2009/12/15

 
  「半泣き」  
 

*最近の映画「半落ち」とは全く関係有りません



事の起こりはこの夏の初め新たな孫 るーちゃん・ひーちゃん姉妹

小学3年2年生の二人 住みなれた舞鶴を離れ子供二人だけで

高速バス2時間の旅を経験 新たな生活拠点・西宮市甲子園へ

旅立つ処から 「半泣き」は始まります



一学期が終わるのを待ち兼ね 小学校を転校して甲子園へ

舞鶴高速バスターミナルを おばーちゃんが送り出すには

バス運転手さんに 二人を宝塚で降ろしてくれる様 重々頼んだ事でしょう

宝塚バス停には母親リナちゃんが迎えにでる手配



場面は変わって その日の夕御飯食卓



「ひーちゃん舞鶴出る時に おばあちゃん何か云うてはらへんかった?」



「うううん おばあちゃん“半泣き”やったー」



電右衛門夫婦 これには感ずるものが有りましてねー しばし沈黙

そうでしょう おばあちゃんには一人娘の子が新たな生活への旅立ち

良い方向へと向かっているのは 十分に頭では理解していても

可愛い孫娘が手元を離れて行くのは 誰にとっても寂しいもの

それが“半泣き”となるのでしょうねー 納得



「るーちゃん・ひーちゃん西宮に着いてから おばあちゃんに電話した?」



「電話してない」



「どうしてなん おばーちゃん・おじいちゃんも るーちゃん・ひーちゃんが

無事西宮へ着いたか心配してはる 今すぐ電話して上げないかん」



これが事が起こりで それ以来我家は“半泣き”が大流行し頻繁に登場



「ひーは 学校へ忘れ物して行って“半泣き”やった」 



今年2009年の流行語大賞は「政権交代」 入賞には「子供店長」

我家の流行語大賞はこの「半泣き」を満場一致で選定し

表彰状を用意し副賞にアップルパイを 妹ひーちゃんに授与しました

 

 


そしたら何と 姉るーちゃん「私には何にも無いー」とすねて“半泣き” (笑)