatake_hill_tamano_okayama.flv
060_oct2009_haccho_dejima_Island_nikko_tochigi.flv
040_sep2009_gozaisho_ropeway_komono_mie.flv
062_oct2009_mt_hangetsu_nikko_tochigi.flv
063_oct2009_lake_chuzenji_nikko_tochigi.flv
064_oct2009_kegon_falls_nikko_tochigi.flv
065_oct2009_first_iroha_slape_nikko_tochigi.flv
068_oct2009_karuizawa_asama_golf_course_karuizawa_nagano.flv
001_apr2010_rakutenchi_amusement_park_beppu_oita.flv
010_apr2010_rakutenchi_amusement_park_beppu_oita.flv
017_apr2010_rakutenchi_amusement_park_beppu_oita.flv
018_mar2010_tenjin_central_park_fukuoka.flv
024_apr2010_rakutenchi_amusement_park_beppu_oita.flv
032_apr2010_rakutenchi_amusement_park_beppu_oita.flv
033_mar2010_tenjin_central_park_fukuoka.flv
042_apr2010_rakutenchi_amusement_park_beppu_oita.flv
002_mar2010_tsuetate_onsen_oguni_kumamoto.flv
014_mar2010_tsuetate_onsen_oguni_kumamoto.flv
027_mar2010_tsuetate_onsen_oguni_kumamoto.flv
034_mar2010_tsuetate_onsen_oguni_kumamoto.flv
020_apr2010_mt_oogi_fire_festival_beppu_oita.flv
023_apr2010_mt_oogi_fire_festival_beppu_oita.flv
047_apr2010_mt_oogi_fire_festival_beppu_oita.flv
048_apr2010_mt_oogi_fire_festival_beppu_oita.flv
049_apr2010_mt_oogi_fire_festival_beppu_oita.flv
050_mar2010_aso_fire_festival_aso_kumamoto.flv
099_july2009_tenjin_matsuri_osaka.flv
102_july2009_chofu_shi_fireworks_festival_chofu_tokyo.flv
105_july2009_chofu_shi_fireworks_festival_chofu_tokyo.flv
107_july2009_chofu_shi_fireworks_festival_chofu_tokyo.flv
003_jul2010_yokohama_port_fireworks_show_yokohama_kanagawa.flv
017_jul2010_yokohama_port_fireworks_show_yokohama_kanagawa.flv
055_jul2010_toyohashi_gion_festival_toyohashi_aichi.flv
056_jul2010_toyohashi_gion_festival_toyohashi_aichi.flv
057_jul2010_toyohashi_gion_festival_toyohashi_aichi.flv
001_july2009_hirakata_park_hirakata_osaka.flv
002_july2009_hirakata_park_hirakata_osaka.flv
005_july2009_hirakata_park_hirakata_osaka.flv
006_july2009_tsumagoi_kakegawa_shizuoka.flv
009_jul2010_yomiuri_land_inagi_tokyo.flv
052_jul2010_hotel_limani_setouchi_okayama.flv


その人に会う 2010年 08月 13日

雑誌を読んでいて気になった言葉。

「人に会う」ことは普通のことだが「その人に会う」ことは奇跡に近い

(2006 小野 進)


障害中に普及作業を行う mixi と報じる INTERNET Watch 2010年 08月 10日

INTERNET Watch の記事「mixiにアクセス障害が発生、10日午後5時20分頃から」によると、mixi は障害の最中、「普及作業を行って」いるらしい。

復旧作業ではなく...?

大丈夫か INTERNET Watch...

記事はすぐに消えてしまうと思うので該当部分を引用しておく。(表現は原文のママ)

------ ここから ------ 引用 ------
午後7時現在、mixiのトップページは「復旧作業を行っています」という案内文が表示され、ログインできない状態になっている。

ミクシィでは、現在普及作業を行っており、復旧時期については未定だが、状況についてはミクシィの企業サイトで随時案内していくとしている。
------ ここまで ------ 引用 ------

典型的なタイプミスで、これが校正で見逃されるメディアはかなり問題だなぁ...


根岸盆踊り 2010年 07月 28日

2010/08/21(土) 15:00-21:00
雨天時:翌 2010/08/22(日) に順延
根岸米軍ハイツ
JR根岸線、根岸駅・山手駅どちらも徒歩 15 分
横浜市営バス 103 系統根岸台停留所徒歩 1 分
問合せ:045-281-4120
--
ナッチャン World に乗りに青森へ行ってる日だから行けないな...


