自称「放浪の浪漫選曲家」のDJライフ! (EBIのページ)

99年12月

1900年を締めくくり、そして2000年の扉を我々は開きます。

そしてそうこうしている内に21世紀も目前に迫っています。

さまざまなジャンルの音楽に恵まれた時代に生まれてきたことに感謝し、これからも

よりよい物を吸収し、選んで紹介していきたいと思います。

で、今回のテーマはミレニアムという事で、特別に個人的な思い入れの曲を紹介!

これまで中古レコード店巡りで探し求めていた名曲ばかりを20曲紹介します。

テーマ 僕の発掘名盤シングル!(邦楽)

1 コーラスガール(78’) 和田アキ子 ゴッド姉ちゃんの名バラード。コーラスという職業を取り扱ったナンバーは珍しい。「幸せだったら返事はいらない」締めのフレーズが泣けます。
2 美しきチャレンジャー(71’) 新藤恵美 プロボーラーを扱ったスポ根ドラマの主題歌。ボールとピンのSFXは毎回楽しかった。彼女が主演し、コーチが森次晃嗣(御存じウルトラセブンのモロボシダン)曲とアレンジは筒美京平先生!そしてこの曲はアニメソング代表格の堀江美都子、富田智子、あの中村晃子も競作でリリースされた。
3 桃郷シンデレラ(86 ’) タンゴ・ヨーロッパ このジャケット、化粧がキツイ!コミックバンドに見えるが実は本格派女性ロックバンド。5人とも決して美人ではない!でもその分実際の演奏が上手いことが判る。(そのへんがプリプリと違う。)この曲はフリートウッドマックの「リトルライズ」の前奏からパクっています。
4 シニアドリーム(81’) 阿川泰子 女性ジャズシンガー。とてもお色気がありました。コマーシャルソングにもなったのでこの曲はとても売れました。しっとりとしたボサノバナンバー。イントロがスロー調だったとは意外でした!
5 悲しき願い(78’) 尾藤イサオ&ドーン テレビアニメ版「あしたのジョー」のテーマソング以外の彼の代表曲の1つ。元々アニマルズがヒットさせたナンバーでその当時カバーしたがその後サンタエスメラルダによってディスコ調にアレンジされ大ヒットしたのがきっかけで彼もディスコアレンジで再カバーしたのが本作だ。次回作「涙のギター」も引き続きディスコ調にテケテケギターが加えられとても凝った仕上がりです。CD化求む!
6 ANAK(息子)(78’) 杉田二郎 フレディー・アギラというウルトラセブンのカプセル怪獣のような名前の外人シンガー(アメリカ人ではなかったはず。)の作品のカバー。非行に走った息子に嘆く父親の心情を歌ったもの。加藤登紀子のバージョンもよいがやはり杉田のあったかいボーカルが心に染みます。
7 恋の呪文はスキ・トキ・メキ・ト・キス(82’) 伊藤さやか アニメ「さすがの猿飛」の主題歌。テクノにエキゾチックさがプラスされてます。作曲アレンジはフライングミミバンドの小林泉美で「うる星やつら」の曲を数多く手がけてました。しかし伊藤さやか、ロック少女でしたよね。でも役者としての演技(ドラマ「陽あたり良好」)も再評価したいもんです。
8 ジプシー(90’) 児島未散 浅野温子の出てたシャンプーのCMソングでしたね。顔はやたら地味だったけど歌はうまかったなあ。ちょっと前にわかったことなんですが彼女、「宝田明」の娘さんだったんですね。
9 東京娘(76’) 桜たまこ 「お・じ・さ・ん」というフレーズが懐かしい。ちょいと鼻にかかった声もこぶしがたまにきいてるけどセクシー。(西川峰子に声が似ているのかなあ。)デビュー曲は「美しき独占」というさわやか路線でしたがこの曲はマンボ調でリズムもとりやすいことも手伝い世の中のおじさん達を味方につけたおかげで大ヒットしました。しかし次回作「おじさんルンバ」はコケてしまいました。しかしもう一度聞いて見たい!(ファーストアルバムのCD化求む!)
10 ひとりぼっちにしないで(83’) 藤真利子 母親役者が定着してしまった彼女がシンガーだった頃の作品。ちょっとロリータっぽい声に幻想的なムーンライダーズサウンドがぴったりマッチしています。作詞は本人(ペンネームは微美杏里、きっとユーミンの真似したのかな。)曲はなんとオフコースの松尾一彦です。

テーマ 僕の発掘レコード(洋楽)
1 ワンダフル・ライフ(87’) ブラック ボーカル、キーボード、メロディメーカーのコリンが中心の4人組イギリスバンド。この曲は確か以前、ウィスキーかなんかのCMソングだったんですよ。冬を感じさせるせつないけどやさしく心を包み込むバラードです。当時はアーチスト名も曲名も判らなかったんですよ。でもたまに夢の中でこのメロディーが響くんですよ。あらゆるお酒メーカーにネットで問い合わせたんだけど結局判らなくてもう約10年間のジレンマ。でもやっと最近私のバースデーに判ったんですよ!相棒のT@ko君が誕生パーティーを祝ってくれて地中海料理屋でかかっていた有線放送で偶然流れてて・・・・本当に2重の喜びです。これは私に取って大切な永遠のバラードです!CD化もしているので機会があったらぜひ一度聞いてみてください。
2 クール・ナイト(82’) ポール・ディヴィス この曲も実は探してた一曲。彼の「アイ・ゴー・クレイジー」が田中康夫の日本映画「なんとなくクリスタル」の中で使われててこの人の存在を知りましたがアメリカではこの曲もかなり売れたようです。米米クラブもパクってましたね。アルバムジャケットは日本盤とアメリカ盤は極端に異なっていて日本の方は幻想的なイラストをつかっていてアメリカ盤ではけむくじゃやらな顔のドアップです。あなたならどちらを選びますか?しかし今年はAORが再評価されましたよね。
3 恋のクッキー・フェイス(77’) ティナ・チャールズ イギリス人シンガー。本国では「恋のレディダンス」が 大ブレイク。日本でも小ヒット、でも大ヒットしたのは夏目雅子の水着が眩しかったカネボウの CMソングだったこの曲でしょう。夏目本人もカバーしたようですがこちらは結構レアです。
4 夢の中の恋(77’) ベイ・シテイ・ローラーズ 75年「バイ・バイ・ベイビー」を大ヒットさせた。 70年代の代表的なバブルガムミュージック(若いギャル受けする甘ったるいボーカル&ディスコミュージック)バンド。(80年代は、やはりなんといってもカジャグーグーでしょう。) 彼等の人気は本当に凄かったけど、この曲が入ったアルバム「恋のゲーム」から大人っぽいナンバーを披露しファンは離れていってしまうのだな。でも楽曲は全て優れていると思う。特にレスリーもかっちょいいボーカルです!
5 チワワは素敵な合言葉(82’) バウ・ワウ・ワウ マルコム・マクラレンが仕掛人の80年代ニューウェーブバンド。だからかな。この曲、アダム・ジ・アンツに似てアフリカンリズムを フューチャーしています。でもこのリズムとキュートな声が非常にマッチするのだ。アルバムのジャケットは某有名画家の絵を真似ていて当時は曲よりもこればっか話題になりました。(ボーカルのアナベラが後姿でヌードを披露しています。)
6 恋するチャック(79’) リッキー・リー・ジョーンズ アメリカのシンガー・ソング・ライター。どうもルーズな調子なんだけどかっちょいいんだよね。これはデビュー曲であり、アメリカのチャートは最高4位になった彼女の一番の代表曲。アルバムの曲もジャズとR&Bとフォークがサウンドのベースになっていて聞きごたえあります。
7 里見八犬伝(83’) ジョン・オバニオン 「僕のラブソング」が大ヒットしたAORシンガー。ハンサムで清潔感あふれる彼のレコードは女性ファンをたくさんつくった。そんな彼がなぜ?と誰もが疑問に思ったこの曲はタイトル通り角川映画のテーマソング。薬師丸ひろ子の台詞「星よ、導きたまえ」という宣伝用のフレーズを思い出します。(劇中では言いませんでした。)当然日本のみのリリース。そういや角川映画って「復活の日」(ジャニス・イアン)、「幻魔大戦」(キース・エマーソン)にちょっと落ち目になった外人ミュージシャンをよく使っていましたよねえ。
8 ロンド(69’) ザ・ナイス 上記で紹介したキース・エマーソンが ELPの前に結成したバンド。クラシックなどをジャズロック風にアレンジした曲がとても魅力。この曲をELPヴァージョンで聞いたが(「ワイト島1970」)やはりナイスのバージョンのほうが気に入っています。
9 怪僧ラスプーチン(78’) ボニーM 当時「ソウル・ドラキュラ」(この「ソウル〜」ってつけた曲、当時日本で流行りましたよねえ。)とか「ビバ・アメリカ」、「悲しき願い」とかが流行った時期なので彼等も間違えられるのだが彼等は76年に既にデビューし、ヨーロッパではブレイクしていた。スパニッシュギターに合わせた軽快なリズムになんといっても色っぽい女性コーラスと野郎のだみ声ボーカル(ラップのようだ)の掛け合いがよい!
10 ファスト・カー(88’) トレーシー・チャップマン 黒人シンガー・ソング・ライター。ビデオクリップも楽曲も とてもナチュラルでやさしい、従ってこの曲はコンピュータ、シンセ、サンプラーによる音楽が蔓延していた当時の癒しの曲であった。アメリカではチャート6位まで上がった。

