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久しぶりにgmaxで製作                                            May.17, 2014

 久しぶりにgmaxで製作。
 FS工務店のお仕事もたまにやっておかないと、使い方を忘れかねない。

 以前から作ろうとして、延び延びになっていたものなので、今回は2ついっぺんに製作。

 ガスタンクはあっという間に出来た、と思ったら、このタンクは上に登る梯子階段があり、それに結構手間取った。特にこの梯子部分のテクスチャをどうするか、ちょっと思案中である。

 鯖江市にあるサンドーム福井は、基本骨格部分を作ったが、梁の部分がこれからで、これが全体のフォルムを決めているので、慎重に作業を進める予定。
 FS2004時台にVOD使用で作ったサンドームは、屋根の部分をテクスチャでごまかしてしまったが、gmaxで作るからには実際の形に近い形で仕上げたいと思っている。
 直径100mあまりのドームの屋根を、よくぞ木材の梁のみで作ったことだと感心するが、支えの柱が1本も無い驚きの様子は外からでは見えない。せめて外形だけでも梁を偲ぼうという訳である。


グラフィックボードを GTX285 に交換                                        Mar.22, 2014

 BackyさんからGTX285を格安で譲っていただけることになった。
 3連休なので試しに装着。

 グラボの入れ替えはズ〜ッと以前のWinXP時代にやって以来なので、ちょっと不安もあったが、同じnVIDIAのGeforce8800GTSとの交換なので、ドライバも共通だし、まあなんとかなるということで作業開始。

 作業は順調に進んで、XP時代に小さなロープロファイル用ケースにうまく納まらず、ケースの一部を少し切り欠きして入れた事も、ふと思い出してしまったりしているうちに、ボードは無事装着完了。

 と、補助電源ケーブルを挿そうとして、「アレレッ!」となってしまった。

 7年前に買ったVistaマシンで、電源も500Wに入れ替え、当時としては結構高価な8800GTS装着マシンだったので、きちんとPCI-Eの6ピンコネクタもあるにはあるのだが、何と1個しか無いのである。当時としては1個もあれば十分だったのだろうが、GTX285には2個必要なのである(スゲーッ)。
 とにかく困った。ショップで変換コネクタを買ってくるしかないかと思っていて、しまおうとした8800GTSの箱の中を見ると、あった!変換コネクタ!!。 8800GTSも補助電源ケーブルは必要だったので、メーカー側で万一のためにセットに入れていたのだった。

 無事に入れ替え完了。さっそく起動。いくつかのドキッとする場面はあったものの、いつものように3画面環境にセットアップ完了。
 さっそくFSXを起動しテストをおこなった。
  福井空港RW36端  8800GTS --- フレームレート(16〜20)
               GTX285 ----- フレームレート(22〜29)
  激重の名古屋空港  8800GTS --- フレームレート( 5〜 6)
               GTX285 ----- フレームレート(10〜13)
  そのほか、これも劇的に重い岐阜基地周囲でも、いままで5前後だったフレームレートが10近く出ていて、何とかフリーズせずに着陸することが出来た。
 画質も、何となくであるが、平地の近景ではシャープさが増したし、遠景と近景との境目がボンワリと旨くつながり、今までよりも自然な見え方になった。
 山岳フォトでは、描画能力が上がった分だけ確実に風景描写が良くなって、まずとにかくシャープ。近景の描画にも描き遅れが生じない。5mDEMの描画も早くなって、機体が近づくとスクスクッと細かな地形に描き直される。
 もう引退寸前のマシンなので新しいハードを入れることは無いと思っていたが、この「最後」のグラボ交換は効果絶大であった。
 Backyさんに感謝!!


