第30回 桂三枝の
順正湯どうふ食べくらべ大会参加記

前から興味はあれどいつの間にか締め切られており、 更にシーズン的なこともあり敬遠していた大会。 今年は勢いに任せて応募することになった。 聞くところによると去年の倍率は18倍、今年の倍率は13倍だとか。 しかし、高い倍率をくぐり抜け運良く男女51名ずつの選考に通り 参加通知が届いていたのだ。

朝10時前に四条河原町に着いたので時間潰しに烏丸まで歩いて往復。 戻ってきて高島屋で腸内物を絞り出して会場となる清水寺近辺に向かった。 ねねの道を左目に一念坂に入り、二寧坂、産寧坂を抜けると清水通りに入る。 思ったより近く時間もまだ早めだ。 清水通りをしばらく登ると蛍光オレンジのジャンパーを着たスタッフが 多量にいて、湯豆腐順正の前で地方各所のご当地ものが売られていた。 いわゆる湯どうふ食べくらべ大会のイベントの一環のようだ。 周りには沢山の人がおり、思ったより大きい大会だ。 流石に桂三枝が審査委員長と司会を務める大会だけあるなぁ。
まだ時間があったので清水寺の方を徘徊して時間をつぶした後、 参加ゼッケンの引き替えに向かった。 我がゼッケンナンバーは縁起のいい77番。 ゼッケン引き替えをしたとき横から声を掛けられる。 大食いチャレンジャーのサイト(リンク参照)に 書き込みをしているRスズキさんだ。 今回も抽選漏れをしたのだが、毎年観戦に来ているらしい。 それに、欠員が出た場合は当日エントリーも抽選なのだ。 ちょっと話をした後まだ時間があったので、茶わん坂などを徘徊し、 再び会場付近に戻った。 すると、おやびんやまみりんなどの怪速亭の面々が居る。 更にいつも早食いトレーニングをしているシンさんも観戦に来ていた。 豆腐1丁の重さは事前に聞いていた重さよりちょっと軽い350g、 それなら頑張れば8丁(2.8kg)を食って決勝ラウンドまで行けるかも、 などと甘い考えを持ちながら選手控え室に向かった。 そうすると、欠員補欠抽選を通り怪速亭のおやびんが 入って来るではないか、だが、スズキさんやシン君は どうやら補欠抽選にも落ちたようだ、残念。

簡単な競技説明があり、時間が来たので選手一同会場へ。 私の左横は欠員により急遽呼ばれたスタッフのおばちゃん、 右横は小さな女の子を連れた若いお母さんだった。 そして後ろには先程携帯電話で
「そこまでやる気はないって、取り敢えず決勝までは行くわ」
と大見得を切っていた兄ちゃんがいる、要マークだ。 控え室でマイクをつけてインタビューを受けていた女性がいて、 やっぱ容姿がそこそこやと得やなぁと思っていたのだが、 後でわかったが読売テレビ関連の職員だったらしい。 三枝のやや長めの前振りもやっと終わりいざ試合開始! ルールはまず10分で豆腐4丁(1.4kg)、それをクリアしたら 10分休憩して更に10分で同じく豆腐4丁。 合計8丁完食した人間が10分休憩後の決勝に進めるのだ。 決勝も10分間で数は制限無く一番沢山食べた人が優勝となる。 何とか決勝ラウンドには行きたいなぁ。

まずは食べ始め、一気に早食いすることはせず、 口の中で細かく分散させてから飲み込んでいく。 少しでも腸に行く可能性を高める為の作戦だ。 10分めいっぱい使うつもりでゆっくりと食べていく。 途中4分で半分の2丁完食、なかなかいいペース。 その頃には左隣のおばちゃんは既に箸が止まっていた(笑) そのままのペースで食べ続け、3丁を約7分、 時間が余ったので更にゆっくりと食べて 9分ちょいで4丁を完食した。 横のお母さんも既に3丁半を完食している、 頑張って下さいと激励し、そばにいる娘さんからの声援もあり 何とか後10秒位のところで残りを口に入れて目出度く完食! お互いに第2ラウンドに進出となった。 後ろの兄ちゃんも完食しているが、それ程表情に余裕がない、 これは演技なのか本当なのか。ま、どうでもいいか。 自分の胃袋的にはまだまだ余裕はある。 とはいえ油断は禁物、10分の休憩はあっという間に終わった。

