新しい画像で福井フォトシーナリー Nov. 2 , 2012
久々の雑記帳記入になってしまった。
8月以来、新しい原画で福井フォトシーナリーを細々と作っている。
本当に遅々とした進捗状況。今回は、空港や福井市街中心部辺りを作成。
入手できる新しい原画の範囲はまだ狭いが、それでも福井平野のほぼ全域が入手可能になったので、製作方法を忘れないためにもと作っている。
単純な計算上の解像度は約1,2m/pix。
ただし、原画自体の本当の解像度がどれくらいかは分からないので、確定的なことは分からない。
前バージョンでは昭和50年頃の原画で計算上2,0m/pixのものを作ったが、あれは原画自体がボケ気味であったので、実際の所はもっと解像度が低いものだったと思う。
今回の新バージョンではかなり粒立ってみえるので、倍近くの解像度はあるかなと思っている。臨場感もかなりアップしている。
製作環境を劇的に改善してくださったBackyさんには、感謝感激。
それにしても、FSXでも福井空港の滑走路の向きは間違ったままで、フォトとズレが生じてしまう。前回同様、フォトの滑走路のほうをFSXに合わせようかと思ったが、今回はしばらくこのままにしておいて、やる気が出てきたら滑走路を爆破してFSXPlannerで新滑走路を作ることにしようと思っている。
FSのRJNFは福井NDBの方に真っ直ぐ向いてしまっているようだ。大体の空港でそうなっているのだから、そう勘違いしたのだろうが、RJNFは、NDB直上でちょいと右にひねってランウエイに正対するところが、これがまた、「らしく」っていいのである。
白山登山と荷揚げヘリ Sep. 16 , 2012
今年も白山に登ってきた。というかこの秋の大会登山に備えての練習登山で、本番のコース通りに1泊2日の行程である。
2日目未明に白山山頂の御前峰で御来光と神社奥ノ院を拝み、大汝峰登山、お池巡り、とたっぷり楽しんだ後、空きっ腹を抱え、朝食を摂るために一路室堂へと向かった。
で、ちょうど室堂に戻ってきた頃、ヘリの爆音が響きだし、久しぶりに室堂へのヘリ荷揚げ作業を見ることができた。
登山口の市ノ瀬にヘリポートがあるようで、荷下ろしをして降下していった数分後には再び荷をしっかりとぶら下げて飛来し、何回かピストン輸送を繰り返していた。
登山に同行の人の腕時計に気圧感知型の高度計がついていたのだが、ヘリが飛来すると高度表示が不安定になり、ま、そういう事もあり得るなぁ、などと思いながら、生徒諸君が作ってくれたミネストローネを朝食にいただいた。
山小屋へのヘリ荷揚げは時間のタイミングが合わないとなかなか近くで見られないので、今回の登山は天気も含めラッキーだった気がする。
しかし一回の荷揚げ飛行のコストはどれくらいなんだろう。 350mリットル缶ビール=500円であるが、どうもこれだけでは見当がつかない。
誰もいない空港 Aug. 15 , 2012
空港から少し行ったところの丘陵地帯にあるひまわり畑を見に行く途中に、久々にRJNF福井空港へ立ち寄った。
もしかしたらグライダー練習をやっているかと僅かに期待したのだが、やはりお盆であるのと結構な南風でもあるためか、グライダーはおろか小型機の離発着する気配もなく、いつも通りの静かな空港だった。
曇りがちの天候でもあったが、空には明らかに秋の気配があった。
来週ぐらいからはかなりの数の学生グライダーが舞うと思うが、今日はグライダーの格納箱らしい長尺の物体が、格納庫東側に幾つか横たわっているのが見えたのみである。
駐機しているのも、格納庫外では7機。うち1機は飛ぶことはもう無いと思われる双発機(セスナ301?)。
ただ、お盆期間中は空港ビル2階の多目的用部屋に空調が入れてあって、ランウエイ側の窓には椅子が一列に並べてあった。やはりお盆休みに見学に来る人はいるものとみえる。
そんな事を思いながら空港を後にしようとしているとき、関東ナンバーの車が一台、駐車場に入ってきて、男性3人が空港ビルに入っていった。見に来てくれる人がいるんだなぁ、わざわざ。
その後ひまわり畑にいるときRJNFの周波数をwatchしていたら、武生上空の小型機と空港(大阪からのリモート管制)との交信があった。17時に近かったので、今日はこれが最後の到着機だったようである。
