すっかり筆無精になってしまって、雑記帳更新も半年以上していなかった。
この間もそれなりにFSは製作中心で楽しんでいた。何がハイライトなのか、半年分となるとちょっとすぐには思い出せないのでBBS記事でたどってみたが、結構いろいろとやっていたようだ、とまるで他人事のような月日の進み方である。
製作では、島根県の道の駅「キララ多岐」、三重県尾鷲の発電所、AIシップの「海上自衛隊ヘリコプター搭載護衛艦”ひゅうが”と”いせ”」。 イベントでは、ボーイング737自作コックピット体験オフ、ということになる。
FSのお仲間数名が福山に集合し、fuji3さんお手製のフルサイズB737コックピットを体験させていただいた。
COMやNAVをセットし、スロットルを上げて広島空港から飛び立ち、小豆島でターンして高松空港を目指したのだが、目の前に広がる大画面と本物そっくりの計器やスイッチ類。
そのリアル感はもの凄いもので、小さい頃から夢に見たラインパイロットの真似事が出来た感じで、大満足のオフ会だった。
他の方達は2パイロットオペレーションで、まるで本物のラインパイロットのように機器を操っておられて、これまたビックリ。
2日目は近くの鞆の浦にでかけ、風光明媚で歴史的な港町を観光した。これまた満足。
ホストのfuji3さんがセットしてくださった夕食会でのFS談義も含め、楽しいFSオフ会だった。
川越の発電所と同時期には、尾鷲の発電所も作ってみた。飛行爺さんサンのショット。
道の駅「キララ多岐」は、あまりにも可愛らしいその姿に、行ったことはないのだが一度作ってみたかったもので、ようやくの出来上がり。ここで売っているイチジクの姿煮が絶品で、鳥取のWakuさんからいただいたその味が、製作の背中を押してくれたことも事実....
左のショットは長崎の平野さんからいただいたものだが、海上自衛隊のヘリコプター搭載護衛艦「いせ」である。
同型艦で1番艦の「ひゅうが」を先に作り、船体のナンバーだけ変えて2隻を作り上げた。
半年前には”動かない”飛行機のFokker27を作ったが、今回はAIシップとしてFS内を動き回っている。
ヘリでの着艦訓練などでそれなりに楽しんでいただけているみたいで、有り難いことであるが、私自身はまだ上手く着艦できる事が少なくて、製作ばかりやっていてあまり飛んでいないことを改めて感じてしまった次第である。
かといって製作の楽しさは捨てられず、今も米原のエレベーター試験塔のある工場を制作中である。
ほぼ10ヶ月ぶりの雑記帳記入。 その間もあいかわらずフォトシーナリー作りと3Dオブジェクト作りをやっていて、FS飛行時間は僅かなままだった。
フォトシーナリーの方は、長崎県の続きで佐賀の唐津方面まで拡げ、呼子の大橋も3Dモデルで配置した。また、琵琶湖東地方と播磨方面のフォトシーナリー(2.4m/pix)も整備したので、FSシーナリー作家の方々のフォトSCと自作フォトSCを合わせて、本州の北陸・中部・近畿・山陰・山陽(山口県境まで)は完全にフォトシーナリーがつながって、長年の夢が一応の実現を見たのであった。
Gmaxでの3Dモデル作りは、今まで建物をはじめ灯台や橋などを作る事が多かったが、今回初めて機体を作ってみた。
機体は丸い筒や膨らみのある平面を組み合わせれば簡単に作成できると感じていたが、実際に作ってみると、なんと微妙な曲線が組み合わさっていることかと実感させられた。
美しい曲線を保ったまま翼やフロントウインドに向かって曲げたりするのは、かなり難しくて面倒で、本物の機体の製造に高度な技術がいることが納得できた気がしたのである。設計も製造もかなり緻密に行わないと、空気の流れがおかしなことになって、たぶん安定して飛ぶことは無いのだろう。
で、Gmaxで作ったのは50年ほど昔に福井空港に就航していたFokker F27(フレンドシップ)で、塗装は初期タイプ(多分)にしてみた。
子供だった私は、飛行機に乗るどころか空港まで出掛けて行って見る事さえも難しく、三国海水浴場や東尋坊に連れて行ってもらった時に、上空をターンしながら空港に向かう機体が見られれば、もうそれで大変嬉しかったのであった。
今回、機体作りを通して微妙な部分へのテクスチャ貼りの方法を身につける事もでき、新しい事をやってみるのはいいことだというのを、久しぶりに実感する事にもなった。
ただ、作成したのはスタティック配置用の飛べない機体である。FSで飛ぶ機体を作るには、コックピット、動翼やギアのアニメーション、ライト類などをきちんと作ってタイミング良く動作させる必要があるわけで、本物の機体でなくてもFSで飛ぶ機体を作るのも一大作業である事を改めて理解した次第である。