第2ラウンド開始。 第1ラウンドと同様に慎重に食い始める、 何処かでは相変わらず早食いで注目を稼いでいる人間も居るようだが、 予選は所詮自分との戦い、全く気にはならない。 まずは半分の2丁を完食、時間は大体4分ちょい。 子連れのお母さんは既にギブアップしてしまっているようだ。 横の最年長のおじいさんもギブアップ。 こっちはまだ問題は無い。
とはいえ、段々口の中で入念に豆腐を細かくしていくのが だるくなってきた。閉じた歯の間を通して食べるというより 段々と飲むという感じになってくる。 だが、胃的にはまだきついというところまではいっていないので大丈夫だろう。 豆腐だけで水が無いのが食べにくい要因となっている。 単調に豆腐を胃に運んでいき、残りはあと1丁、残り時間は約後3分。 これは第2ラウンドも貰ったかな。 残りも慎重に食べ進め、9分ちょいで8丁完食! まだ若干の余裕がある。 決勝ラウンドに残ったのは結局13名、その内女性は1名。 よく見るとフードバトルクラブに息子さんがでていた、 一族が大食い家系という武田昌子さんではないか。 始めに私の後ろに位置していた兄ちゃんは既に消えていた。 怪速のおやびんは残念ながら第2ラウンドでリタイアしていたが、 怪速亭からは他に2人も決勝に残っていた、流石大食いマラニック等の 企画をしているだけあって凄いチームだ。 我がライバルは12名、どれくらい食えば入賞できるかな。

決勝は全員一列に並んで客席を向いての勝負となる。 簡単に自己紹介をした後、休憩時間も終わり決勝の火蓋が切って落とされた。 決勝は数に限りなくより沢山食べた人間が優勝となる。 2人の人間が猛ダッシュで豆腐を胃に流し込んでいく、 それには自分の実力では到底太刀打ちできない、論外だ。 まずは今までの予選と同様自分のペースで食べ始める、 2分ちょいで1丁完食。よく見ると、私の周りは既に箸が止まっているではないか。 ちょっとずつ食べている人もまだ半丁くらいしか食べていない。 これは思ったよりええ感じやぞと内心しめしめ。
そのままさらに半丁完食。周りを見回すと少なくとも 5人はまだ1丁未満の状態。これは入賞行けるか?と思いながらも それを確実にすべくもう半丁にアタックする。 多分6分〜7分くらいで無事2丁完食、よしこれで5位以内か。 決勝開始から早食いダッシュを掛けた二人は既に12丁を 越えている模様だ、凄ぇなぁ。 頑張ればもうちょっと行ける気がしたが、右横の男は無理をしすぎて バケツに嘔吐、左側にも一人胃の中のものを戻している様だ。 そんなやつらの二の舞にならないように、その後は無理せず箸を 休めながら少しずつ豆腐を口に運んでいく事にした。 そうすると残り3分なんてあっという間。決勝は終わった・・・。

集計や表彰状作製の間にオークションや余興が行なわれ、 ホワイトボードの東の小結(4位)の欄に我が名前が書かれたではないか。 そして表彰式が行なわれる事となった。 それにしても表彰状に「盛沢山の賞品と共に・・・」と 書かれているだけあって、横綱(優勝者)の賞品は凄いのなんのって。 マウンテンバイクやテレビやなんやらで、細々した物を入れたら 30点以上の物が賞品になっている。 4位の小結の私でさえ、梱包してもらった段ボールは 持ち運ぶのもだるいくらい重くて郵送する事になった
今日は楽しく美味しく食べれて賞品まで貰って大満足。 同じものを食い続けると飽きるとはよく言うが、 味の濃いものでもなかったし最後まで味をちゃんと 感じながら食べることが出来ました(^^) 帰りはシンさんやRスズキさんと話をしながら駅、 バス停まで向かい、お別れとなった。 今はマラソンシーズン故大食いはご法度なのだが、 出てよかった〜。とても楽しかった。 今後も走・食ともども精進していきたいと思います。 春になったら食いまくるぞ〜!

ちなみに4位の小結の商品は以下の通り
さば水煮2缶、村正にあんこを捲いた京菓子3本、京焼き麩2+1袋、お汁粉セット1袋、お汁粉・葛湯の元1袋、吉本劇場笑福まんじゅう1箱、蕎麦ぼうろ1袋、30cm幅100mラップ2箱、八つ橋小箱4箱、おかき1箱、ごま豆腐6個入り1箱、ぬか漬けの元1本、ワイン1本、ウォッカカクテル6本組1つ、充実野菜2パック、絹ごし豆腐プリン4個セット1つ、ポケットグラス1個、電子レンジ対応容器1個、湯飲み4つ、土鍋(4人用)1つ、掃除機1つ、手ぬぐい1枚
更に参加賞として全員におぼろ豆腐と豆腐1丁、湯豆腐のタレ小瓶と器、七味が貰えます。 皆さん是非有休を取って参加しましょう!(笑)




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