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フランスのワイン 日本に流通しているフランスワインの大半は、AOCというクラスのワインです。それらのフランスのワインラベルは、ある意味で単純です。なぜなら、そこにはワインを造るぶどうの採れた産地が記されているだけだからです。 例えば、有名なシャブリというワインがありますが、これはブルゴーニュ地方のシャブリ村で採れたぶどうから作られていますし、シャトー・マルゴーは、ボルドー地方のマルゴー村のマルゴーというシャトーが所有する畑から採れたぶどうから作られています。お気づきの方も居るかもしれませんが、今例に挙げたシャブリとシャトー・マルゴーの違いは、枠の違いです。シャブリは村という枠ですが、シャトー・マルゴーは畑という枠です。2つのワインの価格を考えれば分かりますが、一般的にぶどうの産地が限定されればされるほど高級な良いワインになっていきます。現にマルゴー村で採れたぶどうから造ったワインであるマルゴーは、シャトー・マルゴーの1/10くらいの価格で売られています。 ただし、ラベルには採れたぶどうの最後の部分しか記されていません。つまり、覚えていない限りはラベルに記されているのが、マルゴーのような村なのかメドックのような地区なのかブルゴーニュのような地方なのか分かりません。結局、暗記しているしかないのですが、その一部分だけでも覚えていれば、ワイン選びは格段に楽しくなること間違いなしです。 ドイツのワイン ドイツのワインは、法律によって明確に分類されています。下のクラスから、タッフェル・ヴァイン(Tafelwine)、QbA(クーベーアー)、QmP(クー・エム・ペー)というように分かれており、QmPは更に、カビネット(Kabinett)、シュペトレーゼ(Spa:tlese-ウムラートを:で表現しました)、アウスレーゼ(Auslese)、ベーレンアウスレーゼ(Beerenauslese)、トロッケンベーレンアウスレーゼ(Trockenbeerenauslese)と分かれています。この他に、凍った葡萄から作られるアイスヴァインというものもあります。 ドイツのワインは、収穫された葡萄の良し悪しと(畑の場所)と糖度によって決められます。カビネットよりは、シュペトレーゼの方が、アウスレーゼなら更に甘口ということになります。法律では、QbA以下のクラスには、補糖が認められていますので、裏を返せば、QmPのワインなら、葡萄の中の糖分のみの甘さということになります。 ドイツワインのラベルには、モーゼルやラインガウ、ラインヘッセン、フランケンなどの産地や葡萄の種類も、記載されていますので、参考にされると良いでしょう。一般にボトルの色も、モーゼルは緑、ラインは茶色のことが多いようです。 |
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