よく出来た飛ぶ機体は売り物になることや、FS機体の値段が高い訳が分かったのでもある。
3Dモデル作りで、つい最近では四日市のお隣、川越町にある火力発電所を作ってみた。FSでお世話になっているOchiさんのお膝元とも言える四日市コンビナートの一郭をなす建造物である。
お化け煙突というのがこれなのかは分からないが、見る角度によって煙突の本数が違って見えるので、作り始めまでの資料入手で多少手間取った次第であるが、ネットであれこれ資料を探すよりも、Googleの3Dマップで見た方が、建物の構造が分かりやすいことに思い至ったのである。
煙突のほかにも配管や付属建屋の配置、高さ、色合いなど、ネットの写真では分からないところが手に取るように分かるので、まったく驚いてしまった。煙突は200m高と分かっているので、それとの見た目の比較で、他の建物の高ささえもほぼつかめてしまうのである。
さらに驚くことに、Google3Dは、クレーンアームや送電線、鉄骨組みなどの細いところも見事に3Dで再現している部分が多く、またパイプや陸橋なども、ちゃんと地面から浮き上がって表示されているのである。
衛星からでは見えない部分のテクスチャをどうやって入手しているのか、陸橋の下の路面をどうやって描くのか、そもそもどうやって自動的に3D表示出来るのか、まったく度肝を抜かれる機能である。
気合いを入れてGmaxで作ったモデルも、Google3Dの優れた3D表現には較べようも無い。Google3Dの標高メッシュがもっと細かくなってFSやP3Dとの連携が可能になったら、もう3Dモデリングの出番は、3D化の及ばない田舎の風景や機体や雲や人物などの限られた場面になるだろうと予想されたのである。
今年もとうとう師走を迎えた。雑記帳記入もだんだんとおろそかになり、今年2016年はこの第15ページの1頁で終わることになるようだ。
しかし、FSのほうは飛行時間こそ少なかったが、フォトシーナリーや3Dオブジェクト作りをそれなりに出来たと思っている。定年退職効果もあったのだろう。
11月になってからは、長崎県南部フォトシーナリーのご縁でいろいろと情報交換を続けさせていただいた平野氏との共同製作のような形で、長崎港出口にある女神大橋を作りつづけていた。
今まで5つばかり橋を作った経験の総まとめのような感じで、また、フォトシーナリーや標高メッシュとの整合も念頭に入れ、出来る限りの細工はしてみたつもりである。
以前に比べ、StreetViewやネットでの写真資料も格段に得やすくなったことも実感できた。
左の画像の斜張橋、女神大橋は私がgmaxで作り、その他の車両、船舶、石油タンク等はすべて平野氏にFSX標準オブジェクトを配置していただいた。
やはり何と言っても地元の方に配置してしていただいたオブジェクトは、必要なところに効果的に置かれている感じで、シーナリー作り(配置)は、旅行や何かの縁や郷土愛というものが重要なファクタになるのが感じられる。
今年は志摩の的矢湾大橋ではOchiさんのフォトSCとのコラボ状況で作業を進めたし、今回もコラボレーションの効果が画像からも如実に感じられる。
中国地方でも"密かな"コラボが進行可能状況になりつつあるようで、2017年はFSの楽しみが増えそうな予感がしている。
またまた久しぶりの雑記帳記入。その間ほとんどは、またまたフォトシーナリー作りをしていた。
定年退職したのでさすがに作業時間は取れるが、それほど魂を詰められるものでもなく、区長仕事や畑と花壇の作業(ほとんど草むしり)、家のリフォーム等のあれこれなどもやっているうちに、あっという間に時間が過ぎた。
畑作物以外の作物は、長崎県南部フォトSCの仕上げ、島根県太田市や江の川あたりを含めて出雲地方フォトSCの仕上げ、隠岐島フォトSC、花巻空港2500m化、隠岐空港移設&2000m化。それと、新しいFSのお知り合い。さすがに長崎という超一級の観光地のシーナリーだったので、短期間に数名の方のご所望をいただいた。「数名」なので、この数なら原画著作権に関して「広く公に開示した」事には当たらないだろう。
下のワイドなスクリーンショットは、平野さんにいただいたもので、隠岐空港や西郷湾が見事に写っていて、また飛んでいる雰囲気もよく感じられる気持ちの良いショットである。BBSにも投稿していただいたが、BBS仕様のために横幅が制限されてしまっていて、あまりにももったいないのでここに転載させていただいた。平野さん、ありがとうございます。(気球や橋、クルーズ船などのオブジェはBoeing727さんの隠岐シーナリーv3.9のものです。)
