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《Story》 飯島直介(田中直樹)は30歳台半ばの脚本家。妻民子(八木亜希子)と一生暮らす家を建てる決意をする。2人が設計を頼んだのは、新進気鋭のインテリア・デザイナー柳沢(唐沢寿明)。そして施工は、民子の父で大工の棟梁長一郎(田中邦衛)に依頼する。それぞれ素晴らしい資質を持つ2人、だがデザインに精通しているものの現場経験のない柳沢と、現場経験は人一倍だが柳沢の口から出るカタカナがさっぱり解せない長一郎、さらに少々ボケも始まっているその仲間達。お洒落で開放感溢れるアメリカ建築をデザインする柳沢と、とにかく頑丈な和風建築を建てようとする長一郎。妥協を許さないアーチスト感覚の柳沢と、職人としてなんとしても納期に間に合わせようとする長一郎はなにかと衝突。間にたつ直介は困り果てる・・・。。 《Review》 面白かった!確かに『ラヂオの時間』ほどのインパクトはないものの、さすがに役者の使い方はウマイ!ココリコの田中はヘタだけど味があっていいんだよネ、それに八木亜希子がカワイイ!そしてなんといっても田中邦衛が例のごとく妙な芝居で笑わせて?くれる。(この人ウマイんだかヘタなんだかわからないネ)大工の連中にベテランの役者さんたちを使ってて、彼らがなにをするわけでもないんだけどきちんと映画の引き締め役になっている。これも三谷監督の役者に対する愛情のたまものでしょう。・・・で、実は気に入らないところも実はあります。SMAPの慎吾とかチョイ役で色んな有名人が出てるんだけど、あんまり必要ないんじゃないかなぁ?とりあえずキャラで持ってるけど、配役に凝るならもっと違うとこに凝ってほしいなぁって思いました。へたすると『有名人を探そう!』になりかねない。遊びとしてはイイけど、せっかくいい映画なんだから・・・そういう小細工な配役はしなくてイイんじゃないかなぁ? |