99年11月

皆さんいかがお過ごしですか?外は寒いけど、都会の電車の中はやけに蒸してて全く身体がおかしくなってしまいます。しかしストレスがたまりがちだからこそ良い音楽をみつけてほしいものです。それがなによりも特効薬であると思います。

ところで今回のテーマはいつもよりも該当する曲がいっぱい有りすぎて選ぶのに困ったんですよ。それは!セクシーミュージックです。ですからやはり色っぽい楽曲を選ぶということで女性ボーカルばかりになりました。ちなみに大御所の奥村チヨ、山本リンダ、辺見マリ、シルビア・クリステル(元祖エマニエル夫人)が当てはまる事は誰でも知っているので外しています。

テーマ セクシー・ミュージック(邦楽)

1 イミテーション・ゴールド(77’) 山口百恵 正直「美サイレント」にしようかなと思ったんですが、結局ジャケットのセクシーさを選びました。共に阿木/宇崎夫婦の作品。(皮ジャンを羽織り、涙を浮かべた表情がとてもセクシー!)イントロはホラー映画を感じさせ当時、とっても恐かったなあと思いました。全体的にけだるく歌ってるのですがサビで展開する「アン!アン!アン!」の部分がコーラス「サクセス」とハモっててかなりセクシーです。あと余談ですが「赤いシリーズ」4作品ビデオ化決定万歳!ありがとうポニーキャニオンさん。残 りの作品もドゾよろしく〜。
2 渚でクロス(77’) 荒木由美子 同じく阿木/宇崎夫婦の作品。現在湯原昌幸夫人。彼女は前にもとりあげたかな?この曲は記念すべきデビュー曲で唯一CDでは「70’SアイドルJAPAN」(ポニーキャニオン PCCA 01256)というオムニバス盤で聞けます。ポスト百恵と当時は騒がれました。サビの鼻にかかった部分が セクシー!(実はキーが高くて歌いづらくてそうなったのかな?)あと、 スポ根ドラマ「燃えろアタック!」(原作は石之森章太 郎!)の主演もしてたなあ。再度ポニーキャニオンさん!現在廃盤の彼女のベスト盤CDの再リリースをよろしくお願いします。
3 Sosotte(86 ’) 本田美奈子 マドンナのぱくりのコスチューム及びダンスが話題だった「1986年のマリリン」のあとに出たラテンタッチなラブソング。前作同様筒美先生作品。(デビュー曲「殺意のバカンス」からほとんどの楽曲を筒美先生に提供してもらっている。 やはり歌唱力が認められているからか?)セクシーフレーズは、サビの「だけど今夜だけ〜♪」と「アイ ・ラヴ・ユー♪」でしょう。
4 シャンペンNo.5(79’) 川島なお美 女子大生ブーム前で、ポニーキャニオンからのデビュー曲。この時はワインでじゃなくてシャンペンの方が良かったのかあ。まあ、タイトルは元々シャネルの商品から取ったんだろうね。当時この曲はさっぱり売れなかったけど、「お笑いマンガ道場」などのタレント活動などを地道にこつこつと続けて東芝EMIで再デビュー。「シャンペンはいか〜が♪」のフレーズは、ぜひヘッドフォンで聞いてほしい。この箇所だけなんだけどゾクゾク耳に残るエフェクトが掛けられている。なお、CDでは荒木由美子の欄で紹介している「70’SアイドルJAPAN」で聞けます。
5 BLONDE(87’) 中森明菜 先ほどお伝えした山口百恵の「イミテーション〜」に匹敵するあやしいベースラインとシンセのうねりを帯びた印象がエキゾチック。つづく詞がもう最初から最後までエロチックです。この時期の彼女は実に色っぽい歌い回しでエッチな作品を沢山歌っててとてもマッチしていました。(しかしマッチと別れちゃったね。あっ、つまらん洒落です。御免なさい。)カセットテープ発売だった「ノンフィクション ・エクスタシー」も聞かせてくれます。
6 ラムールあるいは黒のイロニー(83’) コシミハル 彼女は「越 美晴」(本名?)として70年代ニューミュージックシーンで竹内まりや、須藤薫、久保田早紀とかとやや同期のシティポップスを歌い上げる女性シンガーという扱いでデビューした。ちょっと違うのは若者の定番音楽番組「レッツゴー・ヤング」の司会とかもやりながら、作詞、曲まで手がけるマルチな面を持っていたことだった。で自ら手がけたデビュー曲「ラブ・ステップ」もどことなく他のシンガーでは歌えない個性的な曲だった。エンディングのアドリブっぽいスキャットが鼻にかかった声でとてもセクシーでした。でもなぜかその後当時YMOだった細野さんの影響を受けてテクノにどっぷりつかっちゃって現在に至ってます。今回の曲は彼女が、細野さんとテクノを追及し、お互い楽しんでいるアルバム「TUTU」からのナンバーを紹介します。アレンジも妖しくてセクシーです。
7 フラミンゴ(82’) 石川優子 「シンデレラ・サマー」「クリスタル・モーニング」「二人のアイランド(WITH チャゲ)」のヒット曲をもつ彼女はどちらかといえば爽やかなイメージのシンガーだった。しかしこの曲で彼女は実はセクシーな女性なんだと初めて感じました。もっとこういう曲を歌ってほしかった。しかし彼女は今、どうしてるのかなあ。
8 ジュテーム(77’) 木之内みどり 今や竹中直人夫人として定着してしまったが70年代のセクシーアイドルではきっと代表格だったと思う。けだるい感じの「横浜いれぶん」が大ヒット曲したが、もっとけだるくてアダルトなボサノバナンバーであるこの曲はとてもエロティックです。
9 サルトルで眠れない(86’) 早瀬優香子 「あばれはっちゃくシリーズ」に出ていたこともありモデル女優をこつこつと続けてきた彼女のデビュー曲。タイトルも普通ではないが(秋元康作詞)ジャケットでも見たとおりねむそーでやるきなさそーな不思議な声を持っている。しかしマニアックなアレンジに乗っかると、アラ不思議!とてもセクシーに聞こえるんです。
10 ♂・♀・KISS(83’) 松本明子 バラドル女優の彼女ですが、スタ誕44回合格しただけに抜群の歌唱力です。曲は後藤次利でラテンなアレンジなのにやたらチョッパーがうるさいしAメロはやたら元気いいボーカルなんだけど、Bメロ の「さいしょ〜があなた〜でうれしい♪」のフレーズからがとてもセクシー!後藤って本当にセクシーな曲つくるのうまいなあ。アイドルにモテただけの事はある。 あと宇佐美ゆかりの「蒼い多感期」も名曲です。CDでは共に80’Sアイドル1(ポニーキャニオン PCCA 01243)で聞けます。