なんとなく嬉しくなるアクセスログ 2010年 07月 26日

自分の Blog http://blog.okumura.com/ のアクセスログを見ていたら、とても関連していそうな 2 つのアクセス記録があった。

[1 つめ]

訪問日時:
2010-07-25 23:37:29

IPアドレス:
122.31.49.233
p5233-ipbfp1404osakakita.osaka.ocn.ne.jp
Location: Osaka
Network(ASN): OCN

国:
日本

訪問回数:
新規訪問者

閲覧開始ページ:
奥村の貧乏暇なし Blog: 七島計画・三宅島 1 日目

訪問経路:
訪問経路表示 - 8 ページビュー - 12分 18秒

参照元:
http://www.google.co.jp/search?hl=ja&q=%E7%A9%BA%E6%B8%AF%E3%80%80%E8%8D%B7%E7%89%A9%E9%A0%90%E3%81%8B%E3%82%8A%E3%80%80%E4%B8%89%E5%AE%85%E5%B3%B6&aq=f&aqi=&aql=&oq=&gs_rfai=

検索ワード:
空港 荷物預かり 三宅島

OS:
Windows 7

ブラウザ:
Firefox 3.6.7

言語:
日本語

JavaScript:
有効 [1.5]

表示色:
24 bit

解像度:
1280x800

クッキー:
有効

[2 つ目]

訪問日時:
2010-07-25 23:49:25

IPアドレス:
110.133.223.156
110-133-223-156.rev.home.ne.jp
Location: Nerima
Network(ASN): ATNETHOME-JP

国:
日本

訪問回数:
新規訪問者

閲覧開始ページ:
奥村の貧乏暇なし Blog: 七島計画・三宅島 3 日目

訪問経路:
訪問経路表示 - 5 ページビュー - 13分 34秒

参照元:
http://ka101w.kaw101.mail.live.com/mail/InboxLight.aspx?n=1231555907

検索ワード:
該当なし

OS:
Windows XP

ブラウザ:
Firefox 3.6.6

言語:
日本語

JavaScript:
有効 [1.5]

表示色:
16 bit

解像度:
1024x768

クッキー:
有効

1 つ目のアクセスで三宅島について調べた人が、2 つ目のアクセスをした人へ私の Blog についてメールで紹介してくれて、2 つ目のアクセスをした人も同じ内容を確認していた、ということと思われる。

私の Blog の URL を、見知らぬ人が、他の人に紹介しているということが、なんとなく嬉しいのだった。


鶏が先か、卵が先か 2010年 07月 15日

CNN が "Scientists solve chicken and egg riddle" という記事で「鶏が先か、卵が先か」という長年の謎を研究者が解明したという記事を載せている。
こんなアホらしい記事はありえない。"Which came first, the chicken or the egg?" という質問の答えはとっくにわかっている。卵が先に決まっている。
昔の人は卵と鶏の関係がわかっていなかったのだからしょうがないが、現代人は、卵と、そこから孵る鶏が同一の個体であることを知っている。しかし鶏と、その鶏から生まれる卵は、別の個体だ。つまり、卵はその鶏の子であるが、卵から孵った鶏は自分自身である。この世に最初に生を受けた鶏は、当たり前だが突然変異によって、鶏の祖先である生物から、卵として生まれてきたのだ。よって答えは「卵」である。

記事をよく読むと、こんなわかりきった事を研究しているのではなく、卵の殻の成分を作る器官の由来についての研究で、卵が先か鶏が先かなどということとは関係ないのだが、メディアが誤って伝えているだけなのだった。やはり、マスコミで働く人々には、基本的な科学的素養が欠落しているのだった...


