【夢プラン】

  自衛隊よりも子育て夢プラン

 主婦 中島洋子(長野県上田市 37歳)


 夫と自衛隊派遣の話をしているうちに、だんだん意見が合わなくなった。
 ついに夫が叫ぶように言った。
「じゃ、もし、あんたが総理大臣ならどうするの」

 私は答えた。

「もし私が首相なら、世界中の、戦争で親を亡くした子や飢えに苦しむ子を、育てるの。大きくなったら自分の国に帰って、平和を築くような人間に育てたい」

「日本だから可能だ思う。『戦争に参加しない。世界中の子供を育てる』夢の国があってもいいじゃないかしら。日本が欲しいものはたった一つ、平和でしょ。地球を平和に保つ人間を日本が育てるの。これは戦争をするより、大変なことかもしれない」

「もし、そんな国になれば、日本の子供たちは、とても日本に誇りを持てる。これこそ『米百票』の精神ではないかしら。それに、将来、自分の国のためになる子供を育てる国をテロリストが狙うかしら」

 大演説をした私に、一瞬おいて夫がいった。
「それは『おとぎ話』だ」。

 そうかもしれない。
 でも、これが、9月11日から真剣に考え続けた私の、日本の第3の道である。


(2001年10月17日 東京版)


/*一ヶ月真剣に考えて、この結論。それを旦那さんに大演説。
そんな妻の様子を暖かく見守る旦那さん。

良い旦那さんを持ったようで羨ましい限りです。

この夢プランとやらを実行すると(左巻きの方々が言う)日韓併合以上に相手国のアイデンティティを失わせる事になるのですが、良いのでしょうか。

また、日本人と同じように教育してしまったばっかりに、教育をした国から半世紀後には「日本語を強制された」や「自国の文化をないがしろにされた」などと難癖をつけられて、政治のカードとされるのがオチです。(台湾などでは、今でも日本の統治に感謝している人が多いようなので、必ずしもそうとは言えませんし、最終的にはその国の民意によるのでしょうが)

とにかく、子供たちを相手の国で育てるのではなく、わざわざ日本に連れてきて育てるという意味をもう一度考えなおしたほうが良いでしょう。
子供たちを日本に連れてきて育ててしまおうものなら、例え親切心であっても連れてこられた子供たちは、日本文化を土台にした上辺だけの自国の文化を得た大人に成長してしまいます。
日系アメリカ人を考えて頂ければ、なんとなく感じは掴めることでしょう。
日本語を話せて、日本の文化を学んでいても、それでもやっぱり思考の奥はアメリカ文化を基本としています。

そんなことでは逆に、一つの国の文化を日本の傲慢な勘違いで消滅させてしまう可能性すら出てくることでしょう。

また、そのプランを実効する際にどれ程の資金を要するのかを考えてみても、やはり夢プランと言わざるを得ないですね。
外国の子供たちよりも先に、日本の子供たちを何とかしないといけない時に、国が借金してまで利益が出るかどうかも疑わしいものに出資しだす首脳なんて、誰が支持すると言うのでしょうか。
そもそも、この狭い国土に更なる人を押し込んでは下手すると暴動が起きますよ。

政策的にも金銭面的にも国土的にもトリプルの効き目で夢プランです。
夫が一瞬おいて「それは『おとぎ話』だ」と言った気持ちがよく解ります。

おそらく色んなことが頭に浮かんだことでしょう。

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