テーマ セクシー・ミュージック(洋楽)
1 マイ・シュガー・ウォールズ(84’) シーナ・イーストン 80年に「モダン・ガール」でデビューした時はボーイッシュでキャリアウーマン風シンガーというイメージだったけど、なんと4年後にはプリンスに気に入られてしまってこんなセクシーなボーカルを披露してしまうとは。また、なんとプリンス自身のアルバムである「サイン・オブ・ザ・タイム」(「U・ゴット・ザ・ルック」)や「バット・マン」(「ジ・アームス・オブ・オリオン」)にも彼女を参加させている。
2 タッチ・ミー(87’) サマンサ・フォックス スコラかプレイボーイでヌードを披露したことがある彼女のデビュー曲。ボディと比例して声もパワフルでとても色っぽい。とくにクライマックスの「I WAS BEGGING FOR YOU」辺りのフレーズに要注意。
3 愛の誘惑(76’) ドナ・サマー 前回に引き続き取り上げた彼女のかなりきわどいナンバー。間奏のアドリブっぽく歌う箇所でもう悶えまくっています。これはまず、ヘッドフォンでこっそり聞きましょう。ちなみに先ほどのサマンサ・フォックスもフルフォース(彼女の大ヒット曲「ノーティガールズ」「赤い誘惑」も手がけてるややアダルトなブラコンバンド)のプロデュースでこの曲の一部をカバーしています。
4 グラマラス・ライフ(84’) シーラE またもや超変態で天才プリンスのプロデュースでレコードを出した彼女。プロモやジャケットではグラマラスな身体ばっか目にいきますが実は、キャリアのあるパーカッショニストでとてもセクシーな声のバックに実に見事にリズムを刻んでます。
5 ヴァイブをちょうだい(91’) ポーラ・アブデュール ジャネット・ジャクソンなどの振り付けをやっていたし、マーチン・シーンの長男で、つまりチャーリー・シーンの兄さんのエミリオ・エステベスと夫婦だった事もある彼女のセカンドアルバム「スペル・バウンド」からの曲。タイトルからモロという感じで想像力をかきたてられますね。やたらプロモーションビデオもダンスを魅せる理由だからだと思うが足や身体のラインを強調させていたな。(ただしキアヌ・リーヴスが出ていた(あふれる想い(原題:RUSH RUSH)はシリアスだったが)
6 セカンド・タイム(84’) キム・ワイルド 81年硬派なロンドン娘のイメージ(当時のアルバムにはどれにも笑顔は無い)だった彼女はなぜか「キッズ・イン・アメリカ」という曲でデビューしたのだが実は60年代のシンガーのマーティ・ワイルドの娘で彼と弟リッキーワイルド が曲作りやプロデュースにずっと関わっているので外見と異なりとてもアットホームなシンガーなのだ。個人的には、唯一日本人(なんと元一風堂の土屋昌巳)がプロデュースしたCMソング「ビター・イズ・ベター」も気に入っていましたが。これはミイラもしくは人造人間のような格好のプロモーションビデオ(ジャケットも同じスタイル)で話題になった曲だ。このビデオの内容とは無関係なタイトルだが、おそらく「エッチは2回はしてくんなきゃいや!」とせがんでる歌なんでしょう。
7 フォクシー(80’) スーザン・アントン 深夜でお馴染みのカメリアダイヤモンドのCMでしたね。顔はちょいとファラフォーセット似でプリチィなんだけど身体がめちゃでかい。特に脚がながーい。脚に負けないくらい彼女の声もセクシーで軽めのディスコに非常にマッチしてます。「フォクシー」のコーラスもドキドキもんです。
8 ベイビーラブ(86’) レジーナ レジーナといってもレジーナ・ベルとは全然異なるいわゆる一発屋。この時期ってディスコに通っていた頃でデッド・オア・アライブ、マイケル・フォーチュナティ、バナナラマ、ファルコ、ライム、バルティモラなどがよく流れていましたね。今聞くと実にこっぱずかしい。(でもたまに聞きます。)たまにニューオーダー、プロパガンダ、ペットショップ・ボーイズなどテクノなニューウェーブ物も掛かったりしてそこで知り合ったやつとかに教えてもらったりして研究したりしたなあ。レジーナのこの曲もよく流れていましたね。とてもキュートな色気のある声だなと感じてました。日本だけの一発屋もしくはスーパーユーロビート系かなと思ったらなんとアメリカで最高10位(言い訳になりますが、この時期は夜遊びばっかであまりビルボードチャートをチェックしてなかった。)になったこともあるすごい曲だったんですね。
9 オープン・ユア・ハート(87’) マドンナ 彼女のエロい曲といえば「エロティカ(92’)」「ジャストファイ・マイ・ラヴ(90’)」ですが80年代の代表ナンバーといえばこの曲でしょう。アルバム「トゥルー・ブルー」からのシングルナンバー。曲自体はそんなにエロさを感じさせません。やはりこれはMTV世代だった我々が知っているあのビデオクリップを知っているから今回挙げているわけです。確かのぞき穴の中のヌードダンサーの役だったかな。(残念ながらヌードは披露していません。)とても彼女のキャラクターに合った役だったと思います。
10 ジュ・テーム(69’) セルジュ・ゲーンズブール&ジェーン・バーキン ジェーン・バーキンといえばドラマの主題歌で起用されてて旬な気配がするので入れました。カヒミ・カリイを聞いてフレンチポップにかじりはじめた人ならばきっと誰でも知ってる曲です。なんといっても天才マルチなセルジュおやじの渋い声と彼女の声の溶け具合が見事です。クライマックスのジェーンの荒い吐息(鼻息)に思わず興奮が押さえられません。これ出来れば、ヘッドフォンで聞いていただくことをすすめます。

99年10月

皆さんいかがお過ごしですか?ようやく涼しくなってきましたね。気温差が激しくなってきますのでふとんも一枚足元においておくとよいでしょう。風邪をひかぬようご注意ください。

さて、前回は半分がフュージョンコーナーでしたので、今回は歌、とくにハーモニーを重視した曲を集めてみました。

テーマ 耳欲な秋(邦楽)

1 誰もいない海(70’) トワ・エ・モア 山室(現・白鳥)英美子と 芥川澄夫の男女グループ。彼等こそ元祖フォークデュオ。「或る日突然」でデビューし、大ヒット。この曲は秋にふさわしいせつなく優しいナンバー。
2 風の街(77’) ハイ・ファイ・セット 赤い鳥は2つのグループに分裂した。一つが日本の伝統をモチーフにした作品を歌い続ける「紙ふうせん」、もう一つはアメリカのブロードウェイを意識したゴージャスなコーラス&ダンスをアピールする「マンハッタン・トランスファー」のようなグループである彼等「ハイ・ファイ・セット」である。デビューした頃は荒井由実の作品を歌っていたがカバー曲の「フィーリング」(76’)が大ヒットしてから大きく飛躍する。翌年にリリースしたこの曲はメンバーの山本俊彦(女性ボーカル山本潤子のだんなさん)、大川茂(現在芸能活動停止。)のコンビでつくった自信作。とても爽やかなナンバーで当時スクーターのCMにも使われていた事も手伝ってまあヒットした。
3 今だから(85’)  松任谷由実、小田和正、財津和夫 70年代フォーク時代の同期の夢の共演。ユーミンの声って他の二人の声にまぎれてみて思ったが、女性らしい声ではないと思う。どちらかといえば小田の方が澄んでるように聞こえる。バックを彩っているミュージシャンは坂本教授、高橋幸宏、高中正義、後藤次利と大変豪華な顔ぶれである。
4 ディア・マイ・ハート(85’) ノーバディ 相沢&木原なる二人組で、矢沢永吉がソロになってからのギタリスト&コーラスそして作詞と多方面でバックア ップしていたが、優れた楽曲のセンスも認められアイドルに限らず、ハウンドドック、アンルイス、山本達彦、吉川晃司などのミュージシャンなどにも曲を提供した。彼等のアルバムでは自らテクノロジーを駆使したバックトラックにメッセージ濃い詩にハードなギターを乗せたロケンロールを発表しているが、このシングルに限ってはソフトなバラードナンバー。
5 Corvett1954(78’) 松任谷由実&来生たかお アルバム「流線形80」より。意外な人がデュエットしています。このアルバムでは「埠頭をわたる風」、「ロッジで待つクリスマス」が有名ですがシュールなレコードジャケット、曲の内容から実はこの曲こそがアルバムのテーマ曲なのです。
6 クール・ナイト(78’) ラジ&南佳孝 ラジはコーラスのスタジオミュージシャンとしてキャリアは長く、歌の上手さは当然のことながら、ファッショナブルな容姿も認められ76年アルバム「ホールド・ミー・タイト」でレコードデビュー。翌年のセカンドアルバム「ラブ・ハート」からのこの曲も合わせて、シティポップスの巨匠たちである坂本教授、高橋幸宏、山下達郎 などがバックをつとめている。彼女の人脈の広さを物語ります。
7 さよならをするために(72’) ビリー・バンバン 菅原孝・進の兄弟デュオ。69年に弟、進が作ったデビュー曲、「白いブランコ」がラジオから火がつき彼等を一気にメジャーになったがその後がパッとしなかった。とうとう彼等は他人に曲を発注し、出来たのがこの曲。作詞は俳優の石坂浩二、作曲は坂田晃一。当時世界で流行っていたサイモン&ガーファンクルの「サウンド・オブ・サイレンス」に似ているこの曲は オリコン第1位に輝く大ヒット になった。
8 夏の終わり(78’) オフコース アルバム「フェアウェイ」から。この時期、彼等は二人から五人にメンバーを増やしロックバンドとして乗ってきた頃であるが、この曲に限っては、デビューした頃の素朴なサウンドに戻った感じだ。
9 スリープ・オン・マイ・ベイビー(79’) 坂本龍一&カクトウギ・セッションWITH矢野顕子 坂本教授がYMOを組んでまだテクノというよりフュージョンだった時期のソロアルバム「サマー・ナーヴァス」より。レゲエ、サンバ調の曲が多く、当時のハービー・ハンコックの影響かボコーダーボーカルを披露している。この曲はまだ夫婦になる前の二人のデュエットナンバー。この曲に限っては唯一素の声で教授がぼそぼそと歌っている。きっと照れているのだろう。
10 太陽がくれた季節(72’) 青い三角定規 「とびだせ!青春」の主題歌。とてもシンプルで曲調の変化がないこの曲は仲間内でカラオケに行った時必ず皆で合唱してます。この番組は私にとって初めて見た青春ドラマだと思います。途中「俺たちシリーズ」に切り替わりましたが最終的に「あさひがおかの大統領」までず っと見ていました。保積ペペさん、餃子屋さん頑張ってますか?また食べに行きます!頑張ってください。


