![]() ブリジッド・ジョーンズの日記 |
《Story》 ブリジット・ジョーンズ(レニー・ゼルウィガー)は32歳、出版社勤務、ロンドンのアパートで独り暮らし。今年の元旦もまた、二日酔い、しかも独身のまま目覚めてしまったから機嫌が悪い。 夜、実家で開かれた〈新年ターキー・カレー・パーティ〉では、「恋人は?」「結婚は?」と失礼な質問責めにあい、バツイチの弁護士マーク・ダーシー(コリン・ファース)を押しつけられる始末。 ちょっぴりハンサムなマークに一瞬惹かれるも彼のダサイ服装やセンスのない会話に幻滅。「やっぱり私は一生独身の運命なんだ・・・」とロンドンに戻ったブリジットは新年の決意を固める。 「日記をつけ、体重とお酒とたばこを減らし、すてきな恋人を見つけよう!」。そしてもう1つ、会社の上司ダニエル・クリーヴァー(ヒュー・グラント)への過剰な関心もやめること! 実はブリジットはセクシーな上司ダニエルが気になって仕方がない。 そんな時、司会に抜擢された出版記念パーティーでいいとこなしの彼女にダニエルが 急接近し、パーティーを抜け出そうという。突然のチャンス到来に戸惑いつつも、2人は食事の後、彼の部屋へ・・・。 やったぁ!恋人ができた!週末旅行に出かけた先で2人はマークとその同僚 ナターシャに鉢合わせするも恋する女、ブリジットは幸せ気分一杯だ。 しかし、そんな幸せも束の間、ダニエルにアメリカ人の婚約者がいることが わかる。やっとつかんだと思った、幸せはスルリと指の間をぬけ、イッキに 奈落の底へ。傷ついたブリジットはテレビリポーターの 職を得て、彼に辞表を叩きつけた・・・新しい職場で失敗しながらも 頑張る彼女に、マークとの再会が訪れた。 33歳の誕生日を目前にひかえ、 仕事に恋に大揺れのブリジット、いつになったら落ち着けられるの?! 《Review》 95年、イギリスの新聞"インディペンデント"にブリジッド・ジョーンズ本人の日記というかたちでコラムが掲載された。これが、ロンドンで暮らす架空の30代独身女性ブリジット・ジョーンズの日記の始まりだ。これがロンドンのみならず、全世界で大ヒットするベストセラーとなる。 こんな背景を持ったこの映画、チョットだけブサイクになったレニー・セルヴィガーが30代のごくごくフツウの人間味あふれる女性をリアルに演じていてなかなか好感が持てます。役作りのためイギリス英語を身につけ、素性を隠してロンドンの出版社に約2週間勤務し、体重を約6キロ増やす女優としてのアプローチは映画の中にきちんと役立っています。一人暮らしの30代女性の仕事やプライベートでの悩みを、女性の側に立ち、とても面白く描いています。上質のコメディですね。軽いタッチの映画でしたが、心地よく観れた映画でした。女性はもちろん、男性もある程度楽しめる映画だと思います。 |