FSXの「ツール」メニューで、トラフィックツール(Traffic tool)、オブジェクトプレースメントツール(ObjectPlacement tool)、スペシャルイフェクトツール(Spacial Effect tool) を使うために必要なこと。   
               (設定、セットアップ、使い方、などの覚え書き)


 FSXのアドオンクリエーターの間で、多くのトラブルや混乱が生じているのが、FSXの起動画面のメニューバーに、「ツール(tool)」が表示されない、あるいは、表示されていても必要なツールが見えない、という問題のようです。
 この問題を解決するには、次の
セットアップ方法が一番だと思われます。

1.使用しているFSXのバージョンに合ったSDKをインストールする。
   FSX、FSX sp1、 FSX Acceraration、それぞれに必要なSDKを順次アップデートしていく必要があります。

2.SDKのルートフォルダにある、configsdk.exe をとりあえず実行する。
   実行しなくても良いようですが、この実行によって、SDKインストールに関して発生したレジストリの矛盾が訂正されるとのこと。

3.次の2つのファイル(dll.xml と fsx.CFG)の中身をチェックする。

   2つのファイルとも同じフォルダにありますが、WinXPとWinVistaでは存在場所が異なります。
   Vistaの場合は、(username)\AppData\Roaming\
Microsoft\FSX の中に、2つのファイルがあります。
   仮に他のフォルダに同名のものがあっても、それは機能しません。

dll.xml の中身に次の3項目が入っていること。

Launch.Addon
  <Name>Object Placement Tool</Name>
  <Disabled>False</Disabled>
  <ManualLoad>False</ManualLoad>
  <Path>..\Microsoft Flight Simulator X SDK\SDK\Mission Creation Kit\object_placement.dll</Path>
  </Launch.Addon>
- <Launch.Addon>
  <Name>Traffic Toolbox</Name>
  <Disabled>False</Disabled>
  <ManualLoad>False</ManualLoad>
  <Path>..\Microsoft Flight Simulator X SDK\SDK\Environment Kit\Traffic Toolbox SDK\traffictoolbox.dll</Path>
  </Launch.Addon>
- <Launch.Addon>
  <Name>Visual Effects Tool</Name>
  <Disabled>False</Disabled>
  <ManualLoad>False</ManualLoad>
  <Path>..\Microsoft Flight Simulator X SDK\SDK\Environment Kit\Special Effects SDK\visualfxtool.dll</Path>
  </Launch.Addon>

     3項目とも<Disabled>False</Disabled>のところに注意。 True ではいけません。
    
自分のコンピュータのFSXインストール通りに、パスを正確に記述。余分な空白や、必要な空白の抜けにも注意。


fsx.CFG の中の[Trusted]セクションに、次の3行が入っていること。
 (行の終わりの数字は、1であること。)
  [Trusted]
  C:\ProgramFiles\Microsoft Games\Microsoft Flight Simulator X SDK\SDK\Mission Creation Kit\object_placement.
dll.
kkqwchblzuaqclunqtluhbwuaourorqlwucbiwbz=1

  C:\ProgramFiles\Microsoft Games\Microsoft Flight Simulator X SDK\SDK\Environment Kit\Traffic Toolbox
SDK\traffictoolbox.dll
.zbkiiaazuizitwchreoubkubeuwuteaaeerwreql=1

  C:\ProgramFiles\Microsoft Games\Microsoft Flight Simulator X SDK\SDK\Environment Kit\Special Effects
SDK\visualfxtool.dll
.iuqcztekclzlubachcbeehrlkhhtkkznkzbzzozl=1

  
青い字の部分は、その値に特に意味を持たない部分なので、何でもよいとは思われますが、一応この通りでよいと思います。

  長いセンテンスを記述するときに、
必要な空白が消えたり、余分な空白が入ったりすると、FSXは正しく認識できなくて、メニューバーに「ツール」が表示されません。
  自分のコンピュータでの設定通りに、
正確に打ち込みましょう。パスも自分のコンピューターの通りに。
  コンマ( , )と ドット( . ) の打ち間違えにも注意。