テーマ 耳欲な秋(洋楽)
1 ノー・モア・ティアーズ(79’) ドナ・サマー&バーバラ・ストライザント バーバラは女優もたまにやる白人シンガーソングライター。ドナは映画音楽で有名なジョルジオ・モルダーの作品を歌うディスコシンガー。オープニングはストリングスが入り美しいバラードが続くかと思いきやディスコビートに変わりまさに熱唱バトルが展開される!
2 ガール(66’) ザ・ビートルズ アルバム「ラバー・ソウル」から。ジョン・レノンがスパニッシュっぽい歌い回しを披露。サビのハモリが美しい。この曲とポール・マッカートニーの「ミッシェル」の2曲は異質である。きっとこのあたりから彼等はビートバンドを脱皮出来たのではないかと思う。
3 アンクル・アルバート/ハルセイ提督(71’) ポール・&リンダ・マッカートニー ポールがソロになってからの2枚目のアルバム「ラム」からのメドレー形式のシングルナンバー。(ちなみにこのアルバムは夫婦名義である)前半の「アンクル〜」はゴージャスなストリングスが奇麗であり、途中から軽快なホルンにのってテンポが変わる。エンディングのコーラスが最大の聞き所。
4 喜びの世界(71’) スリー・ドッグ・ザ・ナイト CMでも使われたことがある彼等の大ヒットナンバー。3人のボーカリスト(ダニー・ハットン、チャック・ネグロン、 コリー・ウェルズ)を中心に7人編成バンド。ドラムのみ黒人でとてもずばぬけたドラミングを展開している。これはハーモニーというよりシャウトしまくりという感じですか。
5 哀愁のトラジディ(79’) ザ・ビージーズ 彼等は昔はバラードばかり歌っていたがロックに方向転換し、映画「サタディナイト・フィーバー」で提供していた3曲を連続大ヒットさせてからというもの、しばらくディスコ路線に走った。これは翌年に出たアルバム「失われた愛の世界」からのシングルナンバー。シンセサイザ_も導入している。印象的なイントロ部分は水谷豊の「カリフォルニア・コネクション」でパクられた。
6 ターン!ターン!ターン!(65’) ザ・バーズ ピート・シーガーが聖書の一節に曲をつけ、この曲を彼等がカバーし、全米ヒットチャート第9位に選ばれた。これはデビュー曲の「ミスター・タンブリンマン」をはるかに超えた。イントロの12弦ギターの音色はまったく同じに聞こえるのだがやはりハーモニーがより豊かになったせいだろう。
7 ゲッチャ・バック(85’) ザ・ビーチ・ボーイズ 83年リーダーでベースのブライアン・ウィルソンの実弟ドラマーのデニス・ウィルソンが不慮の事故で亡くなり、悲しみを乗り越えそれから2年後アルバム「ザ・ビーチボーイズ」で見事カムバックを果たした。この曲はアルバムからのシングルカットナンバーで美しいメロディー、素敵なハーモニーは健在でした。また、当時MTVでもコメディタッチなプロモーションヴィデオが流れました。(本人たちは出ていませんでした。)
8 イージー・ラバー(85’) フィリップ・ベイリー&フィル・コリンズ フィリップはアース・ウインド&ファイヤーのボーカルの一人。彼のソロアルバム「チャイニーズ・ウォール」をあのフィル・コリンズがプロデュース。ドラムはもちろんの事この曲ではデュエットでも参加しており、MTVでは茶目っ気な演技が話題をさらった。
9 ドント・ウォーリー・ビー・ハッピー(88’) ボビー・マクファーリン ベテラン黒人シンガーの一人アカペラ。なんとバックのサウンドもすべてこのおじさんの声で構成されている。当時一斉を風靡していたサンプリングとはわけが違い、とても温かみのある歌だったので「たけしの元気が出るテレビ」の「勇気を出して愛の告白コーナー」に使用されていました。
10 アイ・ワナ・ビー・ヨア・マン(88’) ロジャー オハイオファンクバンド「ザップ」のリーダーで彼の最も売れたソロアルバム「アンリミテッド!」からのシングルナンバー。特殊加工したコーラス(ボコーダーのようなものだと思う。)がとてもファンキーでセクシーでかっこよかった。しかし近年、誰も予想もつかなかった悲しい結末を迎えようとは・・・合掌!

99年8月

皆さんいかがお過ごしですか?夏ももうじき終わりですがまだまだ暑いですね。

さて、今回はちょっといつもと変わって2部構成でいきたいと思います。1部が前回に引き続きサウンドトラック/テーマソング特集です。なぜ、今回もやるのかというと沢山の方からの熱いご要望をお寄せいただいたからです。ちなみにその中のリクエスト曲にフィフス・ディメンション「輝く星座(アクエリアス)」がございましたが、以前取り上げておりますので(98年版バックナンバーの夏のページをご確認願います。)今回は掲載しておりませんのでご了承ください。2部は、最近好きになったフュージョン特集をしたいと思います。というわけなので今回は邦楽はありません。邦楽ファンの方御免なさい。次回に好御期待!

テーマ 夢のサウンドトラック!(洋楽)

1 アイム・フリー(84’) ケニー・ロギンス 映画「フットルース」から。テーマソングとこの曲を手がけケニーロギンスは大ブレイクしました。主役のケビン・ベーコンが工場跡でふてくされてダンスするシーンはすごい!まるで体操選手のようなしなやかさです。なおこの曲の日本語カバーでデビューしたのがあの渡辺美里です。
2 ユア・アイズ・オンリー(80’) シーナ・イーストン やはりOO7からも一曲という事で選んだのは、もの静かなシンセで始まる美しいバラードです。この映画はロジャームーアが007でしたが、私はどちらかといえば、ショーンコネリーの方が好きです。
3 ストロール・オン(66’)  ヤードバーズ 映画「欲望」より。音楽は基本的にハービーハンコックが手がけたのですが、この曲は例外です。映画の中で彼等が演奏してるようです。(たぶん実際には弾いてないのでは?)見所はやはりジェフベックがギターをぶっこわすところです。ザ・フーのピート・タウンゼントのライブパフォーマンスはこのシーンから影響をうけてるんではないのでしょうか?それよりもシーナ&ロケッツはこの曲をまんまパクってるぞ。
4 見つめてほしい(84’) フィル・コリンズ おもえばジェネシスより先にこの曲のプロモビデオで彼の存在を知りました。近年車のCMにも使われた名曲です。しかし曲が良すぎた分、映画があまり印象に残ってないです。
5 イージー・ライダーのバラード(69’) ロジャー・マッギン バーズのメンバーのソロ。映画「イージー・ライダー」のエンディングテーマ。しかしほんとうにショッキングな終わり方ですよね。このはかなさが当時言われたアメリカンニューシネマってやつなんでしょうか?オープニングは明るいステッペン・ウルフの「ワイルドで行こう」 、他にはジミヘンの「イフ・シック・ワズ・ナイン」ザバンド「ザ・ウェイト」そして俳優サム・シェパード率いザ・ホーリー・モーダル・ラウンダーズの「鳥になりたい」などいっぱい良い曲が使われていました。
6 ラブミー・テンダー(90’) ニコラス・ケイジ 「ワイルド・アット・ハート」デビッドリンチのワイルドバイオレンスムービー。鰐かヘビ(とにかく爬虫類 )模様のジャケットで空手を取り入れたダンスがかっちょよかった ニコラスケイジ。そんな彼が恋人の為に熱く歌い上げるナンバー。
7 スパイ・ライク・アス(85’) ポール・マッカートニー 同名タイトルのコメディ映画のテーマソング。サンプリングを駆使した非常に実験的なサウンド。プロモビデオでは「サタデイナイトライブ」出身のいかれた主役の二人チェビーチェイスとダンエイクロイドと共演している。
8 Je T'attendrai tout ma Vie(65’) カトリーヌ・ドヌーブ&ミシェル・ルグラン フランス映画「シェルブールの雨傘」より。台詞は全てミュージカル!劇中なんども流れたのでメロディーを思い出すたびせつなさが込み上げます。
9 スカボロ・フェア(68’) サイモン&ガーファンクル 映画「卒業」より。ロックアレンジされた「サウンド・オブ・サイレンス」、「ミセス・ロビンソン」もよいが、バロック調なアレンジで爽やかなハーモニーが冴え渡るこの曲を選んでみました。
10 天国の扉(73’) ボブ・ディラン 映画「ビリー・ザ・キッド 21才の生涯」より。彼が映画初出演し、音楽も手がけた記念すべき作品。のちにこの名曲はレゲエバージョンでエリック・クラプトンがリバイバルヒットさせた。