冬景色あれこれ                                                  Mar.22, 2014

 白山山頂付近の1m/pixフォトシーナリー作成にあわせて冬景色もいっしょに作り、冬期間は雪山の上を飛べるようにしているが、雪景色のフォトはほとんど無いわけで、夏の画像を加工して模擬的に冬景色を作っていた。
 ところが、白山の南西部(福井県東南部、岐阜県北西部)の山間部の衛星写真に、1m/pix以上の実景冬景色があることを発見。
 さっそく実際の冬景色の写真でフォトシーナリーを作ってテストしてみた。

 デフォルトの冬景色や模擬冬景色と比べて、当然ながらリアルである。が、何となく青っぽい。衛星写真なので地上のダストの影響を受けているせいなのだろうが、リアルな代わりにちょっと美しさに欠ける。
 デフォルトの冬景色は、いい感じの地域もあるが、ほとんどの地域で実際の冬とは雪の存在の仕方が違う。また、茶色の上に白の斑点なので何となく赤っぽいし気味が悪い。
 疑似冬景色は白さは満点だが、どことなくメルヘンチックな感じであるのと、どうしてもコントラストを付けすぎてしまう。

 実景写真が揃う地域はほとんど無いので、まぁ、あまり気にしないで、揃う部分だけは実景で冬景色をそろえておくことにしよう。


冬景色&LOD値                                               Mar.19, 2014

 白山山頂周辺の1m/pixフォトシーナリーをテスト的に作ってみたついでに、冬景色も揃えたみた。
 画像は夏景色を加工した「模擬冬景色」である。
 東側は御母衣ダムまでをやってみたが、夏景色・冬景色ともに普通に表示されている。というのも、下レイヤーになっているOchiさんの白山フォトが1m/pixよりは低めの解像度であるためのようだ。

 試しに他の所(白山山頂西側)などを、「どうせ冬景色だからそんなに高解像度は要らない」というわけで、4,8m/pixで作ってみると、遠くから見ているときは表示されているが、近づくと次々と剥がれていってしまう。
 resample.exeに読み込ませるiniファイルに、強制的にLOD値を10〜16ぐらいで書き込んでやっても、全然表示されないか又は剥がれてしまうか、という結果だった。
 しかも、LODを上げるとシーナリーサイズは指数的に大きく膨らんでしまうし、コンパイルにものすごく時間がかかる。そして結局はうまく表示されない。

 (テスト結果による考察)
 下レイヤーのフォトシーナリーより解像度の低いフォトシーナリーを上からかぶせても剥がれてしまう。
 LOD値を強制的に書き換えても、効き目は無い。


奥伊勢(三重県大紀町錦)オフの思い出                                      Mar.1, 2014

 2月8、9日に奥伊勢の錦で開催されたオフ会。
 列車で南紀一周乗り鉄+那智詣でも兼ねて夫婦で参加させて頂いたが、あれから、あっという間に一月以上が過ぎ、もう3月になってしまった。

 実は、錦にある津波避難タワーをオフ前から作っていたが、どうも細部が分からなくて、完成という気にはなれずにいた。
 現地取材の後に仕上げるつもりだったので、錦到着と同時に家内を宿に残して、早足でタワーの見学に行き、帰投後に車で来られた方々と再会したのであった。
 
 オフ会は素晴らしい料理に、いつものディープなFS談義。巨大ディスプレイとスクリーンでFSX飛行を楽しんだ。
 フォトシーナリーの最先端は、あっという間にというか、もうすっかりというか、0.5m〜0,25m/pixの超高解像度の世界に突入したことも実感できた。また、標高メッシュは当然5mDEMである。
 オフ会で再会するたびに、確実にFSの世界は進展している。FSXは開発が止まったのに、使用環境はどんどん進展しているのである。
 
 さて、避難タワーは現地見学を踏まえて修正をほどこした後、そのままになってしまっていたが、今日ちょっと再度BGLコンパイルして、FSXで初確認をしてみた。
 まあまあかな、といったところ。 ガラスの透過を控えめに設定したら、ほとんど透き通ってはいないが、テクスチャのアルファ修正でうまく行くはず。

 もうちょっと時間が取れたら、これも現地取材しておいた第2避難タワーも作って思い出BGLの完成としよう。何せ、第2避難タワーは泊まった宿から実に良く見えていたので、奥伊勢オフの思い出には是非とも必要なものである。


雪景色のフォトシーナリー                                          Feb.24,  2014

 忙しい時期に何やってんだろうとい感じだが、ちょっとだけ雪景色のフォトシーナリーを作ってテストしてしまった。

 随分以前から「雪国の冬は雪景色」と思っていて、通常のフォトシーナリーを作っても通年表示には設定しないでいるのだが、冬季のものはほんの少しの地域を作っただけでそのまま放り出していて、なかなか進んでいない。

