199811.29 sun
イラストレーター京太郎ちゃんが参加している展覧会のレセプションがあったので夕方からLIMIT
OSAKAへ。なんだか身内ノリだったので、ちらっと挨拶だけして、やっぱりレコード屋。ジェリー・ビーンに残っていたベルセバの12インチ×3枚まとめ買い。なんだか僕のWEBにはベルセバ登場率がかなり高いな。12インチまで買い集めるなんて、ホント82〜3年ごろのスミス(懐かしい)以来。そういえばあのシングルたちはまだ実家かなあ。ギリシャ盤「THIS
CHARMING MAN」7インチなんてのもあったな。あ、ちょっと脱線。家に帰って針を落とす。ベルセバのシングルとしては2枚目の「Lazy Line Painter Jane」で大泣き。ギターのワンノートで始まるイントロを聴いただけで、どうしたんだろうというぐらい胸があつくなる。そういえばPATの矢田くんも言ってたな。「谷口さん世代の人に何故か多いんですよ、ベルセバファン」って。そういうツボがあるらしい。いづれにせよ、遅れてきたベルセバファンは、あとシングル1枚と、幻のファーストでコンプリート。そうそう、そろそろ出るベックの新譜アナログ180g重量盤&未発表シングル付きもほしいなあ。こんな物欲も、ぜんぶベルセバのせいだ。
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.1998.11.30 mon.
ニューシネマ蜥蜴がメトロ初ライブというので、夜から京都へ。出演が23:30と聞いていたので間に合うように着くと、すでに終わっていた。続いて出たのは例のカセットの「インスタント・カフェ・レコ−ズ」。が、しかしあまりの文化祭ノリにがっくり。終電のJRをめざしてタクシーに飛び乗る。京都滞在時間約20分。
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.1998.12.01 tue昼
昼メシに「赤れんが」のラーメンを食った後、おなじみの三鈴書林という古本屋をのぞく。昭和45年(というから1970年)のアサヒグラフ。「特集・日本のジャズ」「ヒッピーはどこへ行った」のタイトルで買う。300円。表紙は「富山のジャズ喫茶で演奏する菊池雅章」くーっ。奥志摩で合宿するナベサダ、多摩川の橋の上でロリンズよろしくサックスを吹く阿倍薫、暴漢にナイフで刺され、車椅子に乗ったばっかしの富樫雅彦など、日本のジャズメン武勇伝ぞくぞく。しかしカメラマンの名はなし。
ACT AGAINST AIDS LIVE IN OSAKA@大阪城ホール。FM802が地道に続けているAIDSのためのチャリティコンサート。ま、これは仕事(といっても現場もみんなチャリティですが)なので当然観る。今年もアコースティックながら観どころが多かった。斉藤和義とCHARの「傘がない」BEGINと原由子の「平和の琉歌」にはぞくぞくした。でも今回のキモははやり「ゆず」でしょう。なんなんだろうか、あのオーラの無さ(ホメてる)とそして客との距離感のなさ。中央体育館も観ねばなるまい。
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.1998.12.02 wed.
KIRIN COTEMPORARY AWARD 98@キリンプラザ。.企業メセナとしては一番スジがとおっていると僕が思っている「キリン・コンテムポラリー・アワード」。この不況でもちゃんと続いているのがえらい。今年は802のストリートアート展覧会にも参加してくれた、デストロイド・ロボットの野津哉美くんと、POETY PARTYと、なんと2組も入賞しているという嬉しさもあって観に行く。ここに選ばれる作品の感覚は、僕にとっても非常に理解しやすいものが多く(要するにポップなのだ)観ていて気持ちがよい。野津くんのロボは格段に進化していた!POETY PARTYのビデオ作品は今回はあまり響かなかったが(ライブ・ヌグマトピアの音処理のリアル感が、ビデオではただのSEと誤解されそう、いや、それも狙いか?)野口嬢の脱ぎっぷりにザブトン1枚。あと、テレビのノイズ(例えばソバをすする絵と音、競馬のゲート音と絵)をカットアップして音楽にしてしまう、ライヒみたいな、ローリー・アンダーソンみたいな、瀧健太郎君がよかった。収穫多し。
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WODDY ALLEN「WILD MAN BLUES」@ガーデンシネマ。「すきなヤツは観にくるさ、例えシドニーベシェでなくてもさ」。アレンのニューオリンズ・ジャズ・バンドのヨーロッパツアーを記録したドキュメンタリー、のハズだが、行く先々でのフィーバーぶりや、それに対するアレンの愚痴り、ステージ上での停電と消防士、ヴェニスでのランデヴ−など、よくできた短編のようでもある。件の「悪名高い」スン・イー・プレヴィンも準主役で堂々登場。母親よろしくアレンに説教たれるこの韓国娘。いやしかし、そんな彼女も最後のモノホン両親登場でぶっとび。やっぱりこの親のトラウマに突き動かされて今のアレンがあるのだ、とスグわかる。例の短編「エディプス・コンプレックス」そのまま。ユダヤ人と大阪人はオカンには勝てへん(僕は京都人)。アレンのクラリネットは、お世辞にも上手いとはいえなくてほっとした。
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1198.12.03 thu.