テーマ 秋の夜長にフュージョンをどうぞ
1 フライ・オーバー・ザ・ホライズン(79’) アジムス
ぼくが高校時代からしばらく聞き続けていた夜11時のFM番組「クロスオーバー・イレブン」のテーマ。なんと彼等はブラジルのグループだったんですね。この色褪せないメロディ、そしてアレンジ。どうか、いつまでもこの曲を使ってくださいね。NHKさん!
2 アクチュアル・プルーフ(74’) ハービー・ハンコック やはり彼の名を忘れてはいけません。もともとジャズピアニストですがエレクトリックピアノやアナログシンセをフルに使ったフュージョン時代が今、一番好きなのでここで上げておきます。これは「スラスト」からの一曲。大ヒットアルバム「ヘッドハンターズ」の次にリリースされたんですが前作ほどヒットしなかったものの、全体的にメロディが落ち着きあるものが多く、テンポの乗りのよさやサウンドのアレンジ等がかなりパワーアップされた為こっちの方をよく聞いてます。ちなみにスクラッチとの融合に挑んだ80年代のハービーのサウンド(「ロック・イット」「ハード・ロック」など)は、フュージョンとは思ってませんので。
3 いとしの貴方(76’) スタッフ FM番組「軽音楽をあなたに」のテーマだった思いで深い曲。あの頃は中学、高校だったためお小遣いもろくにもらえずなかなかレコードも買えなかったからこの番組でアルバムをテープにエアチェックしていたのを思いだします。
4 リターン・トゥ・フォーエバー(72’) チック・コリア 売れに売れた彼の代表作。アルバムジャケットから世間では「かもめのアルバム」と呼ばれた。このアルバムでは彼は全曲エレクトリックピアノを使ってとてもしなやかなプレイを聞かせてくれる。彼に対して女性ボーカルのフローラ・プリムそしてフルートのジョン・ファーレルは躍動感あるプレイを聞かせてくれる。まさに彼らの存在こそかもめだろう。ちなみにチックはこのアルバムタイトルをそのままバンド名として使った。
5 アンブレラ(71’) ウエザー・リポート ジョー・ザビヌル&ウェイン・ショーターが中心になって結成したメンバーそれぞれアドリブが魅力なバンド。これは彼等のデビューアルバム。メンバーチェンジは多く、とくにベースにおいてはジャコ・パストリアスの方が絶大な支持を誇っているしポップな作りになっているが、アコースティックベースを重視していたミロスラフ・ヴィトウスのいた初期の方が怪しげなムードがいっぱいでこれこそが彼等の音楽なのだと思います。
6 イン・ア・サイレント・ウェイ(69’) マイルス・ディヴィス 彼のエレクトリックサウンドに代表とされてる作品は「ビッチェズ・ブリュー」ですがその前に出たこのアルバムこそがきっとフュージョンというジャンルが作られるきっかけとなったかなり重要なアルバムだったのでしょう。このアルバムに参加していたミュージシャンたち(チックコリア、ウエザー・リポート、ジョン・マクラフリン、ハービーハンコックたち)はそれぞれエレクトリックサウンドを手がけていくのです。
7 ウェストチェスター・レディ(76’) ボブ・ジェームス DJ御用達の彼の作品ですが、これはオーケストラを導入しておりどっちかといえばイージー・リスニングっぽい出来。アルバム「ボブ・ジェームス3」より。「ジャスト・ア・トゥー・オ ブ・アス」のグローバー・ワシントンJRも参加しています。
8 組曲「黄金の夜明け」(75’) アル・ディメオラ チック・コリアのバンド「リターン・トゥ・フォーエバー」のギタリストの初のソロアルバム「白夜の大地」から。彼の天才的プレイが堪能できます。バンドの仲間も参加。もちろん他の曲にもチックがピアノを弾いてます。のちパコ・デ・ルシア、ジョン・マクラフリンと並んでスーパーギタートリオと呼ばれアコースティックライブなんかもやってます。フュージョンサウンドではありませんがぜひ一度聞いてみてください。
9 火の鳥(72’) マハビシュヌ・オーケストラ ギタリスト、ジョン・マクラフリンが中心で結成したバンド。ヤンハマーもメンバーで、ムーグシンセを弾いてます。これは2枚目のアルバムで当時ギター小僧の間で「バイブル」といわれたくらいジョンが暴れまくってます。ロック色が強い割には彼の髪形、ファッションは真面目そのものでした。
10 ザット・ミスティ・レッド・ビースト(78’) トゥーツ・シールマンズ クインシー・ジョーンズのアルバムの常連であるハーモニカ吹きおじいさんである彼のアルバム「クワイエット・イヴニング」からの切ないけど美しいナンバーで、秋にふさわしい一曲でしょう。実はあのセサミストリートのテーマソングも作曲してるすごい人なんです。最近ではビリージョエルのアルバムにも参加してる。また、このおじさんは、ギターも弾きながら同時に口笛も吹くんです。これをホイッスルギターと呼ばれておりおじさんの得意技の一つであります。この技はクインシーのアルバム「愛のコリーダ」の一曲「ヴェラス」で聞けます。

99年7月

皆さんいかがお過ごしですか?しっかし、蒸し暑いですね。全く日頃の仕事のストレスもたまるし、コンピュータ中毒で目、肩、胃が痛いし、これじゃ身体にいいわきゃないし、しばらく運動不足だったので最近水泳を始めました。みなさんも健康にはくれぐれも注意しましょう!

さて、前回お約束した通り今回はサウンドトラック/テーマソング特集です。ややマニアなものを集めてみました。皆さんはいくつ知ってますか?

テーマ 夢のサウンドトラック!(邦楽)

1 センチメンタルシティ(77’) 草刈正雄 知る人ぞ知る、彼の主演刑事ドラマ「華麗なる刑事」のエンディングテーマ。彼はバーボン刑事、そしてコンビを組んだのはどぶろく刑事田中邦衛だ!このサントラは発売されているけどビデオ化はされていません。VAPレコードさん、頼むから松田優作の最後の主演作「華麗なる追跡」と「大都会パート2」又「Gメン75」「夜明けの刑事(中島みゆきがゲストで出ていた話でよいから)」とともにビデオ化願います!
2 君は人のために死ねるか(80’) 杉良太郎 これまた刑事ドラマ「大捜査線」のエンディングテーマ。彼にとって初の現代劇(?)であり
しかも初の作詞でありとてもクワタケイスケまっつあおなムチャクチャ字余りでイかれた世界ですがとても男気がある曲なんです。ぜひカラオケにいかがっすか?現在は「全曲集99(TECE-31092)」にて聞けます。
3 淋しいのはお前だけじゃない(82’)  西田敏行 彼が主演した同名ドラマの主題歌。「もしもピアノがひけたなら」ほど大ヒットには至らなかったのはきっとドラマの内容が暗かったからかも知れません。(悪徳サラ金業者財津一郎の部下、西田はかなり陰険な取り立てを行い人々を不幸に落としいれていた。しかしそれでも一筋縄ではいかない奴等(梅沢富実男、木の実ナナ、万田久子たち)がいる。そんなやつらから奇想天外な方法で金を得る方法を考えた。それは彼等を芝居(時代劇)を講演させて稼がせるという方法だった。でもこれって本当に儲かったのかな?で芝居を通して西田が人間らしさを取り戻し役者たちにも友情が芽生え、最後には財津に立ち向かっていくという話でした。)もこの曲は隠れた名曲だと私は思います。
4 走れ風と共に(76’) 山口百恵 赤いシリーズ第4弾「赤い衝撃」の挿入歌。確か彼女は陸上部のエースで刑事の三浦友和のあやまった銃弾を受けてしまい下半身附随になってしまう。(不正行為を行い数知れない人を不幸にしてきた父(中条静夫)を恨み襲う悪人(谷隼人)との銃撃線に巻き込まれてしまった為。)一度は友和をうらみ、死のうとしたが彼からの愛そして特訓を受け、周りの人たち(おじいちゃん(大坂志郎)やおかあさん(草笛光子)たちに励まされ再び彼女はランナーとして復活する。というお話。そんな彼女が元気つけられていく時に良く流れていました。TBSさんぜひ民放での再放送をお願います。または、大映テレビさんビデオ化願います。
5 流星(79’) 吉田拓郎 北大路欣也主演のドラマ「男なら!」の主題歌。みごとな拓郎節です。しかし唱歌っぽい曲ですね。しかしジャケットとのギャップが違いすぎる。(シングル盤のジャケットではセクシーな女性(多分)の手がクローズアップされてます。)
6 暗闇のレオ(78’) 竹田和夫 TBS水曜劇場「ムー一族」のテーマ曲。横尾忠則の絵が強烈でした。彼はクリエイションのギタリストです。しかしソロだと思いきりフュージョンしてますね。シンセドラムも時代を感じさせます。ちなみにこの番組の1作「ムー」のテーマ曲って誰の作品でしたっけ?荒木一郎でしたっけ?いやインストだったし結構エスニックでした。もし御存じの方がいらしたら教えてください。
7 「人間の証明」のテーマ(77’) ジョー山中 フラワートラベリングバンドのボーカルだった彼のソロシングルは同名映画のテーマソングで
本人も出演していました。(日本の女性デザイナーと黒人との隠し子だったと思います。すぐ殺されちゃいましたけど。)この曲を聞くたびに松田優作(日本から来たエリート刑事)のナレーション「母さん、ぼくのあの帽子どうしたんでしょうねえ。・・・・・」を思い出します。これが縁かどうか判りませんが、「探偵物語」でも1、2回共演してましたね。
8 知らない街で(83’) ナチコ TV朝日系のかなりディープでマイナーなドラマ「あとは寝るだけ」のエンディングテーマ。声はのどかでほのぼのした感じで中山千夏と矢野アッコちゃんを足して2で割ったような声です。彼女が歌っている姿は見たことないですがジャケットで見る限りお酒好きそうな感じです。
9 面影(76’) しまざき由理 Gメン75のエンディングテーマ第1弾。しかし、せつないメロディだよね。殉職シーンが非常に
あっけなかったのを思い出します。例えば原田大次郎の殉職の回なんか最後犯人と銃撃線の末壁にもたれたまま死んで、話のオチがいっさい無く(例えば残された同僚たちが感傷的になるようなシーン)いきなりこの曲が流れてしまうラストは「太陽にほえろ!」よりも衝撃的だった。
10 君だけに(87’) 少年隊 少年隊初主演の映画「ナインティーン」の主題歌。舞台は近未来の日本か別の星で、ヒガシの恋人が実は無差別に人を襲うバンパイヤで泣く泣く彼女と戦うという悲しいSFホラーな内容だったと思います。指のスナップ音からエレクトリックシタールに入る絶妙なアレンジ。曲はデビュー曲「仮面舞踏会」から手掛けていた筒美京平先生。この映画のBGMには他にあのボウイ「ビー・ブルー」とかノーバディの「エヴリィバディ・シャウト」などロックナンバーが一杯使われています。


