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科学的認識の進展による

二元論の復活


相互作用

相互作用は存在の根源をなします。
存在は他と互いに関係していることです。
その他との関係を実現しているのが相互作用です。
作用は一方的ではありません。必ず相互に作用します。
物理的に作用があれば必ず反作用もあります。
社会的権力行使は一方的に思えますが、それは複雑な社会相互関係の偏りによります。個々の人間関係は対等な相互作用関係です。
個人間の非対称性は社会関係のひずみを反映しています。

存在があって相互作用するのではなく、相互作用によって区別される存在が実現します。
相互作用によって存在は実態と表現とを実現します。
実態と表現の二元が実現します。
実態は継起する相互作用によって変転する過程を実現します。
表現は相互作用による区別と関係を表現し、相互作用の継起する過程をも表現します。
表現は存在を区別する構造と過程、空間と時間の関係です。
表現は実態の継起する相互作用関係を超えて保存されます。

相互作用は区別の関係を実現する秩序です。
存在は秩序として実現します。
秩序は存在の区別と関係を表現します。

物理的存在の相互作用は重力相互作用、電磁相互作用、弱い力の相互作用、強い力の相互作用として実現します。
電磁相互作用はさらに電氣相互作用と磁気相互作用に分かれ、これらの物理的相互作用が組み合わさって物質の構造、階層を実現しています。
物理の相互作用から原子間の関係を主とする化学の相互作用が実現し、科学的相互作用が互いの依存関係で物質代謝系を実現し、膜で包み込むことで生物を実現しました。
生物は互いの物質代謝の相互作用関係からなる生命系です。
生物はは相互作用関係表現を受容し意識を実現しました。
物質代謝の相互作用関係を社会として組織することで人類が誕生しました。
人類は意識の相互作用関係であるコミュニケーションを表現して文化を実現しています。

存在のすべては相互作用によって実現し、相互関係を表現しています。

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_sougosayou.
2023.09.13