![]() バンディッツ |
《Story》 思考より行動が先のジョー(ブルース・ウィリス)と、自分を悪い病気だと思い込んでしまう心気症に悩まされているテリー(ビリー・ボブ・ソーントン)。オレゴン州立刑務所で出会った全く正反対なタイプの二人は、奇妙な友情で結ばれていた。 ある日の刑務所内、ジョーは作業中のミキサー車をとっさに奪取。助手席に乗り込んだテリーと共に鉄柵を蹴散らし、まんまと脱獄に成功する。メキシコでの新生活を実現させる資金づくりのため、ジョーとテリーは銀行強盗を決意するが、銀行強盗は危険が高すぎる。そこで頭脳派のテリーが、最もリスクが少なく安全な、ある方法を考え出した。そして、彼らのオレゴンからカリフォルニアを経てメキシコへと至る「銀行強盗ツアー」が始まった。 テリーの計画はこうだ。強盗決行前夜に支店長の家に押し入って一家と夕食を食べ、その日はその家で就寝。翌朝、行員が出社する前に支店長と大金を引き出すというわけだ。最初の犯行はこの計画で大成功するが、全米のメディアに取り上げられ、“お泊まり強盗”として注目の的となってしまう。 そんな二人の前に、刺激のない毎日に退屈している主婦ケイト(ケイト・ブランシェット)が現れる。拳銃を突きつけられても恐がるどころか、「死にたい気分だったの、殺して!」と迫るケイトに圧倒されるテリー。この事件がきっかけで、日常からの脱出を夢見るケイトがジョーとテリーの仲間に加わった。 ジョーの従兄弟でスタントマン志望のハーヴィー(トロイ・ガリティ)を含めた彼らの4人の犯罪ツアーは次々に成功、ジョー、テリー、ケイトは、ダーティ・ヒーロー&悲劇のヒロインとしてマスコミの寵児となっていく。しかし、ケイトがジョーとテリー、二人の男を同時に愛してしまったことから、絶妙だったバランスに狂いが生じはじめるのだった。 旅の最終地カリフォルニア。最後の大計画を挑む彼らの前には、 《罪》と《恋》の最終局面が待ちかまえていた…。 《Review》 ブルース・ウィリスの“ヅラ”はなかなかリアルだけど、でもそれなりに前(髪)はイッチャッてるから、あの顔にロン毛はどうかと思いますネ(笑)。 まぁそんなことはどうでもイイんですが・・・、ビリー・ボブ・ソーントンはさすが芸達者でイイ感じの芝居してます。・・・それとケイト・ブランシェットもキレイでイイ女です・・・が、やっぱりブルース・ウィリスはヘン!だいたいケイトはなんであんなに二人の“オヤジ”に惚れるのがわからない!つまり恋に落ちる過程がどうも納得いきませんネェ。 1シーン1シーンはそれなりには面白かったところもあるにはあるけど・・・ちょっとイマイチでした。ラスト・シーンも、これって『スティング』?監督のバリー・レヴィンソンは『ナチュラル』や『クイズ・ショウ』など、結構味のある映画作るんですけどねぇ。今回はチョット、ブルース・ウィリスが失敗だったような・・・。シナリオもチョット雑だったような気がします・・・。 |