テーマ 夢のサウンドトラック!(洋楽)
プリティ・イン・ピンク(86’)
1 あなたを夢みて(84’) ダン・ハートマン 映画「ストリート・オブ・ファイヤー」の挿入歌。映画では黒人が歌っていたけど実は吹き替えで実際の「ダン・ハートマン」はチャカ・カーン、 エドガー・ウインター・グループ、ジェームス・ブラウンとかの曲を手掛ける生っ粋のブルーアイドソウルシンガーソングライターでした。見事なソウルバラッドです。ちなみにダイアン・レインのバンドエレン・エイム&アタッカーズも吹き替えで「ファイヤー・インク」というスタジオミュージシャンたちが演奏してます。
2 ブレードランナー愛のテーマ(82’) ヴァンゲリス メインテーマは車のCMにも使われた暗い躍動感(不安感というべきですか)が入り乱れた曲ですが、この曲に関しては、渋めのサックス(っぽいシンセ?)に臨場感あふれるストリングスがとても心地よいです。
3 マニアック(83’) マイケル・センベロ 映画「フラッシュダンス」の挿入曲。主演のジェニファービールスがダンスレッスンするシーンで使われてましたね。マイケルセンベロは元々スティビーワンダーのバンドのギタリストで、この曲で始めてレコードを出してヒットしたためフィルラモーン(ビリージョエルを手がけてきた。)をプロデューサーに迎え基本的にはAORなアルバム「マニアック」を発表しました。それにはもちろんこの曲もリミックスされて入ってます。あと「ゴジラ」「カウボーイ」「オートマティックマン」などデジタルな遊び心も見せてます。
4 プリティ・イン・ピンク(87’)サイケデリック・ファーズ 同名映画のテーマソング。(このOSTの参加ミュージシャンも豪華です!)これはもともと彼等のアルバムの曲だったんですが映画で使われて再び大ヒットしたんですね。まあ彼等は見ためや音的にはサイケな雰囲気は全くないんですが・・まあカッコイイ曲だからいいか!ところでモリーロングウォルド、アンドリューマッカーシーはどこ行っちゃったんでしょうか?
5 スティ・ゴールド(83’) スティビー・ワンダー 映画「アウト・サイダー」のテーマソング。彼の名バラードの一つ。語りかけるような歌とハーモニカがせつなさを感じさせます。しかしこの映画、青春スターいっぱい出てますね。ダイアン・レイン、マット・ディロン、トム・クルーズ、クリストーマス・ハウエル、ラルフマッチオ、パトリック・スウェィジ、そして、レイフ・ギャレットだ!
6 サークル・ゲーム(70’) パフィセント・メリー 「いちご白書」の主題歌。ジョニ・ミッチェルの作品。パフィの声はジョニにそっくりなので本人が歌ったものを使ってもよかったんですが。
7 ツインピークスのテーマ(91’) アンジェロ・バタラメンティ このドラマ、のめり込んじゃいましたね。クーパー捜査官が録音機に語りかける名前「ダイアン」、「キラーボブ」「小人」「巨人」「丸太おばさん」「赤いカーテンの部屋」そして旨そうだった「チェリーパイ」本当音楽も屈折した世界で面白かった。この曲を聞くたびさまざまな癖のあるキャラクター、広大な滝、森を思い出します。ジュリークルーズの歌も良かった。
8 アンド・アイ・ラブ・ハー(64’) ザ・ビートルズ 映画「ビートルズがやってくるヤア!ヤア!ヤア!」の中の一曲。レコーディングのシーンで使われていましたね。リンゴがボンゴを担当、ジョン、ジョージがギターでボーカルのポールがかっこよかった。でもジョージのギタースタイルもこっぱずかしいけどよかったと思います。この曲、彼等のバラードベスト1だと私は思ってます。
9 サスペリアのテーマ(77’) ゴブリン 映画「サスペリア」のテーマソング。「決して一人では見ないで下さい。」のキャッチコピー通り怖い映画でしたね。(実際に本物の幽霊も写ってるそうです。おーこわ。)ゴブリンはイタリアのプログレバンド。オルゴールに乗ってささやく声そして歪んだギター音、鈍く重いパーカッションが炸裂。聞いているだけで恐怖が味わえます。マイク・オールドフィードの「チューブラ・ベルズ」よりも怖いよ。
10 FINE JUNG THING(67’) エレクトリック・フラッグ サイケデリック映画「白昼の幻想」のクラブシーンで使われていた一曲。ピーターフォンダがLSDを服用し幻覚をずっと見続けるというマニアックな映画。「イージーライダー」でのコンビ、デニスホッパーも出ているし、ジャックニコルソンも脚本で参加しています。ラスメイヤー作品もいいけどこれもリバイバル上映してほしいね。

99年5月


皆さんいかがお過ごしですか?なんか春のすがすがしさというより曇ったりやたら蒸し暑かったりして私事ですが、ここんところ身体の調子がいま一つです。あと梅雨なのに雨降らなくて大丈夫なのかなあ。ちょっと心配です。でもノストラダムスの大予言に、こじつけて悪く考えるのはやめようね!皆さん。誰も思わないか。

こんな気分が滅入った時は気に入った本(漫画、写真集なんでも良いと思う。)を読んだりお洒落な服を買ったり、良い映画、劇、そしてよい音楽を聞いたりしましょう。私は「えとせとらレコード」勤務以来のファンのジャズオルガン奏者、ジミー・スミスのファースト・アルバム「ア・ニューサウンド・ア・ニュースター」(評論家どもが代表作と認めている同じブルーノートレーベル「ザ ・サーモン」よりも遥かによい!)、多種類のベビースターラーメン、「名探偵コナン」の主題歌を歌っている大阪発のバンド、ルーマニア・モンテビデオ、80年代のブッシュマンと並ぶコメディ映画「ミスターブー」のビデオにハマっています。みなさんはどんな物にハマってますか?

テーマ 春に聞くバラード(邦楽)

