2009/5/26

 
  「心療内科」  
 
 駅前に開業されてる心療内科医院待合室 昼からの3時でした

待ってる患者が8人の大盛況 医院で大盛況は適当で無いとお思いでしょうが

最近は下手に開業すると倒産も有る 危ない医療業界

特に神経科系統は人目を憚る傾向に加え 患者自身の能動的動きが乏しく

すなわち患者が出てこないのですねー 出てきても診察に時間の掛かるのも

神経科開業医の少ない理由 簡単に言えば儲からないのです(プッ)



電右衛門は患者ではありませんから 即診察室に通してもらい

電「えらい盛況ですなー 心療内科の看板掲げてでは珍しい」

医「そーでも無いねん これでも患者増えた方やねん」

電「他の神経科も少しは知ってるけど 患者さんが之ほど待って無いけど」

医「そーか 内は評判エエねんやろか」

電「この科の患者は なかなか家出てこんのを来さすだけでも偉いと思う」

医「エエ薬も出来てるし 出て来てもろたら何とかなるけど

   最近は心の病気患うてる人が増えたわなー」

電「我々親が綺麗事ばっかりで子供育てたから 心の幅と言うのか

   綺麗・汚い・失敗・成功などの幅広い経験して無いから違うん」

医「そやねんマスコミなどの情報に踊らされ 少しでも外れるとアカンと思うのか

   許容量オーバーのノイローゼ状態やなー それにしても電器屋はんが

   よー解ってるやないか この欝としい仕事と変わったろか(笑)」

電「頭デッカチで足元弱いから 一人で立つとられへんねんやろなー

   昔の漫画に有った“火星人”みたいと違うん」

診察室は音が漏れない作りながら 二人して不謹慎にも大笑い



電右衛門30歳頃の古い話

暖簾分けして貰い 当地甲東園に借金まみれで店出して4年程経った頃

横になって寝ると呼吸が出来ない喘息を この元気者電右衛門が患いまして

半年程 それこそヒイヒイ言うて薬物治療を繰り返したが治らず

家族全員でお世話になってる内科医が貸してくれた本が

“心療内科” 読んでみてハッと気が付きました



大きな借金抱え脇目も振らず 返済に精を出した御蔭か残り僅か

完済の目処が付き張り詰めていた神経が 急に緩んだ心のアンバランスが原因

思い浮かんだのが 徳川家康公・人生訓の一節

「人の一生は重荷を背負うて 遠き道を行くが如し」

この場合に当てはめると 一生重荷すなわち借金抱えて暮らせよの話

原因が解れば後は簡単 朝の開けるのも待ちかねる勢いで

兼ねて懇意の不動産屋に駆け込み 古家ながら30坪の一軒家を購入

病気全快 家も買えて万々歳 目出度し目出度し