今年の福井空港フェスタは9月23日(日)。催し物もいつも通り。
ようやく暇が出来て、今日から夏休みモードに突入。 ここ2,3日は少し涼し目だが、それまでの猛暑のせいで、しかもインターハイのお手伝いで4日間というもの炎天下の駐車場にいたせいで、かなり疲れ果てている。午前中はぐったりと寝てばかりいたが、午後からは一念発起して起き上がり、夏休み製作に入った。
やり始めたのは、以前から懸案事項だった、新しい写真データによる高解像度の福井フォトシーナリーである。東尋坊あたりは冬の間にテスト作成していたが、海岸線の水面を半透過に修正。それに続いて福井市街地の西部あたりをフォトにしてみた。解像度は1,2m/pixである。
前バージョンの福井フォトは約2m/pixだったので、原理的にはそれほど劇的な変化はないのだが、前の写真は元画像そのものがボケ気味のデータだったので、写真データが新しい分だげクリアな仕上がりになっている。ただし、撮影時期は秋なので、これもやはり田園地帯は物寂しい「茶色」の色合いがメインになっている。
広い田園地帯に緑の水田が美しく広がる光景が、私の理想とするFS風景なのであるが、あまり贅沢はいえない。
シーナリー用の画像作成には、Backyさん御製作のツールを利用しているので、広い地域の画像を一気に揃える事ができて、本当に助かっている。以前は1枚1枚取得してつなぎ合わせていたので、100枚にもなるともう精神的にも体力的にも限界に近かったが、今はその何倍もの写真を一気に揃えられるのだから、フォトシーナリーの製作環境は2012年から劇的に変わったのである。もはや1m/pixは標準、いや最低解像度と言わねばならないほどである。クリアで美しいフォトシーナリーが2012年仕様のフォトシーナリーである。
フォトシーナリー作成の他に、1週間ほど前からFSXイフェクトについても、少しだけ再学習を始めている。以前勉強したことを忘れ始めている....。
また、いくらやってもBackyさんの足下にも及ばないであろうが、C++プログラミングのおさらいも始めている。MS-DOS時代のプログラミング知識は役に立たないだろうが、無いよりはマシだろう。しかしそれもかなり忘れ始めている....
短い夏休みに欲張り過ぎなのだが、思い切ってスタートしないとだんだんと動けなくなってきつつある歳であることを、じわじわと実感し始めているのである。
ochiさんのスイスフォト(1m/pix)を体験 Jul. 19 , 2012
ochiさんの高解像度スイスフォトシーナリー(1m/pix)を使わせていただいた。
サン・モリッツを中心に、北はクール、南はブルシオ辺りがエリアに収まっていて、いわゆる氷河急行の名所がカバーされている山岳フォトシーナリーである。サン・モリッツ北東にあるサーメダン空港を起点に飛行してみた。地図でよく下調べしてから。そうしないとすぐに迷子になってしまう。BackyさんのソフトFSX2BMAPも起動して、ナビ代わりに使用。
山岳フォトシーナリーはミップマッピングによるボケが入りにくく、フォトシーナリーの利点がフルに活かされるシーナリーだと思っているが、高解像度のスイスともなれば、最高のシチュエーションといってよい。
市販のスイス・プロのフォトシーナリーも使用しているが、それに較べて細かな道路などもくっきりと見えるし、色合いも緑が効いた日本人好みの風景に仕上がっている。夏の観光シーズンならこんな風景が広がっているのだろう。
今までは山岳部ではマッターホルン周辺しか飛んでいなかったのだが、スイス南東部をFS飛行してみて、意外にスイスは狭いのだということも改めて実感できた。イタリア国境まであっという間に飛行してしまう。また、氷河に削られた谷であることが、上空からだとくっきりと分かって、まるで地理の教材を見る思いでもある。デフォルト地形よりも間違いなくフォトシーナリーの方が地形を読み取りやすい。
有名なランドヴァッサー橋やオープンループ橋も、地図でよく下調べしてから飛行してみたら、意外に簡単に見つけられた。ランドヴァッサー橋はデフォルトでも入っているのか、それとも以前にインストールしたのか、スイスプロに入っていたのか、ちゃんと3Dオブジェクトがあった。
(後日記: Shigeさんが作られたのを頂いているようだが、bglが見つけられない.....)