**メニューバーに「ツール」が表示され、スクリーンショットの様なメニューが表示されます。
メニューをクリックしてもFSXがポーズしたまま、
各ツールプログラムの作業画面が見えないようなら、FSXをフルスクリーンモードから、ウインドウモードに切り替えてください。


Special Effect Tool(FX Tool)の使い方について

 2010年にこのページの記事を書いた頃、かなりな時間を費やし、ツールの使い方、チュートリアル、説明、などを探してみたが、SDKにあるリファレンス以外では有用な文書は見つからなかった。
 しかし、2014年4月現在、パラメーターのリファレンスについては、本家本元であるMicrosoftのESPのページに詳しい解説(英文)があるので、それを参考にいろいろとパラメーターをいじってみると、それなりにfxパラメーターの意味が理解できるようになる。
 SDKの文法的な説明とパラメーターリファレンス以外で、実際のトラブル解決などについては、FSDeveloper と FlightSimcom のフォーラムでのやりとりが、唯一の情報源と言ってよい。
 Special Effect Tool (FX Tool) は、とにかくいろいろとパラメータをいじってみて、その結果で
経験的に使い方を身につけていくツールのようである。
 FSX標準のFXファイル(のコピー)を読み込んで、そのパラメータをリファレンス説明を参考にして、あれこれといじってみて、その結果を学習するのがよいだろう。


使い方の一例 (SDKやフォーラムで知ったこと、使ってみて分かったこと)

・フルスクリーンモードではなく、
ウインドウモードで作業する。
・メニューバーの File をクリックして、effect設定ファイル(FSXのEffectフォルダ内のFXファイル)を読み込む。
 できれば、
オリジナルのFXファイルを別場所に保存しておく。作業中に設定を変えてしまって、そのまま保存したらもうアウト。
・ツール起動時のeffectリファレンスポイントは、飛行機のコックピット位置になっているので、イフェクト効果を見るには、X,Y,Z offset を適切に設定する必要有り。
 もっとも、外部スポット機の画面にすれば、コックピットから水が飛び出たり、火が噴きだしたりするシーンが見られますが。(すごいッスよ!)
・ツール画面の左上の Show Location にチェックと入れると、極細のXYZギズモが表示され、effectのレファレンス位置がはっきりとわかる。
  このギズモは時折消えるが、必要に応じてチェックを入れればよい。
・右上の
Do Effect ボタンを押すと、イフェクトが開始される。
・音声ファイルは、 Do Effect ボタンの下にある、 Has Sound, Looping, MinAtten.Distance, .WAV file, で設定。


 
Effectのテスト画面 (デジカメ撮影)

 リファレンスポインはデフォルトのままのコックピット位置なので、機体から勢いよく火と煙が吹き出している。
 ものすごい音も同時に聞こえている。
 ファイル名は、fx_FireJets_JetTruck.fx であるが、ファイル名と音から見て、ジェットエンジン火災のイフェクトだなぁ、これは。

 (あとは、各パラメータの意味が分かればいろいろと、Effectをアレンジできるのだが。)