日産操業停止の戦犯カルロス・ゴーン社長は報酬を返還するべきだ 2010年 07月 15日

日産が部品供給の停止により、日米の主要工場のほとんどすべての操業停止という異常事態に追い込まれている。
この原因を作ったのは、安易なコストカットのために、価格だけを重視した調達先選択をした上、セカンドソースを用意せず、最安値単独調達という方針を指示して実行させたカルロス・ゴーン社長だ。カルロス・ゴーン社長は CEO 就任前の COO 時代から、彼の行おうとした調達方針の変更が企業の長期的な存続に悪影響を与えるということが多くの人から指摘されていた。それを無視して、生産性の改善ではなく、コストカットによる安易な企業再生に取り組んだ。
結果として日産は財政面で短期的には「再生」したが、ハイブリッドカーなどの次世代低公害車への取り組みで大きく出遅れ、さらには、今回のように調達不調によって操業停止という最悪の事態が発生してしまった。2 万台程度の生産が止まったと報道されているので、工場出荷価格で見つもっても 200 億円程度の売上機会損失である。
今年の株主総会で 8 億 9,000 万円の報酬に対して、自分はそれにふさわしい仕事をしていると言っていたカルロス・ゴーン氏だが、責任ある仕事をしているから多額の報酬をもらっているというのなら、無責任な決定によって今回のような事態を招いたことに対しては、当然報酬の返還を申し出るのであろう。それが「リスクを持って取り組んでいる」ということである。こういう緊急事態においてこそ 8 億 9,000 万円の価値を見せてほしいものだ。


相撲は国技ではない 2010年 07月 12日

大相撲が賭博問題で色々報道されている。これまで積み重なってきた大麻問題、暴力事件なども、本質的には何も解決されないままだ。
この問題についてマスコミのインタビューに答える一般人、有識者、あるいは、相撲関係者を含め「国技なんだから...」という事を言う人が大勢いるが、非常に違和感がある。
大相撲は両国に専用の競技場を建てた時に、不遜にも「自ら」国技だと名乗ったのだ。自ら名乗って国技と言えるのなら、どんなスポーツだって国技である。
それでは日本の国技は何かと言われれれば、「そんなものは存在しない」か「現代においては、野球」が正解だろう。日本の国技は野球というと、相撲のスポーツとしての歴史が長い点、日本固有である (疑わしいが... ルールが微妙に異なるが、相撲はスポーツとしてはレスリングの一種に過ぎず、レスリングの亜種は、世界のほぼ全ての国に存在する) という点に国技たる所以をもって反論する人がいるが、それでは弓道や剣道が国技でない理由な何だろうか? そう問うと、弓道や剣道に比べ相撲は圧倒的に人気があるからという反論を受けるのだが、現代においての相撲の人気は野球の人気とは比べるべくもなく低いし、長い歴史の中で相撲は東京 (江戸) でしか人気がなかったのに対して、弓道や剣道は全国的に普及していて、どちらかと言えば相撲の方が人気がなかった事は明らかだ。江戸時代の文学で主人公が武士階級である場合に、やっているスポーツは (竹刀を使う現代剣道ではないにしても...) 当然剣道であって、相撲なんてことにはならないだろう。武士階級でない場合、村の祭りで相撲を取った、なんていうエピソードが出てくることがあるだろうが、それはスポーツとしての相撲だろうか? 相撲の人気が全国的になったのはメディアが発達した後の事で、それならば野球と歴史は変わらない。
このように、相撲は国技ではないのである。なのに自ら勝手に国技を名乗って恥ずかしいと思わないような浅はかな考え方が、大相撲の現在の苦境を招いているように思えてならない。


Yahoo! ログール障害発生中 2010年 07月 05日

Yahoo! ログールが、この数日障害が発生しまくりになっていて、全然アクセス解析の役に立たない。なんか某 NTT みたいに、サービス復旧できないので放棄しますって宣言してしまいそうな気がするなぁ...
無料サービスだから仕方ないのだろうか?


ダイソンの広告 2010年 06月 27日

ダイソンの広告で「吸引力の変わらないただ一つの掃除機」と言っているが、そりゃそうだろう。カタログ上の数値とか国際規格に基づく試験とかでどれだけいい結果を出しているか知らないが、実際に使うと、最初から吸引力は紙パック式で紙パックがある程度ゴミをためた状態と同じ。「最初から低いまま吸引力が変わらない」のだ。紙パック式は確かに紙パックを入れ替えたばかりと、しばらく使ってからとでは吸引力は違うが、吸引力が必要な時には紙パックを変えればいいだけ。ダイソンではそういうことはできない。
あの広告はどう見ても詐欺としか感じられない...