ループ橋の方はオブジェクトが無かったが是非欲しいものである。
スイスを楽しむには、どうしてもFSヘリの操縦技術が欲しい、が、ホバリングもままならない。ランドバッサー橋に降りてみようと思ったが擦りもしなかったのである。
「能登島大橋」 完成 Jun. 22 , 2012
能登島大橋完成した。路面を固くする作業はまだやっていないが、とにかく形とテクスチャは出来上がりFSX内できちんと表示される所まではきた。
島と和倉側の接地点の標高はちょっと高めになっているとは思うが、5mメッシュから76mメッシュのどれでも沈み込まないようにしようと思うと、どうしてもこれぐらいで妥協せざるを得ない。というのは言い訳で、実は、橋のウエーブが実物よりは少々強調されてしまったのか、標高を下げると一番低いところでは水面と接してしまいそうで、この点からも妥協せざるを得なかったというのが正直な所。
照明灯は旨く出来たかな。
道路標識も頑張って付け、これも旨くいった感じ。
路面はまあまあ。
フェンスは見え方がいまいち。ミップマッピングのせいかな?
橋桁は手間を掛けた割には平凡になってしまった。
島と和倉側の陸地との接地付近の路面が、地面にめり込むのは我慢我慢。仕方ない。
「能登島大橋」 テクスチャ貼りでまたまたトラブル Jun. 16 , 2012
5月の頭から製作を始めた能登島大橋。 「物体」の設置が終わり、デフォルトの真直ぐな能登島大橋を撤去し、テクスチャを少々貼り付けるまでやったところで仕事が忙しくなった。
で、2週間ほどほぼ中断状態だったが、最後の仕上げでテクスチャ貼りを行った。
が、いやな予感通り、テクスチャの貼り付けに異常が起きている。まず、橋の道路面のテクスチャが剥がれている。そして、やはりというか何というかフェンスの透過が一部しか成功していない。
同じ手順でやったのに、透過している部分と全く貼り付けさえされていない部分とがある。しかも今回は、透過している部分でさえDX10特性になっていないようで、後ろのオブジェまでも透過させてしまって、遠景の山が透けて見えている。
いろいろとトラぶってくれているが、とりあえずフェンスを別ファイルにしたら路面の剥がれはなくなった。が、フェンスはアウトのまま。
フェンスを同じファイルにしておくと4MB強。フェンスを削除して3MB程だ。ファイルサイズが原因かどうかは分からないが、4MBを今後の製作の上限としておこうかと思っている。
あとはフェンスのテクスチャを貼り直して、それがうまくいけば能登島大橋の完成となる。
1000mの橋は、制作中でもディスプレイ上で全体の見通しが難しく、あちこちに気配りを忘れると変な箇所が出てきてしまう。
やっぱり私にとっては2ヶ月間の大仕事になるようだ。
路面を堅くしてヘリが降りられるようにもしてみたいが、それは一番最後の作業。 果たしてうまくいくかどうか。
日本百名山「荒島岳」 (福井県大野市) May. 20 , 2012
快晴の昨日、大野市東部にある荒島岳に登ってきた。
もちろん日本百名山の一つである。
勝原スキー場跡の登山口を9時半ごろスタートし、途中シャクナゲ平で休憩。急登をヒイコラ言いながら上り詰め、山頂に着いたのは13時過ぎだった。
雲一つ無い好天に恵まれ、登る途中も白く輝く白山がずっと見えていたし、シャクナゲ平を過ぎた急登では、きつかったものの振り返ると大野盆地の全景が見え、まさに航空写真を見るかのような眺めである。気温も20度前後と快適。
ただ、登山そのものはかなり快適な山行であるが、前を行く高校生になるべく離されないようにしないといけないので、マイペースを相当に崩し、足が上がらなくなる感覚にとらわれながらも、高校生諸君から10分ほど遅れでようやく頂上に到着。
山頂の登山者はそれほど多くはない。眺めは抜群。
翌日の山開きに合わせて、真新しい山頂標柱と眺望表示柱が準備されてあった。
さてそこから、まずは昼飯。さらに顧問の先生が振る舞ってくださった薫り高いコーヒーを頂いた後、大野盆地を再度じっくりと眺めてみることにした。
高度と時間のせいでもやがかかり始めてはいるが、かなり遠くまで見渡せ、この時期としては上々の眺めである。
盆地を撮影してから振り返ってみると、そこには真っ白な白山。そして白山の右側遠方には乗鞍や御岳がうっすらと見えている。