隠岐と花巻の空港滑走路修正は、北海道の愛別飛行場作成以来、長くやっていなかったので、今回の作業で良い復習と新しい学習が出来た。
自作以外では、Flyer JUNさんの福井空港と市内オブジェクトを頂いた。何と言っても地元のシーナリーであるし、自分の作り方との違いもあって、いい勉強になった。
このシーナリーは近々アップデートされるということなので、その仕上がりがとても、楽しみである。
他に、tsujimuraさんの作られた、最新写真と標高データに基づく「西之島」フォトシーナリー。
ニュースで話題になった海底噴火で拡大中の島が、2.5m/pixぐらいの標高で再現され、火口もググッと落ち込んでいて、FSでなければ飛行できない、小さいけれど素晴らしい島のシーナリーである。
さらに、FSシーナリー工房さんの「富山空港」もいただいた。左のショットがそれである。
FSXによくマッチし、作り込みも細かくて、本当によいシーナリーをいただいた。私はFSで北アルプス遊覧飛行の基地にしている空港なので、楽しみも倍増である。
フォトシーナリーと適切な3Dオブジェクトの組み合わせは、やはり表現力(or臨場感)がアップするのを改めて感じる事ができた。
また、根気強い作業をされるシーナリー作者の方々が、グレードの高い3D作品を次々と発表してくださることのありがたさも感じた次第である。
私も及ばずながら、ぼちぼちとあれこれ作っていこうと思ったのであった。が、ここしばらくは、あちこちとFS遊覧飛行をしてみよう。
3ヶ月ぶりの雑記帳記入。その間FSでは、ひぐまさん作の北アルプス山小屋オブジェクト探訪飛行を楽しみながら、フォトシーナリー作りを少しずつ続けていた。
6月から7月いっぱいは、町内会区長の仕事がまさに目白押しであり、上半期の会計もあったりで、FS工務店作業は文字通り"寸暇を惜しんで"の状態だった。
しかしながら8月に入ってからは暇が戻ってきたので、初旬には金沢のkanoさん宅を1泊でお訪ねして、80インチTVでの北アルプス山小屋探訪飛行を楽しんだ。
平日に、ビール片手に3Dメガネをかけて操縦を楽しむ。まったく現実の飛行では禁止の荒技を、還暦越えの2人でワァワァ言いながらやっている姿は、FSを知らない人には多分見せられないものだっただろう。
さて、フォトシーナリー作りの方だが、鳥取県の西部、大山・米子方面に接続する島根県の宍道湖周辺を中心に2.4m/pixで作り、続けてそれに接続する中国山地方面・真庭市・津山市周辺、さらに島根県の出雲市周辺を作った。
その結果、北緯35度以北は島根の一部を除いて、すべてフォトシーナリーにすることができた。
残りの島根県大田市あたりを仕上げれば、富山から島根までの日本海側は北緯35度以北すべてがフォトシーナリーになる訳で、数年前までは夢にしか過ぎなかったことが、もうじき実現しそうなのである。
で、すぐにでも大田市周辺を手掛けたのかと言うとそうでもなく、なんと長崎県に浮気して、諫早市から島原半島(雲仙・島原)のほうを作ってみたのである。
この後、長崎市街地あたりにも拡張して、長崎県南部フォトシーナリーとして仕上げたいと思っているのだが、島原半島まで作ってみて感じたのは、この地方のFS的見栄えである。
観光で長崎や熊本には複数回訪れているが、その時の地上から見る印象に較べて、上空からの眺めが非常に素晴らしいことに驚いている。なぜ今までフォトシーナリーにしなかったのだろうと悔やむほどである。
入り組んだ湾や干拓地、九州らしい火山風景。コンパクトな範囲に海から山まで見応えのある風景が詰まっている感じがする。
雲仙岳の麓は、大きな火山被害のあった場所でもある。火砕流・土石流の流れたあたりはフォトシーナリーでも歴然と確認できるし、その復興工事の様子もよく見て取れる。
美しい火山風景には恐ろしい災害がつきものであることを感じ取れるが、それにもまして上空からの眺めは美しい箱庭そのものであって、山も海も眼下にコンパクトにまとまっていて、自然の恐ろしさを忘れさせてしまうほどなのである。
フォトシーナリー作成のノウハウを忘れないためにも、時折こうして作成をやろうとは思うが、毎回感じるのは海岸線の処理の難しさと、根気作業のしんどさである。