 冬も終わろうかという今頃になって、こんな事をやりはじめるのもどうかしてはいるが、白山山頂付近の1m/pixフォトを、これもテスト的に作って、季節設定を4月〜10月にしたら、何となく11月〜3月も作りたくなった次第なのである。

 FSXデフォルト地表の雪景色は、まあまあいけてる箇所もあるが、雪に変化する設定がとてもいい加減だし、ツブツブまだら模様で鮫肌みたいな箇所も多く、一瞬だが気味が悪くなることもある。
 現実に近い見渡す限りの輝くような新雪の風景を飛ぶのは、FSをやり始めて以来の夢のひとつである。

 スクリーンショットのような感じで進める予定ではあるが、いつのことになるかは疑問。
 今回は、フォトシーナリーの作り方、雪景色フォトの作り方を忘れないためのリハビリテーションのようなものだが、まあ、こんなもの、というところで止めておくことにした。
 何せ、これから2週間ちょっとは目の回る忙しさになりそうなので、早く寝て体力温存を図らねば。
 


紙のDHC-8 (ペーパークラフト)                                  Jan.24,  2014

 FS界の大先輩、坂川さんのHPを拝見していたら、ペーパークラフトの話題を載せらいらっしゃった。
 Nゲージのジオラマにペーパークラフトで建物を作られて配置した様子を、クリアな写真で紹介されていらっしゃる。

 折も折、実は私も昨年末12月から生徒達とペーパークラフト作りをやっていて、今ちょうどようやく出来上がったところなのである。
 材料はネットで探し、車や人形や寿司屋さんや、皆思い思いの物を作っているのだが、私はやはり何と言っても飛行機である。
 「飛ぶ」のもあったが、なるべくリアルな形の物がいいと思って選んだのが琉球エアコミューターのDHC−8だった。

 たかが紙と侮ってやり始めたのだが、これがやってみると機首部やテール部の丸みなどは相当に細かな作業を強いられ、トータルすると10時間以上かかったのではなかろうか。B747を作っている生徒も、丸み付けにかなりな時間をとられ、悲鳴を上げそうになっている。

 しかし出来上がってみると、紙とはいえ意外にも「らしく」って、DHC-8らしいフォルムである。これなら色を補ったりしてもう少し手を入れて、艶出しニスをかけてもいいくらいなのである。
 これらのモデルを紙に起こした人は、飛行機好きで、しかもかなりの腕利きなのだなあ、とペーパークラフトの奥深さと、どの世界にでもすごい人はいるもんだという事を感じた次第である。


列車の作成(テクスチャリング)                                  Dec.26-30,  2013

 暮れも押し詰まって、というような言葉が似合う日々となった。
 雨ばかりが続く北陸の冬空に現れる僅かな晴れの合間に、枯れ草をむしったり、泥が溜まり始めた溝掘りをやったりなどしたため、例年の年末作業が手つかず。おかげで一向に年が押し詰まった切迫感は無いが、よく考えたら年賀状が白紙のまま。
 職場関係は「虚礼廃止」の大号令が出ているので少々助かるが、日頃ご無沙汰の親戚関係だけでも早く出しておかないと....

 とか言いながら、列車(気動車)作りは佳境に入り、いよいよテクスチャリングとなった。
 作業していたら、ふと、ここらあたりでは昔はJRの列車を、電気だろうがディーゼルだろうが蒸気だろうが、みんな「汽車」と呼び、私鉄の列車を「電車」と呼んでいたことも思い出した。
 おそらくこういう言い方の地方は多かったのではないだろうか。
 「汽車」は、乗って遠くに行くロマンあふれる乗り物で、「電車」はたまに買い物に連れて行ってもらえる楽しい乗り物。

 作成中のキハ58(のつもり)は、ベージュと赤の国鉄色ボディにしようと思っている。キハは、昭和30年代に電化された北陸線では見かけないものだったのだろうが、これにパンタグラフを付けたら、我々が若かりし頃に見たのとほぼ同じだろう。
 餘部のほうでは平成になってもしばらくは、このキハ系が走っていたようである。
 作成に当たっては、よく分からない台車回りを中心にかなり省略したのだが、それでもけっこうなパーツ数になった。
 (Dec.28追記  国鉄カラーに)