いい天気と眺めに高校生諸君も大はしゃぎ。おやつの交換や記念撮影の後、山頂を後にすることになった。
下山時は地形図の読み取りと実地との照合練習をしながらゆっくりと下山。登山口に戻ってきたのは16時30分を回っていた。
撮影した大野盆地の写真は、もやのせいでさすがに鮮明度が悪いが、少々処理してFSXでのスクショと較べてみた。
フォトシーナリーの写真も昭和50年代の、しかも鮮明度の悪いものなのだが、山頂からよく見える大野盆地南部は基本的に田園地帯であり、田植え直後のこの時期は農地と集落の違いがはっきり見えるので、30年たった今も大きな変化はおきていないことがヴァーチャルながらも見て取ることが出来た。
山登りをしないと高所からの写真は得難いわけで、苦しい登山もFSにとってはお友達、というところである。
「能登島大橋」 橋脚まで設置 May. 14 , 2012
能登島大橋の橋脚を設置してみた。そして橋全体の正確な向きも設定してコンパイルし、仮設置を行ってみた。
FSXデフォルトでこの場所に大橋が架かっているが、実物とは大きく違って、ただの真っ直ぐな橋であるので、勿論そちらはFSX_KMLを使って撤去。
全体的な高さが1〜2mほど高い感じだが、空から見る感じでは、まあ、あまり分からない程度だと思う。
アーチ状の形にはかなり気を使ったつもりだが、路面側はまあまあ狙い通りだとして、ラーメン構造部分の海面側アーチがちょっとカクついているのが気になってきた。
きれいに成形するのに、どの方法をとるか...
スライスしてポイントを増やすと、gmaxのバグの為か、オブジェクトの形が崩れる事がある。
ブーリアンでやるか...。でもここまで成形編集をやった後で果たしてうまく動作するかどうか。
なにしろ再びファイルオープンエラーが起きて、今回はさすがにバックアップをとりながらやってはいるが、どうも荒療治的な編集が怖くて仕方がない。
しかし能登島大橋の命は何といってもこのアーチなのだから、これだけはこだわるべきところだし。
ま、バックアップも取りながらではあるので、やってみるしかないのである。
(May 16 追記)
アーチ修正はまだやっていないが、その前に照明灯を設置した。
32.8m間隔で33本。 欲を言えば夜間にライトが点灯するとよいのだが、ま、お勉強不足。次回手直しへの課題ということで。
これで主な構造物はほぼ設置し終えた。橋の袂の橋碑も作るつもりだが、おもなところはとりあえず完了。
さて、テクスチャリングがうまくいくかどうか。
「能登島大橋」に着手 May. 5 , 2012
フェンス部分の透過に成功。やはり設定ミスとgmaxの操作ミスだった。こうして能登ツインブリッジは出来上がったが、さっそく手直ししたい部分が再びフェンス部分に見つかった。が、ま、大きい事ではない(?)ので後に回して、能登3Dオブジェクト計画のとりあえずの終着駅、「能登島大橋」を作ってしまうことにする。
この橋もFS2002,2004用に「ひげちゃん」さん製作の素晴らしいオブジェクトがあるのだが、FSX用にというわけで当初から作ることにしていたものだ。彩雲さんのご尽力によりいくつかの得難いデータもいただいている。
まずは測量作業ならぬ位置決め作業から。
位置確定用にダミーの橋桁や橋梁をセットする。何せ、直線で1050mもある構造物なので、端っこから作って延長しているとえらいズレが生じてくるに違いない。とにかく全体の長さと橋桁位置と、最高点と最低点、陸への接続点を決めてしまう。
並行して、テスト的にこの橋の優美なカーブを作る作業をやってみた、が....ムムム...ムズい。
橋を細かく分割してその位置をずらせていくようなやり方では、カクカクと角が目についてしまう。かなり細かく分割しても目に付く。
これは「Bend」Modifireのお出ましを願うしかない、という訳でやってみると、確かに滑らかなカーブになるが、狙った形にするにはかなり工夫が要りそう。この方法をマスターすると、全国あちこちの優美なカーブを持つ橋が造れるな...などと思いながらも、具体的方法は思案中。
能登島大橋の「カーブ」は、橋の他に、街灯柱の先端部分にもある。
能登島大橋を制するには「優美なカーブ」を制すること、のようである。