失敗もまた科学 2010年 06月 15日

新聞報道によると、自民党麻生政権時代 2010 年度予算概算要求時 17 億円だったはやぶさ後継機の予算は、鳩山政権の概算要求やり直しで 5,000 万円、事業仕分けで 3,000 万円と削られてきた。はやぶさ帰還に際して、官房副長官の福山哲郎 (敬称は省略ではなく、付けるに値しないので付けていない) は記者会見でこの点を問われ、「今回の成功を受け、11 年度予算は検討したい」と述べたらしい。

成功を受け?

成功を受け?

成功を受け?

この人は何を言っているのだろう? 「成功を受け検討」ということは、「もし帰還に失敗していれば、予算は 3,000 万円でも良い」と言っているのと同じことだ。
科学とはそういうものではない。1 つの成功は 1,000 もの失敗の上に積み重なって初めて実現するのだ。失敗の中には小さなものもあるだろうが、「ロケット打上げ失敗」、「衛星故障で追跡できず、宇宙で行方不明に」なんていうような大きなことも起こりえるのだ。誰もやったことがないことを次々にやろうとしているのである。失敗は「こうすればうまく行かない」という貴重なデータを作ってくれる科学の進歩にとって重要な要素であって、失敗をどのように次のステップに生かすのかとか、過去の成功や失敗の知見を、どうやって世代を超えてつないで、発展させていくのか、ということが重要なのだ。

なのに、この福山哲郎とかいうヤカラは「今回失敗していれば、11 年度予算で検討することはない」という趣旨を少し表現を変えただけの事を言ってのけたのだ。

自分が何を言っているか全くわかっていないのだ。なんという無能だろう... 政治家って、こんな無能でも内閣官房副長官などという重要な役職に就けるほど、能無しでも務まる仕事なのだろうか。

明日からハローワークにこういう掲示を出しておけばいいと思う。

職種: 内閣官房副長官
仕事の内容: 誰にでもできる簡単な仕事です。未経験者可


ワールドカップ カメルーン対日本戦 2010年 06月 14日

前半終了

カメルーン 0 - 1 日本

既に私の予想より既に日本の得点が多くなりました。ベスト 16 という私の最終成績の予想には近づいたかも?

後半ディフェンスがんばってほしい


ワールドカップ日本戦予想 2010年 06月 11日

大勢が予想を書いているので、私も乗ってみる。

2010/06/14(月) 日本 0 - 0 カメルーン
2010/06/19(土) 日本 0 - 3 オランダ
2010/06/24(木) 日本 0 - 0 デンマーク

ということで 2 分 1 敗というのがグループリーグ E の予想。

ところがカメルーン - デンマークが引き分けて、カメルーンとデンマークがどちらもオランダに 4 点差以上で負け、デンマーク、カメルーン、日本が 2 分 1 敗勝ち点 2 で並ぶ。さらに得失点差で日本が 2 位になって、驚きの無得点で決勝トーナメント進出! うれしいけど、ちょっと恥ずかしい!

決勝ではグループ F の 1 位と対戦することになるが、当然イタリアが来ると思われる。

2010/06/29(火) 日本 0 - 5 イタリア

ということでイタリアにボコボコにされて、1 点も取れないままなのに、成績は「ベスト 16」というヌルイ結果になったりして...

まぁ、あくまで予想です。


イスラエル批判 2010年 06月 08日

本日 2010/06/08 の報道によると、ホワイトハウスの最長老記者ヘレン・トーマスさん (89) が「ユダヤ人がパレスチナを去り、ドイツやポーランド、米国に帰るべきだ」、「パレスチナは彼ら (パレスチナ人) の土地だ」という至極当然の主張をした結果、職を失ったらしい。
アメリカには基本的な言論の自由もなく、ユダヤ人至上主義の人種差別国家であることが改めて明らかになった。なんとかならないのか...
日本のメディアも上記の発言を「失言」と報道しているけど、違うぞ... イスラエルを建国したユダヤ人らは、第 2 次世界大戦後になって、なんと 2000 年も前の、史実かどうかもはっきりしない「物語」を根拠にパレスチナ人の土地を自分らのものだと主張して暴力的な手段で奪いとった盗賊で、「ユダヤ人がパレスチナを去り、ドイツやポーランド、米国に帰るべきだ」、「パレスチナは彼ら (パレスチナ人) の土地だ」という発言はまったく失言にはあたらない。ちゃんと事実を報道してほしい


