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科学的認識の進展による

二元論の復活


斉一性

斉一性は一元論です。
一元論はすべての差異、区別は唯一の存在の現れであるとする解釈です。
唯物論ではすべての様々な存在は物質秩序の実現形態であると解釈します。
観念論ではすべての様々な対称は観念の表現形態であると解釈します。
いずれにせよ、世界が一つの全体としてあるのですから元も一つの存在です。
斉一性ではすべてに唯一の元になる存在があります。

斉一性を前提に証明が成り立ちます。
斉一性によって論理の原則である同一律が成り立ちます。
同一律「命題AはAである」は斉一性によって成り立ちます。
時と場合を前提にしない斉一性が同一律、論理の有効性を保証します。 斉一性によって外挿法・補外法また内挿法・補間法を使えます。

斉一性を前提に帰納が成り立ちます。 個別的・特殊的な事例から一般的・普遍的な規則・法則を見出そうとする論理的推論の方法のこと。演繹においては前提が真であれば結論も必然的に真であるが、帰納においては前提が真であるからといって結論が真であることは保証されない。 個々の具体的な事例から一般に通用するような原理・法則などを導き出すこと 敷衍  意味・趣旨をおし広げて説明すること。例などをあげて、くわしく説明すること。

秩序は斉一性にあって斉一性を否定する存在の実現です。
秩序は斉一性である秩序の対象性を破って存在秩序を実現します。
存在の相互作用による実態と表現の実現で斉一性は破れます。
表現は表現を再帰して表現し、表現による表現である意識を実現します。
意識表現による再帰表現は実態との対応関係から切り離されて存在します。
実態の斉一性の世界に、斉一性を否定する意識世界が実現します。

斉一性は一様性、等方性、恒常性を表現します。
斉一性の表現には対称性があります。
斉一性は超対称性です。
存在の斉一性があり、その実現が区別と関係を表現します。
時間、空間は区別があって表現されますが、斉一性には時間、空間の区別もありません。
存在が実現しなくては何ものの区別も関係もない斉一な、超対称性の世界です。

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2023.12.18