妻と宮崎地鶏の焼き鳥屋で日本酒飲んでいい調子。酔った勢いでセブンイレブンに入って、スタルク文房具イッキ買いだイエ−。ボールペン赤白に蛍光3色ペンにカッターにハサミにハブラシになんだかんだで3000円。アホやね。
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1998.12.04 fri
昨夜のスタルク・ボールペンで、朝から伝票処理。おもいっきり見かけだおしだな、これ。インクはたれるし、かすれるし、妙に軽いし。230円のペンとはとても思えん。スタルクの悪口いろいろ言えるので、ネタとしては安いけど。
今日は802にJB(ジャクソン・ブラウンじゃないよ)が生出演するというので楽しみ。が、予定の2時になっても来ない。DJヒロ寺平ややあせる。半時間ぐらい遅刻してゲロッパ御大登場。エンジのスーツにサングラス、イケイケの白人ねーちゃんとボディガードつれて...。思ったよりも小さい。あ、ホントに動いてる動いてる!と802内はミーハー状態。番組風景をスタジオ外で観ている様はまるで動物園。はい、お客さんガラスたたかないでくださいね(笑)
会社の近所の古本屋「エンゼル書店」に「10 WOMEN BY PETER LINDBERGH」が落ちていた。1000円でゲット。洋書で定価がわからない本が異常に安いというのが、商店街の古本屋の最大ポイント。
深夜までだらだら会社で企画書仕事。久しぶりにランキンタクシーの番組「NATTY JAMAICA」(相棒MASHがディレクター)を生で聴く。気持ちいいヴァイヴレ−ション。午前4時のレゲエ。ピース!
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1998.12.05 sat.
大阪国際美術アンティークショー@インテックス大阪。知り合いの古美術商で、世界的な根付けコレクターの半田さん(今月号のブルータスに、クリスティーズの007グッズ・オークションの原稿を寄せている)が主催している古美術店の大集合イベントをのぞく。いいもの置いてそうな店が多いが、何ぶん私、門外漢。さっとみてまわったが、みんないい値段しています。半田さんのお店の横に、これまた世界的なコルトレーン研究家で呉服屋の若旦那の藤岡さんを発見。というか藤岡さんの家のパーティで半田さんと知り合ったので、氏がいて当然。ウ−ロン茶をのみのみジャズ話をだらだら。
タイタニック引き上げ品展@ATCミュージアム。上の骨董市の近所で今日が初日の展覧会。入場料1500円(!)をはらって入る。超話題のタイタニック(本物)引き上げ品の展覧会。思いきり映画便乗の感はいなめないが、客入りはいまいち。朝から雨じゃあ仕方ないか。会場は暗く、遺品のかずかずがライトにぼんやり浮かび上がる。静かにただよう死の匂い。音楽はもちろん、ハリ−細野Jr。でも音は小さい。金のかかった展覧会だがディカプリオ・ファンはひっぱれそうにない。
カリシュウ展@LABRISH。このあいだ802に遊びに来てくれた狩集さんの展覧会最終日。ハガキに一まいづつ顔の絵をかきつづけて、展覧会場のレゲエバーに貼っていき、店を顔でうめつくす...。話を聞いていても、現場の楽しさはわからない。ぼくは午後3時ごろいったが、狩集さんひとりで店をあけて、誰もいない通りに机を出して、ひとりでぼちぼち絵描き。ときどき通り過ぎる人が物珍しそうにのぞいたり、声かけたり。夜は夜で酔っ払い相手にもりあがっているという。すごくストリート感のある展覧会。楽しいので1時間ぐらい隣のベンチにすわって無駄話をしていた。
WATCHING WATCH COLLECTION@CONTE。そう言えばあの時計の展示会、今日からだ。チャリでアメ村。時計は確かに並んでいたが、展覧会の主旨もコメントもポスターもなく、値段も購入方法もないし、これはいったいなんなんだろうか?すごく不親切。
プラマイゼロ展@CONTE。首をひねりながら4Fの展覧会へ(日曜日に行ってレセプションしててすぐ抜けたところ)京太郎さんがいて、作品ファイルをみせてもらう。グループ展だったが、やはり彼女の作品がいちばん光ってた。
CITY LIGHTS VS 僕をよんでおくれ@グランカフェ。土曜日最後はグランカフェでDJバトル。歌謡曲とAORのDJ対決だ。MASHが仕事なので、ほとんど僕がひとりでAOR部門DJ担当。最初の1時間は様子を見ながらとおもったが、なんだか妙に意識してしまい、思うように選曲できない、すごくあせる。「僕をよんでおくれ」チームの選曲は八神純子〜スチャダラパーまで縦横無尽。要所要所にツボ曲をはさむあたり、なかなか手だれ。途中からDIVEの小田ちゃん彼女がきて盛り上げてくれる。後半DJでAORもいよいよ本領発揮。楽しかったが、2日連続の5時まで起き。さすがにバテ気味。おつかれしたー。
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