iPad の TV-CF 2010年 06月 05日

Apple の TV-CF は、すごくカッコいいという TV-CF もたまにあるのだが、とてつもなくダメな感じのものも多い。絶妙のバランスを狙った結果外しているのかも知れないが、今やっている iPad の TV-CF (iPad を使っている状況や操作画面が次々に流れる画像に「iPad とは何か … 革命がいま始まった」という長〜いセリフがついたもの) は、(Apple の TV-CF に限らず) 最近見た TV-CF の中でも最低のものの一つだ。
個人的に iPad がいい商品だとか、革命的だとか全然感じないのだが、それでもそれなりに新しいジャンルを打ち立てようとする意欲的な製品だとは思う。しかしあんなダメの TV-CF を見たら、革新的な製品を買いたいと思う人は「こんな TV-CF 打つような製品なら買うのをやめよう」と思うのではないだろうか... 逆にあの TV-CF を見て「かっこいい」と思うような人 (検索するとかっこいいと思う人も大勢いるみたいで驚いた...) は、革新的な製品を買うのに向いてない人だと思うので iPad を買うのは止めたいいだろう。
あんなヒドい TV-CF に OK を出した Apple はマーケティング担当者の人事を早く考え直した方がいいと思う。


相変わらず不安定な松坂大輔投手 2010年 06月 03日

レッドソックスの松坂大輔投手が相変わらず不安定な投球を続けている。

この投手の周囲で起きていることはとても不思議だ。

○ 第 1 回 WBC で、悪くはなかったもののどう見ても No.1 とは言えない投球であったにも関わらず MVP を獲得。MVP 選出はアメリカの記者の投票によるものだと思うが、アメリカの記者は野球を知らないのか...?

○ 良いピッチャーであるのは間違いないが、埼玉西武でもエースと呼べるかどうかというレベルの選手に、価値があったとは思えない WBC での MVP に目がくらんだのか、ボストン・レッドソックスはなぜか 60 億円もの金額で入札して落札。

○ 第 2 回 WBC でも、やはり No. 1 とは言えない活躍だったにも関わらず MVP に。アメリカ人の野球記者はどうなってるんだ...?

○ メジャーリーグ移籍後、投球時に体が先に回転して腕があとから出てくる典型的なダメフォームになって、ますます平凡な投手に... レッドソックスのコーチは何をやっているんだ?

日本でプロ野球に入った直後の活躍を考えると、基本的によい投手であることは間違いないと思うのだが、ボストンレッドソックス (というよりメジャーのほとんどの球団) 式の似非科学トレーニングをやっていると、どんどんダメになっていってしまうと思う。もったいない話だ。60 億円も払ったのに、ダメなコーチでボロボロにして、ボストンレッドソックスという球団が何をしたいのかも全く不明だ。

アホなアメリカンコーチの言うことなんか聞かなくていいから、本来の投球フォームを思い出し、あと、もう少し体を絞って、安定した成績を取り戻してほしいものである。


YouTube と Google AdSense の関連付けエラー 2010年 05月 20日

YouTube から「特定の動画について広告を受け取れる可能性があるから申請しろ」というメールが来たので申請してみた。すると「動画が収益受け取りプログラムに提出されました」というメールがすぐに来た。まだ審査中のようだが、収益受取は AdSense で行うらしいので、メールに書いてあった YouTube アカウントと Google AdSense アカウントを関連付けるためのメールをクリックしてみた。すると、こんなエラーになってしまった。

----- ここから ----- YouTube エラーメッセージ ----
リンクした Google AdSense アカウントは既に有効になっているので、このアカウントに切り替えることはできません。
----- ここまで ----- YouTube エラーメッセージ ----

そりゃ Google AdSense アカウントは有効になってるよ。ずっと使っているんだから。でもここで言っている「有効」って別の意味かも? だけどどういう意味かは説明なし。

詳しくはヘルプセンター http://www.google.com/support/youtube/bin/topic.py?topic=12632&hl=ja_JP を見ろとあるのだが、このトピック (12632) は既に存在しないようで、この問題への解決ではなく、パートナー向けヘルプセンターのトップページが表示されてしまうため、問題についてヘルプのどこに書かれているかもわからない。

相変わらずの低さの Google クオリティなのだった...


