愛宕神社の「おとうろう祭り」 |
扇町屋のページ |
愛宕神社について
元々天照大神を氏神様として祀っていました。室町時代には新田義興公を合祀、そのころ扇町屋に大火があり火防鎮護のため火産霊命(ほむすびのみこと)、別雷命(わけいかずちのみこと)を合祀して愛宕権現ととなえるようになりました。
時代とともに「神明さま」「新田大明神」「愛宕権現」「愛宕神社」と
変遷しています。
数度の大火が、みな二十四日だったので古くから旧暦三月二十四日、新暦では四月二十四日を例祭日としていました。最近は近い日曜日が本祭となってます。
昔から興行師や露天商の「関東の高まち帳」に「町屋のおとうろう祭」として登録され期待されてたそうです。
祭りには灯篭をたて夜はあかあかと街をかざっていました。
のちに灯篭が花かさほこに代わり、その下に提灯をつるして飾るようになりました。「町屋のおとうろう」のゆえんです。
photos40数年ぶりに幟が復活しました。
![]()
平成19年春、おとうろう祭り企画委員会の努力により勝海舟が揮毫したものが復刻されました。
1890年 勝海舟67歳の揮毫です。
書いてある文字は、
聖化憑茲遠扇せいかはここによりてとおくおおぎ
玄功藉此長懸げんこうはこれをかりてながくかかる
明治廿三年四月吉日
慶需 印 印
海舟勝安房俳書
意訳 聖人が人々を教化するには、神々のご加護を拠りどころにして遠くまで扇ひろめ、
聖人の功業は、これによって人々の心に浸透し、末永く栄えていくことであろう。
この揮毫の文は、「日本書紀」からの引用であるようです。
・扇町屋のトップ