 年賀状の印刷が終わったところで、列車を国鉄カラーに塗ってみた。 
 微妙なバランスは難しいが、まあまあ、かな。

 あとは、前面の細々としたパーツの仕上げをすれば、何とか完成するような気がする。
 前面下部のスカートは改装時期によって(地域によって?)有ったり無かったりするようで、山陰線はどうだったのかちょっと分からない。
 あった方が見た目のバランスはいいような気もするが、ない方が古めかしくっていいのかも...
 (Dec.30追記 完成) 何とか年内に一応の完成を見た。予想通りというか、外は雪が数センチ以上積もる頃となっている。
   モデルの「面」の境目でテクスチャの色が黒っぽくなっているトラブルが発生しているが、原因不明。
   とりあえずアニメート無しで餘部駅に配置したものを、HPにアップロードした。アニメート作業は正月休みの楽しみにする事とした。


餘部新橋梁 − 列車の作成                                  Dec.15-17-23,  2013

 10月半ばから作っていた餘部(あまるべ)の新橋梁も、テクスチャが(見え方はいまいちながら)何とか貼りつき、さらにトンネルを付け加えて一応の出来上がりをみることができた。
 トンネルは、実景では入り口付近しか見えないのだが、10mメッシュ標高FSでは山の斜面がなだらかになっているせいで、かなり余計にトンネルのコンクリートが見えるのだが、これはどうしようもないという事で諦めた。

 で、次に、橋梁の上をアニメートして走らせる列車を作り始めた。
 今は多分、全車両引退、もしくは引退間近のキハ58系をモデルにしている。
 前回作成の福井鉄道「フクラム」での作成経験を役立てて、角の部分を微妙にカーブさせてみるが、なかなかこれもきれいにはいかない。
 ほどほどのところで手を打って作業を進めることにしたが、やっているうちにテクスチャリング作業が気になってきた。

 小豆色一色のカラーリングならテクスチャ貼りも大変楽なのだが、国鉄色の帯カラーにしたいので、帯の部分に合わせてあらかじめ車体を分割しておく事にした。が、これはこれで、角のカーブ付けなどの際に見にくくて作業がやりづらくなる。
 なかなかうまい方法は無いものだと、毎回思い知る訳なのである。
 (Dec.17追記
 いろいろ調べていて分かったのだが、この列車、今はもう全て引退していて現役で走っているのは無いそうである。しかし、学生時代によく乗った急行列車「北国」が(通常は電気だが、稀にディーゼル車だったが)これだったような気がして、懐かしい思いが湧いてきている。このまま製作続行。

Dec.23追記
 ぼちぼちと作っていて1週間。
 なんとかキハらしくなってきたかな、と自画自賛。
 窓をくりぬく際に、ボディ面がかなり細かく分割されてしまったので、テクスチャ貼りが面倒になるかもしれない。(想定内、ではあったが。)

 これも想定内のことだが、パーツがかなり多くなっているので、アニメで動かす前にリンク忘れが起きないように注意。テクスチャ貼りの前に「Connect」できるパーツは出来るだけコネクトして、パーツ数を減らすようにしよう。
 これを4両も連結したら、フレームレートは大丈夫か? 2両で止めておこうか?


餘部(あまるべ)新橋梁 − テクスチャ貼り...                     Dec.6, 2013

 餘部(余部)の新橋梁。作り始めてからもう1ヶ月半。予想通り、空はもう雪の降る頃になってきた。テクスチャ貼り、特に透過でいつものように難儀。
 何をどうやっても透過しなかったり、透過しても片面だけになったり。

 やっぱりこれは過去の経験通り、透過部分(今回はフェンス部分のみだが)を別BGLにするしかないか、という訳でやってみた。
 複雑で込み入ったオブジェを作ると、どうしても透過しない場合があって、その時も透過物のフェンスだけ別にしたら、うまくいったことが2,3度あったのである。

 結果は、やはり上手くいったが、それでも透過がおかしい部分があって、少々やり直しの必要がある。
 どうも「透過」については、gmaxは気分屋さんのような所があるのではないだろうか。