検察は裁判官ではない 2010年 05月 19日

民主党の小沢氏の不正献金疑惑で、小沢氏が「検察が不起訴と決めたのだから、犯罪ではない」と言っている。

これは全くの間違いだが、このような間違った主張がまかり通る原因には、検察が勝手に裁判官のように振舞っているという現在の刑事裁判制度の運用上の問題がある。
日本の刑事裁判は、起訴されるとほぼ 99% ぐらいが有罪になる。これは根本的にはろくに証拠確認もせずにどんどん有罪判決を出しまくる裁判官に問題があるのだが、一方で検察が裁判で有罪にできる可能性が低い事件については起訴しないという方針を貫いていることも原因の一つで重大な問題である。
なぜ検察が起訴をためらうのかと言うと、検察は刑事事件では原告の立場となり、被疑者を有罪にすることが検察の勝利となる中で、裁判をした (起訴した) のに無罪になってしまうことを「公判維持ができなかった」といかにも無能な人間が考えそうな言葉でよんで、必要以上に避ける慣例ができてしまったのだ。より根本的には、検察官が起訴した事案の有罪率が成績として考えられているためだと思われる。自分の成績が起訴した件数のうち何パーセントが有罪になったかで決まるのなら、100% 有罪になりそうな証拠が起訴前の時点でそろっていない事件は、そもそも起訴しないということだ。
結果として起訴されて裁判に持ち込まれた刑事事件は、どれも鉄板の証拠がある。裁判官にしてみれば、刑事裁判では常にそのような証拠が出てくるのだから、判決は常に有罪。そのような裁判ばかりしていれば、有罪か無罪かを決めるのが自分だということを忘れてしまうのだろう。

何が間違っているのだろうか?

まず、現在の検察による公判維持の考え方が間違っている。検察の仕事としての「公判維持」は、裁判官に対して適切な証拠、証人などの提示が必要に応じてできるということだけを言うべきで、有罪になるか無罪になるかについて検察は直接的に関与するべきではない。無罪になったとしても、裁判官が判断の根拠とするために必要だとした資料を揃えられたのであれば、それが検察にとっての公判維持であって、それ以上であってはならない。

次に裁判を受ける権利が侵害されているということだ。刑事事件であれば、直接的であるにせよ、間接的であるにせよ、被害者が存在する。その被害者は裁判が開かれることで、結果として容疑者が有罪になるということだけでなく、裁判の場で証拠が開示され、容疑者が有罪である可能性が公の場で議論されるということそのもの、つまり裁判が行われること自体が利益になる。起訴されなかった事件では、検察官の成績のために、一般国民のこのような権利が犠牲になっている。

最後に検察の成績の「分母」の考え方がおかしい。起訴した数ではなく、告訴、告発された事件の数を分母に成績を勘案しなければ、起訴されるべき事件の多くが検察官個人の保身目的で起訴されない、不当な不起訴処分の乱発が予想される。そしてそれは明らかに実際に起きている。

刑事裁判の有罪率が 99% などという状態が続いている間は、検察はやるべき仕事をやっていないと思っていいだろう。これこそがマスメディアが取り上げて追求すべき問題なのに、検察はマスコミにとって「有力な情報ソースの一つ」であるためか、現在の検察のやり方を批判するような記事はほとんど見られない。残念なことである


制限速度に対する誤解 2010年 05月 13日

福岡県八女市で 2010/05/11(火) 夜起きた事故について、朝日新聞が以下の見出しで報じている。

「制限速度で走ったのに…」事故やまぬ「魔のカーブ」

記事では、八女署による情報として、運転手は「(制限速度の) 50 キロで走っていたら積み荷が崩れた」と話していると報じている。その後、道路に運転手に対すて安全を促す表示の設置状況や、迂回路の整備が行われていないことなどを報じている。

記事では明確に批判はしていないが、見出しから見てもわかるように、この報道の内容から判断すると、朝日新聞は事故を起こしたドライバーは「制限速度を守っていた」という 1 点で問題ないと判断して、表示を十分していない国道事務所や、迂回路の整備をしない八女市を暗に批判しているように読み取れる。ここには朝日新聞記者の制限速度に対する根本的な誤解がある。この誤解は朝日新聞に限らず、どのメディアでも共通して見られるので、間違っているということを指摘しておきたい。それは道路交通法 70 条の規定を無視していることによる誤解である。以下に道路交通法 70 条の条文を示す。

(安全運転の義務)
第 70 条 車両等の運転者は、当該車両等のハンドル、ブレーキその他の装置を確実に操作し、かつ、道路、交通及び当該車両等の状況に応じ、他人に危害を及ぼさないような速度と方法で運転しなければならない。

