EOS Kiss Digital その2


海に映る月

レンズ: EF18-55(18mm)
プログラムAE-1補正、ホワイトバランス太陽光、オートフォーカス、 ISO100
画像をクリックすると、オリジナルのJPGファイルが見られます(1.49Mb)。

 2004年GWのバリ旅行では、陸撮用デジカメとしてキッス・デジタルを持っていきました。
 満月の大潮回りで行った今回は、穏やかな海に映る月が綺麗でした。
 こんな露出条件の難しい場面でも、デジカメならではの結果を見ながらの露出補正で思った画像を得ることが出来ました。 私の腕では、銀塩じゃとてもこんな露出では撮れないなぁ。 ISO100、1.6秒露光ですが、画面で見る限りノイズも見られないし、黒い部分も締まっていてデジタル一眼レフの絵作りの技術に感心しました。
手ブレ防止のため、地面においてセルフタイマーでシャッターを切りました。

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窓から海がレンズ:EF18-55(18mm)
マニュアル露出(1/160 f5.6)、ホワイトバランス太陽光、オートフォーカス、ISO100
画像をクリックするとオリジナルのJPGファイルが見られます(2.3Mb)



 また、部屋から海が見えるのよという状況を表す写真を撮ったのがこの写真です。窓枠にストロボを当てて、海は日中シンクロで。 これも私の腕では、銀塩じゃとてもこうは撮れない。

◆ ◆ ◆ ◆

夕食レンズ:EF18-55(18mm)
プログラムAE(4, f5.6)、ホワイトバランス太陽光、オートフォーカス、ISO100
画像をクリックするとオリジナルのJPGファイルが見られます(2.41Mb)

 

 こちらはノーストロボで撮ってます。3脚がなかったのでブレてますが、ライトアップされたプールを背景の夕食風景です。
 プールの照明、月光、レストランの電球の照明など光線条件が複雑で、これは銀塩カメラだったら私の腕では適正露出が得られる自信はほぼないので、最初から撮る気にすらならない場面です。

しかし、結果を見ながら条件を帰られるデジカメに助けられて、露出的にはOKの写真を得ることができました。(っていうか、プログラムAEで露出補正なしでこの結果。最近のカメラは賢いねぇ!)
せっかくのデジカメなので、本来ならISO感度を上げればもうちょっとシャッタースピードを上げられたんでしょうが、今一慣れないのでそういう発想になれなくて、残念でした。

 水中撮影といえば、私の場合、背景を黒く落とすのはあまり好きではないので、ストロボ光と自然光をミックスさせるスローシンクロ撮影が主となっています。
  このように、結果を見ながら設定を変えることが出来れば、背景の水の色などのコントロールは思いのままに違いない!ますますKissデジタルのハウジングが欲しくなってきました。

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踊り踊り、暗いレンズ:EF18-55(55mm)
プログラムAE(1/60, f5.6)、ホワイトバランス太陽光、オートフォーカス、ISO100
画像をクリックすると大きなJPGファイルが見られます(左251kb, 右762kb)

 次は、バリの踊りの場面。たまたま、滞在中旅の一座が回ってきて、ガムランと踊りを見ることが出来ました。
  ストロボ撮影をしたのですが、内蔵ストロボだけではストロボ光が足りなかったようで、結果はみんなどアンダー(左)。ネガフィルムなら救えるかもしれないけど、ポジじゃまず無理な範囲。

 それが、レタッチソフトでちょっといじるとあら不思議、ちょっと肌に偽色が出ていますが、記念としては充分だと思いませんか?(右) 
  折角のデジカメなんだから、撮影結果を見ながら感度を上げるなど対策を取ってそのまま使える画像を得るのが定石ですが、このときは撮影結果を確認する暇もないほど撮影と踊りの鑑賞に夢中になっていたのでした。
#今回はメディアの容量が足りなくなりそうだったので
# jpegで撮ってますが、RAWで撮ってればデジタル露
# 出補正かけて現像すればさらに良い結果になったかも。

  ストロボ光が届きにくい水中で、このアンダーへの強さは非常に強力な武器になりそうです。これまた水中に持っていく日が楽しみになりました。
#最初から適正で撮れという話はおいといて。。。。
#珍しいハゼが居たとして、ストロボが届かない遠くからの
#1カットだけで引っ込まれることだってあるじゃないですか(^^;;;

  ところで、デジカメなら何でもアンダーに強いのかというと、コンパクトデジカメで撮った水中写真、やっぱりストロボ光が届かなくてアンダーなものが多いのですが、これを同じように補正するとどうしても画面が荒れちゃうんですよね。
  この辺にセンサーが大きいデジタル一眼のメリットがありそう。

  写真雑誌ではNikon D70と比較されて分が悪いKissデジタルですが、どうせフォーカスはマニュアルで撮るだろうし(AIサーボというフォーカス方式の評判が悪い)、水中ではストロボのチャージに時間がかかるので連写することはほとんどあり得ないし(連写性能で劣るとのコメントが多い)、電源オフまでの時間を長く設定するか、事が起こりそうなときにあらかじめ半押しするクセをつける起動時間さえクリアすれば(起動時間は確かに遅い)、水中撮影ではあまり問題がないのではないかと考えています。
  むしろ、Kissデジタルの方がファインダーが大きいというメリットがあるかもしれません。

 Canonのレンズを持っている人なら、写真雑誌の記事をうのみにしないでこちらを検討する価値もあると思いますよ。
  でも、もしかしてD70ならノーストロボで動き回るベラをオートフォーカスで追いかけながら連写し、数打ちゃ当たるという技が使えるのか?
  SEA&SEAの水中デジカメDX-3100に搭載されているカラーフィルターは優秀なようだから、こういうフィルターを使えば意外と色も出るかも。あ、そうじゃなくても、補正で何とかなるのかなぁ。 もしそうならそれは便利そうだなぁ。。。。

◆ ◆ ◆ ◆

棚田

レンズ:EF18-55(25mm)
プログラムAE-1補正(1/160, f9.0)、ホワイトバランス太陽光、オートフォーカス、ISO100
右は画像をクリックすると大きなJPGファイルが見られます(595kb)

 

こちらは、バリの美しい棚田風景です。緑の深さを出すためにPLフィルターを付けて-1補正しています。
しかし、何とフレアが出ていますねぇ。
もちろん、ファインダーを見て気づくほどのフレアですから、いっそのことと思って大胆に入れていますが、どうやら従来のPLフィルターとデジカメは相性が悪く、フレアが出やすいようです。
フレアを出したくなかったら、デジカメ用のPLフィルターを買った方がいいようですね。

◆ ◆ ◆ ◆

 それにしても、デジカメだと結果を見ながら試せるので、今までだとフィルムがもったいなくて撮影しようとさえ思わなかったシーンでもシャッターを切ってみようと思いますね。次は三脚を持っていく必要があるかもと思ってしまいました。。。。。こうしてどんどん荷物が重くなる。

 また、銀塩の時の考え方が染みついているのでシャッタースピードが遅かったりするときにまずISOを上げようと体が反応しないんですよね。シャッタースピード、絞り以外に設定項目がもう一つ増えたと思って自由にISO感度を変えられるように、体を慣らさないといけないなぁ。


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