前からいつか入ってみたいと思っていた奥多摩。そう、東京都西多摩郡奥多摩町です。大学行っていたときはなぜか隣りの檜原村フリークだったのですが、車でないとかなりつらい秘境なので今ではとんと行くこともなくなりました。林はやっぱり西が好きなのか、それとも上京して間もない頃の「八王子=大都会」という思いっきり間違った認識幸福な環境でいたためかよく分からないが、西多摩は私は大好きです。
が、自転車で狭山辺りまではさくっといけるのですが、それ以西はやっぱり時間のあるときでないとというわけで、休みを利用して奥多摩に行ったわけです。
奥多摩までの道のり…
吉祥寺から奥多摩って実はとても近いんですよね。90分くらいで着いちゃいます。ついでに奥多摩・五日市へはフリー切符が発売されていて、往復+拝島駅以西では乗り降り自由で1040円(だっけ?)なのでかなりオトク。乗り換え1回ですからね。横浜行くのと同じです。
吉祥寺(中央線)青梅−宮ノ平−日向和田−石神前−二俣尾−軍畑−沢井−御嶽−川井−古里−鳩ノ巣−白丸−奥多摩
奥多摩
まず、思ったのは「駅舎があった」ということです。こんな果ての地はたいてい無人化されているからちょっとビックリ。地方の駅よりもひょっとして立派じゃありません??
しかし、前知識全くナシでここに来ちゃったのでどこにいこうかウロウロ。バス停があって「鍾乳洞」(?)みたいのがあったのですが、お約束で”異常に待つ”はめになるため、観光案内をちらり。散策コースがあるので多摩川に沿って東へ。まずは橋の上で。
・これは氷川地区での多摩川。駅からわずか2・3分のところです。
・東京電力の水力発電所
散策コース(発電所の管理用の通路ともいう)を歩いていくと川幅がだんだんと大きくなってきます。それもそのはずで、この先にはダムがあったのです。
・すっかり桃源郷。朝早く来てここで昼寝しておきたかったくらいいい場所がありました。もっとも、川辺は危ないですからね。気をつけましょう(^^)。
この橋を渡っていくと白丸駅へ。さらに先へ足を進めましょう。
ダムを越えると岩がごろごろした速い流れの多摩川がいました(擬人法)。
このへんは歩道というよりも岩の上を歩いていました。このへんで上の方から”がさがさ”音がするので何かな?と思ったら石がころころ落ちてきました。一瞬、「熊か?」と狼狽しましたが、その様子は無かったです。が、1度気になると引きづるもので音がするたびにまわりをきょろきょろしてました。すると足元で”がさがさ”と。足元をアオダイショウの子供がごそこそしていたのです。子供の蛇だったのですが、ナーバスになっていたので心臓ばくばくでした。そそくさと人のいるところまで駆け足で(情けない…)先へ。するとあっさりと休憩所のもとへ。そう、ここは鳩ノ巣地区なのです。奥多摩から歩いて1.5時間。以外に近いなあと感じたまでです。これに乗じて次の古里まで行ってやろうかと思ったけど、やはり、ムリは禁物。富士山のときといい、慎重すぎやしないか?弱気なTakeはここで急坂を登って鳩ノ巣駅へ。
よく見えないかもしれないけれど、昭和19年7月1日開設らしい。西多摩の方は戦時中、いろいろな不幸が会ったときいたのですが青梅線もそんないきさつで出来た路線なのかなといろいろと考えちゃいました。ここも小さいけれど立派な駅舎がありますし、無人駅ではなかったです。まあ、19時くらいで駅員はいなくなるのだろうけれど。1時間に2本しかない(もある?)のでここで休憩。そうこうしているうちに電車が到着。いやあ、単線+トンネル。ローカルだ…
さて、今回の「裏目的」。これなんて読むんだろう、なんで”軍”なんて文字がついている駅なんだろう、といつもJR乗っているときに思っていて、「一度行ってみたい!」と思っていた目的が成就。ちなみにここは厳密には奥多摩ではなく、青梅市です。が、青梅はでかい。ので、やっぱり田舎。
そして、望んでいたのかどうだかわからないけど、「こんな駅」を待っていたのです。自動券売機が1つ。駅舎はなんか、「駐在所」っぽく、当然、誰もいなくてシャッターが閉まっていました。ここは困ったくらい何にもありませんでした。
駅を降りるとひたすら”坂”。そして今では珍しいのではないかと思ったのですが、「ひのみやぐら」。駅が坂の途中にあるのでよく見えます。やっとおりるとそこには”多摩川”。今回は奥多摩と多摩川づくしの1日でした。あとは30分待って青梅−立川−吉祥寺とのほほんと帰宅。思った以上に楽な散歩でした。
第一回は残念ながらこれにて終了。何の事はない、日が落ちたから。次回はどこから回ろうか?