水際トレースの案配、デフォルトの海と水面下に見える礁や潟のバランスなど、微妙なさじ加減でフォトシーナリーの出来上がり(見栄え)がかなり変わってくる。
なかなか思い通りにはならないが、地域の風景に合わせて調整を加減している。
退職したので昼の間にもFS工務店作業が出来るかと思いきや、結局は深夜にゴソゴソとやっていることもあって、家内からは「フクロウ君」の別称をいただくことにもなったのであった。
4ヶ月ぶりの雑記帳記入となったが、その間の3月末には定年退職を迎え、4月からは毎日が休日の身の上となった。とは言っても、地区の区長があたったので日曜などは結構予定が入っているし、役場などにチョコッと顔を出さねばならない時もあったりして、有り難いことではある。
他の日は、晴耕雨読とまではゆかないが概ね午前中に2時間ほど畑や花壇で苗植えや草むしりをして過ごし、午後になるとPCでのFS工務店など、自分の好きなことをやっている。
年金はまだ先の話なので収入は無く、こういう気ままな生活がずっと続けられるかどうか確定はできないが、まあ贅沢しなければ年金支給まで持ちこたえられるようにだけはしてある。
で、FSのほうは12月に出雲の日御碕灯台を作って以来、1月からも何やかんやで灯台を3つ作ったのであった。
兵庫の余部崎(あまるべざき)灯台、島根の美保関灯台、石川県の能登・禄剛埼灯台である。
美保関灯台は付属屋がいっぱいあって、適当な大きさでつくると各屋舎のつながり具合がめちゃめちゃになってしまい、結構手間取ってしまったが、立木なども添えてみたら岬の灯台らしい風情が出たと自画自賛している。
余部崎灯台では夜の灯台光のEffect(効果)の実験をして、それなりの成果を得ることができた。灯台自体は小さいのであるが、近くにある余部橋梁のオブジェとセットで楽しめるものを作れてよかったと思っている。
禄剛埼灯台では、余部崎灯台で作った灯台光と、北海道のひぐまさんから頂いた回転ビームを組み合わせて、見え方のチェックをおこなった。これは未だ調整中ではあるが、ピカッと光っている灯室からの閃光に回転光ビームが加わると、結構「らしい」光に見える気がしている。
禄剛埼灯台の脇には駐輪してある自転車を添えてみた。モデルは、日頃お世話になっているOchiさんの愛車である。
禄剛埼灯台は美保関灯台とそっくりなので簡単に流用ができると思って、自転車に手を伸ばしたのであったが、灯台本体のフレームモデルこそ少々の手直しで流用できたが、テクスチャは結局全部貼り直さなければならない事になった。
しかも今回は透過テクスチャが不安定であり、どうしてもうまく直せなくて、回転光ビームの調整が未だ出来ずにいるのと併せ、まだまだ力不足である事を思い知らされた次第である。
自転車の方は思ったよりも部品点数が多くて、これも予想外に手間取った。スポークの処理も上手くいってない部分がある。また、パーツの大きさがちょっと違うと全体的なバランスが崩れて自転車らしくなくなってしまうので、空から見ればほとんど見えない小さいものでも、やはり作るとなると味のあるものである。
しかし岬の灯台に人の雰囲気を出すのに、この自転車添えは旨くいったと、これも自画自賛しているのである。
新しい年のFS始めは、ひぐまさんの作成された室蘭や苫小牧、釧路の建物を訪ねながらFS飛行訓練することだった。
ひぐまさんのWEBページのBBSにて、刻々と新しい建物の製作状況が公開されているが、そのスクリーンショットはTileProxyによる詳細な地表フォトが拡がっていて、実に美しいのだが、私の環境は残念ながら釧路のフォトシーナリー(ひぐまさん作)以外はデフォルトシーナリーである。しかし、冬の北海道デフォルトシーナリーはまあまあの雪景色の感じなので、まあこれでよしとしておくことにした。
クロスカントリーの練習を兼ねているので、函館空港を出発し、きちんとウエイポイントを経由しながら釧路空港を目指したが、室蘭では経路を外れて市街地上空を旋回し、ひぐまさん作成の工場や橋や建物を見学。FSデフォルトの建物の他に、実際通りの多くの建物が配置されていて、デフォルト建物のみでは感じられないリアルさが感じられ臨場感満点である。
苫小牧上空ではどうやってもひぐまさんの建物が見つけられなかったが、あとでチェックしたらシーナリーライブラリの登録忘れが原因。「いかんいかん、飛行訓練以前に物忘れ対策が....」。
釧路到着前に日が沈み始め少々焦ったが、夕暮れ時の釧路市内を一周した後、釧路空港に着陸。冬なので、ランディングギアが巻き上げる雪煙がクロスカントリーの最後を美しく飾ってくれました。