2007/6/12

 
  「路線バスW」  
 


 楽しい時間は 過ぎるのが早いですねー

10:54の神戸電鉄に乗りませんと 今夜中に西宮へは着けません

目一杯遊んでしまう 能率の良さは昔からですが

もうホンの少し若かったら 神戸三宮界隈で夜明けまで遊び

始発一番にて帰宅などの荒業も使えたのですが

奥方様同伴では それはチョット無いかなー 各々方(笑)



三木より神戸新開地まで神戸電鉄 新開地より甲東園まで阪急

所要時間1時間20分 運賃が¥1000−丁度

神戸三宮を阪急特急が出たのが 日付の変わる5分前

一両での乗客は私達を含めて 10人程のガラガラ状態

どうも最終電車一歩手前辺りですかねー



阪急神戸線車両の殆んどはロングシート 

ロングシートは横に長い座席で 4人掛けのボックスシートとは違まして

私達夫婦の横に少し空けて 二十歳過ぎのカップルが座りました

このカップル 服装に若干の違和感が在りました

二人共がジーンズにスニーカー 白Yシャツにナップザック背負うてます

5月の深夜 阪急神戸線乗客にしては 場違いな服装でした

ヨッパライ上機嫌の電右衛門にも 何処か遠くから来てはる雰囲気が

見て取れました



神戸三宮を出て5〜6分して

立ち上がった青年 出入り口自動扉上部に在る停車駅表示版と

取り出したメモを照らし合わせては小首傾げて 何やらぶつぶつ

座ってる彼女とも小声で相談して 再度表示版見て思案

困ってはるのに知らん振りするのが 大層辛い電右衛門 

「何処へ行くの?」と聞いてみましたら 通じて無いのか小首傾げるだけ

うわー こら大変 遠くも遠く海外から来てはる様子

「フォー ウメダ&オオサカ?」

「Yes」

今までの不安げな顔が 瞬間喜びの顔にカップル二人して替わったのが

声を掛けた私にも喜びでしたが これからどないする難儀です

「ユァー カントリー」

「Honkong」

そうかそうか香港から来てはんのかいな それにしても慣れない人が

最終真近の電車に乗るのは チョット無理が在るのと違うのん

「This train go to Osaka?」

エーちょっと待って最終真近の電車は 西宮北口止まりも多いし

返事に窮してると 向かい座席の20代後半 勤め帰り風の女性が

電右衛門に眼でOKと これが“阿吽の呼吸”と云うのでしょうか(プッ



「すまん これ以上は無理 替わってくれる?」

向かいの勤め帰り女性 私と海外青年の間に座替えして通訳

なんとこれが慣れてはって 英語ペラペラ・メモに書くのも左手でスラスラ

「ナンバにホテルが予約して在るらしいのですが 地下鉄はもう無いし

 タクシーならナンバまで幾らぐらいでしょう?」

「2.600円程と違う」

「少し高過ぎません」

「深夜割り増し料金(笑)」



話が終わって 説明してくれたのでは

カップルは只今新婚旅行中 船で神戸の知人に逢うべく来たが

逢えずにこの時間になってしまった由 

終点 梅田に着いたら私の書いたメモを タクシー運転手に示せば

ナンバのホテルまで連れて行ってくれると 説明してるとの話

愛想と巡りが良くて可愛いい 嫁に欲しい様なお嬢さん 

西宮北口で下りた私達に 車内より新婚さん二人と共に

手を振って送ってくれました



* お断り*

 嫁に欲しいは次男の嫁に 電右衛門ではありません(プッ)

 今回の三木行きは JYNEさん御夫婦を始め皆々様の

 善意溢れる好意に 甘えぱなしの一日でした

                        日々好日電右衛門