(May 7 追記)
カーブしている橋梁をつくってみた。
下図が縮尺の粗いものだったので大まかな位置しか特定できず、結局は写真と見くらべっこしながら形や厚みを微調整。現実の正確な数値が無いのでやむを得ない。
カーブは「Bend Modifire」で曲げてみたが、結局はパーツを細かく分割しておかないと曲げることすらできないと分かった。つまり「Bend」といってもポイントをたくさん作っておいて、そのポイントを少しずつずらす作業を自動的にやるのである。
そして最終的には手動での微調整が必要である。その時、位置決めについてちょっとでも手を抜くと曲げるポイントの角が目立ってしまう。結構難しいものだ。
果たしてこれで陸地との接地点の高さがうまく合うかどうか?
(May 10 追記)
彩雲さんからいただいたデータのおかげで、地面との接地点の高さは10mメッシュにぴったりと合っていた。橋の最高点の高さがどうも現実と違うようなので、もうちょっと調整が必要。
「能登ツインブリッジ」 コンパイル! May. 3 , 2012
この1ヶ月ほど、gmaxで能登のツインブリッジを作っていて、途中ではファイル全壊という危機に見舞われ、それもようやく乗り越えて連休後半が始まった今日、ようやくbglにコンパイルしてみる所まできた。
大きさや形や位置は、結構下調べをしてから始めたので、多少のごまかしはあるがまあまあ想定通りに出来上がった。スクショでは見えにくいが、道路端の街灯群も結構実物通りに見えている。
が、やはり予想通り何らかのトラブルはあるもので、やっぱりというか再びというか、橋の両側のフェンスが透過していない。しかも両面表示になっていない。
設定ミスだと思うが、再検討しないといけない。
また、路面のテクスチャがめちゃめちゃになってしまっている。
と言うのも、長さ200mほどの橋梁部分を舗道等の凹凸をつけて成形した後で、テクスチャリングの都合を考え2分割カットしたのだが、アプリのバグの悪影響なのか、走行路面部分が三角形ポリゴンの複雑な集合体になってしまったのだ。
で、悪い予感の通り、テクスチャリング方法をいくら変えても、きれいなセンターライン付きの路面にならなくなってしまった。センターラインや路側線が迷路のように路で走り回ってしまっている。
これはどうにもならない部分なので、走行路面を作っているポリゴンは全て削除して、単純な一枚板の路面を作ってはめ込むしかない。
そうすればテクスチャリングも上手くいくはずだろう。
結構時間をかけて作った橋なので、なるべく妥協点を減らして完成させたい。
この橋の製作を通して、橋製作の「勘どころ」はつかめた気がするので、連休中には次の目標、「能登島大橋」にとりかかりたいものだ。
能登 ツインブリッジ Apr. 5 , 2012
能登の探訪を終え、猿山岬灯台、風力発電機「のとりん」11基を作った今、 やるべきことはコレ...でしょうね。
能登島に架かるツインブリッジと能登島大橋。
ひげちゃんのHPに、FS2004用の立派な両橋があるのだが、FSXのSP2では透過するパーツがうまくいかないはず。
もうこうなったらヤルしかない、という訳でやり始めたはいいが、数百メートルにもわたる構造物は、狭いディスプレイでは作りにくい。ズームアップしたりダウンしたり。
細かな寸法も、全体構造の右と左で微妙にずれてしまったりする。
しかしGmaxによる製作のいいお勉強にはなっている。忘れたことを思い出したり、新たな事を知ったり。
移動用ギズモの大きさの設定方法も、今になってようやく知った次第。今まで小さいギズモのままでやっていて、不便だけどこんなもんだと諦めていた次第で、あれこれやっていると、やっぱり製作は楽しい。
ただし、能登FS遊覧飛行の時間はますます減り気味。
8日追記
意気揚々と作っていて、さてテクスチャ貼りという段になって、大きいミスに気づいてしまった。
路面のテクスチャ、特にセンターラインの太さをリアルにするための配慮を忘れてしまった。200m程の路面を1個のオブジェで作ってしまった。
って事は、1000ドット長の路面テクスチャに1ドットのセンターラインを引いたとして、センターライン幅は...20cm...ちょっと太いのじゃあないかな。でも上空からならこれくらいがいいか?
