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スペーストラベラーズ |
《Story》 とある住宅街。 閉店まぎわのコスモ銀行に突如、覆面姿の3人組の男(金城・安藤・池内)が侵入した。 行員たちに一瞬の判断もさせないほどの迅速な行動で、防犯カメラを粉砕し、金を要求する男たち。チームワークも完璧だ。受付に座っていたのは同僚とのハッピーな結婚退職を間近に控えた女子行員・みどり(深津)。彼女はこの緊急事態を、仲間たちが自分を祝福するために企画した、コスモ銀行恒例のビックリパーティだとカン違いする。ところが一見、緻密に計算し尽くされたかに思えた男たちの行動は、次から次へと裏目に出てしまい、コスモ銀行はアッという間に警察に囲まれてしまう。思わぬ展開に焦りはじめた彼らは、客たちを人質にして銀行に立てこもることを決意する。 人質はみどりをはじめ、国際的なテロリスト(渡辺)や離婚寸前の夫婦(筧・鈴木)など一筋縄ではいかない面々。窮地に陥った3人は、状況を打開するため、ついに誰も思いつかないようなある“計画”を実行する。 《Review》 面白かった。な〜んにも考えずに素直に楽しめる映画です。テレビ局が制作しているからだろうけど、これってテレビの2時間ドラマかなんかでやったらイイだろうなぁ。と思わせるほどスクリーンから漂ってくる“空気”みたいなものがなんとなくテレビ的です。 単純明快なストーリーと、なんといってもアニメのキャラクターにダブらせる人物設定なんか面白い発想ですね。原案になったジョビジョバの舞台を観てみたくなりました。キャラクター設定が単純明快でしっかりしているから俳優の個性が前面に出ていて面白い。役作りもそれほど凝る必要もなくみんな楽しんで演じている感じ。金城は相変わらず飄々としてます。安藤や池内も思ったよりいい。なかでも渡辺謙は渋くてカッコイイ!彼が居るだけで絵が締まりますね。 とにかくバカバカしいけど、面白い。日本映画が生き残る道。意外とこの映画みたいなところ?にあるかも? |