LPTswitchへの キーアサイン の方法
FS2002のデフォルトでは設定されていないキーボード操作もアサイン出来そうです。
デフォルト以外の機能を FS2002.cfg の [ keyboard ] 部分に追加したうえで、そのキーを LPTswitch に割り付けます。cfgの記述については、Panel SDK を学習中です。
試しにやってみたところ、いちいちAキーでADF周波数の桁を選んでからでなくても、LPTswitchの追加ボタンでグルグルっと周波数を上げ下げ ( ただし、100KHz台とか10KHz台とか小間切れにですが ) できました。
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FS2002.cfg の [ keyboard_main ] 部分に、
ADF_100_INC=80,10
と追記します。これは、Ctrlを押しながら「p」を押すと、ADFの100KHz台がひとつ増加する設定で、FS2002デフォルトの「設定」メニューには無いはずです。
この追記をした上で、あるスイッチ(ボタン)に対して P"^p" と LPTswitch.ini に記述してやれば、そのボタンを押すたびにADFの100KHz台を増加させられます。
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FS2004でなら、ADFの周波数を3桁に分けずに増減することが出来るようですが、FS2002では Panel SDK を見る限り、そういう設計はなされていないように見えます。
COM や NAV の周波数を外部スイッチで変化させるのは、FS2002でも有用だと感じます。
デフォルトのように小さな数字窓をマウスでカチカチやるのはどうにも面倒です。外部スイッチ(しかも、ロータリーエンコーダー)で、クルクルッと回転させて周波数を上下できるはずです。
実験結果
NAV1_RADIO_WHOLE_INC=78,9
という設定をcfgに書き込んで、shift+n で NAV1 の周波数を1MHzステップで上げる設定にし、それを LPTswitch でスイッチに割り付けてみました。結果はOK。
事前にnキーを押しておかなくても、スイッチのワンクリックのみで周波数が1MHzずつ上がります。
NAV1_RADIO_WHOLE_DEC
として周波数を1MHzステップで下げる設定も上手く働きました。
しかし!! よく考えてみると、COM 周波数は18MHz幅ぐらいですから、わざわざ DEC 設定しなくても _INC でグルグル動かせば構わないのに気づきました。NAVの周波数幅も広くないので _INC だけで十分のようです。 _INC と _DEC を COM, NAV1, NAV2 全部に設定すると6回路使ってしまいます。
せっかくロータリーエンコーダーを用意したのですから_INC,_DEC 両方ともやってみたいところですが、この辺はスイッチの機械的配置とも関係しますので、よく考えたいところです。
一方 ADF の場合は周波数帯域が広すぎて、エンコーダー1個ではやたらにグルグル回さなければいけないし、第一にFS2002では、100KHz 10KHz 1KHz と桁毎にしか設定できないようです。 ですから、ADFは _INC だけで十分。
そのほか、スロットル、プロペラピッチ、フラップを実機と同じようなレバーで操作するのを製作するときや、オートパイロットの高度設定の時にはロータリーエンコーダー回路を使うしかないようです。
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いくつか試していると、FS2002 の Panel SDK で、FS2002用として設定されているキーボード割付の中で、どうしても動作しない(効かない)ものがありました。効かないものはしかたありません。諦めるしかありません。
そんなこんなで、FS2002 デフォルト以外の割付で動作しそうなものの中から、FS2002.cfg に記載したいものを、現段階において揚げると、
FS2002.cfgから(キー割付の空き具合の関係で)削除する記述
DME=70,8
COM_RADIO=67,8
NAV_RADIO=78,8
新たに追加する記述
COM_RADIO_WHOLE_INC=67,8 cキーで COMの周波数を1MHz上げる
COM_RADIO_FRACT_INC=67,9 shift+cキーで COMの周波数を25KHz上げる
NAV1_RADIO_WHOLE_INC=78,8 nキーで NAV1の周波数を1MHz上げる
NAV1_RADIO_FRACT_INC=78,9 shift+nキーで NAV1の周波数を25KHz上げる
DME1_TOGGLE=70,8 fキーで DMEの選択をNAV1にする
DME2_TOGGLE=70,9 shift+fキーで DMEの選択をNAV2にする
以下、調査予定の機能
NAV2_**
NAV2_***
ADF_100_INC
ADF_10_INC
ADF_1_INC
COM_RADIO_SWAP など
連続押しも設定可!ということが判明しました。
上記で、DME1_TOGGLE を新たに追記して、DME選択を行うように考えましたが、FS2002デフォルトの設定のままで、一旦DMEを選んでから、^−キーで周波数切り替えをするデフォルトのやり方を、そのままLPTswitch.iniに記述すればいいことを確認しました。
実際に確認したのは COM のスタンバイ周波数との入れ替え操作なのですが、キーボードでは「c」を押してから「x」を押しますね。これを、LPTswitch.ini に、P"cx" と書いてやったら、狙い通り上手く働きました。LPTswitchのボタンを押すたびに、周波数が入れ替わります。
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