1 白いページの中に(78’) 柴田まゆみ ヤマハポプコン出身の一発屋です。アラジン、トムキャットに比べて地味でしたがこのバラードは名曲です。(あみんもカバーするくらい)しかしこの人ってアルバムリリースしたのかな?レコードも多分これ一枚だと思います。
2 行き暮れて(79’) 豊島たづみ 彼女は阿木/宇崎コンビの作品「とまどいトワイライト」を歌いヒットし、その後にリリースしたのがテレビドラマ「オレンジ色の愛たち」の主題歌だったこの曲。このドラマに(作詞が落合恵子なので多分原作もそうでしょう。)誰が出ていたか覚えてませんけど、とてもハスキーな声で黄昏感をボサノバに乗せて歌い上げてくれてて非常に耳に残った名曲です。
3 TOUCH ME IN THE MEMORY(79’) 水越けいこ 彼女の曲は以前「ほほにキスして」を紹介したが、これはあのアップテンポでメチャ明るいナンバーの次に出たシングルであり、彼女の自作でとても陰のあるナンバー。クールな歌い出しだが、サビで非常に情感を出しており、エンディングでまたクールに戻るというとても表情豊かなナンバーで見事に歌いこまれている。
4 青空の翳り(79’) 太田裕美 「雨だれ」「最後の一葉」等数々の名バラードを歌ってきた彼女のちょっと下降期になった頃のナンバー。ここからしばらくの間、デビューからの彼女の作曲の定番だった筒美先生は離れてしまった。この曲は浜田金吾という人がつくっていて、当時明星とか平凡でこの名前を初めてみて「何!浜田省吾!?が人に曲を書いている!」と間違えた人は私だけでは無いだろう。この金吾さんも確かシンガーソングライターでアルバムを出していました。
5 FLOWER(83’) 小泉今日子 私の選ぶキョンキョンのベスト1に輝くアルバム「ウィスパー」のラストナンバー。思えば私にとって彼女はシングル盤の中でのアイドルだったが改めて彼女のアルバムを聞き直しとても楽曲がしっかりしていると気付きました。とくにこのアルバムは私にとって彼女のアルバム第一位に挙げたいと思います。当時はヒット曲「艶姿ナミダ娘」でお色気路線で売ってましたがアルバムでは純な面とアダルトな面を見事に歌で表現してます。たしかA面はシングル「半分少女」も含むシングル路線のポップなナンバーが入ってます。元テクノポップバンドの「一風堂」のメンバーで美空ひばりの「川の流れのように」の作曲者であり現在主にドラマの音楽(「ケイゾク」「金田一少年の事件簿」など)を手がける見岳章の曲「内気なジュリエット」もバラードとして傑作。B面はちょっとアダルトなバラードナンバーが入ってます。後藤次利の作品ボサノバ調ナンバー「グッバイジェラシー」、佐久間正英の作品「涙のセンターライン」そして菊地桃子などの曲を手がけていた林哲司のこの曲がこのアルバムをラストを飾ります。なんかアルバム紹介になってしまった。これって、えこひいき?
6 抱きしめたい(82’) 松本伊代 鼻づまりっぽい声でよく物まねの題材になっていた彼女がこの曲から人皮むけたと思います。この曲で彼女のファンになってしまいました。実に中近東なシンセフレーズが印象的なバラードナンバー。ついでに作詞家も唐珍化(かんちんぱー)という人で中近東っぽい。ちなみにキョンキョンの「艶姿〜」なども彼(彼女?)の作品。)
7 日時計(79’) 中村雅俊 ドラマ「ゆうひが丘の総理大臣」の挿入歌。呉田軽穂(ユーミン)の曲で、だんなの正隆のアレンジ(エレピの音&サックス)が渋い!まあめちゃ明るい感じテーマ曲(筒美先生作「時代おくれの恋人たち」)と正反対の曲で、彼のデビュー作品「われら青春」の中の挿入歌(彼のデビューシングル「ふれあい」)のような印象です。そうです。これは彼のポスト「ふれあい」なんでしょう。
8 ありがとう(80’) 石坂智子 フジテレビ「ただいま放課後」(第1部)のテーマソング。金八さんの主題歌「贈る言葉」等よりもくさいムードのストリングスが出だしから耳に焼き付いて離れない。しかし残念な事にテレビでこの曲を歌った姿を覚えてない。2曲目の勘違いつっぱり風ソング「デジタルナイトララバイ」(なんちゅうタイトル!)は当時の歌謡賞ノミネート番組でよく披露してたし、優秀新人賞までちゃっかりもらっている。ジャケットは石野真子に似てるけど歌は彼女の方がダントツでうまい!
9 空(85’) 五輪真弓 ジャズのキーボード奏者深町純の高度なアレンジ。テーマはいつもシンプルなんだけど、この人ってほんと人や物の描写を見事に曲で表現してると思う。
10 恋みーつけた(86’) 真璃子 デビュー曲「私星伝説」から曲のイメージ、名前が謎めいてて興味をひいた。まるで細野さんの曲「ハートブレイク太陽族」でデビューしたスターボーと同じくらい。でもとんねるずの事務所の後輩であることを知り、2曲目の(またもや)筒美先生のこの曲で印象は変わってがっかりしたが良い曲なので応援してました。浅田美代子の「赤い風船」のようなこのフォークソングぽい大衆的な曲はとんねるずのドラマ「おぼっちゃまにはわかるまい」の中で使われてました。そういえば東京JAPのメンバーが出てましたね。ボーカルのオバリーとかキザな金持ちの役でした。でも赤坂泰彦はどんな役で出ていたか覚えてませんが。


テーマ 春に聞くバラード(洋楽)
渚の誓い(83’)
1 ホールド・ユー・バック(82’) TOTO もうトイレのマークと間違える化石な奴はいないだろう。最近、再結成したし、(初代ボーカルが復帰。)今や旬の人、宇多田ヒカルも絶賛してるし、小室などもカバーしてるし、というわけで今回彼等の一番売れたアルバム「聖なる剣」(グラミー賞7部門独占!)からのシングル。「アフリカ」「ロザーナ」などに比べてジミな存在ながらとても泣かせるバラード。
2 ベス(76’) キッス 「地獄の軍団」よりシングルカット。普段のハードな彼等らしくないピアノ&ストリングスの素晴しいアレンジのバラードで、しかもボーカルがパンダ(猫?)メイクのドラマーのピータークリスが担当。これはなんと全米トップ10で最高7位に入ってしまった凄い曲。
3 ブルー・カフェ(84’) スタイルカウンシル 彼等のファーストフルアルバム「カフェ・ブリュ」から。タイトルからして本人たちはフランスはパリあたりのカフェバーをイメージしたテーマできっとつくりあげたアルバム打と思うが内容はかなり多ジャンルな曲が揃っている。ブッカーT&MG'Sやスタックス風ソウル調、ボサノバ調、エブリシング・バット・ザ・ガールも参加しているモダン&ファンキージャズ調、ヒップホップ調、そしてこの曲のように懐かしい70年代映画音楽調などバラエティに飛んでいる。これはインストだが美しいストリングスに乗ってなかなかギターが泣かせてくれる。クリス・レアの「オン・ザ・ビーチ」同様、夕焼けの海なんかをバックに聞きたいもんだ。とにかくこのアルバムはベスト盤を差し置いて一家に一枚ぜひ薦めたい!
4 渚の誓い(83’)エア・サプライ これ、本当流行りましたね。ドラマ「さよならを教えて」テーマソング。なんか声の伸びとかピアノのアレンジとかスティクスのデニス・デ・ヤングかなと思ったがよく聞くとギターがマイルドで全然判りやすいポップな曲だし全体的に爽快感あふれてる。きっと海などをバックにした気球のジャケットの効果もあるだろう。当時高校生だった僕のクラスの女の子たちや好きだったアイドルもコンサートでカバーするくらい人気がありましたね。
5 アイム・ノット・ザ・ワン(81’) ザ・カーズ 世界的ヒットアルバム「ハート・ビート・シテイ」の前のアルバム「シェイク・イット・アップ」から。のちの85年に新曲「トゥナイト・シー・カムズ」を含むベスト盤に収録され、楽曲の良さが認められたのかシングルカットされた。ボーカルのリックの宿敵ベンジャミン・オールの「ドライブ」も良かったが今回はとぼけたリックのボーカルにメランコリックなシンセフレーズが印象的なこの曲を選ばせてもらいました。
6 シーズ・リーヴイング・ホーム(67’) ザ・ビートルズ ロック史上に残る彼等の最高傑作と呼ばれている「サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブバンド」から。(でも個人的には「リボルバー」を支持したい。)ほのぼのするポールのほんわかな声、これを聞いてビージーズもお手本にしたとも思える美しいハーモニー、ストリングス&ハープのこれまた映画音楽風なアレンジ。でもよく聞くと悲しい内容の歌である。
7 ゴールデン・ブラウン(81’) ザ・ストラングラーズ アルバム「狂人館」からのシングル。この当りからデビューからアピールし続けてきたパンク的(攻撃的な)面が薄らいできた。非常にヨーロッパ的な匂いが感じるワルツナンバー。実はデビュー前からの彼等の大切なレパートリーである。彼等は本来きっとこういう曲でデビューしたかったのだろうか?パンクは彼等のデビュー当時、トレンディでバンドとして売れるために止む終えずということで事務所側の命令でイメージを作ってきたのか?疑問が残る。
8 バードランドの子守唄(54’) サラ・ヴォーン&クリフォード・ブラウン この名曲は世界で色々な人がカバーしているけどやっぱりアドリブ豊かではつらつと唄う彼女のボーカルが一番だと思う。
9 夢に消えるジュリア(71’) ピンクフロイド デビューからのメロディメイカーのシドバレットが廃人同様になってしまい止む終えず脱退後、かれの友人ディヴギルモアが参加した頃のシングル。今やプログレの代表格である彼等にとっては、3分も満たない余りに短い曲だけど彼等の危なげで美しい世界が実感できます。
10 ジャスト・ワンス(81’) ジェームス・イングラム(クィンシー ・ジョーンズ) ビックヒットアルバム「愛のコリーダ」より。えっちな「再現フィルム」が売り物だった70年代のテレビ番組「ウィークエンダー」のテーマである「アイアンサイド」の頃までは彼のアルバムはフュージョンやジャズに扱われるが「愛の〜」あたりからほとんどブラコンぽく仕上がっている。ジェームスはマイケルジャクソン同様クインシーのプロデユースで売れた一人だがマイケルほど大ヒットはしなかった。


99年4月

こんにちわ、皆さん。お陰様でホームページを開設し約一年が過ぎました。それを記念し、今回より音楽なんぞも流すことにしました。何をかくそう私の自作自演です。まあこれに関するご意見、ご感想も待ってます。

 さて今回は、ぽかぽか春の訪れを予感させるそんな曲を取り上げてみました。皆さんの知ってる曲はありますか?