それともオブジェに分割点を入れるか? さてさて。
能登の風力発電機「のとりん」 製作完了 Apr. 1 , 2012
本日は、最近聞かなくなったエイプリルフールの日ではあるが、Gmaxで制作中の、能登・門前町の風力発電機「のとりん」が形になったので、テスト設置をしてみた。
kanoさんの高解像度の門前フォトシーナリーをいただいて飛行している時、山の尾根づたいに見えた山道の存在する意味が、これではっきりと分かった。
5mメッシュ導入もあって、山道は風力発電機を廻るものであったということが、明確に確認できた。
それにしても、秘境にゆっくりと回る(アニメートするのだ...!)発電機は、以前ならちょっと違和感も感じた風景であったが、電力供給の不安が叫ばれ再生可能エネルギーの普及が重要視される昨今の情勢と、それなりに工夫しながら作ったオブジェクトを考えあわせると、これはこれで愛おしい風景である。
発電機が何か、仕事をしている人物のようにも見えて、先日の猿山岬と灯台の探訪以来、この風景に対する私の見方は相当に変わったのである。
能登の風力発電機「のとりん」 製作開始 Mar. 26, 27 , 2012
先日の猿山岬探訪を踏まえて、Gmax製の猿山岬灯台製作は補完作業が終了した。
で、次は能登の門前町のあちらこちらから見える、風力発電「のとりん」の製作に取りかかった。
もちろんブレードには回転アニメーションをつける。
テクスチャリングは楽な形状なので、凝るところはブレードのみである。
能登には、のとりんの他に多くの風力発電機があるが、猿山岬近く、門前町周辺の11基を設置しようと思う。
ちょっと調べると、のとりんの愛称とは違う名前の発電機もあるようで、発電機のカバー(ナセル?)の形もちょっと違うようだし、カラーリングも違っているようなので、もうちょっと下調べが必要だ。
この前、現地を訪ねているのだが、さすがに11基全部を訪れる事は出来なかったので、どの山の発電機がどんな愛称で、またどんなナセル形状なのか、はっきりとしたことは分からない。
FSでサッと通り過ぎるだけなら、まあ、あまり気にすることはないのではあるが....
能登半島 猿山岬灯台を訪ねる&雪割草 Mar. 24 , 2012
3月24日(土)、かねて計画の能登半島猿山岬灯台を訪ねる小旅行を決行した。きっかけはGmaxでの猿山岬灯台の製作である。そして2010年3月の大王崎灯台、安乗崎灯台以来、3つめの灯台探訪である。今回は寒い上に秘境ということもあり、登山装備で向かうことになった。
また、日帰りではキツイので、前日の23日(金)には能登に入っている行程をとった。
23日(金)
半日有給を取ったのに帰れず、結局は出発したのは5時過ぎ。しかも予報通りの強い雨。
翌日の行程はほとんど諦めながらも、一路能登を目指し北陸高速道路を北上。暗くなるに従って雨脚も強くなる。
kanoさんのお膝元、森本インターを出てそのまま能登道路までストレートに接続、のはずが、甘く見てナビをセットしていなかったため、インターを出てからの複雑な別れ道で、線路脇の道に迷い込んだところ、ライトに照らされた赤い看板の定食屋が見えたので、そのまま夕食に。
金沢市梅田町の「鉢の木食堂」。この店内に「鉢の木」の立派な由緒書きがあり、なんと梅田町は謡曲「鉢木」の主人公、佐野氏に縁のある土地と判明。
定家の「駒とめて袖うちはらふ影もなし佐野の渡りの雪の夕暮れ」も連想してしまうのだが、謡曲に添って、影にあたる人物に最明寺入道北条時頼をなぞらえると、史実的には定家が20年余りも先に没しているので、これは残念ながら合わない。