この規定は「義務」である。なので、制限速度とは、根本的にはこの条文にあるような速度を超えない速度という規定が第一にある。これとは別に各道路には「最高速度」の規定があ。それらの最高速度を超える速度で走ることは即座に違反であることはよく知られているが、最高速度を超えていなくても「道路、交通及び当該車両等の状況に応じ、他人に危害を及ぼさないような速度」を超えて運転すれば、それは制限速度 (法によって超えてはならないとされている速度) を超えているということなのだ。

この当該事故の運転手は、長い直線の最後にある急な右カーブという「道路の状況」や、乗用車に比べて安定性がないトレーラーを運転しているという「当該車両の状況」に応じて「他人に危害を及ぼさないような速度」で運転する義務があったのに、それに違反している。

急カーブへの警告表示などはあった方がよいに決まっているし、マスコミには社会をより安全にするためのキャンペーンを行う義務もあると思うが、それよりも運転者の違反の方がずっと重大だ。それを無視して国道事務所や八女市の批判に主眼を置いた記事を書く朝日新聞はどうかしていると言わざるを得ない


サーバーから予期しない応答を受けました。 2010年 05月 10日

willcom の PHS SHARP WS001SH (Advanced W-ZERO3 [es]、通称アドエス) を使っている。
最近 Twitter に写真 URL を投稿するのにTwitPic というサイトの指定されたメールアドレスに写真を添付して送ると、Twitter に投稿されるシステムを使っている。携帯電話のカメラは貧弱なので、アドエスで撮った写真を送ることもあるのだが、昨日 "サーバーから予期しない応答を受けました。しばらく待ってから、もう一度操作してください。" というエラーで送れないメールが出てきてしまった。
調べてみると、添付ファイルの大きさ制限にひっかかった場合にこのエラーが出ることがあるらしい。画像のファイルサイズを調べてみると、これまで問題なく送れていたメールに添付していた写真は、一番大きなもので 715KB ぐらい。エラーになる写真は 808KB だった。アドエス上で小さくしてから送らないと行けないけどツールがないなぁと思ったら、なんのことはない、標準でインストールされているアプリケーション「画像とビデオ」の [メニュー]→[オプションの表示] で最初に開かれる [全般] タブに [電子メールで画像を送信するときに、画像のサイズを変更するとより速く送信できます。使用する画像のサイズ:] というとてつもなく長い項目名の設定があり、[大 (640 x 480)] などを選んで変換できるのだった。操作の変更点としては、これまで W-ZERO3 メールから、メールを新規作成して、添付ファイルとして画像を添付という操作をしていたのだが、画像とビデオの画面から撮影した写真を選び [メニュー]→[送信] として [W-ZERO3 メールで送信] を選んでメールに写真を添付するというのが違い。これにより上記の設定で選んだサイズにリサイズされた画像が添付される。あとは普通にメール送信操作をするだけである。

ということで解決した。

しかし "しばらく待ってから、もう一度操作してください。" というエラーメッセージは明らかに間違ってるよなぁ...


池子フレンドシップデー 2010年 04月 28日

2010/05/22(土) 11:00-17:30
雨天時:翌 2010/05/22(日) に順延
米軍池子住宅地区
京急神武寺駅
問合せ:046-806-8042


理研を問題視する議員の秘書は? 2010年 04月 26日

またまた民主党が事業仕分けというのをやっている。前回の事業仕分けは自民党政権が通した予算の結果に対するものだから、仕分け内容には問題があったが、事業仕分けを行うこと自体には問題がなかっただろう。しかし、今回の事業仕分け対象になっている事業の多くは民主党政権が提出してつい先月成立させた平成 22 年度予算と強く関連している。つまり、自ら「この予算を承認してください」と言って議会に出した内容を「なっとらん」と言って切り捨てているのだから、この事業仕分けの存在自体が元々ハチャメチャなものである。
個別内容も問題がある。今回、理研の研究者の秘書に配偶者が採用されているという問題が取り上げられているが、6 人いるという配偶者の秘書のうち、結婚後採用されたのは 2 人だけ。研究職のような女性との出会いがない職場で、女性の秘書がいれば、その 2 人が結婚することは、ごくありふれた成り行きで、6 人のうち 4 人は採用後に結婚しているのだから、そういう事情であったことが容易に推測でき、なんら問題であるとは思えない。
残りの 2 人についても、研究者自身に秘書が必要である業務であるかどうかや、配偶者が秘書としての能力を持っているかどうかを個別に確認する必要がある。たった 2 人の状況を確認せずに「配偶者が秘書」というだけで問題があるという指摘をする事業仕分け担当者は怠慢というしかない。

