楽しい江戸っ子風講座

第四回

「べらぼうとあたぼう」2


「楽しい江戸っ子風講座」の時間です。

こんにちは、ご無沙汰しておりました。講師の「JUNさん」です。
今日も楽しく江戸っ子風を学んで行きましょう。

今回は前回に引き続き「べらぼう」についてお話します。
「べらぼう」「へらぼう」から転じたもので
本来は「ごく潰し」を意味していたということを前回はお話しました。

「べらぼう」は頻繁に使われるうちに「ごく潰し」という意味を失い
単純に言葉に勢いをつけるために使われるようになっていきました。

「てやんでぃ、このべらぼうめぃっ!」
(注:何を言っているのですか、この−意味不明−。)
この言葉を発した江戸っ子は相手に対して「ごく潰し」と言っているつもりはなく
言葉の勢いで自然に「このべらぼうめぃっ!」と続けているのです。

このように「べらぼう」は本来の意味を失っているためその対訳を意味不明としています。
ただし相手を罵倒するという意味合いは多少残っています。

このホームページのタイトルでもある「あたぼう」についてもお話したかったのですが
時間を超過してしまいそうですので今回はこの辺で失礼します。

次回は「べらぼう」のその他の用法,「あたぼう」との関係を考えてみましょう。
第五回「べらぼうとあたぼう」3でまたお会いしましょう。


−−−−−− JUNさんのワンポイントアドバイス −−−−−−
「べらぼう」は本来お行儀の良い言葉ではありません。
正式な席でみだりに使うとマナー違反になるので注意して下さい。
TPOをわきまえた正しい江戸っ子風を身に付けましょう。