テーマ 春の情景(邦楽)

1 ハルジョオン・ヒメジョオン(78’) 松任谷由実 荒木から松任谷に代わった彼女の第1弾アルバム「紅雀」よりシングルカット。しかしのっけから歌詞が放送禁止用語なのでラジオではこの先きっとオンエアされないことでしょう。無表情(無気質?)なボーカルをうめるケーナやオーボエをとりいれた田舎風ヨーロッパ調なアレンジ(?)がとても見事です。新婚というわけでしょうか、だんなの正隆さんの天才ぶりがうかがえます。
2 イージードライブ(81’) 来生たかお 大彼の定番大ヒット曲「GOOD BYE DAY」収録のアルバム「スパークル」より。サビのハミング部分がとてもしなやかで、いつもの彼とは違うボーカルぶりがうかがえる。又、この曲のアレンジも自ら矢倉銀というペンネームで手がけている。もともと将棋が好きな人らしい。
3 夕陽を追いかけて(78’) チューリップ 「虹とスニーカーの頃」を出す1年前に出したシングル。あきらかにビートルズの「ヘイジュード」を意識した曲。もともと彼等はカバーアルバム「すべて君たちのせいさ」を出すくらい、ビートルズをぱくるのが上手だった。まあラトルズ、ユートピア(昔の漫才コンビでなくトッドラングレンがつくったバンド)スターズオンほどではないが。特にリーダーの財津はあきらかにポールマッカートニーの作品を意識した音つくりを前向きに行っていた。この曲は同じメロディの繰り返し(見事なくらい)だが、大げさなアレンジ展開をみせてるところがくさくて、心にくい。
4 Sueはおちゃめなパン屋さん(84’) 安田成美 御存じノリさん夫人の彼女がレコードを出していたのは結構有名な話。歌唱力ははっきりいってお粗末です。80年代はこんなのが許されていたわけだから、今の歌謡界はなんてグレードが高いのだろう。まあこの下手さ加減が癖になるという人が結構周りにいるんです(私もその一人)。これは高橋ユキヒロがプロデュースしたファーストアルバム(CD化されています)の中の一曲。細野さん作曲の映画イメージソング「風の谷のナウシカ」、赤川次郎の映画「青春共和国」のテーマ「トロピカルミステリー」もよかったがこの曲はユキヒロ、鈴木慶一のビートニクスコンビが手がけているのだが全くテクノっぽくなくどちらかといえば70年代歌謡っぽい。名曲!
5 I THINK SO(80’) 岩崎良美 アメリカンポップスっぽいアレンジで出だしのハーモニカも◯。マイナーなサビからメジャーなAメロの展開がよい。お姉さんの宏美に負けない抜群の歌唱力の持ち主。この間「青春のポップス」で姉妹デュエットを披露してました。ぜひ今年の紅白には安田&由紀さおりの姉妹と競ってほしい。
6 愛への出発(スタート)(73’) 郷ひろみ 春といえば別れ、そして出会い、愛が生まれる季節。デビューから筒美京平の作品を数多く歌ってきた彼の4枚目のシングル。
7 まりン(84’) 飯島真理 NHK「スプーンおばさん」のテーマソングでデビューした(これも筒美先生の作品)。その後坂本龍一のプロデュースでファーストアルバム「ロゼ」をリリース。この曲も含め全体的に春に相応しい爽やかな曲が詰まっている。
8 ビューテイフルエネルギー(80’) 甲斐バンド フォークからニューミュージックへと呼び方が変わった78年から80年代初期。彼等はアリス、オフコ−スとかと並んで常にベストテン番組に入っていない週はほとんどないくらい人気だった。これはクリスマスソング「安奈」に続く資生堂のコマーシャルに使われたシングル。ボーカルは甲斐よしひろではなくドラマーの松藤英男が担当。いつものハスキーな甲斐とは異なりソフトなボーカルで爽やかな曲には、とてもマッチしていた。しかし前作ほどヒットしなかったため生演奏を見る機会を失ってしまった。
9 ピーターラビットとわたし(82’) 大貫妙子 矢野顕子に見習ったからかどうか分からないが、クールかつソフトなボーカルが定評な彼女が子供向きとも言える曲をつくった。このピーターラビットとは昔からあるマザーグースのような外国のおとぎ話のウサギの主人公の事。
10 パープル・モンスーン(80’) 上田知華+KAYROBIN クラシックとポップスを融合させ独自のスタイルを築きあげた5人組。クライズラーカンパニーやGクリフ辺りの元祖というべきだろう。大きな特徴は、弦楽カルテットとともに奏でるピアノや躍動感あふれるボーカルを担当した上田の存在だろう。最近は作曲業でしか目立っていないのが残念である。


テーマ 春の情景(洋楽)
1 ザ・リドル(85’) ニック・カーショウ ボーカル、ギター、キーボード、ベース、パーカッションなどなんでもこなすマルチプレイヤーなイギリス人。当時はハワ−ド・ジョーンズとかポール・ヤングなどと比べられていたが、あきらかに3人イギリス人というだけでそれぞれの楽曲は全く異なっていた。これは「恋はせつなく」に続く彼の代表曲。マイナー調で哀愁感漂うメロディ及びアレンジがよいということで、les5-4-3-2-1( ピチカートファイヴの妹分バンド、サリー久保田、元RIBONの松野アリミの二人組ユニット。)にも95年ミニアルバム「プレポップ宣言」でカバーされた。
2 スカイハイ(75’) ジグゾー プロレスラー「ミル・マスカラス」のテーマソングとして有名だが映画のテーマソングだったことは余り知られていない。声が沢田研二に似ている。ジャケットには顔が出てないのでどんな奴(バンド?)か気になる。どなたかもし御存じでしたら教えて下さい。
3 しあわせの予感(78’) ポール・マッカートニー&ウイングス アナログシンセの分厚い音に乗って囁かれる美しいハーモニー。アルバム「ロンドンタウン」収録。ジャケットで見る限りメンバーが3人だけになってしまったようだが、コンピュータなしでこの人数でここまで完成度高くしてしまうとは全くすごいと思う。
4 ストロベリー・フィールズ・フォーエバー(67’) ザ・ビートルズ こちらはジョンがリーダーをとった作品。出だしのフルート音(初期のサンプリング楽器メロトロンを使用)が印象的。このサイケムード漂うシングルをリリースした彼等はきっと、音楽評論家やファンに「俺達はもうアイドルバンドじゃないぜ!」と訴えているようにも思える。90年にイギリスの少年二人組「キャンディフリップ」が当時流行っていたグランドビートにカバーし日本でも評判になった。/TD>
5 アントニオの歌(77’) マイケル・フランクス AOR界の名ボーカル。ボサノバのムード漂うこのような曲が得意だった。バックはクルセイダーズ、ラリーカートン、デビッドサンボーンなどのフュージョン系のミュージシャンを起用し音に対してもきっとこだわりを持っていたのだろう。近年、UAがアルバムで憂歌団をバックにカバーしている。ちなみにアントニオとはボサノバの創始者の一人、アントニオ・カルロス・ジョビンの事である。
6 恋にメリーゴーランド(81’) アラベスク サンドラ(彼女はのちにグレゴリオ聖歌をグランドビートミックスした集団「エニグマ」のアルバムに参加)、ミハエラ、ジャスミンの3人は決して美人ではないがそれぞれ個性的な顔だち及びプロポーションが良かったのでなんとなく顔は思い出せる。(ぜひ中古レコード屋の安売りコーナーで確認しよう)この曲はマイナーから入ってサビからメジャーに転調する日本人のこれまたクセになる曲である。このテクニックは次のシングル「キャバレーロに夢中」でも生かされている。
7 ヒューマン(79’) ヒューマンリーグ 「愛の残り火」「ファシネーション」「ミラーマン」などディスコで流れる軽いエレクトリック・ポップが得意だった彼等の一皮向けたアダルトなナンバー。今までのアナログな音から一変したデジタルな音作り(主としてヤマハDX7)、曲作りを全て名プロデューサーチームのジミージャム&テリールイスが手掛けている。彼等はジャネットジャクソンを出世させた張本人で有名。もとプリンスファミリー出身(「タイム」というバンドにいた。)この曲のビデオがくさくてよい。
8 キープ・オン・ムービン(89’) ソウル・トゥ・ソウル グランドビートを流行らせたのは彼等そして屋敷豪太だと思います。デジタルビート、重いベース、そして生ストリングス。レゲエとヒップホップをミックスした音作り。キャロン点ウイラーやジャズィーBたちは今、いったいどうしているのだろうか。
9 オーバーナイトサクセス(84’) テリー・デザリオ 彼女はKC(KC&サンシャインバンド)と「イエスアイムレディ」をデュエットしていた。この曲はソニーのカセットテープのCMソングで、当時流行った映画「フェーム」「コーラスライン」といったダンスオーディションの話をパクっていました。しかしこの曲をどう考えてもブロードウエイで使うわきゃないよ。日本の若者も騙されていたもんだ。
10
キッス・オン・マイ・リスト(81’)
ダリル・ホール&ジョン・オーツ 「プライベート・アイズ」の前に出ていたアルバム「モダン・ヴォイス」からのシングルカット。この曲はダリルのガールフレンドだったサラ・アレン(初期のナンバー「サラ・スマイル」のモデル)の妹ジャナアレンとの共作。

DJ EBI
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