・・・・・これからは3階建ての建物が増えます。南に5メートル位のスペースが有っても、日の欲しい冬は、屋根にしか、日が当たらない家になりかねません。 そうなる前に是非、3階が建てられる場所かどうか(地域・地区)を調べておきましょう。 これから家を建てたり、建て売りを買う方、市役所に行って、確認するか、専門家に頼んで確認しておきましょう。・・・・・・
 

影を受ける側から見た日影規制

 昨日まで南の敷地が空き地で、日当たりの良かった家が、今度家を建てますから、と言う挨拶のあと、どんどん工事がが進み、あれよあれよと言う間もなく、日が入らなく、暗くなってしまった。と言う話がありました。
 あらためて、法規を調べたり、専門家に相談してみても、法的にはしかたが無いらしい。もっと事前に調べておけば・・・
 と言っても、影を受ける側が、どうしておけば良いのか誰も説明していませんね。

1.冬至に充分な日照を得るには、高さの二倍の空き地が必要

 南向きに、建物を配置した時、前の建物の高さの二倍の距離が有れば、一年中、4時間日照が確保されます。がそんな広い敷地は、なかなか有りませんね。
 建築基準法の日影規制隣地に落ちる影の時間を制限しています。
 影を受ける側
も、建物の前に5メートル(又は10メートル)の空き地を取る事を前提にしています。

日影規制で3時間・2時間の地区は、隣地から5mの所で(冬至の日の日影図を書いて8時から午後4時までの間で)3時間までの影がかかるのはお互いさま、とする地区です。

2.第一種・第二種低層住居専用地域の場合(一階の窓が基準)

●日影規制の基準では
 5メートル離せば、一階の窓には3時間以外の日が入ります。
 10メートル離せば、一階の窓に2時間以外の日が入るはずです。
 
しかし例外が有ります
7メートル以下の建物は日影規制の対象外なので
 5メートル離しても、一階の窓に日は入らないのです。二階の窓には、3時間以外の日ははいりますが。
 10メートル離れた所は、一階の窓に2時間以外の日ははいります。

一階の部屋に太陽光を入れる為には10メートルの空き地が必要です。









3.その他の地域の場合(二階の窓が基準)

(商業・工業地域には、日影規制は有りません。それ以外の地域の説明をします)

日影規制で4時間・2.5時間の地区は、隣地から5mの所で(冬至の日の日影図を書いて8時から午後4時までの間で)4時間までの影がかかるのはお互いさま、とする地区です。

●日影規制の基準では
 5メートル離せば、二階の窓に4時間以外は日が入ります。
 10メートル離せば、二階の窓に2.5時間以外は日が入ります。
 
しかし例外が有ります
10メートル以下の建物は日影規制の対象外なので

 5メートル離しても、二階の窓に日は入りません。
 10メートル離せば、二階の窓に2.5時間以外は日が入ります。

4時間・ 2.5時間は地域によって変わります。都市計画地図による。)

二階の窓に太陽光を冬至の日に入れる為には10メートルの空き地が必要です。


4. 木造三階が流行っている、これからは、今まで以上に影が増え、日が入ってこなくなる家が増えています。

 

三階建てが南に出来ても、居間・食堂に太陽光を入れる方法はないものでしょうか?


 
10メートル以上離して建てれば解決しますが、そんな余裕はありません。
 そこで、その地区の日影規制の影を先に調べ、2階の屋根から太陽光を取り入れるプラン、日当たりキープのKAGホームプラン日当たり優先Q−プランを考えてみました。
 

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地域・地区の調査・南に建つ建物の影のチェック

詳しく知りたい方

(参考) 日影図による日影規制の説明


 右の図が皆さんご存知の、冬至の日影図です。日影規制を受けない高さ9.9m(3階)のものと。日影規制を受ける高さ10mのものを比較してあります。ほとんど同じ影です。

 (日影規制で2時間とか3時間と言うのは、8時の影からスタートして9時も影、10時も影になる範囲を2時間(明るいグレーで表示)と言い11時まで影になる範囲を3時間(濃いグレーで表示)と言います。)
 日影規制を受ける建物は、影が敷地境界から、5メートル・10メートルの線を超えないようにする為、境界線と建物が5m位離れています。
 影を受ける側は、南の敷地境界から約5m離れれば、二階の窓には日が入ります。

 ところが、日影規制を受けないさ9.9m(3階)の場合。境界線と建物は、工事が出来る1m位で良い為、北側の敷地に影がたくさん出ます。これですと影を受ける側は5m離して建物を建てても2階の屋根にしか日が当らないのです。困ったものですね。
 
 

 そこで事前の対応策は、屋根を窓にしたプラン日当たりキープのkagプランUになります。そんな住宅 見た事無いですね。
 でもこれからは、増えます。
(あのレンゾ・ピアノや磯崎新も天井と言うか屋根から明かりを取り入れる美術館を設計してますし。黒川紀章やノーマン・フォスターの設計した空港も屋根から採光を取っています。)
 一般建築では、アトリウムと称して壁・屋根をガラスで囲った天井高さの高い気持ちの良い空間を設けています。あれの縮小版を住宅につかうのは変ですか?。
 近くに、敷地ぎりぎりに建っている住宅が何件か有ります。天気が良くても、その人の窓は影。そして屋根だけには、日がさんさんと差しているのです。その方が私は変だとおもうのですが、・・・









・・・・・ 南に3階建てのある住宅は、かわいそうですね。今、そういった家が増える状況になっています。住宅メーカーの立派な3階住宅の宣伝を見るたびに、あの北側の家は大丈夫かなと、心配してしまいます。・・・・・
 

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地域・地区の調査・南に建つ建物の影のチェック

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 1998/10/18