2007/5/22

 
  「路線バス」  
 
 神戸そごう百貨店地下食品売り場

ケーキ屋さん「ユーハイム」が見つからないので 案内所にて尋ねると

わざわざ売り場まで電右衛門夫婦を案内してくれ 親切に痛く感謝

35年前 私達の結婚式引き出物に使ったケーキが 今求められる幸せ

何が幸せかて? うーん・・・話が長くなるので惜しみつつもカット(プッ

cake.jpg (16378 バイト)


ケーキ包み下げてJR三ノ宮高架下にある 神姫バス発着センターへ

センター内整理のガードマン氏に

「三◇城跡へ行くバスは どちらから出ますか?」  と問えば

「どうぞこちらえ」  これ又丁重に案内所へ同道してくれまして

案内所係り員に聞いてくれ 「そのバスなら今 出る所です」 との答えに

ガードマン氏 

先導道案内してくれますので 夫婦2人後を付いて行きました

大勢の人が並んで居られる横をすり抜け 先頭まで進みます

完全な割り込み行為 並んで居られる方の視線が痛いです

口では大きく悪ぶってる電右衛門 こんな場面ではからきしダメ男

自然と顔は下を向いてきます

ガードマン氏は親切心で やってくれてるのでしょうが行き過ぎ

迷惑です 辞退しようか迷っている内に

先頭を越え更に進んで バス後部入り口まで

「このバスが三◇経由西脇行きです 直ぐに乗り込んでください」 

「有難う御座いました助かりました」 と途中で疑った電右衛門 平身低頭

西脇行きバスには 既に乗客15人程が乗り込んで居られました

先程 並んで居られたのは別方面行きの方々だったんですねー

早トチリ 自分に自分が恥ずかしかった



恥ずかしいのは之だけで済みませんでした

後部入り口より乗り込むと 整理券発給機が設置してあり

整理券を取ろうと 夫婦2人してガンバルんですが どうしても出てきません

見るに見兼ねたんでしょう 後部座席付近の乗客が

「此処では 整理券は必要ありませんヨ」 と助け舟

始発からの乗り込みは 整理券ナシの設定にして在るんですわナットク

「有難う御座います助かりました」



前へ進み 運転手さんに

「三◇の御城まで乗せて下さい」

「えー 三◇の城と云う停留所は無いのですが どちらへ行かれます」

「三◇の御城 (城跡は在っても 現在城は無いんです) あー ゴメン

口の丸か三◇市役所まで お願いします」

「はい 承知しました 近づいたらお知らせします」

親切な運転手さんでした



ようやく座席に付き バス賃の小銭¥670*2=¥1.340-を用意しようと

所持金調べたら 万札一枚と5千円一枚 合計¥15.000-だけ

(多く持ち歩くとムダ使いするし 落としても被害甚大ゆえ・・・

 正直に手元不如意と言えばエエのに 無理して見栄張って(笑)) 

難儀です 奥方様は今日(何時もですけど)財布持たづに来てるし

運転席横の料金箱に“つり銭の要らない様に”の札はってるし 困ったなー

二人して 各ポケットやハンドバックなど探しますと 

500・100・10円硬貨で合計¥1700程出てきてホットしました



その間バスは六甲山をくぐり 新緑萌える山間を抜け東播州路へ

バスが少々古い目なのか 窓枠をガタピシ鳴らしながら走ります

眺めは乗用車に比べれば 展望台の如く眺望抜群 バスは良いですねー

狭い県道 対向車を避けつつ迫る樹木を擦ながら走るのはスリルあります

「お客さん次 “口の丸”ですよー」

運転手さんに声掛けてもらい バス賃硬貨握り締め

停留所に止まるか止まらないで立ち上がった電右衛門より

一瞬 奥方様の方が早かった



         運転手さんの悲劇は此処から始まる・・・ 以下次号