床屋さん


発言日時:1998年06月09日 00時20分50秒



小学校低学年の頃、母親に付き添ってもらわずに
一人で床屋さんに行かれるようになった私は得意満面でした。
母親からもらったお金を床屋のオジサンに渡すとき
一人前になったような気がしていました。

私はいつもオジサンに散髪してもらっていたんですけど
その日オジサンは留守でオネーサンしかいませんでした。
オネーサンに髪を切ってもらうのは初めてです。

さてそろそろ終わりかなという頃、突然オネーサンに
「やってあげてるのに、何でそんな顔してるのっ!」
と怒鳴られてしまいました。
私は鏡に写った自分の顔を見直したんですけど
特に妙なところはなくていつもの私の顔でした。

なぜ怒られたのか判らずおろおろしている内に散髪は終わりました。
「はいっ!おしまいっ!」と更に怒った声で言われ
あわててお金を払うと床屋さんから逃げ出しました。

なんだか判らないけど怒鳴られてしまった私は
「またオネーサンに怒られちゃかなわんな」と思い
ちょっと遠くの床屋さんに通うようになったのでした。

それにしてもあのオネーサンは
私の顔のつくりが気に入らなかったのか
私が無意識の内にひょっとこみたいな顔をしてしまったのか
他にイライラすることがあって私に八つ当たりしたのか
今でも判りません。