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科学的認識の進展による

二元論の復活


矛盾

矛盾は対立する関係です。
存在が相互作用で表現する区別の関係が矛盾です。
区別のある別物でありながら、一つの全体として関係します。
量子の対生成は場の一様性を否定し、互いを自らでないものと否定します。
波動性と粒子性は二律背反の関係にありますが、他との相互作用がなければ一体です。
不確定性原理は位置と運動量などの共役量の値は排反の関係です。

存在矛盾は秩序が失われて秩序が生じる秩序そのものです。
全体のエントロピーが増大しながら、部分ではエントロピーが減少します。

認識矛盾は主観と客観の矛盾です。
意識は主観でありながら主観の対象に主観自らを主体として位置づけて客観化します。
客観は主観の内にあって主観を否定します。

論理矛盾はまず、形式論理の不完全性定理です。
集合を要素とする集合の集合と要素の再帰関係の矛盾です。
無限の表現を対象に、無限大と局限で要素間の対応関係に矛盾を現します。

存在の運動と発展に弁証法矛盾があります。
存在そのものが全体を否定する部分でありながら、部分は全体を構成しています。
変化は同一性を保存しながら差異性を実現します。
創発はそれまでの存在の有り様を否定する新しい有り様を実現します。
生命原理である代謝は同化と異化を統一する過程です。

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_mujun.
2023.09.14
2023.08.