が、和歌山の佐野の渡りに雪は似合わないし、古来より佐野を上野国とする説もあり、とにかく佐野氏の末裔が営んでいると思われる、由緒ある造りと雰囲気の店に偶然にも入ることが出来て、感慨もしきり。
天ぷら定食をたべて出立し、9時ちょうどに穴水町の民宿に到着。 夕食なしプランにしておいて正解だった。
24日(土)
午前9時に穴水を出発。少し雨がぱらつくが、何とかいけそうな雰囲気。まずは総持寺祖院を参拝するため門前町へ。
八ケ川(はっかがわ)を渡る頃、山上の風力発電機群に気づき感動。 総持寺前にある門前高校横の公営駐車場に駐車。
総持寺の本堂は能登地震の復興工事中だった。この時期、門前町は雪割草まつりを開催しており、ふと旗をみると何と猿山岬灯台の写真が。ん〜、これは縁起がいい。雨が落ちないかもよ。テントの売店で梅干しを買う。
門前市街を離れ、いよいよ猿山岬灯台を目指し皆月海岸に廻る。
冬の強い季節風を防ぐための間垣(まがき)に囲われた民家を見ながら、岬をまわると前方に猿山岬灯台が見えた! 始めて見るはずなのにFSで何度も見ているのとGmaxでの製作とで、始めて見る気がしない。
灯台近くの駐車場には20台ほどの車。関東のナンバーの車もあり、雪割草がメジャーになってきたことを実感。
灯台に向かって歩き始めると「逢瀬の谷」でいきなり強風にあおられ、雨もざっと来たが5分ほどで傘は不要になった。この後天気は小康状態を保ち、雨は一切降らず。
灯台に着くとラッキーなことに、年に2日だけの一般公開日。
さっそく中を見学。七尾海上保安部お手製の記念絵葉書や灯台カードをいただく。ありがとうございま〜す。燈火室からは七ツ島も見えた。ランプは想像よりも遙かに小さく、これでよく20海里も照らせるものだと感心しきり。
灯台を出て、いよいよ雪割草の群生地を目指し、灯台の横の階段から山に登り始める。ぬかるんではいるが、地元保存会の方々が筵を敷き詰めてくださっているので、それほど汚れずに中腹へ。多くの雪割草の花が咲いている。
ただこの日は、風も強く日差しもほとんど無いため、花は咲いているがほとんどの花弁が「開いて」いない。それでも可憐で美しい花の様子は伝わり、感激もひとしお。
雪割草を見ながら登っていく内に、ふと気づくと山道を歩いているのは私たち夫婦二人だけ。
強風でうなりをあげる枯れ木たちがちょっとだけ不気味ではあるが、良く整備された山道に元気づけられて、そのまま猿山頂上までたどり着き、そこから尾根伝いに駐車場へ降りる道を進んでいった。
途中ところどころから灯台が下の方に見え、こういう角度からの灯台も美しいものだと感じた。
夏場になると木々の葉が賑やかになるので、尾根道から灯台を見ることは出来ないであろう。
駐車場についてホッと一息、の間もなく、時間がないので慌てて能登空港へ。3時前に到着し、3階の"レストラン?"で遅い昼食を。
ヘリが2度ほど飛んでいったが、エアライン機は4時過ぎまで来ないので、早々に諦めて空港を出た。
その後は、能登島(ツインブリッジ、能登島大橋)通過、和倉温泉街見学、金沢市内で夕食、北陸高速道路と繋ぎ、9時前に帰宅した。
あわただしいといえばあわただしい小旅行だったが、Gmaxでの灯台製作がきっかけで、本物の灯台や雪割草、猿山の尾根歩きなど、いつもの観光とはちがう形の旅が出来て、大満足の1,3日間だった。
今回の見学の結果、Gmax製の猿山岬灯台に設置した無線方針号用円形アンテナは、現在は撤去されていたが、あった方が賑やかなのでそのままにしておいて、他に少しの付け加えをして灯台の完成としよう。