空港敷地、平坦地、湖面、ランドクラスを作る


FSX_KMLで平坦地(空港用地など)を作るには、まず、GooglEarth上で必要なポリゴンを描きます。
     (手順は別項目のページを参照)

GooglEarthで保存したKMLファイルをFSX_KMLに読み込んでから以下の様に処理します。

(1)descriptionで Airport_Backgrounds_Flatten を選択。
(2)Verticsタブをクリック。
(3)Editボタンをクリック。
(4)現れたダイアログの Elevation 欄に、敷地の標高を入力。
  ・この際に、ダイアログ上部にある Set Elevationボタンを押して、すべてのポイントに一気に標高設定することも可能。
  ・また。このダイアログに表示されている緯度経度ポイントを、ここで変更することも可能。
(5)編集が終わったら、ダイアログのCloseボタンをクリック。
(6)先ほどの3.のウィンドウに戻るので、設定した標高などがきちんと記録されているか確認。
(7)Saveボタンをクリック。
(8)Buildタブをクリックして、Buildボタンでコンパイル。

応用編−1

階段状の平坦地を作ることも出来ます。
 上の手順の(4)のところで、各ポイントの標高を変化させれば、階段状やスロープ状の敷地を作ることができます。
 堤防状の敷地の空港や、山地の巨大施設の敷地設定に応用できます。
 ただし、FSXの滑走路は「平坦」のみしかあり得ませんので、敷地をスロープ状態に作ったところで、滑走路は真っ平らに表示されるだけです。



応用編−2

湖面、海水面、水平な川面を作るのも簡単です。
 フォトシーナリー作成や3Dオブジェクトシーナリーを作成していると、入江などの水面の形を修正したり、湖面の標高を変えたりしたくなることが出てきます。
 そういう時も、まずGooglEarthでポリゴンを描き、上記手順(1)のdescription設定で Hydro_Polygons_Default_Perennial 等を指定し、手順(4)で、必要な標高を設定します。もちろん海面ならば標高は0mに設定します。
 下の例は、北海道の愛別飛行場の東にある当麻湖で、標高は211.3mに設定し、Hydro_Polygons_Default_Perennia を指定しましたが、湖の波を立たせたいなら、Hydro_Polygons_Generic_Lake__Perennia がいいかもしれません。



 川の作成についても、河口のようにゆったりと流れていて標高差がないような部分は、この作り方が使えます。
 しかし、Km単位にわたって川面を作るとどうしても標高の差が出てきますので、この標高付きポリゴンの方法は使えません。
 川を作るには違う tag を指定する方が得策です。
 長い川を、デフォルト標高に貼りつくように描く(デフォルト地形に合わせて川の標高も変わる)には、手順(1)のdescription で Legacy_LandWaterMask_Water_NoFlatten の tag を選択する、とFSDeveloper.comにあったチュートリアルにはありました。このtagでは標高を設定する必要はありません。
 しかし、やってみると、これは文字通り「マスク」を指定するtagのようで、陸地テクスチャに白っぽい半透明のマスクを掛けただけのような感じに描かれました。ポリゴンそのものは、確かに、地形に貼りついて描かれていましたが。
 しかし実景では水が山の斜面に貼りつくようになることは物理法則上あり得ませんから、結局は標高付きの Hydro_Polygons_Default_Perennia で川の各ポイントの標高を設定してやるのが本筋のようです。



応用編−3

ランドクラス風景(草地、森、畑、都市、岩礁地、砂漠、など々)を作るのも同じく簡単です。
ただし、フォトシーナリーを使う分にはランドクラス風景は全く必要のないものではありますが。

・FSXのデフォルトの地表表現(日本の山など、ひどい禿げ山ですね)を直したい所について、GooglEarthでポリゴンを描きます。
・下の例では、福井平野を南北に流れる日野川の河川敷をGooglEarthで描き、FSX_KMLで読み込んだ所です。(デフォルトの川そのものはランドクラス順位が高いので、他の風景の上に描かれます。)

・その後、FSX_KMLで以下のように処理します。


・description で LandClassPoly_Arid を選ぶ。
 草地の設定にしたいところですが、実際にFSXで見てみると、周囲のランドクラスと区別が付かないことが多いので、敢えて砂漠のような荒れ地である Arid を選んでみた。
・標高は0mのままにしておく。
・コンパイルしてFSXで見てみると以下のような感じです。

 Aridで設定したランドクラステクスチャの上に、FSXの川面が表示されています。FSXの日本の川は、実に地図通りに描かれていることが分かります。GooglEarthで描いた河川敷と、FSXデフォルトの川がぴったりと一致しているのですから。

 それに比して、デフォルトの日野山は、なんともひどい禿げ山です。普通の場合、こんな山はないでしょう、日本では。


 なお、日本全国の修正されたランドクラスが、川上さんのページ、「われら自宅de探偵団」にて発表されていますので、そちらを使わせてもらった方が早道です。
 自分の地元などをランドクラスで細かに作るならば、FSX_KMLは有用と思われます。

 その他、ランドクラスの実験は、私のこちらのページでご確認ください。ランドクラスには時間、季節の変化、Autogenの生成などフォトシーナリーには無い利点もあります。