(備忘録) 
・複雑なオブジェの場合、透過フェンスは別BGLにする方が無難??
・gmax設定 = 2-side , Set Default Transparency , Allow Bloom , Double Sided  (Z-test , Z-write 関連は、今回はチェックせずoffのまま)
・Material Editorで、出来る限りMaterial名にテクスチャ画像名を入力。(gmaxデフォルト設定のままにしない。)
・ほとんどのオブジェは反射させない。(Diffuse color の下の「Speculor color」を黒(RGB000)に)
・アクリル風防板の所は、弱い反射用に、「Speculor color」をグレー(RGB120,120,120)にして、 Specular level = 50 にした。効果は??(未確認) 
 level値は大きくなるほど、小さいホットスポット(999だと「点」のホットスポット)。
 0や1だとほぼ全面が広く大きいホットスポットで、まるでハレーションが起きたような感じ。


餘部(あまるべ)の新橋梁 − テクスチャまであと一歩                Nov.17, 2013

 制作中の山陰本線餘部橋梁。
  (スクリーンショットのフォトシーナリーはOchiさん作)

 旧鉄橋を利用した「空の駅」も結局は一から作ることになり、テクスチャ表示方式は採用せず、鉄骨1本ずつを組み上げる方法でやってみた。
 テスト設置してみると、私の非力PCでもフレームレートは30近く出ているので一安心。テクスチャを貼るともう少しだけフレームレートは落ちるだろうが、近くを飛行してもカクカクにはならないだろう。
 全体的な位置合わせも何とかOKの状態になってきた。

 地形は10mメッシュ標高なので、旧鉄橋橋脚の「足」部分が餘部駅側で地面に沈み込んでしまうのだが、近い将来5mメッシュが利用できるようになることを予想して、沈み込んだままにしておくことにした。
 かえってそのほうが、FSXデフォルト(日本は76mメッシュ標高)の場合は問題が少ないに違いない。

 バーチャルとはいえ、こうして橋を造ってみると、コンクリート製の新しい橋梁も、鉄骨の旧鉄橋も、よくもまあこんなすごいものを作ったものだと深く感嘆してしまう。
 旧鉄橋の工事は明治の頃なのだから、大型クレーンも無かったかもしれず、本当によくぞこのようなところに鉄橋工事を決意したことだと思う。
 兵庫県が数億円を架けて旧鉄橋の一部を残して改修し、「空の駅」としてこの偉業を残す決断をされたことに、敬意を表さずにはいられない。こういった事にお金を使えるような心も、これからの日本に必要なもののように思える。


美濃へ(地上編の顛末記)                                             Nov.2, 2013

 11月の3連休。初日だけは晴れとの予報で、日帰りでちょっと遠出することにした。目的地は美濃市の「うだつの上がる町並み」
 福井--岐阜基地へのFS飛行では、大野市--九頭竜ダム--白鳥--美濃--岐阜と、その上空を何度もバーチャル通過しているが、実際に地上では一度も美濃市は訪れたことがなかった。
 FSの大先輩、坂川さんのホームページで、その町並みについて幾度も紹介されているので是非一度は訪れてみたいもんだと思っていたが、遂に実現の日が来たのである。

 朝起きの苦手なこともあって、いつものお出かけのように10時頃に我家を出発。大野市を通過して九頭竜ダム湖畔で軽い休憩。やはり標高の高いところなので紅葉が始まっていた。
 その後、県境を越えて白鳥へ。お腹も空いたので、国道沿いにあった「さくら」というお店で「奥みの地鶏丼定食」。妻は「鮎雑炊の定食」。値段設定、店の造り、メニュー構成ともいい感じだったので、味を期待して待ったが、まあ待つこと待つこと...。3連休で人も多いし、じっくり調理してもくれているのだろうと、じっと待って、ようやくモノが出てきて納得。
 鮎も1尾をきちんと焼いてから雑炊に乗せた様であるし、地鶏も直火で焼いた感じで味もまろやか。満腹になった後は、美濃市へ向けて再出発。郡上八幡までは下道を行き、そこから美濃までは高速を利用。
 何の下調べもしてなかったが案内看板が適切で、NAVI設定無しでも難なく目的地に到着できた。