パラメータについて(一部わかったこと)
・各パラメータで、距離に関する数値は、m 単位である。
・数字が2つ **.**,??.?? のように並んでいるところは、左側が最小値(min)、右側が最大値(max)であり、イフェクトエンジンは1秒ごとにこの間の値を実行することによって、イフェクトにランダムな効果を作り出している。
・Drag = 風にあおられるような効果を設定。(ダストの舞い上がり等)。1.00 以下であること。
・Extrude = 飛行機雲などの長大な物の設定。
・Delay = イフェクト効果が出現するまでの時間(秒)
・X,Y,Z offset はemitter(効果出現ポイント)からのオフセット値。(m)
・Face=1,1,1 にある値は、ピッチ、バンク、ヘディングの順。値は 1 か 0 。 1 にセットすると、効果は観察者側に向く?。
・FXファイルの中で、fx_dummy.fx は空 (空っぽ) のイフェクトを設定したファイル。現存のイフェクトをこれに置き換えると、イフェクトを無効化できる。(これはどういう場面で必要な効果なのか?)
Gmaxで、Effectをアタッチする際、被アタッチ用オブジェクトの形状によってFSX内の表示が相当に変化する場合がある。
 FXTool 内でパラメータをいじって、満足できるFXファイルを作たのに、FXToolが表示した通りにFSX内で表示されないときは、この被アタッチ用オブジェの形状を変化させてみるとよい。

 左の黒部ダムの放水Effectも、Gmaxでアタッチしたオブジェクトが薄いときは、板のような薄い水がパサパサと出てきたのだが、アタッチオブジェの幅を大きくしたら、ショットのようにまあまあマシな水の形状になっった。
 この時、FXファイルの中身は変えていないのである。

 アタッチ用オブジェの形状について、考察する必要がある。

 この放水の飛び出し方、見え方の設定については、X,Y方向のParticleVelocityの値設定が大きな影響を与えた。
 Xの値が大きいほど、水は遠くに飛ぶ。が、その分、水の厚みは薄くなるので、Rateの設定値を高くして水を多く噴き出させる必要があった。



別のツール、FXEditorについて

 上記のSpecial Effect Tool(FX Tool) は、イフェクトを設定した *.fx ファイルを、FSX画面内で確認・変更出来るツールであるが、FSXを起動しなくても *.fx ファイルの中身を確認出来るツールがある。

 
FXEditor.exeというツールであるが、今のところフリーで使える。
 完成版のツールではないので一部に動作が不安定な所もあるようだが、FSXのEffectフォルダーにある*.fxファイルが、それぞれどんな効果を描画するのかを簡単に確認できる。
 
 上記のFX Toolと較べてみると、やはり正しく効果を表現できていない場合があるが、概ね各fxファイルがどんなイフェクトを描画し、どんな音が出るのかについて知ることができる。
 fxファイルのパラメータも表示されるし、それを変更した場合もRestart effectボタンで直ちに確認することができる。

 イフェクトの最終確認は、やはりFSX内でFX Toolを使うべきだが、とりあえず暇つぶし的にパラメータをあれこれいじくってみるには使いやすいツールである。

 入手は、
FSDeveloper.com のWiki の Main page にある Effects のリンクページから、他のFS用ツール群と合わせてダウンロードできる。インストール作業の必要もないので、気軽に使えるツールである。


       BGLファイルへのコンパイル方法

 BGLファイルを作るには、次の2つの方法の内どちらかを使う。

1.gmaxで、ダミーの物体にfxファイルをアタッチする
   (ダミーの大きさに注意。 小さすぎると描画が上手くいかない時がある。)

   *具体的なアタッチ方法は、光るライト設置についての解説に記述

2.xmlファイルを書いて、BGLCompilerにてコンパイルする。

(例)
<?xml version="1.0" encoding="ISO-8859-1" ?>
<FSData version="9.0" xmlns:xsi="http://www.w3.org/2001/XMLSchema-instance" xsi:noNamespaceSchemaLocation="bglcomp.xsd">

<SceneryObject
lat="n32 53.0021"
lon="e131 5.1181"
alt="0" pitch="0"
bank="0"
heading="0"
altitudeIsAgl="TRUE"
imageComplexity="NORMAL">
<Effect effectName="fx_steam" />  ← fx のファイル名 (拡張子なし)
</SceneryObject>

</FSData>


---------------------------
<SceneryObject  〜 </SceneryObject>を、fxのファイル名と緯度経度等のパラメータを変えながら繰り返し記述すれば、1つのBGLにいくつものfx効果を設定できる。
 


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