ところで、研究者の配偶者が年収 600 万円程度もらっていて問題だと主張している民主党議員の秘書には、もちろん配偶者とか子供とか親戚とかはいないのだろう。1 人も。仕分け議員の一人、蓮舫参議院議員事務所や、民主党のサイトには議員の名前は載っているが、秘書の名前は公開されていないので一般人には確認のしようがない。人に「配偶者を秘書にするとはけしからん」と言うのなら、自らの秘書の名前や、議員や党との関係ぐらい明らかにすべきではないのか?

こんなくだらないショーをやっている暇があったら、議案の 1 本でも書いてほしいものだ。


Firefox のデバッグログ 2010年 04月 12日

Firefox で問題が発生した場合に、詳細なログを見たいと思った事がある。しかしプロパティページなどを見てみても、Firefox そのもののログについての説明は全くない。

そこで、そういえば Firefox はソース公開されているのだったという事を思い出してソースを見ると、けっこうあちこちで LOG() とか PR_LOG() とかいったマクロを使ってログ出力している。コードでは出してるのに、実際には出ないってどういうこと、と思い PR_LOG() の実装を見てみると、環境変数でログ出力の制御ができるらしい。
色々調べた経緯は無視して、結論から言うと、以下の環境変数設定でログ出力できる。

NSPR_LOG_MODULES=all:4,timestamp
NSPR_LOG_FILE=C:\tmp\NetscapePR.log

NSPR_LOG_MODULES は、"<ログ出力モジュールの種類>:<ログレベル>" という文字列を、カンマ (",") 区切りで並べる。モジュール毎にログレベルを指定できる。
"all" は特殊なモジュール指定で、すべてのモジュールのログが有効にいなる。
ログレベルは以下の 4 つ。ニーモニックはソース上のマクロ値で、環境変数に設定するのは数時の方。

0...PR_LOG_NONE - nothing
1...PR_LOG_ALWAYS - always printed
2...PR_LOG_ERROR - error messages
3...PR_LOG_WARNING - warning messages
4...PR_LOG_DEBUG - debug messages

上記の "all:4" だと、すべてのモジュールが最も詳細なレベルのログ出力をする。
"timestamp" というモジュール名も特殊なモジュール名で、このモジュール名を指定すると、ログファイルの各行にタイムスタンプの情報が出力され、時系列を確認しやすくなる。
他にどんなモジュール名があるかはソースで確認してください...

NSPR_LOG_FILE はログファイルのフルパスを指定する。

実際にこれらの環境変数を設定してから Firefox を起動すると、かなり詳細なログが出力された。このログ調査をすることになった原因となる問題はまだ解消していないけど、このぐらい詳細なログが出てくれれば、他の問題でもかなり的確に診断ができるのではないかと思った。


続々・センスのない政党名 2010年 04月 09日

「グループの名前が決まったぞ!」
「WOWOW は入った月の翌月末まで 945 円、だ!」

という TV-CF があったけど、政党名もこんな感じで。

「政党の名前が決まったぞ!」
「平沼新党は設立した年の翌年末まで道路財源を医療に流用、だ!」

センスのなさでは似たようなものだが、「たちあがれ日本」よりはずっといい


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2010 年も 2006 - 2009 年に引き続き、 okumura.com はライダー 関口 太郎 を応援しています。

このサイトに掲載されている写真は主に CASIO EXILIM で撮影し、 ViX で加工されています。

かつて初代 EXILIM EX-S1 を使っていました。 Y シャツの胸ポケットに入るほど軽く、 常用カメラとして優れていますが、 パンフォーカスのため画質がいまいちでした。 2004 年末に EX-S100 に変更、 大きさ、重さともわずかな変更で、オートフォーカス付になり、 メガピクセルを生かせる画質になりました。 さらに 2006 年に入って EX-S600 に変更し、 動画がかなり綺麗になりました。 お勧めですが、すでに売ってないので、 後継機の紹介リンクです

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