 FS飛行でも、きちんと飛ぶとそれなりに時間がかかる道のりであるが、実際の地上の行程では、高速道路のお陰で実に便利になって、郡上あたりまで下道で行った昔と比べると、何とも早く着いたように感じてしまう。

 「うだつの上がる町並み」はやはり見事なもので、往時の繁栄ぶりがよく伝わってくる。言うまでもなく「美濃紙」で知られる当地は、押しも押されもせぬ和紙の産地であるが、町に入ってみて、もう一つ美濃提灯(岐阜提灯)でも有名な所であることを思い出した。
 提灯貼りを直に見せてもらって、そこでかわいらしいミニ提灯を2個購入。1個は孫へのプレゼント。
 その後は、夕方になって、街道沿いの和紙ディスプレイに灯りが入った街中を小さな資料館へ。和紙で植物が作ってある。実のなった柿の木も和紙で見事に作ってあった。
 先刻、町に到着直後に、民家の2階の窓に見た干し柿がほぼ同じ形と色だったので、もしかしたら和紙造りのディスプレイかと、もう一度見に行ってみると、まさに資料館で見たのと同じ感じ。 で、やはりディスプレイだと感心していると、その2階の窓からおばあさんが顔を出されたので、思い切って「和紙造りの飾りなんですねぇ」と声をかけると、一瞬驚いた顔をされた後、剥き立てで今から干す柿を示されて、「ほんとの柿ですよ」という訳で、思わず苦笑...という次第だった。

 その後、重文の建物の酒屋さんで地酒を購入。4時をまわったので、もう一つの目的地である富加町のピースさんのコーヒーを目指した。
 こちらも坂川さんがホームページで何度も紹介されていらっしゃるので、一度訪ねてみたかったところなのであった。
 まったくこの辺りは地理不案内なので、持参したタブレット端末でピースさんの電話番号を調べてNAVIに入力。30分ほどでピースさんに到着したが、惜しくも営業終了だった。
 その後もう一軒の良さそうな喫茶店も終了していて、そのまま白鳥に向かい、そこで今度は別の店に入って「みそカツ定食」と「やきそば定食」で夕食。
 その後はすっかり暗くなった山道を2時間30分、日本シリーズを聞きながら走って、9時頃に我家に帰着したのであった。


餘部(あまるべ)の新橋梁の製作 - 仮設置                      Oct.24, 2013

 9月7日の稲沢オフ会の後、ochiさんとBackyさんが連れだって北陸へいらっしゃったので、kanoさん宅をメイン会場に1泊2日の金沢オフになり、それはそれは楽しく美味しい会になったのだったが、その際、チラッと餘部の話が出て、以前から気になっていた餘部橋梁を、俄然作る気になってしまった。

 実を言うと、旧鉄橋が撤去されてコンクリート製の新橋梁になったことはまるで知らなかったのだが、旧鉄橋の一部は残されて観光施設になっている事が分かった。

 旧鉄橋の素晴らしい景観と比べると、さすがにコンクリート橋は叙情的でないが、それでも途中でクニャリと曲がっている姿には、製作意欲をそそるものがある。

 で、さっそく概略を作って位置合わせのためFSX内に仮設置してみたが、何せ41,5mの高さに通っている橋梁なので、山側での位置や高さがぴたりと合わない。10mメッシュ標高に合わせたのだが、どうもトンネル側はシャープに切り立ってこない。
 駅の部分はまあ何とかそれなりの感じに合っているが、海側の駅舎は宙に浮いてしまっている。
 5mメッシュ標高に合わせてやってみるとどうなるか、それはそれで、またあちこち合わなくなるような気がする。

 5mか10mメッシュ標高のどちらかで位置合わせを済ませたら、テクスチャと、旧鉄橋を利用した併設観光施設も添えたい。旧鉄橋はFSXで使える美しいシーナリー(KENIEさん作)があるが、位置が合わないし、一部しか残されていない現実とも合わないので、この部分も新たに作ることになる。 上を通るディーゼル車(キハ58)もアニメ付きで動かしたい。
 これから冬にかけて、楽しい作り物になりそうである。
(10月30日追記) 餘部周辺は今のところ、5mメッシュ標高データ無し。




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