新幹線
発言日時:1998年05月30日 02時05分13秒
私は子供の頃、乗り物、特に電車が好きでした。
特に東海道新幹線がお気に入りで「新幹線に乗りたい」と
しょっちゅう父親にねだっていました。
顔を合わせる度に「新幹線、新幹線」
と連呼されるのに嫌気がさしたのか
布団にまで新幹線のおもちゃを持ち込んで
一緒にねむる私を不憫に思ったのか
あるとき新幹線に乗りに行くことになりました。
東海道線で東京まで行って新幹線に乗り
小田原で降りて東海道線で家まで戻るという
まさに新幹線に乗ることだけが目的の計画でした。
東京駅のホームで白とブルーの車体を間近にして
私のテンションは最高潮に達しました。
大喜びの私は父親に連れられて新幹線に乗り込みました。
発車のベルが鳴り響き新幹線は走り出しました。
ほどなくして私は父に「ねえ、早く新幹線に乗ろうよ」
とお願いしました。
「今乗っているものが新幹線である」
ということを理解していない子供の頃の私なのでした。
確かに乗ってしまえば外観は分からないんですけどね。