こだわり


発言日時:1998年04月01日 22時13分18秒



小学生の頃、従兄弟のお下がりの電動鉛筆削りを使っていました。
従兄弟が6年間使ったあと私に回ってきたもので
うちに来た時から随分くたびれてました。

削り方の調整などなく削れるとオレンジ色のランプが光るだけの
ごくシンプルな構造でした。

何年かして更にくたびれた鉛筆削りを使っている私を不憫に思ったのか
あるとき父が新しい鉛筆削りを買ってきました。
ダイヤルで削り方の調整が出来て七色のランプが輝く最新型でした。

しかし私は古い鉛筆削りを手放すことをかたくなに拒みました。
私を喜ばせるつもりでいた父は
くたびれた鉛筆削りを抱えてべそをかく私に当惑したようです。

結局、最新型はどこかにもらわれて行き
その後も私はおんぼろを使い続けました。

あの時なぜ古い鉛筆削りにあれほどこだわったのか
今となってはさっぱり判りません。