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科学的認識の進展による

二元論の復活



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表現の存在を整理する図解

右の「表現の存在を整理する図解」を用いて表現を表現します。
存在は相互作用して実態と表現を実現します。
水平二本線の下部が実態の次元で、上部が表現の次元です。
実態は表現に対しては表現媒体と位置づけられます。
実態の発展により脳の神経信号処理が意識表現の媒体になります。
存在の相互作用による表現は存在の直接の表現であり、「存在表現」と言えます。
何ものをも媒介しない表現です。
文字表現であれば紙とインクの表現です。
存在表現は相互作用関係での相互の区別を詳言しますから、相手の表現を受容し、相手を対象とする表現ですから「対象表現」と言えます
対象表現は対象を媒介して表現します。
同時に、存在表現に媒介された表現でもあります。
文字表現であれな文字の形、記号の表現です。
光の存在表現は波長、振幅、位相であり、対象表現は色相、明度、彩度です。
さらに、光線としての対象表現が明暗、形、遠近、通過媒質の性質等です。
対象表現は存在表現との相互媒介関係だけでなく、存在の相互作用の継起する過程で対象表現を重ねて表現します。
物事の因果関係の連なりを表現します。
対象表現は表現の構造を実現します。
文字表現であれば紙とインクに媒介された文字は、単語を媒介し、単語は意味を媒介し、意味は文を文を媒介し、文は文章を媒介し、文章は文脈を媒介し、文脈は表現意図を媒介します。
対象表現を媒介する表現信号の一部は感覚器官の受容細胞と相互作用し、神経信号に変換されます。
脳での神経信号処理によって感覚表現、感情表現として、さらに感覚、感情を対象にする記憶表現として意識表現が実現します。
対象表現を受容する認識を実現します。
意識表現には感性表現である表象、知性表現である観念、理性表現である概念、悟性表現である理念を含みます。
表現対象は意識表現の対象表現への外化です。
意識表現は受容した対象表現を媒体に表現対象を投影します。
意識者である人の意思を何らかの表現手段で創造します。
油絵は絵の具を媒体に表現しますが、対象表現としての形、色、階調等の表象は鑑賞者が受容、認識しなくては絵としての表現にはなりません。
犬猫は絵の具の表象表現を受容できても、絵画としては受容しません。
さらに描かれたテーマは知性によって受容されて意味の表現、観念になります。
テーマを理性が受容して作者の表現する思いを概念として認識します。
作者の思いが悟性に受容されれば、理念として鑑賞者の行動表現を引き出すことにもなり得ます。
意識表現は対象表現を受容した主観としての表現です。
意識は主観を対象表現の内に位置づけて、自らと対象とからなる相互関係を客観として再帰表現します。
「客観」は主観に対立する別物ではなく、主観の内に再表現される対象です。
薄緑色の部分が存在対象の領域です。
薄桃色の部分が人の意識領域です。

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暫定版:2023.08.31